2009年08月11日
モントリオールが始まりました!
モントリオール初日の報告です。
昨日は気温35度にも及ぶ熱暑のもとで試合が行われました。選手も大変だったでしょうが、観戦する方も大変。省エネでクーラーを使わない私とペルシャ猫のモモちゃんは、あまりの暑さに気を失いかけるほど。それで決心。必死に抵抗するモモちゃんをつかまえて、じょきじょきとヘアカットをしました。もうおかげで私は血まみれですが、彼のすっきりした顔をみてよかったよかった。
さて、私の下手な解説よりもビデオでハイライトをみていただいた方が臨場感がありベターだと思いますので、これからときどきビデオでその日のハイライトをご紹介していきたいと思います。しかしビデオだけではあまりにも手抜きですので、ビデオの解説を簡単に訳しておきました。( )は私のコメントです。
ユズニー def チリッチ: 4-6, 7-6(4), 6-1
15位のチリッチは65位のユズニーに対して比較的問題なく第1セットを64でリード。しかし2セット目に入ると、ユズニーはプレッシャーをチリッチに与えつづけタイブレークを勝ち取り、最終セットではチリッチは勢いののったユズニーを伏せることができずに、2時間26分のバトルに終止符を打ちました。
(チリッチがモメンタムをキープすることができず、もろく第3セットで崩れ去ったのは意外でした。しかし35度以上の気温では、インテンシティーを保持し続けるのがむずかしかったと思いますが。こういう負け方は選手にとって一番悔いの残る嫌な負け方。でもこういう試合を経験してこそ選手は伸びていくと思いますので、次のシンシナティに期待したいと思います。)
ヴァヴリンカ def キーファー: 6-4, 6-1
昨年のトロント大会(ロジャーズカップはトロントとモントリオールで交替に行われます)の準優勝者のキーファーは今年はランキングが100台まで下がり苦戦。ヴァヴリンカは問題なく64、61で2回戦に進出をきめました。
(32歳のキーファーは、エントリー時点では32位でしたが現在は110位まで落下。ドイツのシュツッツガルト(250)ではQF、スイスのグスタート(500)ではSFと健闘しているにもかかわらず、この急激なランキングのドロップはなぜ起こってしまったのでしょうか?
昨年のトロント準優勝のポイント700を失ってしまったことが原因ですが、それにしても7月20日にはランキングが32位だったキーファーですが、翌週にはこの700ポイントを失って、何と128位に転落。96のランキング降格は多分今年最大のドロップではないかと思います。)
ナダル/ロイグ def ジョコヴィッチ/ヴェミッチ: 7-5, 6-4
フレンチオープン以来初めてのトーナメントのナダルはダブルスで、ライヴァルのジョコヴィッチと対戦。ナダルは長いブランクにもかかわらず、まったく錆を感じさせないテニスで、最後はサーヴィスエースで決め勝利を勝ち取りました。
(懐かしいスリーヴレスのトップにカプリのパンツです! 何を着るかはとても大切なこと。自分らしいウェアで伸び伸びとモントリオールを荒らしてほしいと思います。第2回戦はダブルスのエクスパート、ミルニー/ラムの強豪です。でも遊びのつもりで楽しんでほしいと思います。)
モンフィス def サフィン: 6-2, 3-6, 6-2
今年引退をしてしまうサフィンに、もっと試合を続けてほしいと応援するカナダのファンに応えて、サフィンは第2セットを勝ち取り最終セットに。しかしモンフィスはサフィンのチャレンジを受けて、第3セットを短時間で勝利。
(第3セットのモンフィスは実にすばらしかったです。彼の打つショットはすべて決まり、サフィンが気の毒でした。マッチポイントはサイドライン上にフォアのダウン・ザ・ラインのウィナーを決めて、モンフィスは2回戦に進みます。)
ジョコヴィッチはちょっと抵抗しながらストリプティーズを披露して大喝采を浴びました。
いつも何かをやると批判されるので、ジョコヴィッチは下着のファッションショーに出るのは二の足を踏みましたが、説得されて条件付きで承諾。その条件とは「バスローブ」を着ること。しかし与えられたバスローブはあまりにもミニなのでびっくり。しかし出番が迫っているジョコヴィッチは、「もうやるしきゃない!」と持ち前のエンターテイナーのスピリットで、最後はいさぎよくガバッ!と脱ぎました!
