2008年08月20日
ナダルへNo.1からのメッセージ
フェデラーの4年半にわたる帝国を打倒したナダルに、世界中から祝辞が寄せられています。フェデラーが一位になったときは、このような大騒ぎはなかったと記憶しますが、フェデラー帝国があまりにも長く続いたためでしょうか、ナダルのNo.1は新鮮な風をテニス界に吹き込みました。
ナダルへのお祝いのメッセージの数々を集めてみました。
ATPから:Videoメッセージです
元No. 1選手から:
ロジャー・フェデラー:
「僕がNo. 1になったとき、僕からNo. 1の座を奪うには、メジャーなトーナメントに勝ち、シーズンを通して優越した成績をあげなければならないだろうと思った。ラファはすばらしいテニスをしてきてこのNo. 1を勝ち取ったんだ。彼はNo. 1にふさわしい選手だよ」
ピート・サンプラス
「ナダルはすばらしいファイターだ。この一年は彼にとってベストの年だったし、問題なくNo. 1だ。彼はまだ22才なんだよ。これはすごいことだ。これからもますます彼のテニスはよくなっていくと思うよ。」
ステファン・エドバーグ
「ナダルはカリスマとファイティングスピリットを持ったすごい選手だ。No. 1に値するよ。特にフレンチオープンとウィンブルドンを制覇したのだから。」
ロッド・レイヴァー
「ナダルはウィンブルドンですばらしい戦いをフェデラーとみせてくれた。彼はNo. 1にふさわしい選手だ。このUS Openが彼にとって大きなテストとなるだろう。がんばってほしいと思う。」
ジョン・マッケンロー
「フェデラーはついに彼も人間だということを認識させてくれた。ナダルはこの一年ですごい進歩を見せた。これからも勝ち続けていくだろうと思う。No. 1に当然値するよ。」
グスタボ・キールテン
「 No. 1になることは、アスリートにとって最も栄誉なことだ。ナダルは No. 1にふさわしい選手だ。フェデラーはナダルをベタープレーヤーにさせた。ナダルはこれからも長い間にわたって No. 1を保持していくと思う。」
カルロス・モヤ
「僕がどれだけラファの役にたったかわからないけれど、少しは役立ったかな。僕が24才のときだ。一緒に練習をしていて、よい刺激になったよ。14才の子供に負けてられないからね。彼はいつもインテンシヴで上達したいと一生懸命だったから、僕にとってもよいモチベーションにつながったよ。スペインでは3人の No. 1を出しているが、マヨルカからは二人も出しているんだよ。(あとの一人はカルロスフェレーロ)」
ナダルのテニスは確かに変わりました。
圧倒的な強さをみせたタイガー・ウッドですら、スランプを覚悟して、スウィングのチェンジを図り、見事2年間後には返り咲きました。ナダルが No. 1になるには、オフェンステニスを習得しなくてはなりません。今まで3m下がって打っていたクレーコートから、ベースラインぎりぎりに打つストロークに変えなくては、アグレッシヴなテニスは不可能です。
これは打球がon-the-riseに近くなり、タイミングの取り方、ヒッティングゾーンが変わってきます。それだけでなく、確実にウィナーがとれるラインぎりぎりのショットもマスターしなければなりません。(過去はラインより30cm以内でした)
一年前くらいから、エラーのないナダルにunforced errorが増えてきました。これはラインぎりぎりを狙ったショットや攻撃的な戦略が増えたためです。またネットダッシュもサーヴがよくなるにつれて、増えてきました。膝を守るためには、今までのようなラリーを中心とした過酷なテニスは続けていけないことも、ナダルを変える大きな要因となったと思います。
サーヴはスピードを増すというより、スピンの種類とプレースメントの確実さに焦点があてられました。フォームもいろいろ違ってきたようですが、最近のフォームに落ち着いてきました。このサーヴの上達でサーヴィスゲームが格段に安定してきています。
あとは、ネットップレーです。どうしてもクレーコートの習慣で、一旦ボールを落としてから、ウィナーを打っていますが、ネットダッシュをしてウィナーがとれれば、本当に恐い選手になると思います。何しろ誰にも真似のできない「スーパーメンタル」がラファを支えているのですから。フェデラーが上げたテニスのレベルに、さらにナダルによってより高いレベルが求められる今日のテニス。考えただけでも目眩がしそうです。錦織選手も大変です。
ナダルは右利きですので、テニス以外は左手ではまったくお話にならないことを証明したナイキの面白いCMです。
ナダルへのお祝いのメッセージの数々を集めてみました。
