2008年10月02日
AIG Open Day 3
AIG Openは盛り沢山で、TV観戦、生観戦と日本はテニスで盛り上がってますね。でも不思議なのは、どうして海外に放送権利を売らないのか?ということです。本当に残念です。これほど豪華な試合が観れるのなら、世界のテニスファンもきっと観たかったと思います。英語のブログで、どうすれば観れるのか?という質問があいついでいるのです。
日本テニス協会は大会の宣伝が下手ですね。AIGが経営難つづきで来年のスポンサーがあやしくなった現在、スポンサー探しの上でも、もっと世界にアピールするべきでした。東レはちゃんとテニスチャンネルで観れたのに、なぜAIG Openが観れないのか理解に苦しみます?
錦織の自信
テニスは自信、つまりメンタルなスポーツであることを証明してくれたのが2回戦の錦織選手でした。US Openで得た自信、つまりトップ選手に勝てるという自信は、今までの危なっかしい試合の展開から、落ち着いていながらもアグレッシヴなテニスの展開ができうようになり、彼のテニスは一段とレベルアップしたのではないでしょうか。デルポトロにも感じたのですが、勝っている選手はオーラが違います。
まず最初から22分にわたる第1ゲームには度肝を抜かれました。こんな長いデュースをみるのは久しぶりです。確かデュースの数は14~15回くらいあったと思います。「諦めようかとも思った」と彼は言っていたようですが、苦しいデュース戦だったにもかかわらず、粘り通してブレークを勝ち得たメンタルの強さは、今までになかったものです。デュースが長く続くと勝つチャンスをよく逃がしていましたので。
錦織選手のゲームが凝縮されたこの第1ゲームから、彼の数々のショットと作戦を紹介してみたいと思います。
リターンダッシュ
まず、最初のガルシアロペス(GL)のサーヴィスに対して、 錦織選手はリターンダッシュして、ネットプレーでポイントをとりました。この意外な速攻作戦にガルシアロペス(GL)はびっくり。このあともGLは得点を落とし続け、ダブルフォルトで0-40のブレークポイントの大ピンチに陥りました。しかしさすがツアーでもまれてきた中堅の選手だけあって、連続3ポイントを取り返してデュースに。
BHDLW
Back Hand Down-the-line Winner
ラリーは普通、フォアハンドのクロスが基本となりますが、ここでバックハンドのダウンザラインが打てれば、ウィナーにならなくとも、相手を左右にふることができる大切なショットです。さっそく錦織選手は3度目のデュースでこのバックハンドウィナーをとりました。
FHDLW
Fore Hand Down-the-line Winner
せっかくバックハンドのウィナーでブレークポイントをつかんだ錦織選手ですが、
GLにサーヴィスエースをとられ、デュースに戻ってしまいました。そこから長いラリー戦が始まり、辛抱強くクロスラリーを続けたあと、チャンスを待って錦織選手はサイドライン上にダウンザラインのウィナーを打ち放しました。
Air-K
そのあといくつかのデュースの応酬があった後、Air-Kが炸裂。これはデュースになった時点で使用。フェレール戦では肝心なポイントをこのAir-Kのミスで失っていましたから、いい意味で慎重になってきているようです。でもこのショットが出るということは、気分的に余裕があった証拠でしょうね。いつみてもクールでダイナミックなショットに観客は大喜びでした。
このように盛り沢山なウィナーをみせてくれて、第1ゲームをブレークした錦織選手は、GLにリズムを与えず、第1セットを「相手に自分のゲームをさせない」作戦で6-4で勝ち取りました。
第2セットに入ると、GLは徐々にコートサフェスにも慣れてきたようで、得意のFHIO (Fore Hand Inside-Out)が決まり出しました。しかし肝心のサーヴが入らず、1セットですでに6つのダブルフォートを出したGLは、サーヴィスゲームをホールドするのがやっと。ようやく第2セットの4-4で錦織選手がGLをブレークしたところで、寝てしまいました。夜中の3時半ですからもう体がもちません。でも観なくてもあの調子なら、6-4で勝ってくれるという自信がありましたので、気持ちよく眠れました。
木曜のセンターコートのOOP(試合スケジュール)です
今、フェレールと鈴木選手が戦っていますが、鈴木選手がブレークしてますね。キャッ! 鈴木選手が6-4で第1セットを取りましたよ!!!
第1試合:森田あゆみ vs ウォズニアキ
第2試合:フェレール vs 鈴木貴男
第3試合:錦織圭 vs ガスケ
第4試合:ゴンザレス vs デリック
第5試合:ソンガ vs トロイッキ
残念ながらこれからは、AIGをコンピューターで観ることができなくなってしまったので、ライヴスコアでの応援となります。
AIGに行かれた方、じゃんじゃん情報をお待ちしてますよ♪
日本テニス協会は大会の宣伝が下手ですね。AIGが経営難つづきで来年のスポンサーがあやしくなった現在、スポンサー探しの上でも、もっと世界にアピールするべきでした。東レはちゃんとテニスチャンネルで観れたのに、なぜAIG Openが観れないのか理解に苦しみます?