彼のおかげでこのファッションショーは最高に盛り上がったのはいうまでもありません。ジョコがいかにテニス界にとって貴重な存在か、彼は再び実証してみせました。パチパチ!
TVニュースで東京の地震をみて驚きました。私は実家が神戸の近くですので、あの阪神大震災がダブって思い出され心が痛みます。一日も早い復旧をお祈りしております。
昨日は気温35度にも及ぶ熱暑のもとで試合が行われました。選手も大変だったでしょうが、観戦する方も大変。省エネでクーラーを使わない私とペルシャ猫のモモちゃんは、あまりの暑さに気を失いかけるほど。それで決心。必死に抵抗するモモちゃんをつかまえて、じょきじょきとヘアカットをしました。もうおかげで私は血まみれですが、彼のすっきりした顔をみてよかったよかった。
My Name is Momo
Day 1のハイライトです
さて、私の下手な解説よりもビデオでハイライトをみていただいた方が臨場感がありベターだと思いますので、これからときどきビデオでその日のハイライトをご紹介していきたいと思います。しかしビデオだけではあまりにも手抜きですので、ビデオの解説を簡単に訳しておきました。( )は私のコメントです。
ユズニー def チリッチ: 4-6, 7-6(4), 6-1
15位のチリッチは65位のユズニーに対して比較的問題なく第1セットを64でリード。しかし2セット目に入ると、ユズニーはプレッシャーをチリッチに与えつづけタイブレークを勝ち取り、最終セットではチリッチは勢いののったユズニーを伏せることができずに、2時間26分のバトルに終止符を打ちました。
(チリッチがモメンタムをキープすることができず、もろく第3セットで崩れ去ったのは意外でした。しかし35度以上の気温では、インテンシティーを保持し続けるのがむずかしかったと思いますが。こういう負け方は選手にとって一番悔いの残る嫌な負け方。でもこういう試合を経験してこそ選手は伸びていくと思いますので、次のシンシナティに期待したいと思います。)
ヴァヴリンカ def キーファー: 6-4, 6-1
昨年のトロント大会(ロジャーズカップはトロントとモントリオールで交替に行われます)の準優勝者のキーファーは今年はランキングが100台まで下がり苦戦。ヴァヴリンカは問題なく64、61で2回戦に進出をきめました。
(32歳のキーファーは、エントリー時点では32位でしたが現在は110位まで落下。ドイツのシュツッツガルト(250)ではQF、スイスのグスタート(500)ではSFと健闘しているにもかかわらず、この急激なランキングのドロップはなぜ起こってしまったのでしょうか?
昨年のトロント準優勝のポイント700を失ってしまったことが原因ですが、それにしても7月20日にはランキングが32位だったキーファーですが、翌週にはこの700ポイントを失って、何と128位に転落。96のランキング降格は多分今年最大のドロップではないかと思います。)
ナダル/ロイグ def ジョコヴィッチ/ヴェミッチ: 7-5, 6-4
フレンチオープン以来初めてのトーナメントのナダルはダブルスで、ライヴァルのジョコヴィッチと対戦。ナダルは長いブランクにもかかわらず、まったく錆を感じさせないテニスで、最後はサーヴィスエースで決め勝利を勝ち取りました。
(懐かしいスリーヴレスのトップにカプリのパンツです! 何を着るかはとても大切なこと。自分らしいウェアで伸び伸びとモントリオールを荒らしてほしいと思います。第2回戦はダブルスのエクスパート、ミルニー/ラムの強豪です。でも遊びのつもりで楽しんでほしいと思います。)
モンフィス def サフィン: 6-2, 3-6, 6-2
今年引退をしてしまうサフィンに、もっと試合を続けてほしいと応援するカナダのファンに応えて、サフィンは第2セットを勝ち取り最終セットに。しかしモンフィスはサフィンのチャレンジを受けて、第3セットを短時間で勝利。
(第3セットのモンフィスは実にすばらしかったです。彼の打つショットはすべて決まり、サフィンが気の毒でした。マッチポイントはサイドライン上にフォアのダウン・ザ・ラインのウィナーを決めて、モンフィスは2回戦に進みます。)
Fashion Show
ジョコヴィッチはちょっと抵抗しながらストリプティーズを披露して大喝采を浴びました。
いつも何かをやると批判されるので、ジョコヴィッチは下着のファッションショーに出るのは二の足を踏みましたが、説得されて条件付きで承諾。その条件とは「バスローブ」を着ること。しかし与えられたバスローブはあまりにもミニなのでびっくり。しかし出番が迫っているジョコヴィッチは、「もうやるしきゃない!」と持ち前のエンターテイナーのスピリットで、最後はいさぎよくガバッ!と脱ぎました!
