2008年11月16日
ジョコヴィッチ圧勝!
Djokovic def Davydenko 6-1, 7-5
昨年のマスターズカップでは1セットも取ることなく最悪の成績だったジョコヴィッチが、今年は見事に優勝トロフィーを獲得しました。
(第1セットを残念ながらミスってしまいましたので、後で録画をみてみます。)
第1セットは「0-5で負けていて勝つチャンスがほとんどないときにポジティヴになるのはむずかしい。」とダヴィデンコが言っているように、圧倒的にジョコのペースですすめられたセットだったようですね。
第2セットから観ました。今週始めのラウンドロビンの試合では、7-6(3) 0-6 7-5でジョコヴィッチがダヴィデンコに勝ちましたが、第2セットで見せたような0-6のような隙は、今日のジョコには見られませんでした。あの途中でフォーカスがプッツン切れるのジョコの姿がありません。
今日のジョコには何かモノに取り憑かれたような魔力がありました。完全にゾーンに入り、自信に満ち、爆発的なショットの連打で、最高のテニスを見せてくれました。ストロークはパワフルで速く、on-the-riseで球を打ち相手に余裕を与えず、フラット気味のショットでウィナー。ダヴィデンコはボールにも追いつけない速さで展開しています。
弱点のないテニス。フォアでもバックでもどちらでもコーナー狙いが出来、サイドからサイドにダヴィデンコを走らせてウィナーで決めていました。オープンコートをつくり攻める。
これだけリスクの多いショットを打ったのにもかかわらず、ジョコのunforced errorはわずか19。いかに彼が完璧なテニスをやったかを物語っています。
第2セットの5-4では、ジョコは勝ち急いでミスを重ね、しかもダブルフォルトでブレークされてしまう、ヒヤっとさせる場面もありましたが、直ぐ立ち直りました。そして後はダヴィデンコに逆転される猶予をあたえず、6-5のdeciding setのゲームでは、ジョコの一方的なペースでダヴィデンコに1ポイントも与えることなく40-0で優勝となりました。
ダヴィデンコのコメント
「今日の試合はとてもむずかしかった。ジョコヴィッチはとてもよくプレイしたよ。僕たち二人ともベースラインのテニスだった。僕は試合の主導権を握ろうとしたけれど彼が速すぎた。すべての球が速く、すべてのポイントを狙ってくる。集中力がすごくて第1セットは完全に彼のペースになった。彼は失敗しないし、サーヴもリターンもよかった。」
「ジョコヴィッチと戦うには、自分がパーフェクトでなくてはならない。それだけでなく、ものすごく速くでものすごく上手いテニスをやらなければならない。僕はそれができなかった。ゲームを一つを落とそうが関係ない。彼はすぐフォーカスを取り戻して次のゲームを勝ってしまう。だから今日はベースラインからの攻撃は失敗だった。彼のゲームは速くて、僕にはチャンスがまるでなかった。100%負けると分かっていてポジティヴになれなかった。」
ジョコヴィッチのコメント
「この大きな勝利でシーズンを終えることができて嬉しい。この勝利は来年に大きな自信をもたらしてくれるからね。」
「僕は自分のテニスは来年、それでなければ2~3年のうち、でなければ10年以内(笑)にトップに立てると信じている。それが僕のゴールなんだ。でも今年は好い勉強になった。ランキングをあまりにも気にしすぎた。」
ジョコは今年は全豪オープンの優勝に始まって、インディアンウェルズ、ローマ、そして最後にマスターズカップの優勝を勝ち得るというすばらしい年となりました。ここで心配なのはフェデラーの2位の地位です。イギリスのTVの解説では、すでに今年のランキングレースはフェデラーとの差がこれで数ポイントのみとなってしまったと言ってましたが、後で調べてみますが、いずれにしても、フェデラーの2位も危なくなってきました。
この優勝でジョコは1億3千万円、ダヴィデンコはそれでも6500万円の賞金を得ました。
ジョコは勝った瞬間、ラケットを観客に投げました。あれって結構危ない? でも観客は大喜び。そして次にテニスシャツも。そしてまたラケットを放り投げましたね。この辺がなかなかエンターテイナーです。そして観客席に飛んで行き、まずコーチ陣と円陣を組喜びのハグ。そして最後にガールフレンドのエレナとハグでした。
「今日はグランドスラムのレベルで全てを尽くした。成功して大変嬉しい。」ジョコヴィッチの晴れ晴れとした顔を観ていると、もうチャンピオンにふさわしい貫禄です。
シモンやデルポトロのような新人の登場に対しても「シーズンの最後にニューフェイスが登場するのは、テニス界にとって喜ばしいことだと思う。」と自信満々です。
「もうこれからは、タイトルは俺のもんだ!」と言いたげなジョコヴィッチは、世界No.1の夢を間もなく手に入れる事ができるでしょうか?
