2009年02月03日
ナダルの言葉
今度は優勝者のナダルの言葉をご紹介したいと思います。彼は一生懸命に苦手な英語で答えています。世界のスーパースターになっても、謙遜の気持を忘れず、日々の努力を怠らず、限界という言葉を拒否し続ける男・・・どうしたらあのような息子に育てられるのか? つい親の立場から感嘆してしまうのです。
優勝後の記者会見より(これは要約したものです)
Q:6個目のGSのタイトル獲得はスペシャルな気持ですか?
「すごくスペシャルだよ。ハードコートのGSのタイトルは僕の夢だったからね。ものすごく嬉しい。No? コートではいろんな気持があって気持が高ぶっていた。ベストプレーヤーのロジャーと戦うのだから。
トニーおじさんはロッド・レイヴァーが史上ベストのテニス選手だといっていた。一年で4つのGSのタイトルをとることをグランドスラムと言っているが、レイヴァーは2度もそのグランドスラムをとっている。その本人の前で試合をするのだから。すべてがスペシャルだった。」
Q:第3セットでトレーナーのマッサージを受けたのは?
「べルダスコの試合が終わったあと、右足がタイトになった。3セットでは、すごく固くなってきたんだ。こむらがえりじゃないけど心配だった。でもあのときはインジャリータイムを取らなかったんだ。(注:チェンジオーヴァーの時間にマッサージを受ければインジャリータイムとはならない。)あの試合が長くなると思ったから、3分間のMTO (Medical Time-out) はいざというときにとっておきたかった。」
Q:このハードコートの最初の優勝は、フレンチ(クレー)やウィンブルドン(芝)の最初の優勝とくらべてどう違いますか?
「試合の後はもう疲れてしまってその喜びを実感としてまだ感じてられてないんだ。ロッカールームへ行ったとき、目眩がしそうになったくらいだから。」
Q:サンプラスの記録を誰が破るか話題になっています。22才ですべてのサーフェスで優勝したことになりますが、今後どこまでいけると思いますか?
「今は6個のタイトルをとったことになるけれど、6個もとれたことは嬉しい。もちろんこれからも向上できるよう毎日努力をしていくつもりだ。毎回優勝することはとても大変なことだ。でも僕はトライしつづけていきたい。」
Q:最後に勝利をもたらしたのは、フィジカルだったと思いますか、それともメンタル?
「僕には分からない。でも第5セットはロジャーは僕よりミスが多かった。僕の方がソリッドだった。だから僕が勝ったと思う。最初のブレークポイントのとき、ロジャーはバックハンドで重大なミスを犯してしまった。このブレークはとても大きな意味をもった。」
(注:第5セット:4ゲーム目2-1でフェデラーのサーヴ。フェデラーは30-30でダブルフォルトをしたあと、二つのエラーをおかしてブレークされる)
Q:金曜の長い試合の後、決勝戦に対して自分がまだフィットしていると思いましたか?
「僕は疲れていたことは確かで、少し心配だったのも確かだ。プラクティスしたときになかなか集中できなかったからね。試合が始まる前、トニーコーチの言った 「勝利を信じていつも全力で戦え」という言葉通りにやったんだ。」
Q:新しい服で勝てると思いましたか?
「僕は本当に心配だったよ。(笑)新しいウェアでパワーを失ってしまうかもしれないとね。(爆笑)
C’mon(ここでのカモーンは「まさか」という意味です)
最後の冗談はラファらしい茶目っ気がでています。お疲れさまでした。じっくりと優勝の喜びを噛み締めたあとは、オランダロッテルダムのABN AMRO WORLD TENNISが2月9日が待っています。ナダルの他に、ツォンガ、モンフィスが出場する予定です。ナダルは昨年の10月に主催者側と契約を行いましたが、この大会は一週間後に迫っていて、これは私の勘ですが、ひょっとすればナダルは欠場するかもしれませんね。昨年もオーストラリアンオープンで準決勝までいき、疲れが残ったのか、このロッテルダムでは、2回戦でセッピに敗退しています。
ロッテルダムの後は2月23日から始まるドバイです。このドバイにフェデラーも出場します。再びナダルvsフェデラー戦が観戦できますかどうか、あと3週間に迫ってきました。
優勝後の記者会見より(これは要約したものです)
Q:6個目のGSのタイトル獲得はスペシャルな気持ですか?
「すごくスペシャルだよ。ハードコートのGSのタイトルは僕の夢だったからね。ものすごく嬉しい。No? コートではいろんな気持があって気持が高ぶっていた。ベストプレーヤーのロジャーと戦うのだから。
トニーおじさんはロッド・レイヴァーが史上ベストのテニス選手だといっていた。一年で4つのGSのタイトルをとることをグランドスラムと言っているが、レイヴァーは2度もそのグランドスラムをとっている。その本人の前で試合をするのだから。すべてがスペシャルだった。」
Q:第3セットでトレーナーのマッサージを受けたのは?
「べルダスコの試合が終わったあと、右足がタイトになった。3セットでは、すごく固くなってきたんだ。こむらがえりじゃないけど心配だった。でもあのときはインジャリータイムを取らなかったんだ。(注:チェンジオーヴァーの時間にマッサージを受ければインジャリータイムとはならない。)あの試合が長くなると思ったから、3分間のMTO (Medical Time-out) はいざというときにとっておきたかった。」
Q:このハードコートの最初の優勝は、フレンチ(クレー)やウィンブルドン(芝)の最初の優勝とくらべてどう違いますか?
「試合の後はもう疲れてしまってその喜びを実感としてまだ感じてられてないんだ。ロッカールームへ行ったとき、目眩がしそうになったくらいだから。」
Q:サンプラスの記録を誰が破るか話題になっています。22才ですべてのサーフェスで優勝したことになりますが、今後どこまでいけると思いますか?