彼のおかげでこのファッションショーは最高に盛り上がったのはいうまでもありません。ジョコがいかにテニス界にとって貴重な存在か、彼は再び実証してみせました。パチパチ!
TVニュースで東京の地震をみて驚きました。私は実家が神戸の近くですので、あの阪神大震災がダブって思い出され心が痛みます。一日も早い復旧をお祈りしております。
2009年08月11日
ナダルが好調なスタート
ナダルがダブルスでジョコヴィッチのペアを破りました。
ナダルと彼のアシスタント・コーチのRoigのペアは、とてもリラックスしてダブルスを楽しみました。
対戦相手のジョコヴィッチは同国セルビア人のヴェミックと組みましたが、ナダルチームに7-5, 6-4で敗退。
「今日はフランシスコ(Roig)と組んで面白かった。ダブルスだって勝ちは勝ちなのだからすごく嬉しい。水曜のシングルスがとても楽しみだよ。」
膝の問題があるとはとても思えないきれのよいプレーをしたナダルは、トロイッキもしくはフェレールと第2戦を迎えます。
それにしても、このスリーヴレスとカプリのテニスウェア!懐かしいですね。彼を最初に見たのもこのルックでした。これは練習用なのでしょうが、やっぱりナダルはスリーヴレスにかぎります。
でもこのナダルの目つきは? この二人の仕草はやたらおかしい!
「ねえ、旦那、寄ってらっしゃいよーん!」
「うれちいねッッッッッッェ、ラファちゃん!オッケーよん」
ナダルと彼のアシスタント・コーチのRoigのペアは、とてもリラックスしてダブルスを楽しみました。
対戦相手のジョコヴィッチは同国セルビア人のヴェミックと組みましたが、ナダルチームに7-5, 6-4で敗退。
「今日はフランシスコ(Roig)と組んで面白かった。ダブルスだって勝ちは勝ちなのだからすごく嬉しい。水曜のシングルスがとても楽しみだよ。」
膝の問題があるとはとても思えないきれのよいプレーをしたナダルは、トロイッキもしくはフェレールと第2戦を迎えます。
それにしても、このスリーヴレスとカプリのテニスウェア!懐かしいですね。彼を最初に見たのもこのルックでした。これは練習用なのでしょうが、やっぱりナダルはスリーヴレスにかぎります。
でもこのナダルの目つきは? この二人の仕草はやたらおかしい!
「ねえ、旦那、寄ってらっしゃいよーん!」
「うれちいねッッッッッッェ、ラファちゃん!オッケーよん」
2009年08月11日
錦織選手 US Openを断念!
錦織選手 US Openを断念!
