2008年07月25日
Day 4: ロジャーズカップ報告
トロントのロジャーズカップのDay 4,木曜の試合結果を報告します。
ロディック敗退
フェデラーに続いて、シード5番のロディックが姿を消すことになりました。6-4, 4-6, 6-4でクロアチアのチリッチの勝利です。US Openのために、オリンピック欠場を決めた決意はよいのですが、なかなか結果が出せないのがロディック。試合をみていても、バックハンドのスライスはうまくなりましたが、相変わらずの試合運び。ゲームの組み立て方が自然でないのです。ネットに出る意欲は買いますが、タイミングが悪い、ポジションが悪い、ネットプレーに自信がない、それではぎこちなくなるのも当然です。もっと悲しいのは、誰もロディックのことを書かない!
フェデラーが危ない
故郷のバーゼル紙(Basler Zeitung)では、フェデラーはメンタルがメルトダウンしたのではないか、とかなり強烈な記事を載せています。もともとスイスの国民性はすべてのことに批判的なのですが、フェデラーに同情します。ダブルスもオリンピックのペア、ヴァヴリンカと組んだのはよいのですが、今日、パエス/ドローイに4-6, 4-6で負けてしまいました。せっかく雇ったコーチのイゲラスは役立たず!などコーチのせいにするファンもおりますが、ここはやっぱりフェデラー本人が事実をはっきりと認識し、負け癖がつかないよう、来週のシンシナティでは頑張ってもらわなければ。勝とうと思えば勝てる試合だったのに、3セット目のもうどうでもいいや、といった投げやり的な態度?(簡単にミスしてしまう)が気になります。心が疲れているみたいです。オリンピックがあたらしいモチベーションとなってくれることを祈っています。
ナダルはますます・・・
対戦相手、アンドレーヴに6-2, 7-6(1)で勝利。第1セットでは、ナダルは圧倒的な攻撃テニスを展開。ショートボールはすべてステップインして叩く。ボールが浮けば、ネットダッシュして叩く。ダイナミックでアグレッシヴなテニスで、今までのハードコートではベストなパーフォーマンスでした。しかし、2セット目に入るとなぜか昔の悪い癖がでて、前にでることを止めてしまいディフェンスのテニスに。アンドレーヴは逆に調子をあげて、得意のビッグサーヴとフォアでナダルに迫りましたが、それでもナダルのディフェンスの壁は厚く、タイブレークで1ポイントしか譲らず、チャンピオンの貫禄を示しました。
以下は今日の試合で勝った選手と結果です。
ナダル(アンドレーヴに勝利:62 76(1))
チリッチ(ロディックに勝利 :64 46 64)
ジョコヴィッチ(ソダーリングに勝利:64 64)
キーファー(ダヴィデンコに勝利:46 64 64)
ブレイク(ツルノフに勝利:46 61 64)
ガスケ(フェレールに勝利:63 63)
マリー(ヴァヴリンカに勝利:62 06 64)
*シモン(アカスーソに勝利:63 64)
準々決勝は以下の組み合わせで、金曜に行われます。
East wing:ナダル vs ガスケ、ジョコヴィッチ vs マリー
West wing:ブレイク vs キーファー、シモン vs チリッチ
(フェデラーがWest wingから姿を消してしまったのが寂しいですね。)
私の予想は:ナダルvsジョコヴィッチの準決勝・・・ナダルvsブレークの決勝・・・そしてナダルがまた優勝へ
*フェデラーに勝ったシモンには、ぜひ決勝まで行ってほしいです。せっかく世界1を破ったのですから、フェデラーのためにもタイトルにチャレンジしてほしいと思います。
ロディック敗退
フェデラーに続いて、シード5番のロディックが姿を消すことになりました。6-4, 4-6, 6-4でクロアチアのチリッチの勝利です。US Openのために、オリンピック欠場を決めた決意はよいのですが、なかなか結果が出せないのがロディック。試合をみていても、バックハンドのスライスはうまくなりましたが、相変わらずの試合運び。ゲームの組み立て方が自然でないのです。ネットに出る意欲は買いますが、タイミングが悪い、ポジションが悪い、ネットプレーに自信がない、それではぎこちなくなるのも当然です。もっと悲しいのは、誰もロディックのことを書かない!
