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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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ジョコの教訓

予想されたことが起こりました! 

ジョコヴィッチが昨夜のロディックとの試合でブーイングを受けてしまいました!しかも彼はITO (インジャーリータイムアウト)をとっていないのに、ブーイングはますます大きく会場にこだましていきます。



この事件は昨日私が書いた「錦織の今後の課題」のテーマ、ITOの核心でもあるので、ロディック戦を説明しながら、ITOについて述べていきたいと思います。

日本ではテニスはマイナー化して、世界のテニスの動きがほとんど伝えられておらず、情報は試合の簡単な結果のみというお寒い状況にあります。そこでぜひ、日本のテニスファンに刻々と移り変わる世界のテニスの動向を伝えたいという願いから、ブログを始めました。

ですから、今回のジョコヴィッチの件にしても、TVで観戦された方は、会場のブーイングを理解できずに、ニューヨークはジョコヴィッチに冷たい、といった印象をもたれた方もあるかもしれません。

ジョコヴィッチが先日行った対ロブレド戦のあと、ロブレドの怒った記者会見が発表されました。それは、ジョコヴィッチが腰が痛い、胃が痛いといって、毎回ITOをとったことに不満を訴えるロブレドの抵抗でした。「僕だってどれだけ体中が痛かったか!」しかし彼はITOをとりませんでした。彼の良心のもとに、ルールをアビューズしなかったのです。問題は、ジョコヴィッチです。

ジョコの過去はITOが多すぎるのです。

ITOの問題は、TVの解説者やメディアがよく取り上げる問題ですが、明らかに怪我をした場合、または、これ以上続けると危険な状態におちいると判断した場合以外は、ITOはとるべきでないというスタンスに立っています。特にITO を取った後、コートを何の支障もなく走り回っている選手をみれば、「これはおかしい」と、疑われてしまっても仕方がないのです。

「ITOの常習者」とレッテルを貼られてしまったジョコヴィッチですが、こうなると本当に具合が悪くても、誰からも信用されなくなってしまいます。ロディックは試合の前に、ジョコヴィッチについてこのように答えています。

Q. When asked about his injuries today, mentioning the right ankle as opposed to the left ankle, the other day
今日のジョコヴィッチの(ロブレド戦の)怪我ですが、他の日は左足首といってましたが、今日は右足首だとか・・・

ANDY RODDICK: Isn't it both of them? And a back and a hip?
両方じゃなかったの?それとも背中、それとも腰だっけ?

Q. And when he said there are too many to count.
彼は数えきれないくらいあると言ってましたけど、

ANDY RODDICK: And a cramp.
じゃ、クランプも。

Q. Do you get the sense right now that he is...
彼の調子はどうだと・・・

ANDY RODDICK: Bird flu.
バードフルー

Q. Lot of things. Beijing hangover.
いろんな事が重なった。北京弊害

ANDY RODDICK: Yeah.
まあ、ね。

Q. He's got pretty long list of illness.
彼の病気のリストは長いですね。
ANDY RODDICK: Anthrax. SARS. Common cough and cold.
炭疽菌、SARS, 咳に風邪

この記者会見には笑ってしまいました。ロディックはまったく冗談で答えているのですが、ジョコヴィッチとしては面白くないのは当然です。

これと同じ質問を、ナダルフェデラーにすれば「ジョコは全力を尽くすだろうし、僕も尽くすつもりだ」などと優等生の答えが返ってくるでしょうが、悪ガキ、ロディックはスパイスの効いた応答でメディアやファンを楽しませてくれたのでした。彼が錦織と対戦したあと、「若造にちょっとレッスンをしてやっただけのことさ」というような意味のことを言って、世界のテニスファンから総スカンをうけましたが、確かにこのジョコヴィッチに対する発言は繊細さを欠くものでした。