錦織の自信
テニスは自信、つまりメンタルなスポーツであることを証明してくれたのが2回戦の錦織選手でした。US Openで得た自信、つまりトップ選手に勝てるという自信は、今までの危なっかしい試合の展開から、落ち着いていながらもアグレッシヴなテニスの展開ができうようになり、彼のテニスは一段とレベルアップしたのではないでしょうか。デルポトロにも感じたのですが、勝っている選手はオーラが違います。
まず最初から22分にわたる第1ゲームには度肝を抜かれました。こんな長いデュースをみるのは久しぶりです。確かデュースの数は14~15回くらいあったと思います。「諦めようかとも思った」と彼は言っていたようですが、苦しいデュース戦だったにもかかわらず、粘り通してブレークを勝ち得たメンタルの強さは、今までになかったものです。デュースが長く続くと勝つチャンスをよく逃がしていましたので。
錦織選手のゲームが凝縮されたこの第1ゲームから、彼の数々のショットと作戦を紹介してみたいと思います。
リターンダッシュ
まず、最初のガルシアロペス(GL)のサーヴィスに対して、 錦織選手はリターンダッシュして、ネットプレーでポイントをとりました。この意外な速攻作戦にガルシアロペス(GL)はびっくり。このあともGLは得点を落とし続け、ダブルフォルトで0-40のブレークポイントの大ピンチに陥りました。しかしさすがツアーでもまれてきた中堅の選手だけあって、連続3ポイントを取り返してデュースに。
BHDLW
Back Hand Down-the-line Winner
ラリーは普通、フォアハンドのクロスが基本となりますが、ここでバックハンドのダウンザラインが打てれば、ウィナーにならなくとも、相手を左右にふることができる大切なショットです。さっそく錦織選手は3度目のデュースでこのバックハンドウィナーをとりました。
FHDLW
Fore Hand Down-the-line Winner
せっかくバックハンドのウィナーでブレークポイントをつかんだ錦織選手ですが、
GLにサーヴィスエースをとられ、デュースに戻ってしまいました。そこから長いラリー戦が始まり、辛抱強くクロスラリーを続けたあと、チャンスを待って錦織選手はサイドライン上にダウンザラインのウィナーを打ち放しました。
Air-K
そのあといくつかのデュースの応酬があった後、Air-Kが炸裂。これはデュースになった時点で使用。フェレール戦では肝心なポイントをこのAir-Kのミスで失っていましたから、いい意味で慎重になってきているようです。でもこのショットが出るということは、気分的に余裕があった証拠でしょうね。いつみてもクールでダイナミックなショットに観客は大喜びでした。
このように盛り沢山なウィナーをみせてくれて、第1ゲームをブレークした錦織選手は、GLにリズムを与えず、第1セットを「相手に自分のゲームをさせない」作戦で6-4で勝ち取りました。
第2セットに入ると、GLは徐々にコートサフェスにも慣れてきたようで、得意のFHIO (Fore Hand Inside-Out)が決まり出しました。しかし肝心のサーヴが入らず、1セットですでに6つのダブルフォートを出したGLは、サーヴィスゲームをホールドするのがやっと。ようやく第2セットの4-4で錦織選手がGLをブレークしたところで、寝てしまいました。夜中の3時半ですからもう体がもちません。でも観なくてもあの調子なら、6-4で勝ってくれるという自信がありましたので、気持ちよく眠れました。
木曜のセンターコートのOOP(試合スケジュール)です
今、フェレールと鈴木選手が戦っていますが、鈴木選手がブレークしてますね。キャッ! 鈴木選手が6-4で第1セットを取りましたよ!!!
第1試合:森田あゆみ vs ウォズニアキ
第2試合:フェレール vs 鈴木貴男
第3試合:錦織圭 vs ガスケ
第4試合:ゴンザレス vs デリック
第5試合:ソンガ vs トロイッキ
残念ながらこれからは、AIGをコンピューターで観ることができなくなってしまったので、ライヴスコアでの応援となります。
AIGに行かれた方、じゃんじゃん情報をお待ちしてますよ♪
投稿者 Tennisnakama 12:23 | コメント(14)| トラックバック(0)
ほらほらフェレール、ピリッとしないでしょう?こうなったら貴夫サン、いっちゃえー!!!
(でも今日はライブスコアだよりです。)
一方的過ぎる!
