2008年09月04日
錦織選手の今後の課題
4回戦まで戦い抜いた錦織選手は本当に立派でした。18才でこの偉業です。将来が本当に楽しみです。
しかし今年の成績を見ているとリタイアと、インジャーリータイムアウト(ITO)(メディカルタイムアウトとも呼ばれる)が多いのが心配になってきます。
今年だけでも、マイアミCH(1月)準決勝は棄権、その後は6月のサービトン、ノッティンガム、ウィンブルドンはリタイアです。彼の健康面が最も心配されることはいうまでもありませんが、今回は誰も書かなかった、しかし決して疎かにしてはならない「選手の評価」と言う点について述べてみたいと思います。
まずジョコヴィッチの例をとって話をしたいと思います。
ジョコヴィッチの人気がテニスファンの中でも、選手の中でもイマイチなのは、両親の過激な応援のせいもありますが、重要な試合で負けそうになるとリタイアする数が多く(モンテカルロの対フェデラー戦、デ杯の対ダヴィデンコ戦、ウィンブルドンの対ナダル戦など)、またタイムアウトの取り方が問題になったりして、彼のスポーツマンシップが問われていることが大きく影響しているようです。これは彼のフィットネスの問題と呼吸系の疾患も関わってそうせざるを得ない事情もあるようですが、第3者の目からそうは映らないところが今回私が指摘したい問題点です。
2日の試合でも、呼吸困難に陥ったジョコヴィッチが時間稼ぎにいろいろやったことについて、対戦相手のロブレドが文句を言っています。「僕だって体中が痛くて、足も焼けそうに痛かったのにタイムアウトはとらなかった!」ジョコは 確かに腰を痛めたようでしたが、試合の途中でリストバンドをとりかえにベンチに戻ったり、必要以上に歩き回ったりボールをバウンスさせたりして時間稼ぎをしたことは確かです。その場かぎりだと誰も文句はいいませんが、頻繁にやると、スポーツマンシップを疑われるようになります。
2005年のUS Openで、ジョコヴィッチはITOを2回、バスルームブレークを2回とって、モンフィスに勝ちました。その間モンフィスはじーっと汗をかいたまま座ることになり、体が冷たくなってしまい、完全に調子が崩れてしまったと言っています。試合のあと、観客からジョコヴィッチはブーイングを受けてしまいました。ジョコヴィッチの理由は「あんまり疲れたから」というものでしたが、モンフィスも暑くて疲労困憊していましたが、タイムアウトはとりませんでした。この時ジョコヴィッチは錦織と同じ18才です。誰も疲れるのは変わりません。ここで戦い抜けるほどフィットしているかどうかも、選手にとって大切な条件となります。この試合の汚名はジョコヴィッチに一生ついてまわると思います。ITOの問題になれば、必ずこの対モンフィス戦が引用されるからです。
錦織は4回の試合のなかで、気がついただけでも、錦織はバスルームブレークを3度もとっています。(ショーツが大きすぎる。帽子を取りに行った。ショーツの着替えなど。)そしてITOを2度とりました。
疲労や痛さとの闘いも試合の重要な要素です。毎回ITOやバスルームブレークをとるようになると、ルール違反でなくともジョコヴィッチのように、「ずるい」「またトリックをつかった」と言われ兼ねません。 錦織が対フェレール戦の4セット目の後、ITOをとってトレーナーからマッサージを受けました。そのあと錦織が生き返ったように、ガンガンと打ちまくって5セット目を取り、フェレールに勝ったことは皆さんもご存知だと思います。実際彼はマッサージのあと、気持ちがよくなったと言ってますから、その効果が抜群だったことは確かでしょう。
試合後の記者会見で、錦織のITOについて質問がフェレールにされています。
Q. He called the doctor, trainer. How did you think about it?
彼(錦織)はトレーナーを呼んだけれど、これについてどう思いますか?
DAVID FERRER: I don't think nothing. I am focus on my game and for the next point, no?
I don't think nothing.
何とも思わないよ。自分はゲームに集中して次のポイントのことを考えていたから。
Q. Do you think you should have maybe called the trainer yourself?
自分もトーレーナーを呼ぶべきだったと思わないですか?
DAVID FERRER: No, it's not a problem, no? It's the rules of the game, no? He can call to the training, and he did.
問題はないよ。 no? ルールにあるのだから。 no? 彼はトレーナーを呼ぶことができるのだからそれをやったまでのこと。
フェレールは当たり障りのない答えをしていますが、ここで微妙なのは記者の質問です。
「自分もトーレーナーを呼ぶべきだったと思わないですか?」
こういう質問は今まで聞いたことがありません。何も故障を訴えていないフェレールに、こういう質問をするということは、錦織がマッサージを利用したのだから、フェレールも利用するべきたった、というニュアンスが含まれているような気がします。
錦織は必死で痛さをこらえながら戦ったと思いますが、第3者にとっては、そうは解釈されないことがあるということを念頭にいれておくべきでしょう。特に負けている時のITOは要注意です。「ルールで許されているのだから利用しない手はない」という考え方もありますが、テニスはコンタクトスポーツと比較できないジェントルマンスポーツの伝統があります。勝つためには多少のことは大目に見られる他のスポーツとの一線を画しているのが、このスポーツマンシップを重視する伝統であり、テニスの素晴らしさでもあるわけです。
スポーツマンシップの話になると、いつも引き合いに出されるのがフェデラーです。彼は今までリタイアをしたことがありません。幾ら負けそうになっても、Monoでどんなに疲れていても、彼は試合を放棄しません。彼にはスポーツマンとしての誇りがあるのです。ですから彼は世界中の人々から尊敬され愛されるのだと思います。
ここでATPに提案です。もし選手がITOをとれば、対戦相手の選手にはマーサージを得るチョイスを与えてはどうでしょう。トレーナーにはいつもマッサージ師がついてくるのです。そうすると怪我をしている選手は気兼ねなく、トレーナーの治療を受けられますし、しかも対戦相手は待っている間マッサージが受けられるというフェアなルールです。しかもITOをとると、対戦相手がマッサージによって疲労回復してしまう危険性もあるので、ITOをやたらと取る選手は少なくなってくるはずです。これでいつも問題になるITOの問題は解決です。Good ideaだと思いませんか?
