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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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フェデラーの謎の男2

2004年のウィンブルドンの決勝戦を覚えていらっしゃいますか? ロジャー・フェデラー vs アンディ・ロディックの決勝戦です。前年度の勝者フェデラーにとっては、2年連続のタイトル保持を、ロディックにとっては、前年のUS Openに続いてグランドスラムのタイトル2個目を狙って、両者譲れないウィンブルドンのファイナルズです。第2セットまでは、1-1のタイ。しかし、第3セット目になると、フェデラーは2-4でロディックにブレークされ、試合の流れがロディックに傾きかけたそのときです。ぱらぱらと雨が降ってきたのです。

レイン・ディレイRain-delayのアナウンスです。雨がどちらの味方をしてくれるのか? これはふたを開けてみないと誰にも分かりません。

アガシの1999年のフレンチ・オープンの決勝戦を思い出します。ウクライナのアンドレイ・メドヴェデヴが最初の2セットをとり、第3セットに入りました。またもやアガシはすぐにブレークされ、もう誰の目にもメドヴェデヴの優勝が明らかだった時、突然雨が降ってきたのです。当時 コーチだったブラッド・ギルバートは、観客席を飛び降りロッカールームに駆け込んで怒鳴ったのです。

「アンドレ!何を考えてるんだ!今までの練習はなんだったんだ!自分のテニスをしろ!今はそれだけを考えろ!」

ギルバートの声に目が覚めたのです。今の自分はメドヴェデヴに振り回されているだけじゃないか!アガシのベースラインからの、ライジングショットの応酬が始まりました。アガシは自分のテニスをやりつづけたのです。結果はいうまでもありません。近代のテニスの唯一のプレーヤー、アンドレ・アガシがグランドスラム4タイトルのすべてを制覇した背景には、このレイン・ディレイがあったのです。

そうそう今はアガシの話ではなく、フェデラーの話でしたね。また脱線しました。でも、レイン・ディレイのもつ重要さが分かっていただけたと思います。あの2004年のウィンブルドンは、フェデラーがまさにレイン・ディレイを巧く活用して、勝利へと導いたよい例でもあります。その作戦は、フェデラーがもっとも信頼する友でもあり、先輩でもあるスイスの銀行家、レト・ストーブリの助言によって生まれたのです。

さあ、その助言とは? また、ストーブリとフェデラーの関係は? 次号をお楽しみに。(リサーチに時間がかかっておりますが、日刊連載をめざしてがんばります)

投稿者 Tennisnakama  09:51 | コメント(2)| トラックバック(0)
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コメント
リサーチお疲れ様です!!とても、楽しく読ませていただいてます!!!
前回のコメントでおっしゃってたゲイに人気あるナダルとかのエピソードも楽しみ!!

これだけ内容が濃いのに、ブログって、昔の記事が探しにくくなっちゃうんですよねぇ。。
NY便りさんがお持ちのHPとうまいことリンクできたらいいですね!
~~なんて言ったら、もうすでにそちらのHPにもアップ済みでしたね。さすが!!
投稿者 ゆとびっち 2008/02/26 12:13
こうやって皆さんの励みがあるからこそ、夜中までコンピューターの前にすわってリサーチができるのです。書くのは楽しいのですが、このストーリー始めてみたものの、正確をきすため、何度も調べ直して確認しておりますので、結構しんどいものがあります。でも、一人でも多くの方に喜んでいただけたらと思ってがんばっております。また、コメントお待ちしています。
投稿者 NY 便り 2008/02/26 12:21
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