そういう背景があったものですから、ジョコヴィッチは世界のテニスファンに言いたかったのかもしれません。コートのでの勝利インタービューで放った言葉です。

「アンディは僕が16カ所も怪我をしてると言ったけど、明らかに僕はそうじゃないよ!」

ここで大きなブーイングが会場から起こります。

ブーイングをする観客に向かって、「分かってるんだ。君たちが僕が全部ウソついている(怪我に対して)と思ってるってことは。」

ここでまた大きなブーイング。

「でも、16カ所も怪我しているなんて、言うのはよくないよ」

またブーイング。

これは実に悲しい出来事です。昨年、シャラポヴァやロディックの物真似であれほどニューヨーカーから愛されたジョコヴィッチの姿はどこにもありません。

私が予期した通り、ニューヨークタイムズの記事では、2005年のUS Openのモンフィス戦に言及しながら、厳しいトーンで記事をしめくくっています。

Considering his injury-timeout habits, including against Gael Monfils in 2005, in which he admitted was the only way to win, and against an angered Tommy Robredo in the round of 16 earlier this week, Djokovic might have worn out his welcome with tennis fans.

「2005年にモンフィスと戦った試合で、勝つ手段はタイムアウトしかなかったと言ったジョコヴィッチは、ラウンド16で、タイムアウトをとってロブレドを怒らせてしまった。彼のインジャーリータイムアウトの癖を考えると、ジョコヴィッチに対するテニスファンの歓迎はすり減ってしまったようだ。」

ルールで許されているからと言って安易にITOをとったり、バスルームブレークをとったりすると、後で必ずその選手にしっぺ返しがくるということを忘れてはいけないと思います。ジョコヴィッチは安易に取ったとは思いませんが、とる回数が多いことに問題が潜んでいます。私は、決して錦織選手が安易にITOをとったなどと言っておりません。むしろ、あの足を引き攣った辛い状況でよく戦ったと誇らしく思っています。

ただ、世界のトップ選手になるということは、すべての行動が評価の対象になるということを知ってほしくて、「錦織選手の今後の課題」を書きました。特に世界中が注目するグランドスラムにおいては、16強に入る選手の一挙一動がメディアの話題の対象になるということを念頭にいれておいてほしかったのです。

錦織選手はこれから伸びていく日本のスターです。ですからその星にふさわしく、リタイアやITOを必要としない強靭な体つくりにまず取り組んでほしいと思います。

世界の人々から、「よくやった!すばらしかったよ圭!」と心から拍手をおくられる日がだんだん近づいてきています。次に会ったときは、圭君はまた一段と逞しく成長していることでしょう。

頑張れ、圭君!




投稿者 Tennisnakama  23:52 | コメント(33)| トラックバック(0)
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コメント
勝利者インタビューで祝福の拍手ではなく過去の経緯から一言一言のコメントに対してブーイングされるなんてとても悲しいことです。リタイヤ、ITO、バスルームブレイク、忘れ物を取りに行く・・・一つ一つの行動が圭君のこれからの長い選手生活の中でどれほど影響するかということを含んでいるということですね。本人は気に留めていなくても映像やネットを通じて世界中に発信されていることのある意味の怖さを自覚しなくてはならない位置に既に上り詰めたのですから・・・。

Tennisnakamaさんの今回の問題提起は圭君の選手生活全体に大きく影響する極めて重要なサジェションが含まれています。国際的な注目度が高まれば高まるほど襟を正すことの重要さを今回私たちにも気付かされました。私のようなファンという日和見な立場から問題視せずついつい見過ごしてしまいがちなことを今回愛情を持って指摘されたことは素晴らしいと感じています。

