2008年09月15日
多すぎる無駄な空席
まず、旦八さんからのメールを紹介させていただきます。ここで皆さんと共にこの問題について考えていきたいと思います。
from 旦八さん:
今回東レパンパシフィックオープンを観戦に行き伊達さんの素晴らしい勝利を目撃すると主に とても残念な事象を見つけてしまいました。
2日目の観戦記については弊ブログをご覧いただけると幸甚ですが(http://nanaban65.blog103.fc2.com/blog-entry-148.html)目撃した残念な事象につきファンとしてよりたくさんの人に考えていただきたいと思いメールさせていただく 次第です。
もしかしたら私の思い違いかも知れません。もしそうであればご存知の方が説明いただければ それで解明されますのでそれはそれでOKです。
まず一枚目の写真は午前九時ごろ宮村選手とカネピ選手が試合をしているころの会場の写真です。この日は三試合目に伊達選手の試合があるため普段より混んでいました。
問題は次の写真ですがこれは一枚目と逆サイドから撮ったものです。ケータイでとったのでたいした写真でなくて申し訳ないのですが。。。
これは伊達さんの試合が終わった4試合目の写真です。
確かに伊達さんの試合が終わったあとお客さんがたくさん帰ったことは事実ですがこの写真の後ろに見える観客席は最初から最後までこの状態だった ということをまずはお伝えしたいのです。
うしろのガラガラの席はいわゆるロイヤルシートと言われ本戦では一番高い席として売り出されます。2番目に高いのは逆側、つまり一枚目の写真で見えるところで、いっぱいになっているのがわかると思います。
ちなみに今日は予選のためすべての席は全席無料でどこに座ってもOK。 ところがこのガラガラの一番いいとこだけは関係者以外立ち入り禁止の席です。要は「お偉いさん」のために確保した席だったのではないかと勘ぐっているのです。しかもその方たちはだれも来ない!ざっとみただけで200席位は優にあるように思います。
この日は伊達選手や先日の圭君の活躍もあり普段より人々の興味を引き、初めて観に来るお客さんも たくさんいたと思います。
そんなときにベストの席を「空気」にしか開放しない主催者(テニス協会?)は何を考えているのでしょう?より多くの方がせっかく選手に身近なところで観戦できる機会を失くしたことに強い憤りを感じるのは
私だけでしょうか?
確かフェドカップも去年の日本選手権も同じだったように思います。
乱筆乱文はご容赦ください。ただしテニスを盛り上げるためにはこれではダメだと感じました。 いかが思われますか?
from Tennisnakama:
旦八さんの貴重な問題提議、ありがとうございました。
予選のレベルで前の席を大量に空席にすることは、ちょっと考えられませんね。しかし本戦ではありえることですので、今回は本戦も含めた「多すぎる無駄な空席」について考えてみたいと思います。
この特等席の空席だらけの事象は、US Openでもよく似た状況で大変残念に思っていました。トーナメントを組織する側としては、関係者に配ってある席だけに、そこを解放する訳にはいかない事情はわかりますが、これは改善する余地が多いにあると思います。コンサートがよい例です。会社などに大量に売った席が空席になっていて、会場の雰囲気が冷えきってしまったコンサートがよくあります。(こちらでは、特に日本人のコンサートに見られます。)
予選では原則に無料なのですから、関係者の席は最前列から2列くらいまでに制限して、あとは一般に解放するべきだと思います。7月のニューポート大会の本戦では、最前列にコーチ陣やプレスが座れるようになっていましたが、その他はすべて解放していました。
US Openの本戦では、スタジアムでないコートでは、前から3列目くらいのベンチまではプレス席でしたが、混んでくるとそのプレス席は1列だけにして、残りの2列を解放しておりました。このように状況によってフレクシブルに対応しておりました。
また関係者で来れない人々のチケットは、当日券にまわすべきです。US Openでは、このベストなチケットが当日に売りに出されるので、それを狙う人も多くやってきます。掘り出し物チケットが放出されば、それもイヴェントを盛り上げる効果となります。空席はイヴェントにとって最大の敵であること。しかもTVに放送されますので、ベストの席が空席だらけであれば、そのイヴェント自体へのイメージにダメージを与えます。「ああ、テニスは人気がないのだなあ」ということになってしまうのです。私はイヴェントプロデューサーもやっておりましたので、イメージ作りは大変重要なエレメントでした。スポーツはエンターテイメント興行です。来ていただけるお客様に喜んでもらえるイヴェントづくりを肝に銘じて、大会づくりに励んでほしいと思います。
では行動の時間です。メールを直接送る人が少ないだけに、メールの効果は絶大です。よりよい大会にするために、意見やリクエストをメールしてみてはどうでしょう。テニスファンが心から楽しめるテニス大会を実現するために、Let's take action!
