2009年01月22日
やっぱりシモンは強かった
オーストラリアン・オープン 2回戦
シモン def グチオーネ 6-7(5), 6-4, 6-1, 6-2
シモンの対戦相手はオーストラリア版カーロヴィッチとでもいいましょうか。彼の名はグチオーネ。身長は2mのビッグサーヴァーです。しかも左ききときています。数少ないサーヴ&ヴォレーのプレーヤーの一人で、ランキングは132位ですが、今日の試合はベスト30くらいに入るほどすばらしいテニスをしていました。彼のランキングの低さに驚いたのですが、本人もいっているように、いつもこのようなプレイができるとは限らないということで、トップ10のシモンから第1セットを奪ったグチオーネは、彼の故郷メルボルンで最高の日となったようです。
第1セットは二人のサーヴがよくてお互いブレークできずに、55シモンのサーヴとなりました。シモンは昔のディフェンステニスで相手の出方を伺っているうちにグチオーネにウィナーをねらわれポイントをうしなうパターンです。そしてタイブレークとなり、57でグチオーネが勝利です。実力の5割しか出してないシモンの消極テニスが気になります。 明らかにグチオーネのネットダッシュに戸惑いがちで、リターンがうまく決まりません。
第2セットに入っても、グチオーネのサーヴが崩れずブレークチャンスがやってきません。しかし辛抱強く待って、5-4の10ゲーム目で2ndサーヴのリターンウィナーをとってやっとブレークをして第2セットをとりました。まだシモンはグチオーネのサーヴ&ヴォレーに手こずっています。
第3セット
シモンはグチオーネのサーヴを破って20 すばらしいリターンです。慎重に、しかし攻めるチャンスを逃さず、ショットが安定しているので、安心してみていられます。ショットの組み立てでオープンスペースを徐々に作り上げていく作業は、チェスの楽しさがあります。一球一球に無駄なショットがありません。
第4セット
ますます調子が上がってきたシモンは第1ゲームからブレーク。バックハンドのダウンザラインで最後はウィナーを決めて快勝でした。
シモンのすばらしいフォアハンドのパッシングショットの勝利でした。どんなに振られてもそこからウィナーが打てるフォアハンドクロスはダイナミックでスリルに溢れるテニスでした。そしてシモンの強みはサーヴでエースがとれること。エースの数は14でグチオーネの12を上回りました。
「今日の試合はむずかしいことは予期していたよ。僕にとってはベースラインから打ってくる選手のほうがやりやすいから。会場全体が彼を応援しているからとてもフォーカスするのがむずかしかった。サーヴで0-30になると、もうこのゲームは取られてしまうかもしれない、それだけでなくセットも失うかもしれないと思ったりするからね。今日は勝てて本当に嬉しいよ。」
シモンに一言。
今日の自分のあのイヤーな気持ち(ネットダッシュされたとき)を忘れず、今度は自分もネットダッシュしてみればどうでしょう。いくらベースラインが好きとはいえ、一度もネットにこなかったシモンはこれからが勝負です。
シモン def グチオーネ 6-7(5), 6-4, 6-1, 6-2
シモンの対戦相手はオーストラリア版カーロヴィッチとでもいいましょうか。彼の名はグチオーネ。身長は2mのビッグサーヴァーです。しかも左ききときています。数少ないサーヴ&ヴォレーのプレーヤーの一人で、ランキングは132位ですが、今日の試合はベスト30くらいに入るほどすばらしいテニスをしていました。彼のランキングの低さに驚いたのですが、本人もいっているように、いつもこのようなプレイができるとは限らないということで、トップ10のシモンから第1セットを奪ったグチオーネは、彼の故郷メルボルンで最高の日となったようです。
第1セットは二人のサーヴがよくてお互いブレークできずに、55シモンのサーヴとなりました。シモンは昔のディフェンステニスで相手の出方を伺っているうちにグチオーネにウィナーをねらわれポイントをうしなうパターンです。そしてタイブレークとなり、57でグチオーネが勝利です。実力の5割しか出してないシモンの消極テニスが気になります。 明らかにグチオーネのネットダッシュに戸惑いがちで、リターンがうまく決まりません。
第2セットに入っても、グチオーネのサーヴが崩れずブレークチャンスがやってきません。しかし辛抱強く待って、5-4の10ゲーム目で2ndサーヴのリターンウィナーをとってやっとブレークをして第2セットをとりました。まだシモンはグチオーネのサーヴ&ヴォレーに手こずっています。
第3セット
シモンはグチオーネのサーヴを破って20 すばらしいリターンです。慎重に、しかし攻めるチャンスを逃さず、ショットが安定しているので、安心してみていられます。ショットの組み立てでオープンスペースを徐々に作り上げていく作業は、チェスの楽しさがあります。一球一球に無駄なショットがありません。
第4セット
ますます調子が上がってきたシモンは第1ゲームからブレーク。バックハンドのダウンザラインで最後はウィナーを決めて快勝でした。
シモンのすばらしいフォアハンドのパッシングショットの勝利でした。どんなに振られてもそこからウィナーが打てるフォアハンドクロスはダイナミックでスリルに溢れるテニスでした。そしてシモンの強みはサーヴでエースがとれること。エースの数は14でグチオーネの12を上回りました。
「今日の試合はむずかしいことは予期していたよ。僕にとってはベースラインから打ってくる選手のほうがやりやすいから。会場全体が彼を応援しているからとてもフォーカスするのがむずかしかった。サーヴで0-30になると、もうこのゲームは取られてしまうかもしれない、それだけでなくセットも失うかもしれないと思ったりするからね。今日は勝てて本当に嬉しいよ。」
シモンに一言。
今日の自分のあのイヤーな気持ち(ネットダッシュされたとき)を忘れず、今度は自分もネットダッシュしてみればどうでしょう。いくらベースラインが好きとはいえ、一度もネットにこなかったシモンはこれからが勝負です。
投稿者 Tennisnakama 20:12 | コメント(0)| トラックバック(0)
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