2008年05月18日
ナダルとジョコの壮絶な戦い!
ナダルおめでとう!
今日のハンブルグのセミファイナルズで、もしナダルが負ければ、世界2位の地位をジョコヴィッチに譲らなくてはなりません。ナダルにとっては絶対引けない試合です。
サーヴはジョコヴィッチから。観客席はシーンと静まりかえり、ジョコのファーストサーヴを見守ります。ナダルのバックハンドのコーナーに鋭く決まりました。
ジョコヴィッチの作戦は明らかです。ナダルを走らせる。あの痛々しい足のマメはまだ治っていないはず。早くも第1ゲームからドロップショットです。その上にジョコヴィッチはあの正確なショットで、ナダルを左右に振り始めました。
ジョコヴィッチのアグレッシヴなサーヴィスゲームで、ナダルを2ゲーム目にすでにブレーク。2-0 とジョコヴィッチにリードを許しましたが、ジョコヴィッチの安定したストロークに支えられた、攻守のバランスのとれたテニスは、ナダルがどこから攻めても崩れる気配がありません。
3ゲーム目、15-40でダブルブレークの窮地にナダルが追い込まれます。しかし、最後まで諦めない。しぶとくジョコのボールに食いつきながら、ディフェンスのテニスを続けるナダルですが、ようやくジョコにエラーが出始めました。
ジョコのエラーに助けられてデュースへ。サーヴが決まって危うくダブルブレークを逃れることができましたが、不安なスタートです。ラファの調子は悪いわけではなく、ショットの選択が単純なためにジョコに読まれてしまっています。逆にジョコは、インサイドアウト、ダウンザラインを混ぜながらラファを翻弄し、試合は完全にジョコのコントロールのもとで展開。これではジョコがエラーを続けない限りラファは勝てない!
ナダルの唸りが止みました。ジョコが代わりに唸り出しました。ナダルがオフェンスにギアを変えます。ショットに自信がでてきたのか、サイドラインすれすれに決まり出しました。そしてジョコをブレークし直し、3-3にカウントを戻しました。ナダルが今の段階で勝つには、さらに彼の攻撃ギアを上げていかなければなりません。エラーは少ないですが、ウィナーにつながるショットづくりができてないのです。デフェンスのテニスから卒業しなければなりません。
ナダルに追いつかれて点をとられているにもかかわらず、ジョコは執拗にドロップショットを試します。サーヴ&ヴォレーも時には試しに使ってみたり、ナダルのリズムを乱す戦略は成功しているかのように見えます。
4-4 ジョコのサーヴです。スコアは0-40 ナダルの両サイドラインへの攻撃が開始されました。ジョコは追いつめられた状態で、リスキーなショットを強いられ、すべてがアウトボール。ジョコが再びブレークされてしまいました。
4-5 ナダルのサーヴです。不思議なことが起こり始めています。カウントは0-40
ジョコの集中力が戻ってきました。ナダルが再びブレークされてしまいます!
5-5 ジョコのサーヴです。ブレーク合戦を続けた二人は、これで元通りの土俵に戻ったわけですが、ラリーを続けるとナダルに軍パイが上がります。どんなにサイドに振っても、ナダルの驚異的なフットワークでボールに追いつかれてしまう。ジョコに焦りが見えます。ジョコが勝つには、もっとアグレッシヴにネットにこなくてはなりません。ジョコ疲れが見え始めました。3度目のブレークを許してしまいました!
5-6 ジョコはやっぱりネットダッシュしてきました!ドロップショットもやりました。しかし、すべてナダルの足でとられてしまいます。ナダルがサイドライン上に打てば、ジョコが同じくサイドライン上に。恐ろしい試合の展開になってきました。これ以上のテニスはできないと思われるほどのパーフェクトなテニスです!二人は人間の限界に挑戦しています!
5-7 ナダルが第1セットをとりました! 彼の不倒な精神が足のハンディを克服しました! しかしジョコはこのまま引き下がるはずがありません。第2セットでは、さらにナダルをコートの隅から隅まで走らせ続けるでしょうし、果たしてナダルがそれに絶えていけるかどうか。。。
第2セットは6-2と、ジョコのアグレッシヴな攻撃でナダルを圧倒。
第3セットに入り、やっとナダルが攻撃を仕掛けてきました。ジョコはたびたびのエラーで、ラケットを投げつけます。オフェンスにまわればまわるほど、ジョコのエラーが目立ちます。ナダルは獲物に食いつけば離さない。獣の唸り声が聞こえてくるようです。マメだらけの足はもう皮が剥がれて血だらけになっているかもしれない。。。
8回のデュースをへて、マッチポイントをナダルはサーヴを決め、7-5, 2-6, 6-2で勝利を獲得しました!ナダルは2位と3位の差を見せてくれたように思います。Winning the crucial point in the crucial moment!