フェデラーが危ない
故郷のバーゼル紙(Basler Zeitung)では、フェデラーはメンタルがメルトダウンしたのではないか、とかなり強烈な記事を載せています。もともとスイスの国民性はすべてのことに批判的なのですが、フェデラーに同情します。ダブルスもオリンピックのペア、ヴァヴリンカと組んだのはよいのですが、今日、パエス/ドローイに4-6, 4-6で負けてしまいました。せっかく雇ったコーチのイゲラスは役立たず!などコーチのせいにするファンもおりますが、ここはやっぱりフェデラー本人が事実をはっきりと認識し、負け癖がつかないよう、来週のシンシナティでは頑張ってもらわなければ。勝とうと思えば勝てる試合だったのに、3セット目のもうどうでもいいや、といった投げやり的な態度?(簡単にミスしてしまう)が気になります。心が疲れているみたいです。オリンピックがあたらしいモチベーションとなってくれることを祈っています。
ナダルはますます・・・
対戦相手、アンドレーヴに6-2, 7-6(1)で勝利。第1セットでは、ナダルは圧倒的な攻撃テニスを展開。ショートボールはすべてステップインして叩く。ボールが浮けば、ネットダッシュして叩く。ダイナミックでアグレッシヴなテニスで、今までのハードコートではベストなパーフォーマンスでした。しかし、2セット目に入るとなぜか昔の悪い癖がでて、前にでることを止めてしまいディフェンスのテニスに。アンドレーヴは逆に調子をあげて、得意のビッグサーヴとフォアでナダルに迫りましたが、それでもナダルのディフェンスの壁は厚く、タイブレークで1ポイントしか譲らず、チャンピオンの貫禄を示しました。
以下は今日の試合で勝った選手と結果です。
ナダル(アンドレーヴに勝利:62 76(1))
チリッチ(ロディックに勝利 :64 46 64)
ジョコヴィッチ(ソダーリングに勝利:64 64)
キーファー(ダヴィデンコに勝利:46 64 64)
ブレイク(ツルノフに勝利:46 61 64)
ガスケ(フェレールに勝利:63 63)
マリー(ヴァヴリンカに勝利:62 06 64)
*シモン(アカスーソに勝利:63 64)
準々決勝は以下の組み合わせで、金曜に行われます。
East wing:ナダル vs ガスケ、ジョコヴィッチ vs マリー
West wing:ブレイク vs キーファー、シモン vs チリッチ
(フェデラーがWest wingから姿を消してしまったのが寂しいですね。)
私の予想は:ナダルvsジョコヴィッチの準決勝・・・ナダルvsブレークの決勝・・・そしてナダルがまた優勝へ
*フェデラーに勝ったシモンには、ぜひ決勝まで行ってほしいです。せっかく世界1を破ったのですから、フェデラーのためにもタイトルにチャレンジしてほしいと思います。
投稿者 Tennisnakama 16:27 | コメント(2)| トラックバック(0)
フェデラー、気になります。何だかボルグが6連覇逃したときに似ているようで。結局ボルグは気のない試合が増え、さっさと引退しちゃいましたので。
コーチはイゲラスなのですか。昔クレーコートの大会でよくビラスと対戦していたので憶えています。
よくわかりませんが、テクニカルな面やゲーム対策はイゲラスで問題ないのだと思いますけれども、史上最強の選手の一人であるフェデラーのメンタル面は、やはり特別な人でなければ対処できないような気もします。例えば長い間トップに君臨したレーバーとかマッケンローとか、あるいはキング、ナブラチロワなど。フェデラーと同じような境地に達した人しかわからない何かが、フェデラーにもう一度力を与えてくれるようにも思えるのです。
ところでフェデラーがダブルスに出ていることも知り、とてもうれしいです。
ダブルスでもグランドスラムを狙うとか・・・無茶ですよね・・・
ああフェデラー、40歳までやって!