2009年01月21日
ナダルが理想的なスタート
ナダル def ローカス 6-0, 6-2, 6-2
もう子供とテニスをやっているようなものでした。ローカスは小柄ながらも、よく走りいろんなショットを使って選手を惑わせることのできるオールランダーですが、ナダルの炸裂するフォアハンドに全く手も足もできず、ちょっとかわそうなくらい一方的な試合となりました。試合のあとに、ぼろ負けしたローカスは冗談で、「もう職業を変えるよ」と言ってましたが。でもこれ結構本音が混じってるかもしれません。テニス残酷物語の一話となりました。
それにしても、『ナダル改造論』にも書きましたが、彼のフォアハンドが着実に進化をみせています。スピンが減った分、スピードが増しました。トラジェクトリー(球の軌道)も、以前のように山なりになることがなく、適度なスピンでパーフェクトなショットを打ってました。特にウィナーを狙うショットは、ショートアングルが多いのですが、スピンが減ったにも拘らず、ショットは実に正確で人間業ではないような気がします。
ビッグ4(ナダル、フェデラー、ジョコヴィッチ、マレー)の予想を、パトリックマッケンロー、ギルバート、カヒールの解説者たちがやってましたが、全員がナダルを第1候補にあげるほど彼のテニスをほめちぎってました。ジョコは残念ながらこのレースからすでに抜けてしまったようです。やはりラケットのチェンジが原因で、慣れるまでにはかなりの時間がかかるのではと悲観的でした。
リュビチッチが昔のレベルに戻れなくなったのは、2007年にバボラからヘッドにラケットを変えてからと言われていますが、ランキングがそのころから4位から現在の55位に落下してしまったことは事実です。ラケットを変えるというのは、心臓手術のように大手術だと思いますが、ぜひとも早くアジャストして自信を回復してほしいと思います。ジョコのキャラクターはテニス界にとって貴重なのですから。
ではナダルのインターヴューの概略です。(省略している部分もありますのでご了解ください)
Q:初戦としては、今日よりベターな試合はなかったのでは?
「今日はとてもよくプレイできたと思う。サーヴもファオハンドもよかった。フォーカスもできたし、ボールもコート中におさめることができたからね。」
Q:サーヴはさらに上達したと思いますか?
「よいときもあればよくないときもあるからね。今日のサーヴはよかった。肝心なときによいサーヴが打てることが大切なんだ。だからもっと練習を重ねるつもりだ。」
Q:こんなにやさしい試合だと集中が途切れませんか?
「もし集中力が途切れてしまったら危ないね。グランドスラムでフォーカスが途切れるなんて不可能だよ。No?」
Q:袖無しのシャツはもう着ないの?
「今のところはこの袖付きのシャツでいくよ。着た感じはいいよ。でも将来はどうなるか分からないけれど。今のところはこのウェアでfeel fine」
Q:膝のテープは?
「これは予防のために昔からやってることだから。今はfeeling goodだよ」
もう子供とテニスをやっているようなものでした。ローカスは小柄ながらも、よく走りいろんなショットを使って選手を惑わせることのできるオールランダーですが、ナダルの炸裂するフォアハンドに全く手も足もできず、ちょっとかわそうなくらい一方的な試合となりました。試合のあとに、ぼろ負けしたローカスは冗談で、「もう職業を変えるよ」と言ってましたが。でもこれ結構本音が混じってるかもしれません。テニス残酷物語の一話となりました。
それにしても、『ナダル改造論』にも書きましたが、彼のフォアハンドが着実に進化をみせています。スピンが減った分、スピードが増しました。トラジェクトリー(球の軌道)も、以前のように山なりになることがなく、適度なスピンでパーフェクトなショットを打ってました。特にウィナーを狙うショットは、ショートアングルが多いのですが、スピンが減ったにも拘らず、ショットは実に正確で人間業ではないような気がします。
ビッグ4(ナダル、フェデラー、ジョコヴィッチ、マレー)の予想を、パトリックマッケンロー、ギルバート、カヒールの解説者たちがやってましたが、全員がナダルを第1候補にあげるほど彼のテニスをほめちぎってました。ジョコは残念ながらこのレースからすでに抜けてしまったようです。やはりラケットのチェンジが原因で、慣れるまでにはかなりの時間がかかるのではと悲観的でした。
リュビチッチが昔のレベルに戻れなくなったのは、2007年にバボラからヘッドにラケットを変えてからと言われていますが、ランキングがそのころから4位から現在の55位に落下してしまったことは事実です。ラケットを変えるというのは、心臓手術のように大手術だと思いますが、ぜひとも早くアジャストして自信を回復してほしいと思います。ジョコのキャラクターはテニス界にとって貴重なのですから。
ではナダルのインターヴューの概略です。(省略している部分もありますのでご了解ください)
Q:初戦としては、今日よりベターな試合はなかったのでは?
