2008年05月17日
ナダルとモヤのいい関係
ナダルは心無しか、ちょっとやり辛いなという感じでサーヴィスを始めました。
ハンブルグはただ今夜の8時。QF(準々決勝)が始まりました。照明をつけなくても、まだ外は明るく十分プレーができる状態です。
最初は、何かラリーの練習でもしている感じです。モヤにとっては自分の愛弟子のようなナダルですが、 元フレンチオープンのチャンピオン、元ナンバーワンのプライドもあります。あまり下手なスコアで負けたくない。
ナダルはナダルで、彼を育ててくれた師匠ですから、あんまりな残酷な勝ち方はできない。(多分そんな感情はないと思いますが、モヤはできれば対戦したくない相手)
しかし、6-1でナダルが第1セットをとったあとのナダルの表情が変わりました。もう師匠を仰ぐ弟子の顔はどこにもありません。モヤの真の恐ろしさを知っているのです。これからモヤは猛攻撃を仕掛けてくる。
第2セット、2-1 ナダルの獲物を狙った黒豹のような目が一点を睨んでいます。倒さなければ自分が倒される。そこには友情も、子弟感情も許されない勝負の世界があるだけです。
2-2 どこに打ってもモヤは打ち返してくる!ナダルのテニスの展開を知っているだけに、モヤはだんだんナダルを苦しめ始めます。コーナーショットでナダルをコートから追い出し、ナダルのボールが上がってきたところで、ネットから叩く。。。
カルロス・モヤと同じマヨルカ島で育ったラファは、当時スーパースターであった彼に憧れ、「僕はカルロスのようになるんだ!」と心に誓いながら練習に励んできました。カルロスもツアーから島にかえると、多忙なスケジュールの合間をぬって、必ずラファ少年のテニスの練習相手の時間をつくり、まるで弟のようにラファをかわいがってきたのです。島に帰るたびに、どんどん強くなってくるラファに、カルロスは「いつか自分は追い抜かれる」ことを実感していきます。それでも、ラファをライヴァルとして遠ざけるどころか、惜しげもなくチャンピオンになるためのテニスを教え続けてきたのです。
「カルロスがいなければ、今日の僕はない」とラファが断言しているように、彼の人生に最も大きな影響をモヤが与えたことは事実です。
2-3 ナダルがサイドラインを狙ったクロスを打ち始めました。 激しくバウンドしたラファのボールは、容赦なくモヤのコートを攻め続けます。モヤはもう手がつけられないラファをよく知っていました。。。
スコアは6-1, 6-3でナダルの勝利。でも握手するモヤには敗北の無念の顔はありません。「全力で戦い尽くした」戦士の晴れ晴れとした顔があるのみです。
「試合の15分前まではフレンド。試合後も15分後にはフレンド。」とラファが言っているように、ツアーではいつも行動を共にする二人は、ソニーのプレーステーションでサッカーゲームをするのが大好き。このYouTubeを見ていると、二人はまるで本当の兄弟のようです。
31才のモヤは「またテニスが面白くなってきた」と言っています。ジプシーのように転々と移動しながら、トーナメントに出場しなければならない選手たちの厳しいプロ生活のなかで、モヤとナダルのフレンドシップはバーンアウトから二人を守ってくれているのかもしれません。
ハンブルグはただ今夜の8時。QF(準々決勝)が始まりました。照明をつけなくても、まだ外は明るく十分プレーができる状態です。
最初は、何かラリーの練習でもしている感じです。モヤにとっては自分の愛弟子のようなナダルですが、 元フレンチオープンのチャンピオン、元ナンバーワンのプライドもあります。あまり下手なスコアで負けたくない。
ナダルはナダルで、彼を育ててくれた師匠ですから、あんまりな残酷な勝ち方はできない。(多分そんな感情はないと思いますが、モヤはできれば対戦したくない相手)
しかし、6-1でナダルが第1セットをとったあとのナダルの表情が変わりました。もう師匠を仰ぐ弟子の顔はどこにもありません。モヤの真の恐ろしさを知っているのです。これからモヤは猛攻撃を仕掛けてくる。
第2セット、2-1 ナダルの獲物を狙った黒豹のような目が一点を睨んでいます。倒さなければ自分が倒される。そこには友情も、子弟感情も許されない勝負の世界があるだけです。
2-2 どこに打ってもモヤは打ち返してくる!ナダルのテニスの展開を知っているだけに、モヤはだんだんナダルを苦しめ始めます。コーナーショットでナダルをコートから追い出し、ナダルのボールが上がってきたところで、ネットから叩く。。。
カルロス・モヤと同じマヨルカ島で育ったラファは、当時スーパースターであった彼に憧れ、「僕はカルロスのようになるんだ!」と心に誓いながら練習に励んできました。カルロスもツアーから島にかえると、多忙なスケジュールの合間をぬって、必ずラファ少年のテニスの練習相手の時間をつくり、まるで弟のようにラファをかわいがってきたのです。島に帰るたびに、どんどん強くなってくるラファに、カルロスは「いつか自分は追い抜かれる」ことを実感していきます。それでも、ラファをライヴァルとして遠ざけるどころか、惜しげもなくチャンピオンになるためのテニスを教え続けてきたのです。
「カルロスがいなければ、今日の僕はない」とラファが断言しているように、彼の人生に最も大きな影響をモヤが与えたことは事実です。
2-3 ナダルがサイドラインを狙ったクロスを打ち始めました。 激しくバウンドしたラファのボールは、容赦なくモヤのコートを攻め続けます。モヤはもう手がつけられないラファをよく知っていました。。。
スコアは6-1, 6-3でナダルの勝利。でも握手するモヤには敗北の無念の顔はありません。「全力で戦い尽くした」戦士の晴れ晴れとした顔があるのみです。
「試合の15分前まではフレンド。試合後も15分後にはフレンド。」とラファが言っているように、ツアーではいつも行動を共にする二人は、ソニーのプレーステーションでサッカーゲームをするのが大好き。このYouTubeを見ていると、二人はまるで本当の兄弟のようです。
31才のモヤは「またテニスが面白くなってきた」と言っています。ジプシーのように転々と移動しながら、トーナメントに出場しなければならない選手たちの厳しいプロ生活のなかで、モヤとナダルのフレンドシップはバーンアウトから二人を守ってくれているのかもしれません。
投稿者 Tennisnakama 15:37 | コメント(6)| トラックバック(0)
ジョコヴィッチ戦勝てそうですかね。フレンチ万全な状態で出れそうですかね。
なんだか涙が出そうなくらい、あったかい二人の関係ですね。。
足の怪我や、ATPとのいろいろなど ラファくんの心を重くすることもあるんでしょうが、
最後はやっぱりこういう人と人とのつながりが一番、ですね♪
素敵な記事をありがとうございました(*^。^*)
ところで・・・今年の夏に、マヨルカ島に行ってきます!!スペインでは有名なリゾート地で、夏は観光客で大混雑だそうですが、ナダルが住んでいるのは、中心街であるパルマ・デ・マヨルカからは少し離れたマナコールという小さな街。そこまで足を伸ばしてナダルのテニスクラブも見てきたいと思っています。本人には・・・会えないでしょうね~~、さすがに。でも、楽しんできます!
残念ながら ナダル には逢えなかったようですが、クラブではJrが黙々と練習していたそうです。
ただ スリ が 多い!! らしいので お気をつけて。。。
(YouTubeですが)を近いうちに記事、ゴシップでお送りしたいと思います。