すばらしいテニスをみせてくれたジョコヴィッチに祝勝の拍手です!
昨年のマスターズカップでは1セットも取ることなく最悪の成績だったジョコヴィッチが、今年は見事に優勝トロフィーを獲得しました。
(第1セットを残念ながらミスってしまいましたので、後で録画をみてみます。)
第1セットは「0-5で負けていて勝つチャンスがほとんどないときにポジティヴになるのはむずかしい。」とダヴィデンコが言っているように、圧倒的にジョコのペースですすめられたセットだったようですね。
第2セットから観ました。今週始めのラウンドロビンの試合では、7-6(3) 0-6 7-5でジョコヴィッチがダヴィデンコに勝ちましたが、第2セットで見せたような0-6のような隙は、今日のジョコには見られませんでした。あの途中でフォーカスがプッツン切れるのジョコの姿がありません。
今日のジョコには何かモノに取り憑かれたような魔力がありました。完全にゾーンに入り、自信に満ち、爆発的なショットの連打で、最高のテニスを見せてくれました。ストロークはパワフルで速く、on-the-riseで球を打ち相手に余裕を与えず、フラット気味のショットでウィナー。ダヴィデンコはボールにも追いつけない速さで展開しています。
弱点のないテニス。フォアでもバックでもどちらでもコーナー狙いが出来、サイドからサイドにダヴィデンコを走らせてウィナーで決めていました。オープンコートをつくり攻める。
これだけリスクの多いショットを打ったのにもかかわらず、ジョコのunforced errorはわずか19。いかに彼が完璧なテニスをやったかを物語っています。
第2セットの5-4では、ジョコは勝ち急いでミスを重ね、しかもダブルフォルトでブレークされてしまう、ヒヤっとさせる場面もありましたが、直ぐ立ち直りました。そして後はダヴィデンコに逆転される猶予をあたえず、6-5のdeciding setのゲームでは、ジョコの一方的なペースでダヴィデンコに1ポイントも与えることなく40-0で優勝となりました。
ダヴィデンコのコメント
「今日の試合はとてもむずかしかった。ジョコヴィッチはとてもよくプレイしたよ。僕たち二人ともベースラインのテニスだった。僕は試合の主導権を握ろうとしたけれど彼が速すぎた。すべての球が速く、すべてのポイントを狙ってくる。集中力がすごくて第1セットは完全に彼のペースになった。彼は失敗しないし、サーヴもリターンもよかった。」
「ジョコヴィッチと戦うには、自分がパーフェクトでなくてはならない。それだけでなく、ものすごく速くでものすごく上手いテニスをやらなければならない。僕はそれができなかった。ゲームを一つを落とそうが関係ない。彼はすぐフォーカスを取り戻して次のゲームを勝ってしまう。だから今日はベースラインからの攻撃は失敗だった。彼のゲームは速くて、僕にはチャンスがまるでなかった。100%負けると分かっていてポジティヴになれなかった。」
ジョコヴィッチのコメント
「この大きな勝利でシーズンを終えることができて嬉しい。この勝利は来年に大きな自信をもたらしてくれるからね。」
「僕は自分のテニスは来年、それでなければ2~3年のうち、でなければ10年以内(笑)にトップに立てると信じている。それが僕のゴールなんだ。でも今年は好い勉強になった。ランキングをあまりにも気にしすぎた。」
