2009年05月05日
Twitterでミニ情報をどうぞ
Twitterでテニスミニ情報を流し始めてから2週間がたちました。英語もまざったヴァラエティーに富んだニュースをご覧になっていただけます。
現在98人のテニスファンに参加していただきました。手続きは簡単ですので、まだ参加されていない方はぜひ仲間になって楽しくおしゃべりしましょう。
http://twitter.com/
以下はもっとも最近のTwitterテニスニュースです。
5月5日
Check it out! These are hot pants! They're B-brothers. http://twitpic.com/4lf7s
(ブライアン兄弟の写真。ミュンヘン大会のPRでババリアの民族衣装が似合っています)
5月5日
ジュニア・アジアの星、16歳のユキ・バンブリYuki Bhambriを応援していますが、チャレンジャーに優勝してランキングが1458位から839位にジャンプしました。ちなみに錦織選手は同じ16歳10ヶ月のときはユキ君と同じく800番台でした。やっぱり圭君はすごかった!
5月5日
世界でもっとも注目されているジュニアは、オーストラリアの16歳5ヶ月のバーナード・トミック。すでにランキング373位で、しかもフレンチオープンのワイルドカードを獲得して本戦エントリーします。ちなみにGS最年少優勝はチャン(17歳)とヒンギス(15歳)。今では不可能な若さです。
5月4日
2位のセリーナ・ウィリアムズは「本当のNo.1は私よ」とNo.1のサフィーナに噛みつきました。「だって彼女はGSタイトルはゼロ。誰がみたって私が世界一だわよ。」サフィーナには気の毒ですが、言えてます。ヤンコヴィッチもタイトル無しでNo.1でした。これだから女子テニスが面白くない。
5月4日
サフィーナの反撃:セリーナの言葉に「でも私のほうが若いもの。経験の差だわ。No.1は空からふってきたものじゃないわ。運じゃない。自分で勝ち取ったもの。昨年だって4つタイトルを取ってるわ。」でもね、GSタイトルのないNo.1は説得力に欠けます。だからサフィーナ、全仏優勝頑張れ!
5月3日
来週からミュンヘンでクレーの大会が始まりますが、昨年の優勝者のゴンザレスが足首の怪我で欠場します。ローマ大会の準決勝でナダルと対戦したときの怪我だそうですが、それにしても毎週戦い続けているナダルの膝が心配です。
現在98人のテニスファンに参加していただきました。手続きは簡単ですので、まだ参加されていない方はぜひ仲間になって楽しくおしゃべりしましょう。
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以下はもっとも最近のTwitterテニスニュースです。
5月5日
Check it out! These are hot pants! They're B-brothers. http://twitpic.com/4lf7s
(ブライアン兄弟の写真。ミュンヘン大会のPRでババリアの民族衣装が似合っています)
5月5日
ジュニア・アジアの星、16歳のユキ・バンブリYuki Bhambriを応援していますが、チャレンジャーに優勝してランキングが1458位から839位にジャンプしました。ちなみに錦織選手は同じ16歳10ヶ月のときはユキ君と同じく800番台でした。やっぱり圭君はすごかった!
5月5日
世界でもっとも注目されているジュニアは、オーストラリアの16歳5ヶ月のバーナード・トミック。すでにランキング373位で、しかもフレンチオープンのワイルドカードを獲得して本戦エントリーします。ちなみにGS最年少優勝はチャン(17歳)とヒンギス(15歳)。今では不可能な若さです。
5月4日
2位のセリーナ・ウィリアムズは「本当のNo.1は私よ」とNo.1のサフィーナに噛みつきました。「だって彼女はGSタイトルはゼロ。誰がみたって私が世界一だわよ。」サフィーナには気の毒ですが、言えてます。ヤンコヴィッチもタイトル無しでNo.1でした。これだから女子テニスが面白くない。
5月4日
サフィーナの反撃:セリーナの言葉に「でも私のほうが若いもの。経験の差だわ。No.1は空からふってきたものじゃないわ。運じゃない。自分で勝ち取ったもの。昨年だって4つタイトルを取ってるわ。」でもね、GSタイトルのないNo.1は説得力に欠けます。だからサフィーナ、全仏優勝頑張れ!