ガスケの勝利者インタビュー 「錦織は疲れてたんじゃないかな」
松岡修造さんのインタビューに応えた圭 「ガズケの攻めが早かった。相手を尊敬し過ぎていた」
出足でつまづき、最後までペースを掴めないとても残念な試合でした。
でも3回戦まで勝ち上がったのです。 たくさん楽しましてくれてありがとう。 お疲れ様でした。。。
ガスケはあの薄いグリップで打つフォアが速過ぎます。。
圭くんは疲れていたのもあるかもしれませんが、どうも肉体的に
まだあのスピードの展開についていけないように見えました。
貴男さんの試合後、修造さんが「ミスった時の溜め息やめて」
ってお客に言ってましたが、まただんだんと溜め息が増えちゃいましたね。。
たとえ負けても彼のすばらしいプレーが見られればよかったけど・・今日は元気がなくて、あっという間に負けてしまった・・・という感じです(ちっちゃい画面でみたからあんまり良くわからなかったのですが)。
満員の観客のために試合後の修造さんのインタビューに答えてくれました。「相手がいいプレーをしたから」「相手の攻めが本当に早くて何もできなかった」「相手をリスペクトしすぎた」みたいなことを答えてくれました。でも最後にはちょっと明るく「また1年後に帰ってくるし、来年は優勝目指して頑張ります」とのことでした。
圭君がスタジアムをあとにした後、修造さんが「圭は何もいわなかったけど、今回はものすごいストレスがあった。腰の状態も良くなかったようだ」というようなことを言ってました。
ガスケも「タフな試合になると思っていたが・・・彼は疲れていたようだ」と。
とにかく今はいろ~んな意味でお疲れ様!です。まだまだ始まったばかり。今後も応援していきましょう。
こちらのブログ、いつも楽しみに読んでいます!
そうか~負けたのか~(>_<) しかも完敗なの? 競った試合じゃなかったのね?
残念(*_*)・・・。 ガスケvs錦織 いかにも楽しそうな顔合わせなのにね。
ランキングからいうと圭クンに期待しすぎなんだと思うけど、才能がみえるからどうしてもねぇ・・・。
そうとうのプレッシャーの中、きつかったでしょうね。それも超えて行ってね。
圭クン おつかれさま。 楽しいテニス ありがとう!! そうだね!来年は優勝してくれ!
今日やっと仕事を休んで有明に来ました。
錦織は練習の時から、サービスとかイマイチで、、、疲れていたのでしょうね。全体的に淡泊で「アノ球をソウ打つか」的意表をつく様な事は無く、少しイライラしていたようにも見えました。
しかしそれでも、2セットの1-1辺りでAIR Kを繰り出し、そのポイントは取っていましたよ!少しでも見せようとしてくれたかと思います。
来年に期待です。
第一の森田は、脚に問題があったのか、バックサイドの時にフォアに良いサーブが入ると全く動かず。
拾って粘るのが身上の日本女子選手としては…。ITOも取ってましたからね。
第二の鈴木は、サービスは本当に凄いです。
ただ時々ネットに出たのに 「何しに来たっけ?」みたいにあっさり決められたり、ボレーの後棒立ちで返り討ちにあったりで、最後の方は見ていて(お願いだからもう出ないで)とか思ってました。
いつも携帯でお邪魔してるので、軽くなってありがたいです。
遠景で良ければ写真送りますか?
(アドレスが探せないので送れないでいます)
圭のテニスについてよく言われる「テニスの大きさに体がまだついていっていない」ということでしょうか。
当初から圭の不安要素だったITOを一回戦、二回戦で取らなかったことで筋トレ等で克服できたのか・・・
と安心していたのですが。。。 なかなか完治というのは難しいのかな。。。。。。。。
疲れてたんですね。
ロディックのプレーがひどい。
対戦相手はノンプレッシャーでしょうね。
本日の試合VSガスケ 見事な負けっぷりでした。
こうゆう試合こそtennisnakamaさんに見て頂いて 分析感想伺いたい所です。
次はストックホルムですが 今日の負けを引きずらなければいいが・・・・・・
今日の錦織は残念でした。彼の応援に有明コートに行ったのですが、彼は疲れていたようでした。彼の得意なカウンターがことごとく少しアウトになり、リズムがとれないまま、ガスケにいいようにやられたという感じです(去年のAIGのガスケとは別人でした)。松岡修造が言っていたように体を作ることも大切ですが、彼自身「1stセットは様子を見てた」と話していて、強い相手と公式試合でもっとやりあうことが大切だと感じました。そういう意味で彼にはもう少し時間が必要でしょう。2~3年まで含めて応援し続けたいと思います。彼のプレーには人を魅了する力があると感じます。
あと、ツォンガのフォアストロークはすごい。あのフラット系であれだけ入れることができるなんて驚きです。本日のセンターコートのプレーヤーの中では一番だと思いました。残念ながらツォンガはリタイアしましたが。それから鈴木貴男は最後まで頑張りました。ネットにでるしかない(だってストロークでは絶対勝てない)のによくやりました。今のテニス時代には稀なサーブ(リターン)&ボレーは見ていて楽しかったです。貴男にストローク力があればもっと強くなれると思うんですがね(笑)。