次元は全く違いますが、せっかくの機会なので私も自分自身のコートマナー等改めてチェックしてみようと思います。圭君だけではなく日本のテニス愛好家のマナー向上にも一石を投じられ「気付き」を与えられることはTennisnakamaさんの本意ではないでしょうか。
投稿者 hiroshi 2008/09/06 02:20
hiroshiさん、私の意図を理解していただき大変嬉しく思います。錦織選手は日本の子供達のあこがれの選手です。彼がフェデラーのようになりたいと願ったように、多くの子供たちが錦織選手のようになりたいと夢みて毎日練習を重ねていることの重みは大きいと思います。デルポトロは試合の合間を見つけて、NYのラティーノ(ラテン系)のコミュニティを訪れ、子供たちと交流を図っている写真をみて感動しました。彼は多分最高のスタッフに恵まれているのでしょう。このような選手が錦織選手のライヴァルであることは、すばらしいことですね。
投稿者 Tennisnakama 2008/09/06 04:09
どちらかというとロディックが勝手にコケたような印象のある試合ですがそれでもこんな感じなのですね。。。。
それから、P.Composeさん、旦八つぁんで十分光栄でございます(笑)すでに一部からはそうなってますので大丈夫ですよ♪
投稿者 旦八 2008/09/06 09:34
ロディックの、挑発的なコメントは好きではないですが、ロディックのコメントで少しはジョコも
反省してくれるとよいですね。
錦織選手は、今のテニス界のトップの選手と比べても、ショットの多彩さは群を抜いているとおもいます。そうした錦織選手の、これからの勝利に少しでもケチが付いてしまうのは残念なので、
これからは怪我のない体を作って、マスコミからも突っ込まれない完璧な勝利を目指して欲しいです。いろいろ学ぶことがたくさんあると思うけど、近い将来、世界中から愛される最高のテニス選手になってくれると信じています。
投稿者 mw 2008/09/06 12:30
なるほど。ジョコのいつものユーモアや演技調のない試合態度は、その会見が背景にあったんですね。
WOWOWは準決勝になってからお互いの会見を放送してるけど、準々決勝では放送しませんでした。あえて放送しなかった、のかも。
そんなことしゃべっちゃう、お調子者ロディック、好きです。
なんたって、サタデーナイトライブのコメディアンだもんね(^_^)
投稿者 ゆとびっち 2008/09/06 13:01
勝っても負けても、ロディックの挑発や舌戦に反発したり乗ってしまったりしたら負け?
錦織も以前「ロディックは思ったほど強くなかった」「ストロークでは自分が押していると感じる場面もあった」って言ったのは、本当に素直にそう思った部分もあるだろうけど、
威嚇されて出鼻を挫かれてなければ、もう少し、相手をリスペクトしたソフトな言い方してた気もするし…。
ジョコが試合に勝ったのにインタビューでわざわざあんな事言ったのは、やはり痛い所突かれていたから?ロディックは試合には負けたけど、相手に一泡吹かせたというか一矢報いてるというか…。
そういう事は、試合の中のテニスでやれよ!!と思うけど。

