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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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ジョコとジョニー・マックの対決

こういうハプニングがあるからテニスは止められないのです。

やっとあのジョコが戻ってきました。嬉しいですね。彼は道化役がぴったり。マッケンローとの息もぴったり。

ジョコはテニスをしているときよりも数倍も生き生きして楽しそう。解説者も観客も、そして世界のテニスファンを湧かせたこの瞬間をもう一度味わってください。

I love tennis!





投稿者 Tennisnakama  16:09 | コメント(22) | トラックバック(0)

ウダンのお話

この週末は台風、ハリケーン、サイクロンが一度に襲ってきた感じでした。

まず夫と息子が同時に帰ってきました。しかも息子は二人も友だちをつれて我が家で合宿です。4名の男たちはすべて180cm以上の大男たちでよく食べること!

そして2chの攻撃。

この2chの個人攻撃スレッドはショックでしたが、落ち込む時間はなく、旅館のおかみ、炊事ねえさん(「おばさん」という言葉は私のブログでは禁句です)、そして社会の悪と戦うactivistとして・・・US Openも観ましたし・・・とにかくメンタル、フィジカルに鍛えられた週末でした。

しかし何と言っても嬉しかったのは、皆様からの多くの励ましのコメントです。こんなに励ましてもらっているのだから、また頑張って行こう!と思うのですが、自分の気持ちが整理できていないとエンジンはニュートラルで空転。ギアをDにするには、「やはりスルーしない」「泣き寝入りしない」という姿勢を貫かねば私の車は動かないのです。

いじめ退治の最良手段は、いじめbulliesたちに毅然と立ち向かっていくことと信じます。このブログが続く限り、私に対する個人攻撃は永久につづけられます。これが事実に基づいた批判であればよいのですが、嘘とでっちあげで攻撃されつづけられると、その嘘が事実になってしまいます。相手がどんな低俗なレベルであっても見逃すことはできないのです。

私の記事は私が大切に育てた子供です。もし自分の子供がいじめられていたら?見て見ぬふりをする親はいないと思います。今回は自分だけのためだけでなく、同じような被害にあっている方のためにも、泣き寝入りをせず戦う、そのことによって少しでも現状が改善されればと願っています。

社会をおびやかす不良を退治するのは、「自分のレベルが不良のレベルに落ちるからやめた方がよい」とは思いません。どんな低俗なレベルでも、悪は悪。それでなくてもネットカルチャーがどんどん不健全な方向に向かっている昨今、子供たちのためにも、未来の健全な日本のネット社会を建設するためにも、皆さんと協力して戦っていきたいと思います。

前おきが長くなってしまってスミマセン。さて、いよいよメラニー・ウダンMelanie Oudinの話です。といっても彼女自身のことではなく、彼女の呼び名にまつわるお話です。

私のブログを始めた理由の一つに、選手の呼び名を統一させてほしいという願いがありました。

あのHeninエナンのことを、もし日本のメディアがヘニンと紹介したのなら?そして今だにヘニンと呼んでいるとしたら・・・やっぱりおかしいですね。

アメリカやイギリスもいい加減な呼び方をしていますが、日本との大きな違いがあります。それはアルファベットの言語では、どんな呼び方をしても、Heninと書きますから、情報としてはそれほどの支障をきたさないのです。サーチをかければすべて彼女の情報がでてきますので。

日本ではここが根本的に違います。一人の選手を各社が違った名前で書いていたとしたら?

それを読む私たちは、どの情報が正しいのか混乱してしまいますし、しかも効率が極めて悪くなってしまいます。

さてメラニー・ウダンがUS Openでディメンティエヴァを破ったときは、日本のメディアは一斉にオーディンと呼んでいました。

まだ17歳。エナンと同じ小柄な体格ですが、これからアメリカ女子のテニスを背負っていく未来のスターです。そして見事にシャラポヴァを破り、今日はR16でぺトロヴァと対戦です。次々とロシアの巨大な女子選手をなぎ倒す少女として、今世界にセンセーションを起こしている重要な選手です。このような選手を今だにオーディンと呼んでいては、やはりまずいですよね。

ウダンの父親はフランス人でアメリカに移住。彼女は13歳のときから学校をやめ、ホームスクールでテニス人生をまっしぐらに歩んできました。

彼女が世界的に脚光を浴びたのは、今年のウィンブルドンのR32で、ヤンコヴィッチを倒したときです。このとき記者会見で「名前の呼び方がわからないのだけれど?」という質問に、「いろんな呼び方をされてますが、正確にはウダン、フランス語読みをします」と言っていたのを覚えています。

しかし日本のメディアは一斉にオーディンの名でヤンコヴィッチ打倒のニュースを流しました。この時点では、またかと思って聞き流していましたが、(あまりにもこのような例が多いので)、それは日本のニュース通信社(共同、時事通信など)がオーディンと名付けたことから始まったようです。

メディアは特派員を送る余裕がありませんので、海外の記事はこれらの通信社の記事をそのまま掲載することになります。ですから、すべてのメディアが右にならえでメラニー・オーディンと書いています。

今回はウダンが予選上がりの単なる17歳でないだけに、いつまでもこんなに違った名前で呼ぶのはおかしいと思い、私はオーディンの名前をウダンに変えるキャンペーンをはってきました。Twitterでオーディンと書いた人には、皆にウダンであることを伝えてほしいと書いてきました。

するとどうでしょう。9月6日ころからメディアの対応が違ってきました。

まずスポーツナビはウダンに変更。次々に名前をウダンに変更しています。「よかった」と安心してますと、まだWOWOWではオーディンと呼んでいるとか。さっそくWOWOWに連絡。今日からウダンに変更するという情報が手に入りました。(これは私たちのキャンペーンのせいではないようですが)でも変えてくれるというので、ホッとしています。

「たかが呼び名が違ったくらいで、なんでそんなにガタガタ言うの?アメリカはイラク戦争をしているのに、今だにアイラクとろくに国の名前もしらない連中が一杯いるじゃないか。」

夫はアルファベットの国の人間ですので分かっていないのです。サーチができない。情報が混乱。今のネット社会で違った名がいろいろ存在すると、不便どころか正確な情報が得られず、世界に取り残されることになります。

テニス365の選手名鑑ではまだオーディンです。ですからウダンだと思っている人たちには、彼女の情報が手に入りません。どうして外国人の名前をまだカタカタでリストアップをしているのか?この際外国人はabcでリストしてくれればどれだけ助かることか?

外国語を忠実に日本語で表現することは不可能です。ですから呼び方に違いがでてきても仕方がないといえばそれまでですが、それでは解決になりません。

そこで提案です。ニューフェースの選手や、いろんな読み方をされている選手(たとえばBerdychの場合は、英語圏ではバーディッチと呼んでますが、日本ではベルディフ?のような呼び方をしていますね。)の名前はスペルを付け加える努力をしたいものです。そうするとサーチによって得られる情報が随分豊富になってきます。

あと間もなく、ウダンvsペトロヴァが始まります。WOWOWの放送を期待しましょう。


投稿者 Tennisnakama  01:59 | コメント(26) | トラックバック(0)