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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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ロジャーズカップ報告:準々決勝

ジョコヴィッチがマレーに敗れる
ジョコヴィッチの調子はそれほど悪くはなかったのですが、アンディ・マリーのテニスは今までの中でベストといえるハイレベルのパーフォーマンスでした。ミスをしても、落ち着いてフォーカスしつづけ、 6-3, 7-6 (3)で世界3位を破りました。ウィンブルドンでみせたガスケとの4時間にわたる試合で勝利を得たマリーは、この試合によって一皮むけたような気がします。ジョコヴィッチとの違いは、メンタル、つまりどれだけこの試合に勝ちたいか!という熱い想いではなかったかと思います。テニスの技術的なレベルは、トップレベルの選手の間ではほぼ変わりがありませんので、あとはどれだけ勝ちたいのか、内に秘めた情熱が勝敗の要因になるような気がしました。ジョコヴィッチは自分へのプレッシャーが大きすぎるようです。

ナダルの攻撃テニスの勝利
つまらない試合が続き(シモンやキーファーの試合)、ときどき眠ってしまいましたが、やっとテニスらしい面白いゲームがナダルガスケによって繰り広げられました。今までおとなしかった観客は、二人のスーパーショットに興奮して歓声をあげています。まず、ガスケの第1セットは見事でした。ゾーンに入ってしまった彼は、ナダルに決して引けを取りません。あれほど隙のない、攻撃的なテニスができるのに・・・タイブレークでカウントは10-10。ガスケは2ndサーヴにも拘らず、サーヴ&ヴォレーをしてネットダッシュしてポイントをゲット。このようなアグレッシヴなガスケをみるのは久しぶりです。第1セットをものにしたものの、ガスケは攻撃テニスを止めてしまい、第2、3セットはナダルになぶり殺されてしまいました。

ナダルの攻撃はいわゆるdefensive offenseで、このスタイルが着実に実ってきているようです。最初からネットダッシュやウィナー をきめず、2~3球ラリーを続けチャンスを待って、確実にウィナーを決める、といった確率の高いテニスです。
ナダルは2セット以降、アグレッシヴにネットにくる回数がふえ、 6-7, 6-2, 6-1で圧倒的な強さを見せました。

フェデラーを倒したあのシモンが勝ちました
ジエス・シモン(仏・23才)とマリン・チリッチ(クロアチア・19才)の試合は、二人とも未来のスター選手だけに興味がありましたが、あまり盛り上がることもなく、シモンの我慢大会の勝ちとなりました。フェデラーがイライラしたのがよく分かります。相手のミスを待つテニスは面白くありません。シモンはカウンターパンチャー(攻撃テニスではなく相手のパワーを利用するヒューイットのような選手)ではなくて、もう完全にプッシャー(相手が失敗するまでひつこくボールを返す選手)です。 相手のミスを待つテニスは面白くありません。 チリッチはフェデラーのように、自滅して3-6, 6-2, 6-3でシモンの勝ちとなりました。

キーファーがブレークに快勝
試合が始まったと思ったら、もう終わっていたという試合。ちょうど試合時間は一時間きっかりでした。最年長31才のキーファーは、度重なる 怪我との闘いで苦難の道を歩んできましたが、このロジャーズでは、パワーは20代、作戦は30代、メンタルは昔のような荒々しさがなくなって成熟し、ブレークも手の施しようがなく 6-1, 6-2でもってあっさりと負けてしまいました。ハーヴァードに行けるくらいの頭脳の持ち主なら、もっと頭をつかったテニスをしてよいものなのに・・・と表に出していわなくても、思っている人が多くいます。ある試合であまりワンパターンのテニスなので、解説者がフラストレーションから思わず、「本当に彼はハーヴァードに行ったの?」と叫んでしまったのを覚えています。


投稿者 Tennisnakama  23:59 | コメント(4)| トラックバック(0)
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コメント
初めましてTennisnakamaさん!
錦織選手のファンになってからいつも楽しくこのブログを見させていただいています!!
ところで、テニスと全く関係のない話なのですが、Tennisnakamaさんは何故英語を話せるのですか?(何か唐突でおかしな質問ですみません 汗)
子供の頃から外国に住んでいたのですか?
投稿者 MT 2008/07/27 00:28
MTさん、ご質問ありがとう。
私は日本の大学を出ています。(在学中に留学をしたりしてましたが)本格的に英語をやりだしたのは、大学在学中に同時通訳学校に行き出してからです。4年制の大卒女性は就職口があっても、お茶汲み程度の仕事しか与えれなかった状況のなかで、日本を出て自分の可能性にチャレンジしたいといつも思っていましたので、英語はその目的達成のためには必要だったんです。同時通訳を職業とする気は全くありませんでした。大学を出てまもなく海外で大学に入りなおしたり、仕事をしたり、いろんなことに挑戦してきた私ですが、日本語が怪しくなってきたのは事実。日常生活では全く日本語を使いませんし、、、書いていて自分でも変な日本語だと思うときがあります。辞書を片手に書いてますが、誤字脱字だらけです。こういう事情ですので、まあ外人が書いていると思って大目にみてください。でも目にあまるような間違いを犯しましたら、どうぞ遠慮なく指摘してくださいね。
投稿者 Tennisnakama 2008/07/27 01:16
ダンさん&読者の皆さん、訂正です。
前号のコメントでアメリカの借金額が間違っておりました。ドルと書くつもりが円に間違って書いてしまいましたので、アメリカは10兆円ではなく、10兆ドルです。(訂正しておきました)円に換算すると、1000兆円になります。日本は800兆円ですから、アメリカの勝ち? こんなもので勝ってどうする!
投稿者 Tennisnakama 2008/07/27 03:05
詳しいお答えありがとうございます!!!
Tennisnakamaさんのそのチャレンジ精神は私が見習うべき所があります!
将来は海外で働きたいと思っているので、今私は夏休みを使って基礎から英語を少しづつ勉強中しています。
それに、私なんてずっと日本に住んでいるのに、よく親に日本語がおかしいと言われますよ(笑)
それでは、これからも錦織選手を応援していく仲間として頭の片隅にでも覚えていただけていれば光栄です!
それではでは、失礼しますw
投稿者 MT 2008/07/28 14:31
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