リタイヤしないフェデラーは偉いですね、テニスを志す子供たち、それ以外のスポーツでもお手本になる本当の強さかと思います。王者たるものこうあるべき、といった感じで。
錦織には怪我や体の弱さを言い訳にもして欲しくないから、これから頑張って体作って色んな経験積んで強くなって欲しいです。
投稿者 にゃ 2008/09/06 13:41
ロディックは冗談が過ぎちゃったようですね。ジョコも変に熱くなっちゃって・・・その後二人は反省していたようですけどね。
こんな騒ぎにになっちゃって、ジョコヴィッチは前ほどメディカルタイムアウトをとらなくなるんじゃないかな?ある意味ロディックは、いい事をしたかも??(ロディックってなんか憎めなくて好きです。。意外とオフコートでは優しそう)
だけど、ジョコへのブーイングがひどくてなんだかちょっとかわしそうでした。ジョコのサーブの時の変な掛け声をするファンもいたりしてひどいな・・って思いました。
それにしてもいろんなタイプの選手がいて、面白いです。みんながみんなフェデラーやナダルのような優等生じゃつまらなくないですか?(フェアプレーに反する行為は良くないけど)
私は圭クンにはテニスファンの心に残るようなプレーヤーになってほしいです。もちろんスポーツマンシップを疑われるような選手にはなってほしくないです。
ところで、女子は、来年から(グランドスラム意外)オンコートコーチングが許可されるようになるみたいですけど、相手がメディカルタイムアウトやバスルームタイムの時もOKらしいです。男子も試してみたらいいのにと思いました。Tennisnakamaさんの相手もマッサージを受けることができる案もいいですね。
投稿者 kako 2008/09/06 16:12
Tennisnakama さん
「決して錦織選手が安易にITOをとったなどと言っておりません」とのこと、安心しました。
錦織のケースについては、審判も相手も、MTOの適用されるケースであることを認めており、Tennisnakamaさんも、それを争っておられるわけではないということがわかりました。
ご紹介いただいたジョコビッチとロディックのやりとり、先日のロディックの錦織に対する威嚇、サントロ戦でのロディクの態度、さらには、それに対するアメリカのファンの態度、等をみて、改めて痛感するのは、錦織が戦っている舞台が、決して、奇麗事ではすまされない世界だということです。
ボディを狙ったとして錦織を威嚇するロディク
ホームページでうまくいったというロディック
それに対して錦織にも良い経験になったのではないかと書き込みをしたりするファンの存在
錦織にはボディを狙うなといいながら平然とサントロのボディを狙うロディック
ボディを狙うことは問題ではないとロデックを擁護するファン
(ジョコビッチの怪我がどうなのかわかりませんが、仮に、MTOを戦略的に用いているとすれば)、勝つためには、MTOも戦略的に用いるジョコビッチ
自分が負けたのに、相手の怪我について揶揄してみせるロディック
ブーイングする品のないファン
投稿者 set point 2008/09/06 16:19
先日、伊達選手が、インタビュー記事で、トップのツアーの世界は、勝つためには手段も選ばない世界で、甘い世界ではないと述べておられました。
彼が戦おうとしている現場は、決して、奇麗事で片付く世界ではなく、錦織よりも圧倒的に体格にすぐれ、パワーもあり、グランドスラムの優勝の経験もあるようなプレイヤーが、勝つためには、手段も選ばないような厳しい競争の世界なのだと思います。
錦織についてあれこれいう場合には、彼が戦っている現場がどんな状況になっているかを理解してあげる必要もあるのではないでしょうか。
そういった理解もなしに、ファンがあれこれいっても、おそらく、錦織の方も、現場の状況や自分の身体の状況も知らないで何をいっているんだ、としか思わないでしょうし、錦織とファンの間に、溝ができるだけなのではないでしょうか。
投稿者 set point 2008/09/06 16:24
今回の錦織のケースのように、審判も相手も、MTOの適用されるケースであることを認めておりルールに則った行為にまで、ファンの側から疑問を投げかけることは、錦織にとってあまりに酷なのではないかと感じました。
おそらく、錦織は、ファンが何をいおうと、必要のある場合には、今後も、棄権という決断もするでしょうし、メディカルタイムアウトも取るでしょう。
他の海外のプロと同じように。
私は、そういった彼の割り切りこそが、彼をここまで強くした1つの要因であると思います。
日本の女子で成功したプレイヤーも、みんな同じようなところがありました。
伊達も杉山も、フェドカップよりツアーを優先したいからと言ってのけていましたし、自分が強くなるために必要なことが何かをドライに割り切れる強さがありました。
今回、Tennisnakama さんが、錦織のためを思って、例え、一部のファンからであっても、非難を浴びないようにと考えて発言をなされていることは、十分に理解をしているつもりです。
ただ、今回のようなケースにまで疑問を投げかけていると、錦織にも酷だし、今後、応援するにあたっても、しんどくならないか、というのが私の考えです。
投稿者 set point 2008/09/06 16:29
set pointさん、何度説明すればよいのかこちらも疲れてきます。私は錦織選手に疑問をかけていないのが分かってもらえないようですね。疑問を問いかけているのは、ITOの制度です。
投稿者 Tennisnakama 2008/09/06 18:07
おひさしぶりです。私も参加させて下さいね。
錦織君の今回のITOについては何の問題もないと思います。今後も必要のある場合には、棄権という決断もありうるし、TOを取るのもOKと思います。しかし度重なると要らぬ疑惑を招くという事を注意すべきなのです。錦織君をサポートするファンがいると同様に、フェレールにもファンがいるという事を忘れてはなりません。
ルールに認められているからと言って何をしても良いという訳ではないと思います。勝つためには手段も選ばないというのは、あくまでプレーの中でのことではないでしょうか?gamesmanship(反則すれすれの巧妙な駆け引き)を使った選手は尊敬もされませんし、愛されません。
それゆえにいっそう、錦織君にはfitnessを高めて素晴らしい選手になってほしいのです。体格が劣るから、若いからというのは言い訳になりません。コートに立つからには試合をするに充分な状態であるとみなされるのが前提です。ツアーをまわっている選手の中で、故障や病気が全くないという選手はマレと思います。
投稿者 chiaki 2008/09/06 18:31
Tennisnakama さんの紹介されたロディックのインタビューは負けた後になされたものではありません。4R後の会見です。彼はもともとジョークをからめて面白い会見をするので、プレスが水を向けて彼に話させたのです。調子に乗りすぎたのかもしれません。ジョコの怒りを知って戸惑っているようです。
観客は敏感です。気まぐれで心変わりしやすいけれど、案外コトの真相を見抜いているんじゃないでしょうか。NYのファンが格別に品がないとは思えません。それを言い出せば、マ○○○○もパ○も・・・(笑)