ジョコは今年は全豪オープンの優勝に始まって、インディアンウェルズ、ローマ、そして最後にマスターズカップの優勝を勝ち得るというすばらしい年となりました。ここで心配なのはフェデラーの2位の地位です。イギリスのTVの解説では、すでに今年のランキングレースはフェデラーとの差がこれで数ポイントのみとなってしまったと言ってましたが、後で調べてみますが、いずれにしても、フェデラーの2位も危なくなってきました。
この優勝でジョコは1億3千万円、ダヴィデンコはそれでも6500万円の賞金を得ました。
ジョコは勝った瞬間、ラケットを観客に投げました。あれって結構危ない? でも観客は大喜び。そして次にテニスシャツも。そしてまたラケットを放り投げましたね。この辺がなかなかエンターテイナーです。そして観客席に飛んで行き、まずコーチ陣と円陣を組喜びのハグ。そして最後にガールフレンドのエレナとハグでした。
「今日はグランドスラムのレベルで全てを尽くした。成功して大変嬉しい。」ジョコヴィッチの晴れ晴れとした顔を観ていると、もうチャンピオンにふさわしい貫禄です。
シモンやデルポトロのような新人の登場に対しても「シーズンの最後にニューフェイスが登場するのは、テニス界にとって喜ばしいことだと思う。」と自信満々です。
「もうこれからは、タイトルは俺のもんだ!」と言いたげなジョコヴィッチは、世界No.1の夢を間もなく手に入れる事ができるでしょうか?
すばらしいテニスをみせてくれたジョコヴィッチに祝勝の拍手です!
投稿者 Tennisnakama 18:26 | コメント(8)| トラックバック(0)
そういえば、Tennisnakamaさんもジョコファンでしたよね。 おめでとう!!
皆さんとテニス観戦暦があまりに違いすぎて申し訳ありませんが、
実は今日、初めてダヴィデンコさんの試合を見ました。インドではライブで放送でしたよ!
たぶん・・・ ほとんどのお客さんがジョコの応援だったと思いますが。
ダヴィデンコさんはロシア人でもおとなしい方だとお察しします。だから強そうに見えない、でも強い!
なんかすごい試合を見てしまった・・・という感じ。
簡単に終わるかと思われた試合が、最後の方で「もしかすると・・・」という雰囲気になったりして。
皆さんの「フェデラーやマリー、シモンの試合もすごかった」とおっしゃっていた意味がわかります。
なんたって世界のトッププレーヤー同士の試合だもの。そう簡単には終わりませんよね。皆、真剣。
そして、最後に勝った人がリストバンドなどを観客席に投げるんですが、
ジョコは・・・ ラケットを2本も!そして汗吸った(すぐ乾くのかな!?)シャツも投げたんです!
ゆとびっちさん、会場にいらっしゃれば・・・Getできたかも!?
ウィルソンの高いやつだと息子が言っていたので、私も、内心「欲しい!」と思いました。セコイ!?
1セット目なんてほぼ一人舞台って感じでしたね~。あんなテニスされたら誰にも止められなさそうって思いました。デンコさんもお疲れさまでした!今回の大会を見てやっぱりすごいんだなあと実感。
トップの選手たちの試合はやっぱり壮絶なものばっかりで、ドキドキしっぱなしでした~!
