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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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速報!錦織が準決勝へ!

内容更新:新しくビデオも載せました

ストックホルムオープンがライヴのストリーミングで観れるということで、コンピューターの前に座って待つこと10分。しかし画面は真っ黒のままです。今までは第1戦を放送していましたので、ストリーミングの故障ではありません。これから第2戦の錦織vsアンチッチを楽しみにしていたのですが。

もしや? 大会のホームページを開いてみると、案の定アンチッチが棄権したという簡単な報告が載っています。ということは? 錦織選手が不戦勝で準決勝進出です!

アンチッチは急性気管支炎で高熱のために出れなくなったようですが、本当に彼はついていません。Monoを患ってから免疫が落ち、病気になりがちで今まで何度も試合を断念してきています。逆についているのは錦織選手です。運に恵まれるというのも成功の重要な要素です。それにしても、痛い膝をかかえてすでに準決勝。しかも今日一日はお休みというボーナス付きですから、まさに強運の星の元に生まれた王子さまですね。

明日の準決勝の相手は、今晩のシュトラーvsソダーリン戦で決定します。ここまできたら、なんとか決勝までいってほしいですね。そうするとナルバンディアンと対決する可能性が大です。そうなると対戦歴はブレイク、ロディックナダル、フェレール、そしてナルバンディアンとなります!ブレイクを破って以来8ヶ月の間に、こんなに多くの世界の強豪と戦ったティーンネージャーもめずらしいと思います。この経験を栄養として着実に世界へ飛翔し続ける圭君をしっかり応援していきたいと思います。

マリオは私の好きな選手の一人です。いろんな試練にめげずに、一途に闘う姿が人の心を打ちます。早くよくなって近い将来、錦織戦をぜひ実現してほしいと思います。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ストックホルムオープンの準決勝のスケジュールが出ました!
たぶんこのアドレスでライヴのストリーミングが観れると思います。がんばって応援しましょう!
http://www.ifstockholmopen.se/sv-se/Nyheter--Media/Live/

土曜日12時30分(日本時間夜7時30分)
ナルバンディアン vs ニーミネン: 

土曜日午後3時(日本時間夜10時)
錦織 vs ソダーリン

予想した通りソダーリンでした。スウェーデン人ですからホームゲームですので、当然彼は張り切りまくるでしょう。態度が悪いので有名なソダーリンは錦織の勘にさわるようなことをしなければよいのですが。(ウィンブルドンにて、ナダルとの試合中に、お尻のパンツを引っ張ってナダルの物真似をしてナダルをからかってひんしゅくを買ったのは有名な話)

ソダーリングがナダルをからかったビデオ



投稿者 Tennisnakama  22:51 | コメント(13) | トラックバック(0)

「ボレテリ氏に聞く!」

「ニック・ボレテリ氏にインタービューしてみたい」
この願いがひょんなことから実現することになりました。

8日前のことです。ボレテリ氏のウェブサイト、Nick’s Picksのウェブサイト(http://nickstennispicks.com/)の管理者のDavidからメールを受け取りました。私はときどきこのブログにコメントを入れていたのですが、 Davidが私のコメントに興味をもち連絡をしてきたのです。彼のメールに錦織選手のスタッフの写真が添付してありました。この写真をさっそく使って「錦織圭というプロダクト」というタイトルで記事にしました。これがきっかけで私の念願の「ボレテリ氏に聞く!」が実現したのです。網を張っていたかいがありました。

barbarabanks


〓 Barbara Banks



アガシ、クーリエ、シャラポヴァ、ハース、ヤンコヴィッチなど、多数の世界のトッププレーヤーを育てあげたボレテリ氏は現在76才。 何度かUS Openで姿を見かけましたが、IMGの選手とともに、エネルギッシュにツアーに参加する姿はとても76才には見えません。錦織選手が留学したテニスアカデミーの創設者(http://www.nickbollettieri.com/)ということで、日本でもテニスを知らない人にまで彼の名が知れ渡るようになりましたが、テニス歴史の生証人であり、伝説の名コーチであるニック・ボレテリ氏に、私の最も聞いてみたかった以下の二つの質問をしてみました。

Tennisnakama:
今日のテニスは、テクノロジーの進歩、選手の大型化と運動能力の向上で昔とずいぶん違ったものに変化しました。

そこでテニスの未来について、これからのテニスはどのような方向に進んでいくのでしょうか?