いよいよ圭君の華麗な攻撃的テニスが世界のテニスファンを魅了する日も近づいてきました。その日のために、 圭君には、まずは体力と筋力をつけてリタイアしない、ITOをとらなくてもすむ強靭な体づくりをめざしてほしいと思います。そしてフェデラーのように世界の人々から尊敬され、愛されるような選手に成長してほしいと心から願って止みません。
しかし今年の成績を見ているとリタイアと、インジャーリータイムアウト(ITO)(メディカルタイムアウトとも呼ばれる)が多いのが心配になってきます。
今年だけでも、マイアミCH(1月)準決勝は棄権、その後は6月のサービトン、ノッティンガム、ウィンブルドンはリタイアです。彼の健康面が最も心配されることはいうまでもありませんが、今回は誰も書かなかった、しかし決して疎かにしてはならない「選手の評価」と言う点について述べてみたいと思います。
まずジョコヴィッチの例をとって話をしたいと思います。
ジョコヴィッチの人気がテニスファンの中でも、選手の中でもイマイチなのは、両親の過激な応援のせいもありますが、重要な試合で負けそうになるとリタイアする数が多く(モンテカルロの対フェデラー戦、デ杯の対ダヴィデンコ戦、ウィンブルドンの対ナダル戦など)、またタイムアウトの取り方が問題になったりして、彼のスポーツマンシップが問われていることが大きく影響しているようです。これは彼のフィットネスの問題と呼吸系の疾患も関わってそうせざるを得ない事情もあるようですが、第3者の目からそうは映らないところが今回私が指摘したい問題点です。
2日の試合でも、呼吸困難に陥ったジョコヴィッチが時間稼ぎにいろいろやったことについて、対戦相手のロブレドが文句を言っています。「僕だって体中が痛くて、足も焼けそうに痛かったのにタイムアウトはとらなかった!」ジョコは 確かに腰を痛めたようでしたが、試合の途中でリストバンドをとりかえにベンチに戻ったり、必要以上に歩き回ったりボールをバウンスさせたりして時間稼ぎをしたことは確かです。その場かぎりだと誰も文句はいいませんが、頻繁にやると、スポーツマンシップを疑われるようになります。
2005年のUS Openで、ジョコヴィッチはITOを2回、バスルームブレークを2回とって、モンフィスに勝ちました。その間モンフィスはじーっと汗をかいたまま座ることになり、体が冷たくなってしまい、完全に調子が崩れてしまったと言っています。試合のあと、観客からジョコヴィッチはブーイングを受けてしまいました。ジョコヴィッチの理由は「あんまり疲れたから」というものでしたが、モンフィスも暑くて疲労困憊していましたが、タイムアウトはとりませんでした。この時ジョコヴィッチは錦織と同じ18才です。誰も疲れるのは変わりません。ここで戦い抜けるほどフィットしているかどうかも、選手にとって大切な条件となります。この試合の汚名はジョコヴィッチに一生ついてまわると思います。ITOの問題になれば、必ずこの対モンフィス戦が引用されるからです。
錦織は4回の試合のなかで、気がついただけでも、錦織はバスルームブレークを3度もとっています。(ショーツが大きすぎる。帽子を取りに行った。ショーツの着替えなど。)そしてITOを2度とりました。
疲労や痛さとの闘いも試合の重要な要素です。毎回ITOやバスルームブレークをとるようになると、ルール違反でなくともジョコヴィッチのように、「ずるい」「またトリックをつかった」と言われ兼ねません。 錦織が対フェレール戦の4セット目の後、ITOをとってトレーナーからマッサージを受けました。そのあと錦織が生き返ったように、ガンガンと打ちまくって5セット目を取り、フェレールに勝ったことは皆さんもご存知だと思います。実際彼はマッサージのあと、気持ちがよくなったと言ってますから、その効果が抜群だったことは確かでしょう。
試合後の記者会見で、錦織のITOについて質問がフェレールにされています。
Q. He called the doctor, trainer. How did you think about it?
彼(錦織)はトレーナーを呼んだけれど、これについてどう思いますか?
DAVID FERRER: I don't think nothing. I am focus on my game and for the next point, no?
I don't think nothing.
何とも思わないよ。自分はゲームに集中して次のポイントのことを考えていたから。
Q. Do you think you should have maybe called the trainer yourself?
自分もトーレーナーを呼ぶべきだったと思わないですか?
DAVID FERRER: No, it's not a problem, no? It's the rules of the game, no? He can call to the training, and he did.