メールアドレス:
日本テニス協会
mail@jta-tennis.or.jp
Toray Pro Tennis
http://www.dpcity.com/forms/toray_ppo/formmail/をクリックしてください
AIG Open
aigopen@jta-tennis.or.jp
from 旦八さん:
今回東レパンパシフィックオープンを観戦に行き伊達さんの素晴らしい勝利を目撃すると主に とても残念な事象を見つけてしまいました。
2日目の観戦記については弊ブログをご覧いただけると幸甚ですが(http://nanaban65.blog103.fc2.com/blog-entry-148.html)目撃した残念な事象につきファンとしてよりたくさんの人に考えていただきたいと思いメールさせていただく 次第です。
もしかしたら私の思い違いかも知れません。もしそうであればご存知の方が説明いただければ それで解明されますのでそれはそれでOKです。
まず一枚目の写真は午前九時ごろ宮村選手とカネピ選手が試合をしているころの会場の写真です。この日は三試合目に伊達選手の試合があるため普段より混んでいました。
問題は次の写真ですがこれは一枚目と逆サイドから撮ったものです。ケータイでとったのでたいした写真でなくて申し訳ないのですが。。。
これは伊達さんの試合が終わった4試合目の写真です。
確かに伊達さんの試合が終わったあとお客さんがたくさん帰ったことは事実ですがこの写真の後ろに見える観客席は最初から最後までこの状態だった ということをまずはお伝えしたいのです。
うしろのガラガラの席はいわゆるロイヤルシートと言われ本戦では一番高い席として売り出されます。2番目に高いのは逆側、つまり一枚目の写真で見えるところで、いっぱいになっているのがわかると思います。
ちなみに今日は予選のためすべての席は全席無料でどこに座ってもOK。 ところがこのガラガラの一番いいとこだけは関係者以外立ち入り禁止の席です。要は「お偉いさん」のために確保した席だったのではないかと勘ぐっているのです。しかもその方たちはだれも来ない!ざっとみただけで200席位は優にあるように思います。
この日は伊達選手や先日の圭君の活躍もあり普段より人々の興味を引き、初めて観に来るお客さんも たくさんいたと思います。
そんなときにベストの席を「空気」にしか開放しない主催者(テニス協会?)は何を考えているのでしょう?より多くの方がせっかく選手に身近なところで観戦できる機会を失くしたことに強い憤りを感じるのは
私だけでしょうか?
確かフェドカップも去年の日本選手権も同じだったように思います。
乱筆乱文はご容赦ください。ただしテニスを盛り上げるためにはこれではダメだと感じました。 いかが思われますか?
from Tennisnakama:
旦八さんの貴重な問題提議、ありがとうございました。
予選のレベルで前の席を大量に空席にすることは、ちょっと考えられませんね。しかし本戦ではありえることですので、今回は本戦も含めた「多すぎる無駄な空席」について考えてみたいと思います。
この特等席の空席だらけの事象は、US Openでもよく似た状況で大変残念に思っていました。トーナメントを組織する側としては、関係者に配ってある席だけに、そこを解放する訳にはいかない事情はわかりますが、これは改善する余地が多いにあると思います。コンサートがよい例です。会社などに大量に売った席が空席になっていて、会場の雰囲気が冷えきってしまったコンサートがよくあります。(こちらでは、特に日本人のコンサートに見られます。)
予選では原則に無料なのですから、関係者の席は最前列から2列くらいまでに制限して、あとは一般に解放するべきだと思います。7月のニューポート大会の本戦では、最前列にコーチ陣やプレスが座れるようになっていましたが、その他はすべて解放していました。
US Openの本戦では、スタジアムでないコートでは、前から3列目くらいのベンチまではプレス席でしたが、混んでくるとそのプレス席は1列だけにして、残りの2列を解放しておりました。このように状況によってフレクシブルに対応しておりました。
また関係者で来れない人々のチケットは、当日券にまわすべきです。US Openでは、このベストなチケットが当日に売りに出されるので、それを狙う人も多くやってきます。掘り出し物チケットが放出されば、それもイヴェントを盛り上げる効果となります。空席はイヴェントにとって最大の敵であること。しかもTVに放送されますので、ベストの席が空席だらけであれば、そのイヴェント自体へのイメージにダメージを与えます。「ああ、テニスは人気がないのだなあ」ということになってしまうのです。私はイヴェントプロデューサーもやっておりましたので、イメージ作りは大変重要なエレメントでした。スポーツはエンターテイメント興行です。来ていただけるお客様に喜んでもらえるイヴェントづくりを肝に銘じて、大会づくりに励んでほしいと思います。
では行動の時間です。メールを直接送る人が少ないだけに、メールの効果は絶大です。よりよい大会にするために、意見やリクエストをメールしてみてはどうでしょう。テニスファンが心から楽しめるテニス大会を実現するために、Let's take action!