5月3日
来週からミュンヘンでクレーの大会が始まりますが、昨年の優勝者のゴンザレスが足首の怪我で欠場します。ローマ大会の準決勝でナダルと対戦したときの怪我だそうですが、それにしても毎週戦い続けているナダルの膝が心配です。
2009年05月05日
ナダルはアンタッチャブル
立て続けに3週間、モンテカルロ、バルセロナ、ローマとクレー大会で少し疲れてきましたね。観戦しているだけで疲れるのですから、毎週移動をしながら試合をしていかなくてはならない選手たちは疲労困憊。特に最後まで残って激戦を続けるナダルのメンタルとフィジカルの疲労度は想像を絶するものがあると思います。
でも何だかんだといいながら、いつものようにナダルが勝ってしまうのは驚異としかいいようがありません。メディアのトーンも従来のKing of ClayからもはやUntouchable Nadalに変わってきています。数年前に無敗を誇ったフェデラーの勢いを感じます。
Djokovicの進化
さてローマ決勝は、ナダルが7-6, 6-2で予想通りの優勝をとげましたが、ジョコヴィッチはフィジカルの両面で大きく進歩したと思います。一ヶ月前にトレーナーを変えてから、今まで肩で息をしていた動作がなくなりました。フットワークも途切れることなく、以前はとれなかったコーナーショットがカウンターできるようになってきました。
フィジカルの向上とともにメンタルも強化も印象に残りました。ときどきショットの選択が甘くナダルにたたかれることがあっても、ダウンされた状況から諦めないでアグレッシヴに挑戦するメンタル力は今までにあまりみられなかったものです。
第1セットの初っぱなからブレークされてしまったジョコヴィッチは、第9ゲーム(ナダルvsジョコヴィッチ:5-3)でもブレークポイントを迎えてしまいます。この肝心なときにベストなショットが打てるかどうか? 2-3のポイントが決定的となるハイレベルの試合では、集中力とガッツが勝敗を左右します。ジョコヴィッチはこの大切なポイントを、サーヴィスウィナーを決めてブレークを免れました。
ブレークの内容
第1セットはお互いに2度ブレークし合ってタイブレークとなりましたが、ブレークされたのが自分のエラーに原因しているのか、相手のウィナーによるものなのか? ブレークの内容が意外に見過ごされているように思います。ナダルがブレークされたゲームは、彼がウィナーを狙ってわずかにサイドラインからアウトしたunforced errorの場合が多く、反対にジョコヴィッチの場合は、ナダルのショットによってforced errorになった場合が多いのです。
ナダルの第1セットはエラーを恐れないで、アグレッシヴにウィナーを狙ってオフェンスの態勢を崩しませんでした。これはとても大切なことで、もしナダルが第1セットを失ったとしても、必ず後の2セットで取り戻せる自信があるからこそ、このラインぎりぎりのショットを打っていけたのだと思います。このナダルの止むことのない攻撃は、ジョコヴィッチにとって一球もミスのできない大きなプレッシャーとなり、つい勝ち急ぎをしたり、無理なショットを打ったりとミスが増えていきました。
「もう少し我慢をしてベースラインからラリーを続け、正しいショットの選択をするべきだった。接戦になったときにエラーをしてしまう。プレッシャーが高くなった決定的な瞬間を、ナダルの方が克服するのがうまい。だから彼はNo.1なんだ。」とジョコヴィッチはナダルを賞賛しています。
プレッシャーに強いNadal
第1セットのタイブレークに、ナダルのメンタルの強さが現れました。ナダルのとった7ポイントのうち、5ポイントがジョコヴィッチのエラーです。勝ち急ぎでロング、狙い過ぎでワイド、2度のドロップショットのミスなど、焦ったジョコヴィッチが如実にでていました。
第2セットでもジョコヴィッチがプレッシャーにうまく対応できなかったため、ブレークされてしまったゲームは第6ゲーム(3-2)です。デュースでジョコヴィッチはネットにひっかけ、ブレークポイントでダブルフォルトをしてしまいます。このダブルフォルトは決定的でした。このブレークで勢いを得たナダルは、次々とスーパーショットのウィナーを打ち続け手がつけられなくなってしまったのです。
