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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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速報:錦織早期回復の見通し

圭君のマネージャーから以下のようなメールが入り、オーストラリアン・オープンには腕の故障は問題なく完治する予定という、嬉しいニュースが入りました!
プライベートのメールですので、彼のメールは掲載できませんが、できるだけ忠実に翻訳しました。

from オリヴァー・ヴァンリンドンク

「 Keiの最新情報をお知らせします。

(1)ブリスベインでのマテューとの試合で、Keiの右腕はすこしタイトになりました。ATPのトレーナーと、同行しているボレテリのフィジカル・セラピストのケヴン・マードックから検査をうけ、治療期間4~5日の炎症であることに意見が一致しました。この痛みはシーズン始めによく起こる軽い炎症からくるもので、8週間休んでいた選手が、シーズン前に激しいトレーニングをすることによって起こる典型的な炎症だということです。

この腕の怪我は軽症で、2~3日のセラピーで、オーストラリアン・オープンには支障がないと思います。 Keiのメディカルチームの判断では、 長期に長引く兆候はみられないので、来週の月曜から直ちに試合ができそうだということです。

(2) Keiは3月の中国とのデ杯をとても楽しみにしています。 今朝 Keiはこのようにデ杯について語ってくれました。
「デ杯は僕にとってはとても大切な大会です。日本から離れてフロリダのボレテリでトレーニングをうけているけれど、母国の日本の代表になって戦えることは僕にとって大きな誇りです。日本でプレイがあまりできないので、日本のファンの皆さんの前でプレイできるのが楽しみです。」

尚、デ杯は大阪で3月6、7、8日の3日間行われます。」

よかった、よかった! これでホッとしましたね。

余談ですが、圭君がブリスベイン前のインターヴュービデオで( http://newyork.blog.tennis365.net/archives/article/155747.html )、ステパネックと5セットマッチをやって、コテンパテンに負けてしまった話をしてましたが、あの話を聞いたとき、一瞬大丈夫かな?5セットなんてと気になっていたんです。トレーニングのやりすぎだったのかもしれませんね。圭君にボロ勝ちしたステパネックは、圭君によるとすごいフィットしていたということですから、ブリスベインでべルダスコを破って優勝してしまいました。

(追記)
マネージャーからリンクのお願いです。
ボレテリのテニスアカデミーの短期、長期の留学に興味のある方は、以下のウェブサイトをご覧になってください。
もしアカデミーについて質問のある場合は、日本語でのお問い合わせは、IMGのNakajimaさんの以下のアドレスにお願いいたします。
Mr. Sato Nakajima
Tel: (+1)941 962 9060.
Email: snakajim@verizon.net

留学案内サイト:
http://www.imgacademies.com/nick-bollettieri-tennis-academy/

投稿者 Tennisnakama  05:22 | コメント(13) | トラックバック(0)

錦織が59位へ

テニス仲間の皆様、

しばらく更新するのを休んでしまってご心配をおかけしました。
金曜の夜のパーティあとダウンしてしまいました。風邪気味な上に、時差の関係で試合観戦が夜中になり、 一週間睡眠時間をほとんどとらなかったことは、ちょっときつかったようです。私の休筆中に、コメントを書き続けてくださった方々に心からお礼を申し上げます。大変助かりました。

錦織選手は、残念ながら予想していた通り、オークランドの初戦、対フェレーロ戦を第1セットでリタイアしましたね。あのマテュー戦でみせた痛そうな顔は2~3日で治る怪我ではないような感じでしたので、オークランドには出ない方がよいと思っていましたが・・・腕の調子を試したかったのでしょうね。

MTOについて
私は今までメディカル・タイムアウトについて何度か書いてきましたが、MTOをとること自体に批判的ではありません。問題はMTOの取り方です。ボクシングのラウンドの合間のマッサージのような感じで、カジュアルに受ける選手が多く、その後まったく何の問題もなく走りまわるパーフォーマンスをみると、彼らの怪我に疑問を抱かざるを得ないときがあるからです。昨年はUS Openでジョコヴィッチが何度もMTOをとってロブレドに勝ってしまった試合で、多くの人がフェアでないと感じたのは、彼のMTO の取り方にあったと思います。

しかし今回の圭君のMTOは、あの時点でベストな判断だったと思います。痛みが激しいときは、トレーナーを呼びアドヴァイスを受けるのは賢明な判断で、3-4の MTO の後、再度トライした態度も彼なりにベストを尽くしたことで、観客も納得してくれたと思います。

あとはオーストラリアン・オープンへの調整ですが、圭君のドクターも言っているように、ここ2年は怪我との戦いになることが予想され要注意です。

ではどのようにして圭君が59位に上がったのでしょうか?
今年から新しくシステムが変わり、ポイント数も倍ちかくが与えられることになり戸惑いますが、これから圭君の試合を追っていきながら、新しいポイント計算とランキングの仕組みについて徐々に述べていきたいと思っています。

圭君は先週のブリスベインで、バーディッチを倒してQFに進出しましたが、残念ながら腕の痛みもあって、マテューに負けてしまったことは記憶に新しいと思います。

ブリスベイン大会はATPワールドツアー250に属し、優勝者には250ポイントが与えられます。ポイントの配分は以下のようになります。

W(優勝)- 250
F(準優勝)- 150
SF- 90
QF- 45
R16- 20
R32- 0

圭君はQF(準々決勝)まで進出しましたので、45ポイントを獲得しました。

63位
2008年12月29日のポイントは640でランキングは63位でした。

61位
2009年1月5日には、ポイントが新システムのもとで、640の2倍の1280へ。ランキングは61位へアップしました。

59位
2009年の第2週、1月12日には、ブリスベインの45ポイントが加わって1325に。昨年の差し引かれるポイントがなく、総合ポイントは1325のままとなり、ランキングは59位へ。

圭君のランキングを例に用いたのは、新しいシステムを理解する上で、もっとも分かり易いと思ったからで、決して彼のランキングに一喜一憂をしているのではありません。もちろん上がれば嬉しいですが、彼がどのような状態に立たされているのか、また大会の選択の背景にはどのような事情があるのかなど、よりよく理解できればという視点から、しばらく彼のランキングを追いながら新システムについて書いてみたいと思います。




投稿者 Tennisnakama  04:03 | コメント(1) | トラックバック(0)