「今日はとてもよくプレイできたと思う。サーヴもファオハンドもよかった。フォーカスもできたし、ボールもコート中におさめることができたからね。」
Q:サーヴはさらに上達したと思いますか?
「よいときもあればよくないときもあるからね。今日のサーヴはよかった。肝心なときによいサーヴが打てることが大切なんだ。だからもっと練習を重ねるつもりだ。」
Q:こんなにやさしい試合だと集中が途切れませんか?
「もし集中力が途切れてしまったら危ないね。グランドスラムでフォーカスが途切れるなんて不可能だよ。No?」
Q:袖無しのシャツはもう着ないの?
「今のところはこの袖付きのシャツでいくよ。着た感じはいいよ。でも将来はどうなるか分からないけれど。今のところはこのウェアでfeel fine」
Q:膝のテープは?
「これは予防のために昔からやってることだから。今はfeeling goodだよ」
投稿者 Tennisnakama 01:06 | コメント(5)| トラックバック(0)
きっちりグランドスラムに照準を合わせ、フォアやプレイスタイルに磨きをかけてきた彼に正直感激しました。本当に、グランドスラム映えのする男です!!ロジャーやラファにはそういうオーラがありますよね、やっぱり。試合後のインタビューもうれしかったです。今日はさらにさらにラファに惚れました。トップの選手を相手に今日のようなプレイができたら、言うことなしです!!
新大統領の就任式、始まりましたね。ほんの数十年前、公民権運動の時代から考えたら本当に想像もできなかったことが目の前で起こっていることに、人間への希望を感じます。この大きな歴史的な出来事をきっかけに、地球全体が平和になってくれることを心から祈ります。DCに集まる人の波、キング牧師もどこかで見ていることでしょう。
1stサーブはすごく良くなってスピードがあり、サーブを打つ体制に入ってからの時間も短くなっていたよに感じました。Tennisnakamaさんが書かれているようにショットもスピードが増していて
ウィナーの数47本にはため息が出ちゃい画面のラファに釘付け。。。
自分のショットに納得がいかない時は必ずラケットで感覚を確かめ常に向上していこうという前向きな精神、そしてどんな相手であろうと絶対に手を抜かず100%の力で試合に臨む姿は
ラファがいつも言っている「全ての対戦相手に敬意をもっている」という証拠だと思いました。
気合の入れ具合が目に表れていました。
進化中のナダル、の部分は私にはまだ良くわかりませんでしたが、
この調子のよさをシーズン通して維持してほしいな、と思います。
相手選手にとってはみじめなくらいの大差でしたね。
キープしても「よっしゃ」じゃなくて、「やれやれ、やっとキープできたよ。でもこの先どうなるんだろう・・・ガンガン攻められておしまいかな。」みたいなのが顔に表れていました。
素晴らしいショットじゃなくても、ロフスがごくたまにポイントとるとすごい歓声。
観客は激励の意味もあるのでしょうが、いやいやそんなに歓声あげられても
ロフスにとってはちょっと・・・・という感はあるでしょう。
ナダルは相手がどうだろうと手を抜かない選手。
そういうのが顕著に表れた試合だったと思います。
すごい迫力、とはいいつつも、コレくらいのレベルでないと、ビッグ3と対戦するときに
苦戦してしまいますよね。
新しいユニフォームも素敵でした。集中しすぎるくらい集中しているときのナダルと
試合が終わってホッとして、バンダナをはずしたときの笑顔のナダル。その両方が良いです♪