2008年09月17日
AIGが危ない!
日本のニュースでも大きく取り上げられていると思いますが、NY株の暴落が続き米金融危機が叫ばれる中、リーマンブラザーズの破綻に続き、AIGが倒産の大危機を迎えています。
15日、株が70%超急落 一時、1・25ドルに下落してしまったAIGは、つなぎ融資が得られない場合は、2~3日中に破産申告もあり得る緊急事態に陥りました。
(NYタイムズ:http://dealbook.blogs.nytimes.com/2008/09/16/industry-efforts-to-rescue-of-aig-said-to-falter/index.html?hp)
このAIG の大危機に際して、AIG Openを主催する日本テニス協会も神経を尖らせていると思いますが、素朴な疑問をもたれる方も多いと思います。
「AIGが倒産してしまえば、今年のAIG Openはどうなるのか?」
「2011年まで契約しているといわれるAIG Openの今後は?」
今日のアメリカのニュースはこのAIGでもちきりです。それというのもアメリカの最大の保険会社の AIG がこけると、そのチェーンリアクションで世界経済に与える影響が計り知れないからです。すでに職を失ったウォールストリートのエリート族、リーマンブラザーズ社員が、所持品がはいった段ボール箱もってぞくぞく会社を出て行く様子がTVで報道され、今後の経済の動きにニューヨークの街は不安と緊迫につつまれています。
現在NY16日午後7時の段階では、AIGへの850~900億ドルのブリッジローン(つなぎ融資)について交渉がつづいています。デッドラインが近づいていますので、今夜が山場となりそうです。
予断を許さぬAIGの動きにウォッチです。
投稿者 Tennisnakama 02:01 | コメント(3)| トラックバック(0)
「FRBはAIG資産を担保に最大850億ドル(約9兆円)を融資する」
「AIGは取締役会の名前で声明を発表し、資産の売却収入で全額返済することが可能だ、との認識」
さらに、「AIGは世界中の保険契約者との契約を引き続き履行する、と確約」
との情報が流れています。とりあえず大会が直前に迫っているので今年まではAIGが主催するのではないかと考えられますが来年以降については不確定でスポンサーとしての負担を軽減するために他の企業がそれに替わる可能性が高いのでは・・・と個人的には考えています。