問題はないよ。 no? ルールにあるのだから。 no? 彼はトレーナーを呼ぶことができるのだからそれをやったまでのこと。
フェレールは当たり障りのない答えをしていますが、ここで微妙なのは記者の質問です。
「自分もトーレーナーを呼ぶべきだったと思わないですか?」
こういう質問は今まで聞いたことがありません。何も故障を訴えていないフェレールに、こういう質問をするということは、錦織がマッサージを利用したのだから、フェレールも利用するべきたった、というニュアンスが含まれているような気がします。
錦織は必死で痛さをこらえながら戦ったと思いますが、第3者にとっては、そうは解釈されないことがあるということを念頭にいれておくべきでしょう。特に負けている時のITOは要注意です。「ルールで許されているのだから利用しない手はない」という考え方もありますが、テニスはコンタクトスポーツと比較できないジェントルマンスポーツの伝統があります。勝つためには多少のことは大目に見られる他のスポーツとの一線を画しているのが、このスポーツマンシップを重視する伝統であり、テニスの素晴らしさでもあるわけです。
スポーツマンシップの話になると、いつも引き合いに出されるのがフェデラーです。彼は今までリタイアをしたことがありません。幾ら負けそうになっても、Monoでどんなに疲れていても、彼は試合を放棄しません。彼にはスポーツマンとしての誇りがあるのです。ですから彼は世界中の人々から尊敬され愛されるのだと思います。
ここでATPに提案です。もし選手がITOをとれば、対戦相手の選手にはマーサージを得るチョイスを与えてはどうでしょう。トレーナーにはいつもマッサージ師がついてくるのです。そうすると怪我をしている選手は気兼ねなく、トレーナーの治療を受けられますし、しかも対戦相手は待っている間マッサージが受けられるというフェアなルールです。しかもITOをとると、対戦相手がマッサージによって疲労回復してしまう危険性もあるので、ITOをやたらと取る選手は少なくなってくるはずです。これでいつも問題になるITOの問題は解決です。Good ideaだと思いませんか?
いよいよ圭君の華麗な攻撃的テニスが世界のテニスファンを魅了する日も近づいてきました。その日のために、 圭君には、まずは体力と筋力をつけてリタイアしない、ITOをとらなくてもすむ強靭な体づくりをめざしてほしいと思います。そしてフェデラーのように世界の人々から尊敬され、愛されるような選手に成長してほしいと心から願って止みません。
圭君のサインを求めるファン
投稿者 Tennisnakama 23:52 | コメント(63)| トラックバック(0)
対戦相手の心理、試合後に率直な意見をぶつける記者、選手間に生じる感情、ファンへの影響、とても複雑な舞台裏なんですね。でもフェレールのコメントはとても立派なもの、錦織選手が将来フェレールのいる位置に達したとき、同じような姿勢で対応してくれるといいです。日本の誇りとして。
次元は全く違いますが、テニスの「ジェントルマンスポーツ」について私程度の草テニスレベルでも疑問を持つことが多くあります。セルフジャッジをいいことに明らかなオンラインボールをアウト判定したり、コート整備の直前にグループから抜けて帰ってしまったり・・・。私はそのような問題点をはっきり指摘するタイプで良くトラブルになります。このような場合、「もっと大人になれよ」という注意をされるのが事なかれ主義の日本社会では多くなんとも納得できません。
話が低次元に脱線しましたが、圭君のテニスの成長だけでなくスポーツマンシップの成長も見守っていきたいと思います。
ひょっとして誤解されるかも知れないと思いつつ(錦織選手への批判ととられるかもとしれないと躊躇しましたが)、これは重要なことなので思い切って記事にしました。選手の評価はあらゆるところでなされていることを言いたかったものですから、私のいいたいことを理解していただけて嬉しいです。
そうですね。はっきりと物を言う人間は日本社会では疎まれますね。私は相手の疑わしいラインコールのときは、ネットまで近づいて、"Are you sure?" と問いかけます。これは間接的プロテストで、これをやられると、相手は次からラインコールはあまり無茶なことはやらなくなります。日本だと、ネットに近づいて落ちた所をじーっと見つめるだけでも、効果があると思いますが。それと人によってラインコールの基準がものすごく違うことに気付きました。一度コーチと選手を集めてテストしてみたんですよ。そうすると人によってボール3分の1個分くらいの違いがありました。一度お試しください。面白いですよ。
試合のときは、私は相手のラインコールに合わせるようにしています。確実にインなのにアウトコールをする相手には、私も相手の基準に合わせるわけです。ぎりぎりのボールで普通だったらInにするところを、Outにするわけです。喧嘩をすると心の平静を失い負けてしまいますので、臨機応変の対応といいますか。でも、最初はなかなかアウトとは言えず、自滅しましたが。
もうすでにITOなどについて書いてあるのかと思い、探していました。
フェレールのインタビューも読みましたが、あまり気に留めてませんでした。
そこがTennisnakamaさん、さすがなところですね。
私はどちらかというと、no?を連発しているので、やっぱりお国柄!?ってほうが気になって・・・
ところで圭君、今はまだ自分の体や身の回り(ウェアなど)のことで精一杯な気がするので仕方ないでしょうが、やはり世界No.1を目指すならば、ファンとしてはジェントルマンになってほしいですよね。
温かく見守るばかりでなく、たまにはこうした辛口コメントも必要だと思います。
Tennisnakamaさんの記事はなんか視点が違うときがあって、
普通では気づかない何かを感じさせてくれるので、きっと関係者の方々も読んでいるはず!