そして。。そうですか‥フェデラー2位も危ないんですか‥(=_=)ハァ~
「応援する気持ちに順位なんてカンケーないし!」とか
「勝っても負けてもとにかくテニスを楽しんでほしい」とか言っておきながらやっぱりランキングも気になっちゃう私‥ああなんて勝手なファン。ごめんねロジャー。。
でも本人はまた来年トップを目指すって言ってたようですし、とにかく3位になってもまだ2位との差は少しだろうし、応援するのみです(^-^)来年までパワーためておこうっと!
本当にゾーンに入りきってました。2セット目の4-5からブレークしたダヴィが自分でも信じられないといったばかりに首を振りながら笑っていたのが印象的でした。まぁ、あのダブルフォルトはファーストミスして自分で手をたたいていたときになんとなくそうなる気はしたケド。
さてこれでフェデラーとも2ポイント差(ってGAORA言ってた)。ことしはウィンブルドンのフェデラーーナダルをはじめとしてマレー、ジョコ、シモン、デルポトロ、そしてツォンガといった面々がすごいプレーをし、そして上位に迫ってきました。そしてわれらがKeiが来年どこまで迫れるか。
どんどん来年が待ち遠しくなってきますね。
あ、忘れてた。 ごめんね、ステパネク(笑)
ダビデンコ戦、もっともつれると思ってました。あの集中力?、ギアアゲ?すごいです。
素人にはやろうと思ってできることでないので..
プロでも、そうだ。
ラケット、シャツ、欲しいですよ~。
でも、汗、気になりますよね。汗付きで保存は無理でスモンね。やっぱ洗うんでしょうね。
ラケットどのくらい重くしてるんだろうか。測ってみたいな~。
(友人はAIGでタオルが売り切れていたのである選手が投げたタオルをゲットし、何度も洗ってから使ったとか言ってた。ファンが聞いたらくやしい話)
しかし…連日の熱戦で正直疲れました…しかも、振り返ってみれば、私は今年のウィンブルドンの決勝以来、応援の疲れが取れていないような気がします!!(笑)
応援しているファンがこれだけぐったりしてるんだから、選手の疲れはいかばかりか。
でも、気持ちの良い疲れですよね。選手のみなさんに感謝!です。(ラファがデイビスカップ出ないので、何だかもう今年が終わったような気分になっていますが・・・いかん)
シモンは今頃モーリシャス島でバカンス中かな?ラファも焦らずに治療に専念してくれていることでしょう…。私もここでの楽しいテニストークで英気を養わせてもらうことにします!
シモンはモーリシャスか~、デンコさんは奥さんと今頃モルディブ着いたかな?!
だめでしょ~!!alalaさん!ラファが出なくても、私達もラファと一緒にチームを応援しなければ!
でも、56位のマルセル・グラノジェルス(←グラノイェルス?)ってどうなのか・・・。
スペインチームは、13日にアルゼンチンへ出発して、15日には会場となるコートで練習始めたみたいですよ。もしかしたら、ラファも現地入りして応援するかもしれないし、そうなったら100倍応援に
熱が入りりそう・・・。(現在の予想は 27:72 でした。ぐすん。。。)
とにかく、かなりキビシイ決勝戦になりそうだけど、頑張って応援しましょう~(*^o^) また寝不足か!
いや~、しかしここ数日の熱戦が終わって、ちょっとホケーとしてしまいました。
アルゼンチンのテニスファンの人が「アルゼンチンチームにはナダルのいるスペインを破ってデイビスカップの優勝を決めて欲しい。だから決勝戦を延期してはどうか」という意見を出していた、なんていう記事を読みました。それに答えての形ではないかもしれないけど、ラファは「スペインは僕がいなくても勝てる。むしろアルゼンチンはどうしても勝たなくてはというプレッシャーがあるから、それはスペインに優位に働くかもしれない」って言っていたそうですよ。
私たちもあともうひと頑張り、眠い目をこすって応援しましょう!!(えーと、時差はさらに激しいことになるのかな…???)