ATPから:Videoメッセージです
元No. 1選手から:
ロジャー・フェデラー:
「僕がNo. 1になったとき、僕からNo. 1の座を奪うには、メジャーなトーナメントに勝ち、シーズンを通して優越した成績をあげなければならないだろうと思った。ラファはすばらしいテニスをしてきてこのNo. 1を勝ち取ったんだ。彼はNo. 1にふさわしい選手だよ」
ピート・サンプラス
「ナダルはすばらしいファイターだ。この一年は彼にとってベストの年だったし、問題なくNo. 1だ。彼はまだ22才なんだよ。これはすごいことだ。これからもますます彼のテニスはよくなっていくと思うよ。」
ステファン・エドバーグ
「ナダルはカリスマとファイティングスピリットを持ったすごい選手だ。No. 1に値するよ。特にフレンチオープンとウィンブルドンを制覇したのだから。」
ロッド・レイヴァー
「ナダルはウィンブルドンですばらしい戦いをフェデラーとみせてくれた。彼はNo. 1にふさわしい選手だ。このUS Openが彼にとって大きなテストとなるだろう。がんばってほしいと思う。」
ジョン・マッケンロー
「フェデラーはついに彼も人間だということを認識させてくれた。ナダルはこの一年ですごい進歩を見せた。これからも勝ち続けていくだろうと思う。No. 1に当然値するよ。」
グスタボ・キールテン
「 No. 1になることは、アスリートにとって最も栄誉なことだ。ナダルは No. 1にふさわしい選手だ。フェデラーはナダルをベタープレーヤーにさせた。ナダルはこれからも長い間にわたって No. 1を保持していくと思う。」
カルロス・モヤ
「僕がどれだけラファの役にたったかわからないけれど、少しは役立ったかな。僕が24才のときだ。一緒に練習をしていて、よい刺激になったよ。14才の子供に負けてられないからね。彼はいつもインテンシヴで上達したいと一生懸命だったから、僕にとってもよいモチベーションにつながったよ。スペインでは3人の No. 1を出しているが、マヨルカからは二人も出しているんだよ。(あとの一人はカルロスフェレーロ)」
ナダルのテニスは確かに変わりました。
圧倒的な強さをみせたタイガー・ウッドですら、スランプを覚悟して、スウィングのチェンジを図り、見事2年間後には返り咲きました。ナダルが No. 1になるには、オフェンステニスを習得しなくてはなりません。今まで3m下がって打っていたクレーコートから、ベースラインぎりぎりに打つストロークに変えなくては、アグレッシヴなテニスは不可能です。
これは打球がon-the-riseに近くなり、タイミングの取り方、ヒッティングゾーンが変わってきます。それだけでなく、確実にウィナーがとれるラインぎりぎりのショットもマスターしなければなりません。(過去はラインより30cm以内でした)
一年前くらいから、エラーのないナダルにunforced errorが増えてきました。これはラインぎりぎりを狙ったショットや攻撃的な戦略が増えたためです。またネットダッシュもサーヴがよくなるにつれて、増えてきました。膝を守るためには、今までのようなラリーを中心とした過酷なテニスは続けていけないことも、ナダルを変える大きな要因となったと思います。
サーヴはスピードを増すというより、スピンの種類とプレースメントの確実さに焦点があてられました。フォームもいろいろ違ってきたようですが、最近のフォームに落ち着いてきました。このサーヴの上達でサーヴィスゲームが格段に安定してきています。
あとは、ネットップレーです。どうしてもクレーコートの習慣で、一旦ボールを落としてから、ウィナーを打っていますが、ネットダッシュをしてウィナーがとれれば、本当に恐い選手になると思います。何しろ誰にも真似のできない「スーパーメンタル」がラファを支えているのですから。フェデラーが上げたテニスのレベルに、さらにナダルによってより高いレベルが求められる今日のテニス。考えただけでも目眩がしそうです。錦織選手も大変です。
ナダルは右利きですので、テニス以外は左手ではまったくお話にならないことを証明したナイキの面白いCMです。
投稿者 Tennisnakama 22:44 | コメント(10)| トラックバック(0)
自転車で登校したりしている姿がいいですよね~。
ナダル、焦らず、くさらず、あきらめずに1位を目指してきたその姿にも、スーパーメンタルぶりが
象徴されていますよね。
普段の姿はとてもリラックスしていてどこにでもいる無邪気な明るい青年。その落差も素敵です。
テニスをしている姿もよいですが、OFF SHOTを見て好きになるファンも多いのでは?
