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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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フェデラー:体中が痛い

フェデラーがあくびをしている写真が、イタリアのロイター通信社から発信。このあくびは、ダブルスの応援をしているときに出たものですが、ちょっとフェデラーは疲れ気味ですね。

あくび

Photo: Reuters



US Openの決勝で優勝をデルポトロに譲ったフェデラーは、敗北の口惜しさにひたる間もなく、32時間後にはニューヨークからイタリアのジェノヴァに飛びました。大家族の移動です。双子を抱えての旅行は、想像するだけで疲れてしまいます。

今回のデ杯は、スイスがまたワールドグループから脱落する可能性が大きく、どうしてもフェデラーの力を今年も借りなくてはならない重要なプレイオフです。ハードからクレーへのアジャストでプラクティスも相当やったとフェデラーは語ってました。

18日金曜のラバー1とラバー2で、フェデラーとヴァヴリンカは問題なくイタリアに勝利。翌日のラバー3のダブルスに勝てばスイスの3勝になり、無事にワールドグループ入りが保障されるはずだったのですが・・・予定されていたフェデラー/ヴァヴリンカが、急遽フェデラーの代わりにチウンディネリCHIUDINELLIが起用されることになり、「一瞬フェデラーは大丈夫?」 という不安がよぎり心配をしていました。

ダブルスを落としてしまったスイスは、ラバー4でフェデラーがスタラーチェと対戦することになりましたが、私の心配をよそに、フェデラーはさほど問題もなく第1セットをスタラーチェから奪い、2時間の雨の一時試合中止があった後も疲れた様子もなく、6-3, 6-0, 6-4でストレートに勝利をおさめました。これでめでたくスイスのワールドグループ入りが決まったのですが、やっぱりフェデラーへの負担が大きかったようです。

「僕はすごく疲れてしまった。休暇をとらなきゃ駄目だ。足は痛いし腕は痛いし、体中が痛い。それにベビーシッティングもやってるしね。」

と言いながら、スイスに勝利をもたらした後はすぐ、イタリアのデザイナー、ジョルジオ・アルマーニにも会っています。これでは疲れるはず。赤ちゃんが誕生する前までは、トーナメントの合間に、ヴォーグの編集長アナ・ウィントー Anna Wintour に連れられてファッションショーやらパーティに出かけていたフェデラーを、イギリスのガーディアン紙は、アナがフェデラーをコントロールしていると、半ば冗談半分の記事を書いています。このアルマーニ訪問もアナのおせっかいだろう、とやっかみを入れるメディアもありますが、赤ちゃん二人をかかえて、今まで通りの華やかなライフスタイルを続けていくこともむずかしくなってきていることは確か。楽天ジャパンオープンに向けて、ゆっくりと休養して、フレッシュなフェデラーの姿を見せてほしいものです。

フェデラーのサイトに「楽しみにして待ってますよ!」のメッセージを残しましょう。ファンメッセージは簡単で結構。数が大切。メッセージの送り主の国旗が表示されますので、多くの日本の国旗が公式サイトに掲載されると、フェデラーもキャンセルし辛くなるのでは。英語の間違いなど気にしないで、ガンガンと熱いメッセージをおくりましょう!(私も送ります)

http://rogerfederer.com/


(追記:国旗持ち込みについて)
楽天ジャパンオープンの応援を盛り上げるために、いろいろ準備されている方がいらっしゃると思います。「好きな選手の国旗を会場で振って応援したい」これはとてもグッドアイデアです。しかしウェブサイトをよくご覧になって、国旗の持ち込みが許されているかどうか確かめてください。

US Openのフェデラーvsソダーリングの試合のときに、夫と二人でスイスの国旗をもってHopp Roger!と気勢を上げて応援していたのですが、途中でセキュリティーのおじさんに警告を受けてしまいました。「国旗は禁止されている。もしまだ国旗を振るような行為を続けると没収する。」でも決勝戦などスイスの国旗やアルジェンチンの国旗があっちこっちで振られているのに・・・不満でしたのでルールを読んでみますと、グランドスラムでは、全豪と全米では持ち込み禁止アイテムの中に明確に国旗が含まれていました。

(応援の仕方)
こういう応援の仕方もあります。彼らはスイス人ではありませんが、オリジナルで会場が盛り上がります。いろいろお試しください。

フェデラーファン



US Openで優勝したデルポもいかに応援が重要なカギを握っていたかを語っています。
ピンチに陥っている選手には、彼のファンでなくても応援してあげたいものです。
日本語でがんばれ!といっても外国の選手には通じませんね。でも英語でいろいろいうのも恥ずかしいものです。ベストは選手の名前だけを呼ぶこと。これはラストネームでも、ファーストネームでもかまいませんが、US Openで呼ばれていた名前の中で、一般的なものを列記してみました:

フェデラー: ロジャー!
マリー: アンディー!
デルポトロ: デルポ!(フアンはちょっとむずかしい)
シモン:シモン!
ヒューイット:レイトン!
ガスケガスケ
イズナー:(イスナーではありません)イズナー!