錦織選手が正式にUS Openの欠場を表明しました。
ESPNの記事で欠場を知りましたが、肘の具合がまだよくないようですね。
http://sports.espn.go.com/espn/wire?id=4390027§ion=tennis
かわいそうですね。圭くん。どんなに口惜しい思いをしていることでしょう。
US Openのエントリーは、開催日の6週間前の7月20日付けのランキングで決められます。圭くんのランキングは105位だったのです。104位のDAディレクト・アクセプタンスにはあと1位足らずでしたが、オータネイトの順位が1位ですので、すでにエントリーができていたのです。
どういうことかといいますと・・・
US Openは128名が参加します。選手は以下の4つのカテゴリーから構成されます。
ディレクト・アクセプタンス DA 104名
(詳しい内容は前号を参照してください)
7月20日付けのランキングで決定。1位のフェデラーから104位のベックまでエントリーが確証されました。圭くんは105位です。
クウォリーQ 16名
予選で勝ち抜いてきた選手がエントリーできるのは16名
WC 8名
DA104名+Q16名+WC8名=128名となります。
オータネイト Alternates
7月20日のランキングが105位以下の選手に、欠場者が出れば代わりにエントリーできる権利を与えたもの。ランキングの順にシード番号がつけられます。105位がシード1、106位がシード2・・・という順番になります。
ナルバンディアン、アンチッチ、モヤの3人の欠場によって、オータネイトの上位3人までがエントリーできることになりましたので、圭くんは問題なくエントリーできたのですが、本当に残念でした。
105 錦織 (シード1)
106 ラペンティ(2)
107 クエヴァス(3)
108 ラム(4)
しかしよく考えてみると、もし怪我が治っていたとしても、最初のトーナメントがグランドスラムというのは、ちょっと無茶なカムバックかもしれません。思いきって今年中はお休みにして、今までやれなかったことするのも、気分転換になってよいのかもしれませんね。
シャラポヴァはカムバックまでの10ヶ月の間、リハビリをやる一方、相当遊んでいたと聞きます。「マリアはテニス以外にエンジョイすることが沢山あって、多分カムバックしないだろう。」という友だちの話も読んだことがあります。
シャラポヴァは7歳のときに父に連れらてボレテリの門をくぐって以来、テニス人生まっしぐら。もし肩の怪我がなければ、シャラポヴァは逆に早くバーンアウトしてしまっていたかもしれません。
圭くんもすべてがテニス一色の人生で、しかも異国で家族と離れて暮らすという気が抜けない生活を強いられてきました。そのことを考えると、思いきって長期の休暇をとって、今までやれなかったこともしてみるのも、心に栄養を与えることになってよいのかもしれません。
錦織選手が正式にUS Openの欠場を表明しました。
ESPNの記事で欠場を知りましたが、肘の具合がまだよくないようですね。
http://sports.espn.go.com/espn/wire?id=4390027§ion=tennis
かわいそうですね。圭くん。どんなに口惜しい思いをしていることでしょう。
US Openのエントリーは、開催日の6週間前の7月20日付けのランキングで決められます。圭くんのランキングは105位だったのです。104位のDAディレクト・アクセプタンスにはあと1位足らずでしたが、オータネイトの順位が1位ですので、すでにエントリーができていたのです。
どういうことかといいますと・・・
US Openは128名が参加します。選手は以下の4つのカテゴリーから構成されます。
ディレクト・アクセプタンス DA 104名
(詳しい内容は前号を参照してください)
7月20日付けのランキングで決定。1位のフェデラーから104位のベックまでエントリーが確証されました。圭くんは105位です。
クウォリーQ 16名
予選で勝ち抜いてきた選手がエントリーできるのは16名
WC 8名
DA104名+Q16名+WC8名=128名となります。
オータネイト Alternates
7月20日のランキングが105位以下の選手に、欠場者が出れば代わりにエントリーできる権利を与えたもの。ランキングの順にシード番号がつけられます。105位がシード1、106位がシード2・・・という順番になります。
ナルバンディアン、アンチッチ、モヤの3人の欠場によって、オータネイトの上位3人までがエントリーできることになりましたので、圭くんは問題なくエントリーできたのですが、本当に残念でした。
105 錦織 (シード1)
106 ラペンティ(2)
107 クエヴァス(3)
108 ラム(4)
しかしよく考えてみると、もし怪我が治っていたとしても、最初のトーナメントがグランドスラムというのは、ちょっと無茶なカムバックかもしれません。思いきって今年中はお休みにして、今までやれなかったことするのも、気分転換になってよいのかもしれませんね。
シャラポヴァはカムバックまでの10ヶ月の間、リハビリをやる一方、相当遊んでいたと聞きます。「マリアはテニス以外にエンジョイすることが沢山あって、多分カムバックしないだろう。」という友だちの話も読んだことがあります。
シャラポヴァは7歳のときに父に連れらてボレテリの門をくぐって以来、テニス人生まっしぐら。もし肩の怪我がなければ、シャラポヴァは逆に早くバーンアウトしてしまっていたかもしれません。
圭くんもすべてがテニス一色の人生で、しかも異国で家族と離れて暮らすという気が抜けない生活を強いられてきました。そのことを考えると、思いきって長期の休暇をとって、今までやれなかったこともしてみるのも、心に栄養を与えることになってよいのかもしれません。