映像UPありがとうございます。
例の本は読まれましたか?感想を聞かせてください。
それと全米終わりでいいので経済のことを取り上げてもらえないでしょうか?
もうそろそろ限界かも・・・眠いです。
Tennさん、現地での進行具合は判りますか??
なかなかのドローとみましたがどーでしょうか??
フェデはSFでジョコを引きましたね。 全豪のリベンジなるか?
がんばれ!!!
わかります。 その気持ちわかります。 心はひとつと思われます。私たちも頑張りましょー!
ところでドローの件で質問があります。
ジョコヴィッチは今回ボトムですよね。確か去年もNo.3になった直後で・・。
全豪とWBはトップ、全仏と全英はボトム・・・。WBは独特のシードって事でしたよね?私の感覚だとNo.3はボトムにいくのかなぁ。と思うのですが、そこにもってきて 種丸さんの「フェデはSFでジョコを引きましたね」 というのはどういう意味なのですか? シード選手もくじを引くの?シードの順番で決まっているわけではないのですか? 質問が初歩的でしょうか・・・?
ところが1:00を過ぎても2:00を過ぎても出ません(泣)
実は職場のPC2台で色々なサイトで情報が無いか探しながら2:00まで
粘りました。(USOのサイトが1番に決まってますよね・・・バッカでぇ~すw)
あきらめて帰宅するもやはり寝る前に家のPCも見ておこうと・・・すると発見っ!!
そして報告とあいなりましたw めでたしめでたしww ちなみに6:00起床。
P.Composeさん、ドローの決め方ですが、NO・1とNO・2の場所は常に確定です。
NO・3がNO・1かNO・2と当たるかは抽選なのです。
そして残った方にNO・4が必然的に入るワケなのです。
NO・5~NO・8も抽選ですが「法則」があったような無いような・・
他の方にお任せしますネ (((:D)| ̄|_ ))ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャ ・・・スマンです。
昔は良く足して5になるようにとか(1と4・2と3が当たる)、実力伯仲にするのと
公平さを出すために1と3・2と4が当たるんだとか言われてた気がします。
(真偽のほどは判りませんです・・・噂だったかもしれないし・・・)
いつから今のように変わったのか、最初からこうなのかも判りません。
誰か詳しい方は愛の手を♪♪(たぶんTennさんは息子さんの付き添いで不在なので)
ドローを見てナダルとフェデラーがどちらが有利かという件は、今回はあまり関係ないかもしれませんね。ナダルは絶好調だから、疲れさえでなければ問題はないのかな。フェデラーは誰と当たるかというよりモチベーションで決まりそう・・・。ホントにダブルスで優勝してよかった。ファンも歓喜でしたが、あの時は「まだまだテニスの方がフェデラーを手放さないな。よし安心!」と思いました。あのシングルスのままUSOに来ていたらやっぱり大変でしたよね。
ロジャー まずは1戦ずつちゃんと勝ってね!お願い!