Djokovic can’t keep up with Nadal’s intensity! と解説者が叫びました。ジョコヴィッチは必死でナダルに対抗しますが、ナダルのウィナーの嵐にあって崩壊の一途をたどることになります。 そしていつものパターン。対戦者は焦り、ミスを重ね、最後は一発を狙って自滅してしまうのです。
ジョコヴィッチが5月11日に4位に転落、マレーが3位に
私はランキングシステムに疑問があるので、ランキングを気にしないことにしています。というのは過去一年のトータルの成績ですので、いろいろ不思議なことが起こるからです。例えば来週にジョコとマレーの順位が逆転します。ジョコがローマで準優勝しても、初戦で負けてしまったマレーに3位を譲らなくてはならないのです。
ジョコは昨年ローマで優勝しているため来週に1000ポイントを失ってしまいます。たとえ今週のベルグラードで優勝したとしても250ポイントしか入らず、計750ポイントを失うことになります。反対に昨年のクレーで成績のよくないマレーは失うのは70ポイントのみで、ポイント数の総計ではジョコヴィッチを上回ってしまうのです。ローマでクウォリーに初戦で負けたマレーは3位にアップ。準決勝まで行ったジョコヴィッチは4位へダウン。こういうわけのわからないことでアップセットしないためにも、ランキングはほどほどにしておきましょう。What matters is being No.1. フェデラーも言っているように、No.1以外はあまり関係ないということでしょうか。
ボールの色をグリーンに
5月10日からマドリッドマスターズ、そしていよいよフレンチオープンが25日から始まります。これでクレーシーズンが終了、見づらい黄色のコートともお別れです。いつも思うのですが、観客フレンドリーに、クレーだけは見やすい色にボールを変えてもらうと嬉しいのですが。
数年前にピンクボールを買ったことがあります。「乳がんをストップ」の運動で、ボールをピンクにしてその売り上げを基金に寄付した会社がありました。すばらしいアイデアでめずらしいピンクボールはあっという間に売り切れました。テニスボールは昔は白だったのですから、このようにいろんな色があってよいと思います。そこで提案。クレーでは見やすくボールをグリーンにして、売り上げをエコフレンドリー運動に寄付してはどうでしょう?
でも何だかんだといいながら、いつものようにナダルが勝ってしまうのは驚異としかいいようがありません。メディアのトーンも従来のKing of ClayからもはやUntouchable Nadalに変わってきています。数年前に無敗を誇ったフェデラーの勢いを感じます。
Rome Final: Nadal def Djokovic: 7-6, 6-2
Djokovicの進化
さてローマ決勝は、ナダルが7-6, 6-2で予想通りの優勝をとげましたが、ジョコヴィッチはフィジカルの両面で大きく進歩したと思います。一ヶ月前にトレーナーを変えてから、今まで肩で息をしていた動作がなくなりました。フットワークも途切れることなく、以前はとれなかったコーナーショットがカウンターできるようになってきました。
フィジカルの向上とともにメンタルも強化も印象に残りました。ときどきショットの選択が甘くナダルにたたかれることがあっても、ダウンされた状況から諦めないでアグレッシヴに挑戦するメンタル力は今までにあまりみられなかったものです。
第1セットの初っぱなからブレークされてしまったジョコヴィッチは、第9ゲーム(ナダルvsジョコヴィッチ:5-3)でもブレークポイントを迎えてしまいます。この肝心なときにベストなショットが打てるかどうか? 2-3のポイントが決定的となるハイレベルの試合では、集中力とガッツが勝敗を左右します。ジョコヴィッチはこの大切なポイントを、サーヴィスウィナーを決めてブレークを免れました。
ブレークの内容
第1セットはお互いに2度ブレークし合ってタイブレークとなりましたが、ブレークされたのが自分のエラーに原因しているのか、相手のウィナーによるものなのか? ブレークの内容が意外に見過ごされているように思います。ナダルがブレークされたゲームは、彼がウィナーを狙ってわずかにサイドラインからアウトしたunforced errorの場合が多く、反対にジョコヴィッチの場合は、ナダルのショットによってforced errorになった場合が多いのです。