勇気のある方は、スペイン語系の選手にはVamosと言ってあげると喜びますね。このときVはスペイン語ではBの発音となりますので、ヴァモスではなくて、バモスです。

もし決勝がフェデラーvsデルポトロとなれば、

「ホップ ロジャー! Hopp Roger!」
「バモス フアン!Vamos Juan!」で完璧です。


(Citation)
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/lostinshowbiz/2009/sep/18/roger-federer-anna-wintour
http://www.daviscup.com/news/newsarticle.asp?articleid=16312
投稿者 Tennisnakama  23:35 | コメント(0) | トラックバック(0)

コーチ・トニごめんなさい

US Open以来、ずうっと心の中で悪いことをしたという気持ちがあり、この紙面を借りてまずコーチ・トニナダル Coach Toni Nadal に謝りたいと思います。

ナダルがゴンザレスと対戦したとき、私は最前列に座っていましたが、トニおじさんも最前列。私の座った席はちょうど彼の席から10席ほどの距離だったでしょうか。試合前のことです。左横にいるナダルキャンプの人たちと熱心に会話している彼に,失礼にならない程度にシャッターチャンスを狙っていたのですが、私は彼の右横でしたのでなかなか正面の顔がとれない。 ちょこちょこ彼の方を見てこっちを向いてくれないかなと願っていましたら、私の熱いまなざしが通じたのでしょうか。彼はエヴィアンを飲みながら私の方を向いてくれて、しかもしっかと目が合ってしまったのです。

ドキッ! でもパチリ!

TonyNadal



その後すぐ私は親指を立て「応援してますよ!」のサインを彼に送りました。それを彼は受け止めてにっこり。彼も親指を立てて「よろしく頼むよ!」のサインを送り返してくれたのです。

さあ、コーチに約束したのだから、頑張ってラファを応援しなくては! 

しかし私が応援するまでもなく、ラファは着々とポイントをものにして、崩れる様子が全くなし。腹筋の痛みもなさそうで安定したゲームを展開しています。

第2セットはタイブレークでゴンザレスが敗れると、ゴンザレスの様子がますますイライラしてきたようで、彼の武器のフォアハンドが入りません。この試合は雨で9月12日に延長されたQFの試合で、第2セットの中盤から始まったので、ゴンザレスにとってリズムを得ることがなかなかできなかったようです。

第3セットなどはひどいものでブレークされっぱなしで0が続きます。私たち観客は見応えのある試合を期待していますし、ちょっと焼けクソ気味になっている彼にがんばってもらおうと、心の中でトニおじさんに謝りながら、手の届きそうなところにいるゴンゾに「Vamos Gonzo!」とエールの声を何度か送ったのです。

gonzalez



私の声は何しろよく通るのです。私はすっかりマイクに近く座っていることを忘れておりました。この私の声を聞いて、TVの解説者は一言「ゴンザレスに同情票が入ってますねェ。」(私はアメリカン・エクスプレスの無料の携帯ラジオで実況放送を聞きながら応援していますので、TV放送の内容がすべて分かるのです。)

まずい!私のエールがバッチリTVに放送されてしまったみたいです。それでなくても、私がゴンゾ!と叫んだ声はコーチ・トニに届いているだろうし。しかも生放送までされてしまっては。彼はそんなことは気にもしないでしょうけど、私はやっぱり裏切り行為をやったのですから、心がとがめます。

コーチ・トニを裏切ってまで応援したのに、ゴンゾはベーグルの0-6で完敗してしまいました。この試合は本当に最悪でした。外国から来ているお客も多いので彼らにも申し訳なかった。あっけなくナダルの勝利で終わってしまったあとは、一日中雨が降ってあとの試合はすべてサスペンディッドとなってしまいました。

私たちは幸いにも、ラグジェリースウィートに入ることができ、雨のおかげでマッケンローや他の有名選手に会うことができましたが、この雨の中を半日以上も待っていた人たちは、あの試合だけじゃ泣きたくなるでしょうね。(夜になってようやく女子の試合が始まりましたが、私たちは4時に見切りをつけ帰宅。)

ともかくも、私が裏切り行為をしたことは確かで、コーチ・トニに直接謝ることにしました。彼の経営するテニスアカデミーの名前が分かっておりますので、直接電話を直接いれてみようと思います。たぶん彼は故郷のマヨルカのManacorに戻っているはずですから。当然直接話はできないと思いますが、クラブのメールアドレスだけでも教えてもらおうと思っています。

しかし私のスペイン語は怪しいものですし、英語がどれだけ彼らに通じるか? 彼にメールを出してお詫びをするとともに、日本にどれだけ熱心なラファのファンがいるかお伝えして、彼のファンのためにも来年ジャパンに来てくれるよう熱いメッセージを送ろうと思います。

まずはそれに備えて、スペイン語の一夜づけをしなくては!



投稿者 Tennisnakama  03:13 | コメント(0) | トラックバック(0)