(ところで、このサイトへ投稿するのに非常に時間がかかります。表示にも・・・何故でしょう?私のPCがおかしいのでしょうか?)
投稿者 chiaki 2008/09/06 18:44
結論は、
今回のケースは、何も問題はない。
ということですか。
そうであれば、ITOの制度を論じたいのであれば、今回の試合とは無関係に論じて欲しかったなぁ。
せっかくみんなが感動した試合にけちがついたみたいな形になってしまったし。
投稿者 ブライアン 2008/09/06 18:57
Tennisnakama さん
いつも楽しく拝見させてもらっています♪
ここ数日は激論が交わされ活気付いていますが、今後投稿についてルールを設けてはどうでしょう?
慣れないため同文が重複するのは仕方ないと思いますが、特定の人が短時間に何度もというのは読む側としてもあまり気持ちの良いものではありません。

錦織人気に伴ってこのサイトファンも増えつつあると思うので、気持ちよい場にしていただくためにもご検討どうでしょう?また、貴重な情報・意見を提供していただける運営者のTennisnakamaさんへの感謝の意を忘れずに居て欲しいと思います。
投稿者 sky 2008/09/06 19:48
私もブライアンさんと同感です。
ITOについての問題であれば錦織くんのケースはスルーして欲しかったです。
今の錦織くんは、未完成ですが、第三者にどう思われるか、というところで左右されてしまうのはかわいそうです。
ティーンの頃、疲労が溜まってきたので、コーチーが、「回復のために休養が必要だ、成長ホルモンを出すためにも明日は1日中寝ておきなさい。」と言ったら、彼は本当に1日中ベットでおとなしく寝ていたそうです。遊びたい年頃のティーンエイジャーには真似できないことだととても驚き、こういう真面目なところも錦織くんの凄い部分だ、と褒めていました。そして、それだけ人一倍テニスで強くなりたいと思っている現れだと。
投稿者 ともとも 2008/09/06 20:10
ITO制度の不公平さを問題視されているのは、十分伝わってきます。
しかし、それを伝えたいが為に、ロディックの言動を冗談といって軽く肯定はできないと思います。
全くの別問題をはらんでいますし。かつて、ヒンギスがモーレスモとの試合前に、彼女(レズビアン)が来てるわね、と軽くマスコミに流したことで、精神的にダメージを与え勝利した、とかなりブーイングされた記憶がありますが、ロディックも冗談、というより、ワザと弱点を付いたのではないかなぁ、というのが私の見方です。IITO制度を問題視するためだけに、ロディックのやり方は良くて、ジョコは悪い、(US OPENですから、アメリカのマスコミがロディック寄りになるのは当然)というのも極端ですね。



投稿者 ともとも 2008/09/06 20:15
今回は盲目的なファンの前では、錦織選手を一方的に褒めないかぎり、議論すらする事がむずかしく、また客観的な意見はなかなか受け止めてもらえないということを学びました。私の説明不足もありますが、事実を述べても(例えば3回のバスルームブレークや2回のITO)、ケチをつけると言った具合です。

私はアメリカのトーナメントで戦ってきた息子を持つ親として、あらゆる手段を講じて勝とうとする環境があることは、多分日本に住んでいらっしゃる方よりは人一倍よく理解できているつもりです。その熾烈な環境の中で、フェデラーのようになることは、いかに大変なことであるかは、錦織選手自身が一番よく知っています。

シビアな勝負の世界で、自分のハードルを落とさず、戦ってきたフェデラーを立派だと思います。ですからマッケンロー、サンプラス、ナダルといった一流の選手からも、世界のテニスファンからも尊敬される理由がそこにあります。錦織選手はフェデラーのようになりたいと言っているのです。それは彼のように華麗なテニスをするだけでなく、彼のように尊敬される選手になりたいと願っているからでしょう。

錦織選手は世界の最高峰のエヴェレス登頂を選んだのです。私は高いハードルを選んだ錦織選手の気持ち受け止め、共に成長していけるようなファンでありたいと願っています。錦織ファンなら、彼と同様エヴェレスト登頂をめざす世界に恥じないファンでありたい、と思いませんか?