ということで、圭君のこれからに期待しましょう!
hiroshiさん。どちらにも同じようなマナーの悪い人がいるんですね。私が通っているテニスクラブにも同じような人が何人かいます。私は指摘できない「事なかれ主義」の日本人ですが-。でも言った方がいいのかも知れませんがやはり後々尾を引きそうで言えません。本当はみんながマナー守って紳士のスポーツをもっと気持ちよくエンジョイできたらいいんですが-。ゴルフに比べて一般的にテニスのマナーの認識度は低いと感じています。
tomorrowさん、お褒めのお言葉ありがとうございます。私はいつも自分が相手の立場だったらどう感じるだろうかと考える方ですので。テニスはリズムのスポーツです。いかにプレーをやりながら、相手のリズムをくずしていくかがテニスの醍醐味ですが、わざとイライラさせたり、trash talkなどで相手を怒らせたりして、リズムを狂わせるのは論外ですが、バスルームブレークやITOは、相手のリズムを狂わせるためにわざと取る選手もいて、とかく誤解されがちなので微妙な問題なのです。
ですから、クレーはベースラインから深く下がってディフェンスにまわり、攻守のラリーを続けながらチャンスを待つテニスをマスターしなければ勝てなくなってきていると言えます。フェデラーはそのクレーテニスを過去4年間学んできた結果、世界でベスト2のクレーコート選手になりました。 (続く)
錦織選手を打ち負かしたデルポトロはクレー選手ですが、ツアーの4連勝で2連勝がハードです。これからのテニスは、彼のような爆発的なサーヴとストローク力があれば、どのサーフェスでも勝っていけると思います。ですから、これに加えて、瞬発力のあるフォットワークとソフトタッチ、そして体力を備え付けたチーリーチ(198cm)(これが本当の読み方だそうです)や、グルビス(190cm)、そしてデルポトロ(198cm) がこれからのベスト3となって上がってくるように思います。デルポトロの確実で炸裂するようパワフルなショットをみていると、錦織がいろんなショットをもっていてもそれを使わせてもらえない状態が錦織vsデルポトロ戦だったと思います。それではどうやって190cmを超える大男の中で戦っていくのか?これは今は誰にも分からないのでは?「未来のテニス」というテーマでこれからのテニスを研究してみても面白いですね。
参考までに、以下は過去12年のフレンチオープンのチャンピオンです。
2008 -- Rafael Nadal
2007 -- Rafael Nadal
2006 -- Rafael Nadal
2005 -- Rafael Nadal
2004 -- Gaston Gaudio
2003 -- Juan Carlos Ferrero
2002 -- Alberto Costa
2001 Gustavo Kuerten
2000 -- Gustavo Kuerten
1999 -- Andre Agassi
1998 -- Carlos Moya
1997 -- Gustavo Kuerten
今回のUSOPENも圭くんの試合は、リタイアのことも頭の片隅におきながらみていました。まだまだ体が出来ていないのでしょうがない部分もあるのですが、あまり多いとTennisnakamaさんの言うとおりいいことはないと思います。試合数を減らしても体力づくりに時間をかけていかなければと思いますね。圭くん自信ももうリタイアはできないと思っているみたいですけどね。彼もかなりの負けず嫌いなので今後は減ってくると思いたいですね。
ITOの件はいいですね。Tennisnakamaさんの意見に賛成です!!
リタイアで思い出すのが2006年だったと思いますが全豪のモレスモーとエナンの決勝戦。エナンのリタイアで終わった試合です。彼女は胃潰瘍ということでしたがかなり問題になったと思います。本人はフラフラでこれ以上できないと言っていたみいですが、色々たたかれましたね。プロである以上ある程度の覚悟はみんな出来ていると思いますので、リタイアしないようにしっかりコンディションを持っていくのも仕事の一つなのでしょう。
「もし選手がITOをとれば、対戦相手の選手にはマーサージを得るチョイスを与えてはどうでしょう」大賛成!!!
来年から女子は1セットにつき一度コーチのアドヴァイスを受けられるようになるそうですがキレて崩壊するゲームが少なくなればファンにとってもいいことなのかもしれません。
逆の楽しみがなくなるかもしれませんが(笑)
今からロディックvsジョコヴィッチ戦が始まりますが、メディアがロディックに次のような質問をしています。
「ジョコヴィッチは北京以来、体調がよくないようだけど。今日はいろいろITOをとったりすると思いますが、そのときはどうしますか?」
「彼が何をやっても驚かないから大丈夫。」
調子のよくないジョコヴィッチはどこまで耐えられるのか、今日はいくつITOをとるのかにテニスファンの関心が集まっています。
圭君が18歳にして家が買えるはずです。アメリカの物価事情はよくわかりませんが・・・
さて、ジョコビッチさんですが、物まねが上手で、いい印象しかありませんでした。
何しろ今年からのテニス観戦なので・・・
夏休みにYouTubeでこんなシーンを見て、またちょっとカワイイ人だなぁと思っていたのですが。
http://in.youtube.com/watch?v=RYgRVWukWVM
(Novak Djokovic Tries to Kill a Ball Girl)
マッサージに限らず、何らかの権利を対戦相手にも与えられるようになればかなりフェアだと思います。
ぜひITFやATP、WTAに進言を!!