ナダルの第1セットはエラーを恐れないで、アグレッシヴにウィナーを狙ってオフェンスの態勢を崩しませんでした。これはとても大切なことで、もしナダルが第1セットを失ったとしても、必ず後の2セットで取り戻せる自信があるからこそ、このラインぎりぎりのショットを打っていけたのだと思います。このナダルの止むことのない攻撃は、ジョコヴィッチにとって一球もミスのできない大きなプレッシャーとなり、つい勝ち急ぎをしたり、無理なショットを打ったりとミスが増えていきました。
「もう少し我慢をしてベースラインからラリーを続け、正しいショットの選択をするべきだった。接戦になったときにエラーをしてしまう。プレッシャーが高くなった決定的な瞬間を、ナダルの方が克服するのがうまい。だから彼はNo.1なんだ。」とジョコヴィッチはナダルを賞賛しています。
プレッシャーに強いNadal
第1セットのタイブレークに、ナダルのメンタルの強さが現れました。ナダルのとった7ポイントのうち、5ポイントがジョコヴィッチのエラーです。勝ち急ぎでロング、狙い過ぎでワイド、2度のドロップショットのミスなど、焦ったジョコヴィッチが如実にでていました。
第2セットでもジョコヴィッチがプレッシャーにうまく対応できなかったため、ブレークされてしまったゲームは第6ゲーム(3-2)です。デュースでジョコヴィッチはネットにひっかけ、ブレークポイントでダブルフォルトをしてしまいます。このダブルフォルトは決定的でした。このブレークで勢いを得たナダルは、次々とスーパーショットのウィナーを打ち続け手がつけられなくなってしまったのです。
Djokovic can’t keep up with Nadal’s intensity! と解説者が叫びました。ジョコヴィッチは必死でナダルに対抗しますが、ナダルのウィナーの嵐にあって崩壊の一途をたどることになります。 そしていつものパターン。対戦者は焦り、ミスを重ね、最後は一発を狙って自滅してしまうのです。
ジョコヴィッチが5月11日に4位に転落、マレーが3位に
私はランキングシステムに疑問があるので、ランキングを気にしないことにしています。というのは過去一年のトータルの成績ですので、いろいろ不思議なことが起こるからです。例えば来週にジョコとマレーの順位が逆転します。ジョコがローマで準優勝しても、初戦で負けてしまったマレーに3位を譲らなくてはならないのです。
ジョコは昨年ローマで優勝しているため来週に1000ポイントを失ってしまいます。たとえ今週のベルグラードで優勝したとしても250ポイントしか入らず、計750ポイントを失うことになります。反対に昨年のクレーで成績のよくないマレーは失うのは70ポイントのみで、ポイント数の総計ではジョコヴィッチを上回ってしまうのです。ローマでクウォリーに初戦で負けたマレーは3位にアップ。準決勝まで行ったジョコヴィッチは4位へダウン。こういうわけのわからないことでアップセットしないためにも、ランキングはほどほどにしておきましょう。What matters is being No.1. フェデラーも言っているように、No.1以外はあまり関係ないということでしょうか。
ボールの色をグリーンに
5月10日からマドリッドマスターズ、そしていよいよフレンチオープンが25日から始まります。これでクレーシーズンが終了、見づらい黄色のコートともお別れです。いつも思うのですが、観客フレンドリーに、クレーだけは見やすい色にボールを変えてもらうと嬉しいのですが。
数年前にピンクボールを買ったことがあります。「乳がんをストップ」の運動で、ボールをピンクにしてその売り上げを基金に寄付した会社がありました。すばらしいアイデアでめずらしいピンクボールはあっという間に売り切れました。テニスボールは昔は白だったのですから、このようにいろんな色があってよいと思います。そこで提案。クレーでは見やすくボールをグリーンにして、売り上げをエコフレンドリー運動に寄付してはどうでしょう?