投稿者 Tennisnakama 2008/09/06 20:25
Tennisnakamaさんは錦織選手のリタイヤやITOについて一言も非難されていません。彼はコーチが止めてもプレイを継続したがる選手だと私は感じていますしTennisnakama さんも同感だと思います。

ただ「忘れ物をして取りに帰る」とかパンツのサイズを間違えて「Too Big!」と着替えに帰る・・・これは『おそまつ』です。リタイヤやITOと同じように論じることはできませんが相手選手や相手選手のファンの眼にはどのように映るでしょうか?『駆け引き』の一つと判断する人がいてもおかしくありませんし、しいてはリタイヤやITOが多いことからすべてを同様に判断される危険性を持っていないでしょうか・・・。

私は圭君が大好きで彼の中に多くの夢を描きます。しかし「ひいきの引き倒し」にはなりたくありません。Tennisnakama さんも『愛情があるからこそ』問題提起されているのです。「盲目的なファンにはなるべきではない」と自分に言い聞かせています。
投稿者 hiroshi 2008/09/06 21:17
こんばんは~☆
白熱していますね
私も長い間試合を見てきていますが、勝つためにははっきり言ってルール内ならなんでもすると考えるのが当たり前だと思っています
ヒンギスの話も覚えていますし、引退したエナンのことも試合中に流れを変えるためにMTOをとっていると非難されたことがありました
他の何人かの選手についてもそういう話はいくらでもあります
フェデラーだって???な態度をとったことがあります
ここ3年ほどはしなくなりましたが、しなくても勝てましたから・・・

今回の錦織選手の活躍はうれしかったです
パンツを試合前に換えに行ったことやMTOをとったとたんに元気に走りはじめたことなど、多分普段からコーチなどからも試合に集中するためのいろいろなことを教育された結果だと思っています
日本人には理解し難いこともあると思われますが、ドライにならないと上には行けません

いつもTennisnakamaさんの冷静な分析を楽しく読ませていただいています
今後も頑張ってくださいね
投稿者 アメリー 2008/09/06 21:46
初めてカキコさせていただきます。
今回のITOうんぬんに関してあえて疑問を投げかけ、錦織選手の将来を心配するtennisnakamaさんにはそこまで錦織選手のことを考えているのかと思い、錦織選手への深い愛情を感じました。
いつも記事がアップされるのを楽しみに待っています。これからも頑張ってください。
投稿者 にいな 2008/09/06 21:59
勝つためにははっきり言ってルール内ならなんでもすると考えるのが当たり前・・・錦織選手はそんな低俗な考えの選手では有りません。「世界ナンバーワンの選手になる」ことを目指す圭君の志はもっと高い所にあるはずです。ランキングだけナンバーワンになれたとしてそれで彼が満足すると思いますか。

彼の成長にファンもついていかないと圭君に恥ずかしいですよね・・・。
投稿者 hiroshi 2008/09/06 22:14
日本語、英語に限らずなかなかちゃんと読んでくれないひとには難しいのだなとは思います。
ある意味アメリーさんが問題の本質を射抜いていると思います。
今のルールがそうである以上そうなのです。
だから変えませんかって言ってるんですよね?(アメリーさん誤解してませんから大丈夫ですよ)
議論はそこからだってわかってますかねぇ。錦織はじめ個人のプレーヤーの話はだれも欲していませんよ。
投稿者 旦八 2008/09/06 22:26
テニスにおけるスポーツマンシップ
その1 ルールに従う。
その2 ルールの適用に関しては、審判がその適用を決め、最終的には審判の判断が絶対であり、その判断に従わなければならない。
その3 試合が終われば、後腐れなく握手。
その4 試合後に、審判の判断に、ごちゃごちゃ言わない。
以上