圭君確か今年家買ったってインタビューで言ってたような気がします(気のせい?)
オリンピックで様々な競技を見ましたが、そのハードさ過酷さは、かなりのものだと思います。
団体競技のように、選手交代とかもできないですから、どうやって双方がベストの状態で戦えるようルールを設定するかは重要でしょう。
観客にとっては、対戦相手の一方が足をつったとか明らかに体調不良の状態の試合を見せられても、面白くないですからね。
無茶な状態でプレーをされて、長期離脱者続出というのでは、ツアー自体が全く盛り上がらないですし。
松岡修造さんみたいな状態でプレーされても、勝った相手もうれしくないし、みてる観客も痛々しいだけですよね。
ツアーや大会の運営者側にも、選手の健康や体調に対して責任があるはずで、メディカルタイムアウトも、そういった中で作られたルールだと思います。
対戦相手にも、同様の権利が与えられているわけで、今回のフェレールにしても、その権利を行使してメディカルタイムアウトをとろうと思えば、とれたわけですよね。
今回、相手が体調上の問題が発生せず、その権利を行使しなかったというだけだと思います。
メディカルタイムアウトは、テニスにおいて、サーブを1回ではなく、2回まで打っていいというルールと同じことだと思います。
サーブを2回打つのは、けしからんということがナンセンスであるのと同様、メディカルタイムアウトをとるのはけしからんといっても、あまり意味がないのではないでしょうか。
スポーツは、あらかじめ決められたルールを前提としたものですから。
棄権や怪我の問題については、これだけ棄権者・長期離脱者、試合中の怪我・故障の発生(例えば、マレー戦のデルポトロ)が続出し、ナダルがいうようにロッカールームは怪我人だらけという状況なのですから、ツアー運営者側が考えるべきでしょう。
もちろん、錦織自身も怪我のない身体を作ることは当然ですが。
錦織自身が、怪我のない身体を作ることが今後の課題であることは、完全に同意します。
最初のうちは年齢も若いし体が出来上がっていないから仕方がないのかなと考えていましたが、ちょっと気になることもあります。アカデミーの他の選手も同様に多く感じるからです。(すみません。統計は出していません)
ITOは選手本人が請求しなければ取ることが出来ませんが、アカデミーそしてコーチの方針で取っているような気がしてなりません。これが選手本人の体調を考えてのことならまだしも、試合の流れを変える意味合いでのITOでは本来の趣旨が曲げられてしまいます。しかし本当のところは分かりません。なのでTennisnakama さんの記事にあるジョコヴィッチの様に思われる事態になるのでしょうね。
マッサージの件、私も賛成です。相手のITOの間に取れますので試合進行には問題なさそうですので。
体調も悪くないのに、試合の流れを変えるためにメディカルタイムアウトをとっているというのであれば、明確な根拠を示すべきでしょう。
ウィンブルドンのときでも、勝っていた状態でのメディカルタイムアウトだったし。
実際、後で調べて腹筋が断裂していたわけですよね。
全米でも、1回戦など明らかに足をひきずっていた。
応援サイトで批判しても良いとは思いますが、批判するのであれば、最低限、明確な論拠に基づいて行うべきでは?
私はITOのルールを批判しているのではありません。これは重要なルールですが、反面良心にともなって取らなかった選手にとっては、大変不公平なルールでもあるわけです。それでは、「皆とればよいじゃないか」という意見がでてくるところに、テニスのジェントルマンゲームを殺して行く危険性が潜んでいることを指摘したいのです。
フェレールももちろん疲れ、体の節々が痛かったに違いありませんが、「これ以上試合を続行するのがむずかしい」者だけに許されるタイムアウトをとらなかったは大変立派だっと思います。そしてそのような選手に拍手を送ることが、テニスを愛するテニスファンの義務でもあると思うのです。
私は応援するファンの側から、錦織の体を心配していましたが、
俯瞰で見ると、ITOを頻繁にとるというのは褒められたものではないですよね。
以前(かなり昔)TV観戦していたときには、
ITOを取る選手はほとんど見たことがありませんでした。
トイレタイムもです。
フェデラーは本当にりっぱですね。
トップ1になる選手は他の選手の手本となる姿を見せなければいけないとおもいます。
横綱と一緒です。
そういう意味で、フェデラー、ナダルに続く選手はなかなかいないなぁと私は考えます。
錦織についてですが、以前、ジュニアのころ転戦していた頃に体調を悪くし点滴を打った、
という話を読み、もともと体は強くない方なんだなとそのとき思いました。
体質改善し、筋トレ、走りこみをし、GSをきっちり戦える力をつけて、
来年は臨んで欲しいとおもいます。
そして、少しでも長く選手生活を見ていたいと思うので、
持病にならぬよう、今、若いうちに、きっちり体を直してもらいたいです。
以前リタイアしたとき、コーチやスタッフが止めたにも係わらず、
強行出場して、結局リタイアになったこともあるとか。
頑固なところもあるようですし、まだまだ年齢的にも考えが未熟な部分もあると思いますから、
是非錦織の信頼できる立場の方が上手に指導していってもらいたいなぁと感じます。
それと錦織選手、クレーコート得意なんですね、ますます期待大です。
それと錦織選手がクレーを得意としていると知り、ますます期待大です。
ITOを自分がとったら、相手にも同時に与える。
それいい考えです。
これで絶対に故意なITOはなくなりますよね。
是非、しかるところへ提案お願い致します。
それから、チャレンジもけっこう、「間を空ける」という意味で
取る選手が最近多いですよね。
選手は、解説者などより明らかに動体視力がいいのですから、
コチラまで「ええ?」と思うチャレンジはどうなのかなーっておもいます。
話がそれてすみませんでした。
では♪
ただし、そう見えたり、批判されたりする事実はあるわけで、そうならないためにもITOの間にもう一方の選手にもフェアにリフレッシュの機会を与えるということではないでしょうか?