メールアドレス:
日本テニス協会
mail@jta-tennis.or.jp
Toray Pro Tennis
http://www.dpcity.com/forms/toray_ppo/formmail/をクリックしてください
AIG Open
aigopen@jta-tennis.or.jp
投稿者 Tennisnakama 00:17 | コメント(9)| トラックバック(0)
ATPの試合は今月末のAIGのみ、WTAは今回の東レ(TIER1)とAIG(TIER3)と国内で観戦できるトップレベルの試合は限られています。
ファン拡大、テニス界隆盛のため最大限の努力をお願いしたいものです。でなければGSすら地上波放送に戻ってきません。
おもいます。関係者席に来ないと解った時点で(時間を決めてある時点で一)般席として売り出す方がよほど効果的です。一般の方のほうが関係者よりずっとずっと、近くで見たいという思いは高いのです。
先日某アーティストのコンサートに行きましたが、アリーナセンターブロック2番目、アーティストが一番目が行く場所がポコっとガラ空きなのです。びっくりしました!!
関係者席だとはおもいますが、あれではアーティストも盛り下がるとおもいます。
こういった訳も無い関係者優遇措置はやめていただきたいと切に願います。
写真撮影の件。日本ではコンサートなどでは写真撮影は禁じていてとても厳しいですが、スポーツとなるとOKな場合が多いのでは?
話を聞く限り日本テニス協会はすべからくやることが人気を高めることに逆行していますね。
旦八さんの指摘、本当にそのとおりだと思います。私の記憶ではかなり昔からの現象。Jリーグがスタジアムの熱狂を重要なコンセプトにしているのと比較すると本当に残念です。選ばれし人の席は、少し上段のゆったりしたところにスペースをつくり、いい椅子で、食事つきにでもしてみてもらえばいいのではないでしょうか。熱心なファンに、コートの近くの場所を提供し、スタジアムにもっと興奮を感じる雰囲気にするほうがいいと思います。
テニス協会はどうも思考停止してます。忙しすぎるんでしょうか?
写真の件、プレー中の撮影は私はするべきではないと考えているほうです。アップの際、とかファンとの触れ合える時間を意図的につくり、一緒に写真をとれるようにするのがいいのではないでしょうか。
日本のモータースポーツの最高峰SUPER GT選手権では、ピットウォークという、レースの合間、ファンにパドック見学できる時間を設け、スタードライバーと一緒に写真をとったりできます。私の子供も有名ドライバーと一緒に写真をとりましたが、一生忘れない思い出、そして次も絶対来たいと感じる、ファンサービスを実施してます。レースの合間で本当は関係者にとって相当な負荷なはずですが、実践してます。だから数万人の人が見に行くわけです。
テニス協会の措置についてはてらおよしのぶさんがご自身のブログで問題提起されていますので
ご参考まで。(コメント欄もあり)
http://blog.workaholic-web.sub.jp/?month=200806
なんにしてもお役所仕事が世間とずれているように日本におけるスポーツ協会(テニスに限らず)は本当にそのスポーツが好きな人がやっているんだろうかと思うことが多々ありますよね?
冷静に考えたら、他人のブログで何らかの批判をするのはよくないことでした。
私自身のブログで書くべきでした。