投稿者 teku 2008/09/06 22:49
世の中の取り決め事(ルール、法律など)は、時代によって変化、進化、改善されていくものだと思っています。それでないと100年前のルールにしがみつくようなことになりますから。それは自分たちがやらなくても、専門の人がやればよいことだから、という考え方もあるでしょうが、私は変革できることがあれば行動をおこすことをモットーにしていますので、tekuさん風に言うと私の姿勢は以下のようになります。

その1 ルールだからといってそのまま放置しない。
その2 ルールに問題があれば問題提議する。
その3 よりよいルール作りを目指して改善を働きかける。
その4 改善されるまで良識に従ってルールだからといってアビューズしない。
以上
投稿者 Tennisnakama 2008/09/06 23:23
「ルールだから」の一本やりではテニスの発展は止まってしまうでしょう。紳士のスポーツの魅力も色褪せていきます。

Tennisnakamaさんの『改善の道を探る。そのために自ら動く。現状も自らの良識に従い言動する。理不尽なルールと分かっていたら乱用しない』に深く共鳴します。

単なる理想論ではありません。苦難を覚悟で問題提起し議論を受け止める一貫したその姿勢こそが「現実を理想に近づけようとする強い覚悟」を示しています。私は崇高なその生き方が純粋に好きです。
投稿者 hiroshi 2008/09/07 00:32
こんばんは。

僕は今回の錦織選手のとったITOやバスルームブレークは
今後は気をつけるべきもの・とらないほうがいいものだと思います。
(パンツのサイズが違ったという類はまずいと思いますが)

ITOというのは試合が続行できないような状態の回復に使われるべきもので、
それにあてはまらない身体的消耗の回復が目的であってはならないはずです。

自分の年齢的に95年以降しか分からないですが、
サンプラスやアガシといった選手達が
微妙なところでITOをとったりすることはまず無かったと思います。

錦織選手の場合は既に注目度も高く、
現時点で「あのITO・バスルームブレークはどうだったのかな」という声が
裏でささやかれていた可能性は否定できないと思います。
Tennisnakamaさんがフェレールの会見で書かれていたことからも。。
今後、錦織選手が本当にトップレベルになったとき、
彼のパフォーマンスはあらゆる面からもっとシビアに見られ、言われるはずです。
わざと意地の悪い見方をしてくる人も多くいると思います。
僕は、周りがどうであっても、錦織選手は将来にわたって
世界でスポーツマンシップを称えられる名選手となってほしいです。

また、今のルールで最近のツアーで起こっている
疑わしいITOを防ぐことができないのであれば
やはりTennisnakamaさんのおっしゃるように改正すべきだと思います。