そうすれば、万が一不届きな考えでITOを取ろうとしても相手にも同じ機会が与えられるのですから、
そのような考えを持つこと自体の意味が薄れるし、わざとやっていないのにいろいろ詮索されることもなくなるのではというのが趣旨かと思われます。
ありゃ?私の文章が錦織君を批判している様に読み取れましたかね?
それはすみませんでした。文章足らずでした。
もちろん錦織君の腹筋断裂、持病の腰痛、そして足の痙攣のことは知っています。
なので錦織君本人に対して疑った見方はしていません。
ただTennisnakama さんご指摘のようなことが錦織君に降り掛からないか心配しているだけです。
あとはset point さんのお考え同様、怪我のない身体作りに頑張って欲しいと思っています。(実際テニス練習をする以上に身体強化が大事と本人も以前テレビで言っていました。)
☆錦織選手の将来を信じる一人のテニスファンより
ただ 旦八さん 来年から女子が1セットに1回ずつコーチのアドバイスを受けられるようになるというのは本当ですか?それはちょっと私は疑問を持ちます。
これは私の勝手なイメージなのかもしれませんが、テニスは自分と相手の中で技術、精神力、試合の流れ、その他様々なものを競い合って勝者になるんですよね。第三者が俯瞰の目で観ながらその場でアドバイスをするのは何か変な気がするんです。 選手には第三者の目も必要なのではないでしょうか?試合を立て直すのも、自滅していくのも コートには自分しかいないから・・・だから ぎりぎり追い詰められていた選手が立ち直って さらに勝ってしまったりすると ものすごく感動するのではないかと思うのです。(雨で試合が中断したときに、おそらくアドバイスを受けて 流れがかわるのはどうなんだ!と言われると弱いですが・・) しかも女子から導入されるとは、同じ女性として いかにも な感じがねぇ・・・。 感情的になって試合が崩壊するのも本人の実力のうちだから受けとめたいと思うのですが、どうですか?
もちろん だいたいはコーチがいてアドバイスを受けられる競技のほうが多いと思いますので、これは私の個人的な感覚かもしれません。紳士のスポーツということか よりメンタルな部分を求めているのでしょうか・・。
これからも訪問させていただきます。対戦相手あってのテニスの試合。難しいところですね。
ちなみにテニスのブロクはたくさんありますが、Tennisnakamaさん以外のブログではnetdashさん、takezoh さんのブログが私のお気に入りです。では!!
ちょっと私は別の意見なのですが、いっそのことITOなどなくしてしまってプレイできないときは
棄権しかないというのはいかがでしょうか。 誰にとってもフェアですね。 フェアでないと思うのは
観客である我々でしょう。 まずトッププロたちも口に出して言っている様にまずスケデュールが
過密になりすぎていて、選手への負担がすごすぎるところに問題があるのではと思います。
スポンサーからの出場してくれプレッシャーが減りも大会数も減ると、私はもちろんのこと、Tennisnakamaさんのブログに集っているテニスフリークの方々は面白くない思いをするかもしれませんが、これも仕方のないことですね。 その方向にいけないのであれば規則内に選手が取る行動に関しては
なにもいけなくないのでは? マナー、一流選手になるための素行は見ている人によりけりで考え方はちがいますから。 若い人のプレイはエキサイティングでわくわくしますが、ベテラン選手が健闘する姿に、オヤジになってから心動かされるものがあります。 長くよいプレイを見せてもらいたいです。 ちなみにオヤジの好きなスペイディア今年生涯300勝をマークしたそうですね。しかも勝率は歴代最低の47%とか。 フェデラーには30歳過ぎてもナンバー1でいてほしい。(優勝してほしいです。 US Open)
どちらがよいかは正直私にもわかりません。「逆の楽しみがなくなるかも」と書いたのはP.Composeさんが書いたことも当てはまります。来年はとりあえずGS以外の試合ということなので比べて見ましょう。
腰が痛いというのは、別に予防でも何でもないと思いますが。
それで、Tennisnakamaさんは、錦織がフェルーレ戦で、腰が痛い、或いは足の問題を理由としてとったメディカルタイムアウトに関して、体に問題もないのにとったとお考えなのでしょうか?
そうですね♪
確かに選手と審判でもめることがなくなりました。
マッケンローの時代にチャレンジがあったなら、どうなっていたかな。
マッケンロー、ほらみたことか、と言う
のか
マッケンロー、バツが悪そうに再びプレーに入る
か。
今見てみたい気もします^^;
チャレンジの件は、生真面目な私の全くの私見です。
もちろん、チャレンジはあったほうがいいとおもいます。
あまり褒められたもんじゃないと思いますし、感じ悪いですわ。
もしかしたらオトナじゃなくて子供が書いてるのかな?
