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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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錦織2008年の歩み (前半期)

Happy Birthday! 誕生日おめでとう!


12月29日は圭くんの誕生日、19才になりますね。まだティーンネージャーという若さに今さらながら驚かされます。

デルレイビーチでブレイクを破って優勝した圭くんは世界にセンセーションを巻き起こしました。あのときは244位。怪我との闘いの厳しい一年でしたが、今ではランキングを63位までにあげ、最も期待されるヤングとしてNISHIKORIの名は世界に轟きました。

ここで圭くんの2008年の業績をたたえる意味でも、彼の全試合を追いながらこの一年を振り返ってみたいと思います。

無名に近い選手は、後で調べられるようアルファベットも付け加えておきました。

1月14日 マイアミ(チャレンジャー Clay)
錦織:288位
R32:ガウディオ(176位)に勝利 6-0 6-3
R16: ヤニYani(528位)に勝利 6-4 5-7 6-4
Q:デルガドDelgado(234位)に勝利 7-5 6-4
S(準決勝)メネンデスMenedez(235位) W/O 錦織選手は棄権

1月28日テキサス州ダラス(チャレンジャー Hard)
錦織:252位
Q1(予選1)ソアレスSoares(796位)に勝利 6-1 6-3
Q2(予選2)サーストランドSarstrand(475位)に勝利 3-6 6-4 6-3
Q3(予選3)ヒッペンスティールHippensteel(811位)に敗退 5-7 6-7(3)

811位の選手に負けてしまったのは、マイアミで棄権せざるを得なかった体の不調が尾をひいていたのかもしれません。18才の圭君はATPプロとの試合を毎日続けていける体にまだ出来上がっていないようで、リタイアや棄権がつづく一年となりました。

2月11日フロリダ州デルレイビーチ優勝(国際シリーズ Hard)
錦織:244位
Q1(予選1)トデロTodero(321位)6-2 6-3
Q2(予選2)ウィテンWitten(222位)6-4 6-4
Q3(予選3)ボゴモロフBogomolov(189位)6-2 7-5
R32:メイヤー(66位)6-0 4-3 RET メイヤーはリタイヤーしました
R16:デリック(120位)6-7(7) 6-4 6-2
Q:レイノルズ(111位)6-2 6-4
S(準決勝)クェリー(62位)4-6 6-2 7-6(7)
W(優勝)ブレイク(12位)3-6 6-1 6-4

8試合を毎日連戦連勝して勝ち取ったデルレイビーチの優勝は、ブレイクを破ったことによって、錦織圭の名を一躍世界に知らしめるステッピングストーンとなりました。

あの時の圭くんは完全にゾーンに入った状態で、ブレイクがどう攻めてよいのか分からず、すばらしい試合となりました。今までと違ったプレースタイルを持つ圭くんは、12位のブレイクにリズムを与えることなく、彼の斬新なテニスで世界を魅了しました。

この試合で感心したことがあります。それは観客と解説者の公平な態度です。錦織選手は当時は全く無名で、言ってみればどこの馬の骨とも分からない小柄な若造です。そんな彼にあれほどの温かい応援をおくる観客に驚きました。ブレイクがかわいそうなほどでした。スポーツファンのあり方を教えてくれた試合でもありました。

2月18日カルフォルニア州サンホゼ(国際シリーズ Hard)
錦織:131位
R32:ハートフィールド Hartfield(96位)に勝利 7-5 6-3
R16:ロディック(6位)に敗れる 2-6 4-6

この大会はロディックの圭くん へのドヤしで(アメリカでは bully いじめと表現される記事もありました)、記憶にのこる大会となってしまいました。スポーツナビに、ロディックのことを書くと必ず「お前はロディックが嫌いだから偏った見方をする不届きな奴」ときびしい怒りのコメントを受けます。これはロディックがどのように欧米のマスコミで取り扱われているか、日本には詳しく伝えられてないので無理もないと思うのですが、とにかく錦織戦のロディックのとった態度については、ロディックはマスコミとテニスファンから総スカンにあったことは事実です。

ロディックは、正直に思ったことを行動に移すタイプですので、とかく誤解されるタイプの選手です。普段は彼の冗談はスパイスが効いていて面白いのですが、錦織戦のあと、 I don’t need any young friends.「若い友達はいらない」などと傲慢な発言をしましたので、ロディックはかなりメディアから叩かれました。ロディックは優勝したものの、優勝よりも圭君にとった態度の方が有名になってしまった皮肉な大会でもありました。

しかしポジティヴに考えると、相手をビビらせる、威圧する、ということも一つの作戦となるのですから、ロディックのドヤしを経験することによって、圭君はまたワンステップ飛躍したのではないかと思います。

2月25日テネシー州メンフィス(国際シリーズ Hard)
錦織:123位
Q1(予選1)カズネツォフ(263位)に勝利 6-4 6-4
Q2(予選2)レイノルズ(100位)に敗退 2-6 0-3 RET