僕自身もかつてそう教わりましたが、
テニスプレーヤーはジェントルマンであれ、というのが伝統のはずですから。
投稿者 k4 2008/09/07 00:42
ルールの範囲内でなら勝つ為になら何をしてもOKって考えでもいいとおもいます。
錦織選手のめざすフェデラーのようにはなれなくても、ジョコのようにはなれるでしょう。
とはいっても私もTennisnakamaさんの考えと同じなんですけどね。
単純に私の場合は強ければなにをしてもいいとか、ただ強いだけの選手にはテニスに限らず魅力を感じないので応援したいって気持ちにはなりません。もちろん錦織選手のことは応援してますよ。
だからそんな選手にはなって欲しくありません。
日本人からだけじゃなく、世界のテニスファンからも愛される選手になって欲しいとおもいます。
投稿者 フー 2008/09/07 01:31
せっかくだから、MTOのルールについて調べてみました。
http://www2.biglobe.ne.jp/~hit/rule2006/s2_q_10.html
これによると、MTOが認められるためには、ドクターまたはトレーナーの判断が必要ということのようです。
けいれんに関しては、前回の記事で引用でURLが記載されていたされていた記事を見ると、
・・・但し、国内でJTAルールが適用される大会では、大会専属のトレーナーがいないこともあり、「けいれん」を治療対象にしていません(「けいれん」かどうか判断できる者がいない)ので、従来どおり「Injury Time-Out」と呼ばれています。
という記載がなされています。
この記載からすると、ITOではなく、MTOの適用される大会は、「けいれん」か否かを判断できるトレーナーがいる場合に限定されており、そのトレーナーが、「けいれん」と認め、治療が必要と判断した場合でなければ、MTOを取れないようですよ。
結局、怪我であれ、けいれんであれ、ドクターまたはトレーナーが必要と判断しなければ、MTOをとることは、ルール上、認められないということです。
アビューズ(悪用・濫用)という言葉がしきりにいわれていますが、それぞれの大会のドクターまたはトレーナーの判断が間違っているというだけの情報や根拠をもって、おっしゃっておられるのでしょうか。
ドクターまたはトレーナーの判断が誤っていることを前提に議論がなされているような気がして、議論にあたっては、出発点を押さえないといけないのではないかと思いました。
投稿者 HANA 2008/09/07 01:32
せっかくだから、MTOのルールについて調べてみました。
http://www2.biglobe.ne.jp/~hit/rule2006/s2_q_10.html
これによると、MTOが認められるためには、ドクターまたはトレーナーの判断が必要ということのようです。
けいれんに関しては、前回の記事で引用でURLが記載されていたされていた記事を見ると、
・・・但し、国内でJTAルールが適用される大会では、大会専属のトレーナーがいないこともあり、「けいれん」を治療対象にしていません(「けいれん」かどうか判断できる者がいない)ので、従来どおり「Injury Time-Out」と呼ばれています。
という記載がなされています。
この記載からすると、ITOではなく、MTOの適用される大会は、「けいれん」か否かを判断できるトレーナーがいる場合に限定されており、そのトレーナーが、「けいれん」と認め、治療が必要と判断した場合でなければ、MTOを取れないようですよ。
結局、怪我であれ、けいれんであれ、ドクターまたはトレーナーが必要と判断しなければ、MTOをとることは、ルール上、認められないということです。
アビューズ(悪用・濫用)という言葉がしきりにいわれていますが、それぞれの大会のドクターまたはトレーナーの判断が間違っているというだけの情報や根拠をもって、おっしゃっておられるのでしょうか。
どうも、ドクターまたはトレーナーの判断が誤っていることを前提に議論がなされているような気がして、議論にあたっては、出発点を押さえないといけないのではないかと思いました。
投稿者 HANA 2008/09/07 01:43
初めて投稿します。今年のウィンブルドン男子決勝戦を偶然見てから、テニスの面白さにはまってしまい、TennisnakamaさんのHPを毎日チェックしているテニス超ど素人の者です。
今回Tennisnakamaさんの記事を読んで、ただ単純に強いという理由だけでなく、コート上での戦い方や言動から世界中の人たちに愛されるフェデラーの魅力を改めて教えてもらいました。
私も錦織選手にはそんな素晴らしい選手になってほしいと願っている一人です。

Tennisnakamaさんの記事を本当に楽しく読ませてもらっています!
いろいろな意見が交わされるなか、大変なこともあるかと思いますがこれからもがんばってください!
投稿者 rieko 2008/09/07 02:24
Tennisnakama さんに、話の通じない盲目的な錦織ファン、と言われてしまえばそれまでかもしれませんが、ただ、褒めまくらないと納得しない、と言うために書いたつもりはないです。錦織選手の関係のない話は余計だったですね。
必死にプレーしているのは選手です。選手ありきのルールとして論じるのならともかく、てマスコミが、マスコミ世論の為に、「客観的な視点で捉えている」などと言う言葉を使って、ITOを取られ調子が狂って負けた選手に不利だという一部の声を、善人のように利用し、上から目線でルール改正を望んでいる、とという図式がどうもなじめません。選手の声はどうなっているのでしょうか?改正を望まれているのでしょうかね。それならとても納得できますよ。
投稿者 ともとも 2008/09/07 03:00
ありがとうございます
私はテニススクールを営んでいます
今回tennisnakamaさんの記事を見て、初めて世界の現状を知りました
私のスクールのスタッフにはインカレの学生やJOPにでているプレーヤーがいるのですが
インカレや関東学生の試合を観戦すると
選手の息使いや感情がひしひしと伝わってくるのはいいと思います
USオープンのような大きな大会を感じた事はないんですが
AIGオープンの試合をみても、プロの圧倒的な技術の前に無機質な感じがします
テニスは伝統的なスポーツではありますが
現在のプレーを見る限り、全ての選手が休憩を取るシステムの方がいいパフォーマンスを
出せるのだと思います

投稿者 えのき 2008/09/07 23:15
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