とにかく気分悪いですねえ。あっ、今度は私が切れられちゃうかも:笑
結局、Tennisnakamaさんが、現在、ツアーのルールとして認められているメディカルタイムアウトというルールについて不満を持っている、というだけの話のような気がします。
現在、ルールとして認められているメディカルタイムアウトという制度を、錦織は使った。
そして、それを、審判もルールの適用条件を満たしていることを認め、相手選手も、ルールで認められていることだから問題はないといっている。
それを、スポーツマンシップがどうのこうの、というのは、少しおかしいのではないでしょうか。
メディカルタイムアウトという制度が気に入らないのは、Tennisnakamaさんの御主張としてわかりますが、それがツアーで認められ、他の選手(例えば、ナダルやジョコビッチ等)も利用しているのに、それを錦織に利用するなと押しつけたり、それを利用したことで、スポーツマンシップがどうのという話にもっていくのは、少し筋が違うと思います。
それから、マッサージというより、薬を塗っていたのではないでしょうか(それに伴ってマッサージ的な動作もあったかもしれませんが)?
治療の方法として、どのような方法を用いるかは、医師の判断だと思いますが。
なお、インジャリータイムアウトについては、現在(ATPでは1997年以降)は、怪我だけでなく、けいれんなども処置できるようになったため、インジャリータイムアウトではなく、メディカルタイムアウトと呼ぶのではないでしょうか。
htp://www.geocities.co.jp/Milkyway-Kaigan/2534/E-term.html
間違っていたら、ごめんなさい。
出る試合が多くて怪我をする選手がふえたことは事実で、これはATPの強制による参加試合が決められているところに問題があると思います。今マッケンローはこの問題で、選手が試合を選べるように運動していますが、確かにツアーが多すぎて、選手はスキップするとペラルティをとられたり、厳しい状況にあります。ITOをなくしてしまうと、松岡修造のように、トリートメントを受けるためにコートを去ると、棄権したことになり、足をひきつった選手にとっては厳しい処置となってしまいます。このルールができてから、昔からは考えられなかったレベルで今はカジュアルITOをとるようになったことは確かです。
戦う本人のスポーツマン精神だけが頼りなので、ITOの待ち時間に相手にもリフレッシュの権利を与えるというのは名案だと思いました。強靭な身体を持ち合わせた選手には不要なのかもしれないですが、少なくとも相手にも権利が与えられるとなれば、フェイクのITOは減る気がします。
私は縁あってこれまでにバグダティス、マリー、ジョコの試合を観戦することが多かったのですが、かなりの確立でITOを取っているのを観ました。確かに足を痛めたようなシーンがありましたので、怪我は怪我なのでしょうが、中には疑わしく思える時もあり、嫌な気分になりました。
18歳の錦織君は、怪我を抱えながらも過酷な試合スケジュールをこなさないといけないわけで、勿論リタイヤやITOなどは無いほうが良いですし、バスルームタイムもないほうがいいですが、試合経験が増えたら忘れものはなくなってくるでしょうし(帽子やシャツとか)、身体ができあがってくればITOなどもなくなってくるのではないかと期待しています。
あとできれば。細かいことで恐縮ですが、着ているシャツをめくって顔を拭くのではなく、いつもタオルを使用して欲しいなと思ったりします。フェデラーやナダルなど、ヨーロッパの一流選手は皆タオルで顔を拭いており、行儀も大変良いように思います。
私も皆さんと同様に、錦織圭選手が大好きで、心から彼の世界での活躍を願っている一人です。
気分を害するようなコメントで申し訳ありません。
ただ、錦織については、他の選手と同様、今後も、メディカルタイムアウトを取る必要がある局面があると思います。
その度に、ルールに則っているにもかかわらず、スポーツマンシップに反するかのように批判されるのは、おかしいと思いました。
しかも、その批判が、錦織ファンサイトの第一人者ともいえるTennisnakama さんから出てきたため、つい表現がきつくなってしまったと思います。
エナンもそうですが、彼は、身長でいっても10~20㎝も離れた、ある意味大人と子供くらい体格差のある選手と戦っているわけで、その能力・体力を極限まで使わないと戦っていけないでしょう。
また、フェデラーみたいに、出場大会を絞り、どこにいってもVIP待遇、専用ジェットで移動できるような状態ではありません。
予選やチャレンジャーを掛け持ちし、1週間のうちに2大会に出るような状況です。
もっとランクが上位の選手でさえ、身体がボロボロになっている状況で、ルールで認められ、他の選手が普通にとっているメディカルタイムアウトを、錦織がとると批判されるというのは、あまりに理不尽だと思いました。
MTOについての批判があることは承知していますし、それを制度として議論するのであれば、それはそれで1つの議論だと思います。
ただ、現在、ルールとして存在する制度について、現役の選手がその制度を利用したことをスポーツマンシップに反するかのような言い方で批判したり、実際の試合にからめて、錦織の身体の状況もわからない我々第三者が、その制度を利用すべきではないと議論をするのは、少し、違うように思います。
tennisnakamaさんは 錦織選手を批判してなど いないと思いますよ♪
彼を応援する気持ちに溢れているなぁ~と 私は感じました。