圭君はレイノルズとの対戦中にリタイアしてしまったため、本戦入りはできませんでした。ライヴスコアで観戦していたのですが、調子が悪いというのは明らかでしたので、すぐメンフィス会場に電話で問い合わせたところ、原因は“Back injury”、つまり背中(腰)の負傷が理由であることがわかりました。

3月13日カリフォルニア州インディアンウェルズ(マスターズ Hard)
錦織:126位
Q1(予選1)ボグダノヴィッチBogdanovic(180位)に勝利 6-4 4-6 7-5
Q2(予選2)ニーメヤーNiemeyer(182位)に勝利 5-7 7-5 6-4
R128(本戦1回戦)シリッチ(45位)に敗退 2-6 4-6

マスターズシリーズでも最上格のインディアンウェルズに、予選から本戦入りを果たしましたが、注目の新人シリッチに敗れてしまいました。せっかく予選に勝っても、本戦の初戦で負けてしまうと、この大会ではポイントはゼロ、賞金もゼロでがっくりきますが、圭君のようなルーキーにとっては、本戦に出るだけでもものすごくプラスになった大会だっと思います。

3月17日フロリダ州サンライズ(チャレンジャー Hard)
錦織:126位
R32:マスーに勝利 6-4 6-4
R16:グロージャンに敗退 2-6 7-6(6) 4-6 

チャレンジャーとはいえ、戦った相手はオリンピック金メダリストのマスーに、元4位のグロージャンです。二人ともキャリアのピークは過ぎたものの、このようなビッグネームの世界的プレーヤーとの対戦は大きなプラスになったはず。

3月27日フロリダ州マイアミ(マスターズ Hard)
錦織:120位
R128:モンタネス(56位)に敗退 5-7 2-6

4月11日デ杯 対インド (Grass) 
錦織:118位
シングルス:ボパンナ(325位)def 錦織 7-6(2) 3-6 6-4 6-3
シングルス:錦織 def ブパティ 7-5 6-1

本当なら325位の選手に負けてはならないデ杯の試合でしたが、熱さ、相手チームのホームゲーム、芝、そしてデ杯初経験などの悪条件が重なって、実力が発揮できなかったことは、さぞかし無念だったと思います。

4月14日テキサス州ヒューストン(国際シリーズ Clay)
錦織:116位
R32:ブレイク(8位)に敗れる 4-6 4-6

トップ10の名誉にかけても、二度続けて圭君には負けられない試合でしたので、1セットも落とさず勝ったブレイクはさすがです。絶対勝たねばならないという気持ちの差もあったと思います。

4月21日バミューダ優勝(チャレンジャー Clay)
錦織:120位
R32:ダニエル(77位) 2-6 6-4 6-1
R16:セラ(58位) 6-3 6-3
Q:グルビス(88位) 6-2 2-6 6-2
S(準決勝)ルークザックLuczak(101位) 6-2 6-4
W(優勝)トロイッキ(116位) 2-6 7-5 7-6(5)

このバミューダはチャレンジャーとはいえレベルの高いトーナメントで、優勝は圭君に大きな自信になったと思います。ここで新星として注目されているグルビスとトロイッキにすでに勝っています。

5月25日 フレンチオープン(Clay) 
錦織:99位
Q1(予選1)アラングレンAranguren(235位)に勝利 1-6 6-3 6-2
Q2(予選2)グロイルGreil(193位)に敗退 2-6 5-7

初めてのフレンチオープンに挑戦で残念ながら本戦入りは果たせませんでした。クレーが好きという圭君でしたが、クレーのスペシャリストにどれだけ迫れるか、来年のローランギャロスが楽しみです。

(続きは次回です)

投稿者 Tennisnakama  23:43 | コメント(5) | トラックバック(0)

美男ベスト5とは?

今日はグローブ&メイル紙が選んだ2008年男子ベストルックス5の時間です。このチョイスは記者、Tom Tebbutt氏によるもので、彼のコメントを簡単に訳しました。しかし( )内は私自身の感想です。選考基準は女子と同じ容姿、パーソナリティ、スタイル、ファッションセンスの総合点だそうです。
(写真)はめずらしい写真を集めました。ブラウザーによっては開かない写真もあるようですのでご了解ください。

(1)ロジャー・フェデラー Roger Federer

写真集:
http://lh4.ggpht.com/__Azl50nmJmA/RmNEi0JV1BI/AAAAAAAAAXg/0DUqb2LGBs8/full.getty-73099357kd003_roger_federer_10_51_58_pm.jpg

http://benzinsider.com/wp-content/uploads/2008/04/roger_federer_tennis_player.jpg

http://cornedbeefhash.files.wordpress.com/2008/03/roger-federer-iw08-practice5.jpg

フェデラーはテニス史上で最も自然で優雅な選手だといえる。コートの中でも外でも、着こなしはいつもきちんとしていてこぎれいだ。最も彼らしいファッションは、ウィンブルドンの白いカーディガンだった。

