2009年01月19日
フェデラー辛勝
ブラッドギルバートがコメントで言っています。
「僕の時代の100番台の選手が今の500番台のレベルだ。それほど今の選手のレベルは拮抗している。」
そんな大変な時代を迎えたテニスの今日。勝つことのむずかしさをフェデラーは初戦で味わうことになりました。
フェデラー (2位)def セピ(35位) 6-1, 7-6, 7-5
第2セットからフェデラーのエラーが目立ってきました。フェデラーは第2サーヴのリターンがそれほどアグレッシヴでなくなかなかブレークできません。逆にセピは積極的に攻めネットプレーも増やしアグレッシヴになってきました。セピは今までみせたことのないような、正確なショットと軽いフットワークのパーフォーマンスを見せ始めました。
フェデラーはまだブレークができず5-5。
これまでフェデラーは17回ネットダッシュして14回まで成功していますが、18回目のネットダッシュでセピからロブをあげられ、ポイントを落としました。
第12ゲーム(6-5)でフェデラーのサーヴ。30-40でセピがブレークポイントを握ります。しかしこの肝心なときのフェデラーは、ダブルフォルトをしても焦らず、サーヴィスゲームをフォアハンドとサーヴでキープしました。メンタルのフェデラーの本領が発揮されました。
タイブレークへ。
セピがフェデラーの第1サーヴをアタック。大胆なリターンで3-3とフェデラーを追い上げます。しかしいつものフェデラーで、強烈なキックサーヴで第2サーヴでもしっかりポイントをとり7-4で第2セットを勝ち取りました。
しかし、セピはますますギアを上げてきます。第3セットの3ゲーム目(1-1)でフェデラーはまたもやブレークポイントを許してしまいます。フェデラーは相手がアグレッシヴになってくると、守りに入るところがあり、ますます相手のアグレッシヴな攻撃を許してしまうゲーム展開です。
試合のレベルはQFのレベルです。フェデラーに焦りが見えてきました。セピの第2サーヴもアタックできるところを、またもや無難にリターンしてチャンスを逃しています。フェデラーは9回も今までブレークポイントを許しているのは課題が残ります。ネットダッシュを繰り返しますが、成功率がもうひとつ上がりません。10ゲーム目のブレークポイントのチャンスも逃してしまいました。
しかしセピとの違いはメンタルです。肝心なポイントをセピは逃し始めました。マッチポイントが近づいてくると、固くなってエラーが増えフェデラーにブレークを許してしまいフェデラーは辛勝となりました。
ブラッド・ギルバートのコメント
「フェデラーはまだ不安定な部分があるが、動きが昨年よりもずっと向上したことがプラス。」
パトリック・マッケンローのコメント
「セピとの試合はフェデラーはラッキーだった。それほどセピはハイレベルのテニスをした。フェデラーはこれからがテストだといえる。」
今後のフェデラーの課題は、「10回もブレークポイントをとりながら、3回しかブレークできなかった」点にあると思います。今後のカギは相手の第2サーヴを今までのように、センターに返すのではなく、思い切ってウィナーを狙っていくアグレッシヴさも必要ではないかと思いました。スムーズにはいきませんでしたが、とりあえずフェデラーは初戦をクリアしました。
(これから速報をモットーに、このGSは試合と同時進行で原稿を書くことにしました。しかし前回の記事は主催者側が誤った記録を提供したため、「最長時間の記録」の誤報となってしまいました。この誤りは後に分かりましたので訂正しましたが、このような誤りの訂正はできるだけ迅速に対処していきたいと思っています。)
「僕の時代の100番台の選手が今の500番台のレベルだ。それほど今の選手のレベルは拮抗している。」
そんな大変な時代を迎えたテニスの今日。勝つことのむずかしさをフェデラーは初戦で味わうことになりました。
フェデラー (2位)def セピ(35位) 6-1, 7-6, 7-5
第2セットからフェデラーのエラーが目立ってきました。フェデラーは第2サーヴのリターンがそれほどアグレッシヴでなくなかなかブレークできません。逆にセピは積極的に攻めネットプレーも増やしアグレッシヴになってきました。セピは今までみせたことのないような、正確なショットと軽いフットワークのパーフォーマンスを見せ始めました。
フェデラーはまだブレークができず5-5。
これまでフェデラーは17回ネットダッシュして14回まで成功していますが、18回目のネットダッシュでセピからロブをあげられ、ポイントを落としました。
第12ゲーム(6-5)でフェデラーのサーヴ。30-40でセピがブレークポイントを握ります。しかしこの肝心なときのフェデラーは、ダブルフォルトをしても焦らず、サーヴィスゲームをフォアハンドとサーヴでキープしました。メンタルのフェデラーの本領が発揮されました。
タイブレークへ。
セピがフェデラーの第1サーヴをアタック。大胆なリターンで3-3とフェデラーを追い上げます。しかしいつものフェデラーで、強烈なキックサーヴで第2サーヴでもしっかりポイントをとり7-4で第2セットを勝ち取りました。
しかし、セピはますますギアを上げてきます。第3セットの3ゲーム目(1-1)でフェデラーはまたもやブレークポイントを許してしまいます。フェデラーは相手がアグレッシヴになってくると、守りに入るところがあり、ますます相手のアグレッシヴな攻撃を許してしまうゲーム展開です。
試合のレベルはQFのレベルです。フェデラーに焦りが見えてきました。セピの第2サーヴもアタックできるところを、またもや無難にリターンしてチャンスを逃しています。フェデラーは9回も今までブレークポイントを許しているのは課題が残ります。ネットダッシュを繰り返しますが、成功率がもうひとつ上がりません。10ゲーム目のブレークポイントのチャンスも逃してしまいました。
しかしセピとの違いはメンタルです。肝心なポイントをセピは逃し始めました。マッチポイントが近づいてくると、固くなってエラーが増えフェデラーにブレークを許してしまいフェデラーは辛勝となりました。
ブラッド・ギルバートのコメント
「フェデラーはまだ不安定な部分があるが、動きが昨年よりもずっと向上したことがプラス。」
パトリック・マッケンローのコメント
「セピとの試合はフェデラーはラッキーだった。それほどセピはハイレベルのテニスをした。フェデラーはこれからがテストだといえる。」
今後のフェデラーの課題は、「10回もブレークポイントをとりながら、3回しかブレークできなかった」点にあると思います。今後のカギは相手の第2サーヴを今までのように、センターに返すのではなく、思い切ってウィナーを狙っていくアグレッシヴさも必要ではないかと思いました。スムーズにはいきませんでしたが、とりあえずフェデラーは初戦をクリアしました。
(これから速報をモットーに、このGSは試合と同時進行で原稿を書くことにしました。しかし前回の記事は主催者側が誤った記録を提供したため、「最長時間の記録」の誤報となってしまいました。この誤りは後に分かりましたので訂正しましたが、このような誤りの訂正はできるだけ迅速に対処していきたいと思っています。)
投稿者 Tennisnakama 23:21 | コメント(3)| トラックバック(0)
あれでタイブレをもっていかれたら どうなっていたか判りません。
あんなに調子良さそうだったのに「どうして!!」って感じで毎回ヒヤヒヤです。本当にスーパーショットの後にボンミスなんだもの・・。おいおいって画面にツッコミをいれたくなります。
ところで、Tennisnakamaさん こんなに観戦&レポートしていて大丈夫なんですか?きっと皆心配しますよ。NYからはきついです(T_T) 無理はしないで下さいね。先はだいぶ長いですよん。