また現在の選手たちが世界のトッププレーヤーになるためには何が必要なのでしょうか?

Nick Bollettieri:
テニスの未来は絶えず変化しています。下の表を見てもわかるように、30年前の1978年のトップ5の選手の身長と体重を比べてみてください。

heightchart

男子は体格もさらに大きく、より強靭になってきています。これは女子にもあてはまることで、この傾向はますますこれからも続いていくと思います。

未来の選手とは:

* 弱点をもたない
* 二つ以上の武器が必要(一つではダメ)
* 体力がありフィットしていなければならない
* ゲームの幅をいつも広げることに努力しなければならない(たとえばネットにくるなど)

未来のトレンドは:
* 生徒はますますアスレティックになっていく。
* 生徒は小さい頃から基礎をしっかりと身につけなければならない。
* 体格が大きければ勝つチャンスが増えていく。

Tennisnakama:
最近はデルポトロ、チリッチ、グルビスなどの有望な若い世代は皆195cmを超す大男です。177cmの錦織選手が、これから世界のトッププレーヤーになるためにはどうすればよいのでしょうか?

Nick Bollettieri:
今日の才能のある選手は、ほとんどがbig boysであることは疑いの余地のない事実です。 錦織はミディアムサイズの選手ですが、彼の長所は驚くべき俊敏な動きと能力でいろんなショットをクリエートできることです。それが他の選手を引き離す結果となっています。背丈の大きなの選手を、今まで通り強いメンタルで倒していけば、世界のベストにチャレンジすることも可能だと思います。
......................................................................................

このインタービューで私は、錦織選手の将来の可能性について「正直に答えてほしい」とリクエストしました。もちろん、自分のアカデミーの選手に「可能性はないよ」などと校長が言える立場ではありませんが、強いメンタルで挑戦し続ければ、世界のトッププレーヤーになれる可能性があり!とニックが断言してくれました。

あの機械的なダヴィデンコにできて、柔軟な頭の錦織に出来ないわけがない!
あのがむしゃらな猛烈メンタル男のフェレールにできて、粘りつよい勝負師の錦織に出来ないわけがない! 
テニスはまだまだサイズだけではないのです!

この「ボレテリに聞く!」シリーズをこれからも連載していきたいと思っています。第2弾の「ボレテリに聞く!」は、「錦織選手のライヴァル選手の武器と弱点について」を聞いてみたいと思います。つまり「どうすれば彼らに勝てるか?」(イシシイシシの巻きです)楽しみにしていてください。

(注)ボレテリの名について
私は今までイタリア語風にボレティエリと呼んでましたが、アメリカで一般的に呼ばれているボレテリに変えます。日本では「ボロテリー」と呼んでいるようですが、何かボロのテリー犬みたいですので、「ボレテリ」と呼んであげてください。


以下はボレテリ氏からいただいた答えです。

To: Tennisnakama
From: Nick Bollettieri

1. The future of tennis will always continue to change. Just by taking a look at the top five players on both the men’s and ladies’ tours height and weight now as compared to 30 years ago you can see what I mean.

hieighteng


As you can see for the most part the men are bigger and stronger than their counterparts from 30 years ago, and the same is true on the women’s side. I am sure this will change as the years go by.

The player of the future:

□ Cannot have a weakness
□ Cannot have only one weapon
□ Must be physically fit
□ Must add to their game continually (coming to the net, etc.)

The trend is definitely moving towards the more athletic students. We have to start them out at a young age with sound techniques. Also, the bigger they are the better are their chances of being a winner.

2. There is no questioning the facts that show most of the present talent are big boys.

Nishikori is in the medium size range, but his extraordinary movement and ability to create shots that very few others can do set him apart. If he continues to get mentally prepared to take down the big boys, he can challenge the very best in the world.

投稿者 Tennisnakama  11:19 | コメント(18) | トラックバック(0)