(本人が私の目の前を通りすぎたことがありますが、ハッとするほど魅力的な男性でした。スーパースターの雰囲気でした。スタイルは多分男性の理想ではないかと思うほど美しいかったです。ファッションは今さら私がいう必要もなくクールで、気品の高さではテニス界 No.1でしょうね。つい力が入ってしまいました。by 一緒にお酒を飲んでみたいtennisnakama)

(2)ラファエル・ナダル Rafael Nadal

http://www.zimbio.com/pictures/fXvv-Nbphh1/Wimbledon+Champions+Dinner+Arrivals/0BE0y04ryj7/Rafael+Nadal

http://fearofbliss.files.wordpress.com/2007/12/rafael_nadal12_116.jpg

http://cornedbeefhash.files.wordpress.com/2008/04/rafael-nadal-daviscup08.jpg

世界 No.1のナダルは肉体と野性的なプレースタイルで、現代の若者のファンを多く獲得した。あのスリーヴレスのテニスウェアは彼の盛り上がる筋肉を誇示するのに最もふさわしく、彼の名刺のようになってしまった。

(テニスでは今まで存在しなかった動物的な野性の香りと、オリーヴ色に焼けた逞しい肉体は貴重な存在。特に若者にアピールするフィジカルで躍動感のあるテニスは、今日のテニスに大きなインパクトを与えました。by ビーチで一緒に遊んでみたいtennisnakama)

(3)フェリシアーノ・ロペス Feliciano Lopez

http://www.doublevixen.com/vixen_images/feliciano-lopez.jpg

http://farm2.static.flickr.com/1387/790098719_89fa2a4018.jpg?v=0

http://www.womenssportsnet.com/Portals/57ad7180-c5e7-49f5-b282-c6475cdb7ee7/images/AP_mens_tennis/finals/lopez_gold.jpg

彼はシャツを着せておくにはもったいないくらいセクシーだ。彼は才能にあふれたショットメイキングにすぐれた選手であるが、あの美しいマスクは大理石の彫刻のモデルのほうがふさわしい。(この後のコメントはかなりホモっぽいので省略します)

(ロペスのドキュメンタリーをみましたが、街を歩く姿は完全にモデルです。ファッションセンスはテニス界でピカ一だと思います。性格もよさそうです。自分で「ショッピング大好き、僕はメトロなんだ」といってるところなど憎めません。生ではテニスウェアを着たロペスしか見たことはありませんが、テニスウェアよりはジーンズにジャケットが似合うタイプ。by ショッピングに一緒にいきたいtennisnakama)

(4)マラット・サフィン Marat Safin

背中の入れ墨
http://cornedbeefhash.files.wordpress.com/2008/01/safin-kooyong-tattoo.jpg

http://farm1.static.flickr.com/124/410369457_2475775d05.jpg?v=0

http://i.eurosport.com/2006/04/06/267761-952082-317-238.jpg

29才になるサフィンは、いつも若い女性に取り囲まれていて、中年男のファンタジー男となりつつある。昔の無邪気さにかわって男っぽさが漂うサフィンの人気は、ランキングに左右されない確固たるファンを持つ。試合に勝とうが負けようが、時代を超えたロシアの色男、それがサフィンなのである。

(全く同感です。私は彼の裸体(オッと、これは上半身だけですが)しか見ておりませんが、背中全体に大きな太陽の入れ墨をしています。入れ墨を体の各所にしているようですが、彼の品性のある顔立ちから、下品にならないところがサフィンたる所以です。フォーマルでもカジュアルでも、長髪でも短髪でも、何を着せてもサマになる選手としては、No.1でしょうね。by 群がる女性をハエ叩きで追い払いたいtennisnakama)

(5)エデュアルド・シュワンク Eduardo Schwank

http://cache.daylife.com/imageserve/07n74B57kn2Qt/610x.jpg

フレンチオープンのセンターコートでマテューと6-2, 6-3, 3-6, 7-6(9)のスリルのある試合をして観客を湧かせた。ランキング171位から58位に駆け上るアルジェンチンの若手のホープである。彼のブラウンの長髪は観客を惹き付けるのに十分。あとはランキングをあげるのみ。

(5位の選択は記者のかなりの個人的思い入れがあるようです。by ノーコメントの tennisnakama)

ということで5位の選択にはちょっと不満ですので、誰か他の選手を探してきたいと思います。候補者がいれば教えてください。

私は長髪の条件つきでシモンを押します。7位に上がったことですし、ナダルフェデラー、ジョコヴィッチを次々とやっつけた功績は評価されてよいと思います。あのウェーヴのかかった美しい髪を見てみたいと思いませんか?
シモンの長髪の写真です。
http://accel4.fdata.over-blog.com/1/71/11/85/avatar-blog-1030210017-tmpphpbFcvD8.jpeg


投稿者 Tennisnakama  00:48 | コメント(10) | トラックバック(0)