2008年06月24日
フェデラー、強し&楽しの1回戦
24日火曜日の天気予報は:ときどき晴れ
Federer def. Hrbaty: 6-3, 6-2, 6-2
今年は白いジャケットではなく、白地にオレンジのラインが入ったカーディガンを着て入場してきました。やっぱりとてもクラシック。テニスの貴公子にふさわしい品格が漂っています。
試合の最初から一方的なフェデラーのペースで、あっという間に第1セットが終了。2セット目からは、サーヴ&ヴォレーも取り入れネットダッシュを試みますが、昔のような華麗なショットまで至らず、ときどきネットしています。フォアハンドのミスもありますが、フォアハンドのショートクロスのパッシンショットは見事で、いくつかウィナーをとりました。
第3セットは、まるでショットの練習会のよう。FH(フォアハンド)とBH(バックハンド)を両サイドに打ち込み、きっちり決まっています。ストロークが安定しています。フットワークも問題なく、勝利まで後一歩の5-2のコートチェンジのときです。ハバティは、自分のチェアに戻らないで、フェデラーのとなりにちょこんと座りました。「エッ? ハバティは一体何を考えてるんだ!」会場の観客はは訳が分からず、戸惑っています。ハバティがフェデラーの耳元で何かごにょごにょ。フェデラーが苦笑しました。ハバティも楽しそう。会場もこの突然のハバティの行為にどっと笑いが。二人は肩を突っつき合って笑ってます。解説者のマッケンローは「こんなの今まで見たことないよ!」と笑いが止まりません。
後でフェデラーのインタービューで分かったことですが、フェデラーとハバティはダブルスもやる友達同士。ハバティはフェデラーの隣に来てこう言ったそうです。
「僕は来年ここにこれるかどうか分からない。君とこうやってプレイできるのをとても誇りに思ってるんだ。だから僕の最後となるかもしれないウィンブルドンを一緒に楽しもうよ! Let’s enjoy Wimbledon!」
フェデラーは本当に嬉しそうでした。
「感激したよ。こういうテニスができるのは、信頼のおける友達だから。二人はテニスのことだけを考えてフェアにプレーができた。すばらしい初戦だった。」
ボルグから「君は3番目の優勝候補」とランクを下げられ、メディアからは、「ナダル優勝疑いなし」の連呼の中で、今日のフェデラーは静かにみなぎる自信を潜めた笑顔で答えました。
「ここはまだまだ僕の領域だから簡単には手渡せないよ」そう言いたげなフェデラーは、またニッコリ。
エレガントなカーディガンが一段と似合うテニスのプリンス・ロジャーには、まだまだ残された仕事があるのです!
Federer def. Hrbaty: 6-3, 6-2, 6-2
今年は白いジャケットではなく、白地にオレンジのラインが入ったカーディガンを着て入場してきました。やっぱりとてもクラシック。テニスの貴公子にふさわしい品格が漂っています。
試合の最初から一方的なフェデラーのペースで、あっという間に第1セットが終了。2セット目からは、サーヴ&ヴォレーも取り入れネットダッシュを試みますが、昔のような華麗なショットまで至らず、ときどきネットしています。フォアハンドのミスもありますが、フォアハンドのショートクロスのパッシンショットは見事で、いくつかウィナーをとりました。
第3セットは、まるでショットの練習会のよう。FH(フォアハンド)とBH(バックハンド)を両サイドに打ち込み、きっちり決まっています。ストロークが安定しています。フットワークも問題なく、勝利まで後一歩の5-2のコートチェンジのときです。ハバティは、自分のチェアに戻らないで、フェデラーのとなりにちょこんと座りました。「エッ? ハバティは一体何を考えてるんだ!」会場の観客はは訳が分からず、戸惑っています。ハバティがフェデラーの耳元で何かごにょごにょ。フェデラーが苦笑しました。ハバティも楽しそう。会場もこの突然のハバティの行為にどっと笑いが。二人は肩を突っつき合って笑ってます。解説者のマッケンローは「こんなの今まで見たことないよ!」と笑いが止まりません。
後でフェデラーのインタービューで分かったことですが、フェデラーとハバティはダブルスもやる友達同士。ハバティはフェデラーの隣に来てこう言ったそうです。
「僕は来年ここにこれるかどうか分からない。君とこうやってプレイできるのをとても誇りに思ってるんだ。だから僕の最後となるかもしれないウィンブルドンを一緒に楽しもうよ! Let’s enjoy Wimbledon!」
フェデラーは本当に嬉しそうでした。
「感激したよ。こういうテニスができるのは、信頼のおける友達だから。二人はテニスのことだけを考えてフェアにプレーができた。すばらしい初戦だった。」
ボルグから「君は3番目の優勝候補」とランクを下げられ、メディアからは、「ナダル優勝疑いなし」の連呼の中で、今日のフェデラーは静かにみなぎる自信を潜めた笑顔で答えました。
「ここはまだまだ僕の領域だから簡単には手渡せないよ」そう言いたげなフェデラーは、またニッコリ。
エレガントなカーディガンが一段と似合うテニスのプリンス・ロジャーには、まだまだ残された仕事があるのです!
投稿者 Tennisnakama 09:24 | コメント(7)| トラックバック(0)
芝で大本命といえるほどの信頼感はナダルにはないですね。
過去2年が出来過ぎという考え方もできますし。
フェデラーは芝に来るとプレーが良くなりますね。ナダルの土とおんなじだ。
最期のゲームはにこやかに、でも粛々とフェデラーが取って締める。
皆に慕われる王者っていいですね。
ナダルやジョコもいつかはNO.1になれる日が来るでしょうから
良く観ておいて欲しいですね。
ま、心配ないでしょうが。
第二セットから痛み出したようですね。残念ですがしょうがない
フェデラーの試合のミニビデオ楽しませて頂きました。
プロの試合は別としても、シリアスな試合より楽しいテニスの好きな私にはこういう場面大好きです。
「ハバティと僕はずっと一緒にやってきたんだ。一緒にダブルスも組んだ。一緒にたくさん練習したよ。彼は、どうやって練習すればいいかを僕に教えてくれたんだ。僕は試合に出始めの頃、まだ少し弱かったからね。」
教えていたはずが、いつの間にか手の届かないところに行ってしまったロジャーを、ひがむこともなく称え、最後の自分の仕事として(ハバティは肘の手術を行い、年齢も30歳、まさに今回は最後のウィンブルドンになりそうです)、チャンピオンを6回目の表彰台に向かって笑顔で送り出してやったハバティの優しさと懐の深さに少々感動しました・・・。
プレーは、ハバティに対する「ありがとう」だったのかも知れないし、または「(最後なんて言わず)まだやろうぜ、真剣勝負の楽しさを思い出して!」という喝だったのかも知れませんね。
いずれにせよ、グッとくるモノがありましたね(感涙)