錦織選手への第三者の評価の一例として書いていらっしゃるフェレールへのインタビューに関してですが、私もあれは「えっ?何でこんなこと聞くの?」と最初思いましたが、フェレールの「だから何?」的な答えを聞いて納得しました。要するに、記者はフェレールを「挑発」していたのだと。
たとえ記者の挑発に乗せられたとしても、ルールの範囲内のことに対し言い訳をしたり相手を非難するのはそれこそスポーツマンシップという観点から見て、どうかと思います。ルールに問題があると思うならそのルールに対して異議を唱えればいいと思いますので(マッサージの案はいいですね。選手達からそういう声はあがっていないのでしょうか?)。
チリッチがWOWOWのインタビューで、成長期が終わったから筋トレを始め、その結果が今出てき始めた、2年後を目処に身体が出来上がるようトレーニングしていると言っていました。錦織君も2年後くらいには逞しい選手に成長していることを期待しています。
以前からMTOの取り方やリタイアに厳しい見解をお持ちで、リタイアする選手はお金を払って見に来ている観客に失礼だから観客全員に事情を分かりやすく説明してから帰るべき、もしくは観客全員にサインをしてから会場を去るべきだ(これは正確には他の方の提案でしたが)とおっしゃっていたTennisnakamaさんが、リタイアの回数もMTOの回数も多い錦織選手を正面から批判されないのを常々疑問に思っておりました(そしてリタイアやMTOの記事の時には「金返せ!と思う」とコメントされていた方々が錦織選手のリタイアには一言もそのような発言をされないことにも)。軸のぶれない方だと分かり安心致しました。さすがですね。
今回のTennisnakamaさんの提案は現実的ないいアイディアだと思います。このMTOに関する議論を読んでいると、日本は一本を目指す「柔道」を目指すべきか、それともポイント狙いで何が何でも勝ちに行く「JUDO」を目指すべきかという問題を思い出しました。似ているように思うのですがちょっと違うでしょうか・・?
ところで、私はset pointさんが早とちりだとも議論を引っかき回しているとも思いません。私は理解できる部分が多々ありますし、Tennisnakamaさんは多様な議論を求めてこの問題提起をされているのですから、ひとつの意見を封殺するようなコメントの方が問題だと感じますね。
メティカルタイムアウトについては、いろんな意見があると思います。
メディカルタイムアウトを取ると、取った方が有利になるという側面もあるとは思います。しかし、今、話題にあがっている例は、肉体面、精神面もまだできあがってない20代前半くらいの選手に多い話ですよね。経験も少ない面、選手自身、痛みや怪我が精神的に追いつめられての感覚か、本当に肉体が致命的な損傷を負っているのか区別や判断も着きにくいところもあるのでは?それだけ、ある部分は未熟(いくら才能があっても)、といってしまえばそれまでですが、それに尽きるような気がします。
それをどう受け取るかは、受け取り手次第です。マスコミのインタビューは、いささかゴシップ的ですし、わざと、面白おかしくメディアに載せて、話題にしたい側面もあるような気がしないでもないですね。
もちろん、キャリアある中堅選手になっても、同じように、時間稼ぎ的行為を繰り返す選手であり続けるのであれば、その時は、本当にスポーツマンシップを問われる、評判悪い選手になってしますでしょう。
錦織くんの件は、少し、気の毒な気もします。まだ駆け出しの選手なのに、注目されているから、こんなことも言われてしまう。Tennisnakamaさんの記事は、若い人に、完璧さを求めれているような気がします(理想の天才最年少プレーヤー的な?)ほんとの意味に、松岡修三さんが言われてるように、そっと見守ってあげればいいのに…と思ってしまいます。気を悪くしたらごめんなさい。
フェデラーやナダルのような身体の出来上がった百戦錬磨の選手と今の錦織選手は違うので、今しばらくは、そっと見守ってあげたいと思います。
錦織選手のあのプレーに、18歳の日本人男子の身体が追いつかないと言われているように、かなり身体を消耗しているのは事実だと思います。
松岡氏がMTOを取ることを教えたというのも読んだことがあります。
無理して治療を受けずに試合に挑んで、怪我が長期化するようなことがないように願いたいです。
フェレーロのコメントは、その言葉通り、「自分には必要がなかったから(MTOを)取らなかった」のだと思います。マスコミのインタビューはちょっと挑発的だと思いました。「自分もMTOをとれば錦織に勝てた」とでも言わせたかったのかな?真意は分かりませんが。
一応このコーナーは閉め切らせていただきます。ひきつづて、次号でITOのテーマで書いておりますので、次の記事のコメント欄にお願いいたします。本当にありがとうございました!
私の意図が伝わらないというコメントを拝見してこの記事を見ました。
はっきり言って、私はあなたの意見に反対です。
気分を害されたなら恐縮ですが、まったくもってあなたの意見に納得がいきません。
(あなたにどうしてほしいというわけではありません。ですが、この記事を読んで何かを
判断される方には私の意見を考慮してほしいと思い是非記載させてください。)
テニスは確かに紳士のスポーツです。ですが、ルールの範囲内で全力を尽くす選手の行為に
対して批判をする時点でナンセンスと思います。
何をやってでも勝ちたい気持ちはどんなスポーツでも共通です。
そこで最低限守るべきルールをしいているわけです。
それを守って全力で戦っている選手をバッシングすることはエゴとしか思えません。
ITOの取りすぎがテニスに不向きなのであれば、ルールを改正すべきです。
それがなされないのは常識の範囲だからでしょう。
あなたのエゴをテニスのルールに強いる、そのことのほうが私は我慢なりません。