久々にすばらしい壮絶なテニスに感動しました。最後まで戦い抜いた二人に大拍手を送りたいと思います
今日のハンブルグのセミファイナルズで、もしナダルが負ければ、世界2位の地位をジョコヴィッチに譲らなくてはなりません。ナダルにとっては絶対引けない試合です。
サーヴはジョコヴィッチから。観客席はシーンと静まりかえり、ジョコのファーストサーヴを見守ります。ナダルのバックハンドのコーナーに鋭く決まりました。
ジョコヴィッチの作戦は明らかです。ナダルを走らせる。あの痛々しい足のマメはまだ治っていないはず。早くも第1ゲームからドロップショットです。その上にジョコヴィッチはあの正確なショットで、ナダルを左右に振り始めました。
ジョコヴィッチのアグレッシヴなサーヴィスゲームで、ナダルを2ゲーム目にすでにブレーク。2-0 とジョコヴィッチにリードを許しましたが、ジョコヴィッチの安定したストロークに支えられた、攻守のバランスのとれたテニスは、ナダルがどこから攻めても崩れる気配がありません。
3ゲーム目、15-40でダブルブレークの窮地にナダルが追い込まれます。しかし、最後まで諦めない。しぶとくジョコのボールに食いつきながら、ディフェンスのテニスを続けるナダルですが、ようやくジョコにエラーが出始めました。
ジョコのエラーに助けられてデュースへ。サーヴが決まって危うくダブルブレークを逃れることができましたが、不安なスタートです。ラファの調子は悪いわけではなく、ショットの選択が単純なためにジョコに読まれてしまっています。逆にジョコは、インサイドアウト、ダウンザラインを混ぜながらラファを翻弄し、試合は完全にジョコのコントロールのもとで展開。これではジョコがエラーを続けない限りラファは勝てない!
ナダルの唸りが止みました。ジョコが代わりに唸り出しました。ナダルがオフェンスにギアを変えます。ショットに自信がでてきたのか、サイドラインすれすれに決まり出しました。そしてジョコをブレークし直し、3-3にカウントを戻しました。ナダルが今の段階で勝つには、さらに彼の攻撃ギアを上げていかなければなりません。エラーは少ないですが、ウィナーにつながるショットづくりができてないのです。デフェンスのテニスから卒業しなければなりません。
ナダルに追いつかれて点をとられているにもかかわらず、ジョコは執拗にドロップショットを試します。サーヴ&ヴォレーも時には試しに使ってみたり、ナダルのリズムを乱す戦略は成功しているかのように見えます。
4-4 ジョコのサーヴです。スコアは0-40 ナダルの両サイドラインへの攻撃が開始されました。ジョコは追いつめられた状態で、リスキーなショットを強いられ、すべてがアウトボール。ジョコが再びブレークされてしまいました。
4-5 ナダルのサーヴです。不思議なことが起こり始めています。カウントは0-40
ジョコの集中力が戻ってきました。ナダルが再びブレークされてしまいます!
5-5 ジョコのサーヴです。ブレーク合戦を続けた二人は、これで元通りの土俵に戻ったわけですが、ラリーを続けるとナダルに軍パイが上がります。どんなにサイドに振っても、ナダルの驚異的なフットワークでボールに追いつかれてしまう。ジョコに焦りが見えます。ジョコが勝つには、もっとアグレッシヴにネットにこなくてはなりません。ジョコ疲れが見え始めました。3度目のブレークを許してしまいました!
5-6 ジョコはやっぱりネットダッシュしてきました!ドロップショットもやりました。しかし、すべてナダルの足でとられてしまいます。ナダルがサイドライン上に打てば、ジョコが同じくサイドライン上に。恐ろしい試合の展開になってきました。これ以上のテニスはできないと思われるほどのパーフェクトなテニスです!二人は人間の限界に挑戦しています!
5-7 ナダルが第1セットをとりました! 彼の不倒な精神が足のハンディを克服しました! しかしジョコはこのまま引き下がるはずがありません。第2セットでは、さらにナダルをコートの隅から隅まで走らせ続けるでしょうし、果たしてナダルがそれに絶えていけるかどうか。。。
第2セットは6-2と、ジョコのアグレッシヴな攻撃でナダルを圧倒。
第3セットに入り、やっとナダルが攻撃を仕掛けてきました。ジョコはたびたびのエラーで、ラケットを投げつけます。オフェンスにまわればまわるほど、ジョコのエラーが目立ちます。ナダルは獲物に食いつけば離さない。獣の唸り声が聞こえてくるようです。マメだらけの足はもう皮が剥がれて血だらけになっているかもしれない。。。
8回のデュースをへて、マッチポイントをナダルはサーヴを決め、7-5, 2-6, 6-2で勝利を獲得しました!ナダルは2位と3位の差を見せてくれたように思います。Winning the crucial point in the crucial moment!
久々にすばらしい壮絶なテニスに感動しました。最後まで戦い抜いた二人に大拍手を送りたいと思います
投稿者 Tennisnakama 13:08 | コメント(4)| トラックバック(0)
というか私はほぼ全ての能力においてジョコビッチはフェデラーを凌駕してると思います。
今回の一戦で疑う余地がないと確信しました。
決勝でフェデラーが準決勝でのジョコビッチのプレーを上回るプレーが出来るとは思えません。
過去の対戦成績からイヤと言うほど知らされていますし、その実力も認めています。
というかナダルも好きですよ。 だから ナダル娘さん 怖がらないでね(笑)
ジョコの能力も認めざるを得ませんね。 ダンさんの意見もアリです。
こと数試合ならフェデラーを超える瞬間風速でコートを駆け抜けられると思います。
ですがTennisnakamaさんの言うとおり フィジカル な部分でまだまだだと思っています。
数試合ではなく、数年間続く テクニック・フィジカル・メンタル と 各コートへの適応性を
ナダル・ジョコが今後いかに身に付けていけるかが鍵ですね。
2人共、次世代No1争いの筆頭に居ることは確かです。 とても楽しみなことですよ。
個人的にはここに圭君とバーディッチやバヴリンカ、ヤングにEysseric(FRA)が来ると嬉しいです!!
さあ、そろそろ始まりますね・・・フェデラーvsナダル・・・!!!!! 楽しみましょう!!!!!