「今は6個のタイトルをとったことになるけれど、6個もとれたことは嬉しい。もちろんこれからも向上できるよう毎日努力をしていくつもりだ。毎回優勝することはとても大変なことだ。でも僕はトライしつづけていきたい。」
Q:最後に勝利をもたらしたのは、フィジカルだったと思いますか、それともメンタル?
「僕には分からない。でも第5セットはロジャーは僕よりミスが多かった。僕の方がソリッドだった。だから僕が勝ったと思う。最初のブレークポイントのとき、ロジャーはバックハンドで重大なミスを犯してしまった。このブレークはとても大きな意味をもった。」
(注:第5セット:4ゲーム目2-1でフェデラーのサーヴ。フェデラーは30-30でダブルフォルトをしたあと、二つのエラーをおかしてブレークされる)
Q:金曜の長い試合の後、決勝戦に対して自分がまだフィットしていると思いましたか?
「僕は疲れていたことは確かで、少し心配だったのも確かだ。プラクティスしたときになかなか集中できなかったからね。試合が始まる前、トニーコーチの言った 「勝利を信じていつも全力で戦え」という言葉通りにやったんだ。」
Q:新しい服で勝てると思いましたか?
「僕は本当に心配だったよ。(笑)新しいウェアでパワーを失ってしまうかもしれないとね。(爆笑)
C’mon(ここでのカモーンは「まさか」という意味です)
最後の冗談はラファらしい茶目っ気がでています。お疲れさまでした。じっくりと優勝の喜びを噛み締めたあとは、オランダロッテルダムのABN AMRO WORLD TENNISが2月9日が待っています。ナダルの他に、ツォンガ、モンフィスが出場する予定です。ナダルは昨年の10月に主催者側と契約を行いましたが、この大会は一週間後に迫っていて、これは私の勘ですが、ひょっとすればナダルは欠場するかもしれませんね。昨年もオーストラリアンオープンで準決勝までいき、疲れが残ったのか、このロッテルダムでは、2回戦でセッピに敗退しています。
ロッテルダムの後は2月23日から始まるドバイです。このドバイにフェデラーも出場します。再びナダルvsフェデラー戦が観戦できますかどうか、あと3週間に迫ってきました。
投稿者 Tennisnakama 02:20 | コメント(9)| トラックバック(0)
いつも、楽しく、勉強になるな~と思いながら読ませてもらってます。
他では見られない情報があったりして、すごくうれしいです♪ラファのレキップ誌のインタビューとか特に。ラファは本当に良い環境の中で育ってますね。
熱い論争?が起こったりするのも、素敵だな~と思います。テニスに対して熱くて。
私にとって今回の結果は、ちょっと予想外でした。ハードコートでのフェデラーとの初めての決勝だし、もっとラファが苦しむかな~と思ってたので。フェデラーにいいようにやられちゃうかも…とラファファンとしては少し心配でした。あの準決勝を見たら特にそう思っちゃいました。
ナダルを応援してて、「がんばれ!ラファ」って言った後、…言われなくてもがんばってるよなといつも思います。笑 あのメンタルは凄すぎです。
試合の終盤のフェデラーは(私から見ても)少しおかしいなと感じました。少し心配です。
スピーチの時の姿も…。なんか、トッティとデル・ピエロの時みたいな感じで切なかったです。(すいません ^^;)
ただ、ラファファンとしても不安はいっぱいで、あんな大変な試合をしててフィジカルがもつかどうか。プレースタイルなんかを考えると他の人より体を酷使してるだろうし。マスターズ・カップでのラファはいつも元気ないし。シーズンを通して活躍を続けられるのかな…?とか勝手に心配してます。
ファンの心配は尽きませんね。笑
ケガがないことを、ただただ祈ってます。あとスリーブレスに戻ってほしいです。^∀^
長々と失礼しました ^-^
試合後のフェデラーの気持ちなど、「ぜひ聞いてみたい!!!」と思っていたので
早々に翻訳してアップしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
試合内容については・・・みなさんコメントされている通りですね。ただ切なかったです★★★
ところで今回初コメントしようと思ったのは、ナダルのウェアの話が出ていたので・・・
黒い生地が汗で肌にべちゃっとひっついている様子がまるでポリ袋みたいに見えませんでしたか?
本当の着心地は分かりませんが、あの見た目で「これを着たい」と思う人がいるのか、と
不思議に思いました。ブランドのイメージ戦略的には逆効果では???
試合会場でも「スリーブレスに戻って」というプラカードが出てましたが
袖のあるなしはもちろん、ナダルにはシンプルな形と色使いのウェアが
一番似合うような気がします。
あ、それと、
全豪期間中、テレビを長時間独占されていることに文句を言っていた娘が
バナナを食べたあといつも皮をきれいに整形するナダル見たさに
試合を楽しんで見るようになりました。
こんなことでファンを増やすナダルっていうのも、面白いですよね!
そこでchocoさんに質問です。お嬢さんはキチンとお片づけをするタイプ? それともあまり気にならないタイプ? ちょっと心理学的にも興味がありますので、よろしかったらお答えください。
メルボルンに住んでいるRYOです!
今年からテニスファンになった新参者ですが、フェデラー選手のプレーに魅了されてしまいました!
来年は是非アリーナまで試合を観戦しに行きたいと思っています。
このHPはとってーも勉強になります!!
コメントありがとうございます。 今回の大会で面白い話があれば教えてください。メルボルンの第1号です。これからもよろしく!
フェデのそのコメントにまたウルウルですよ、私!
『二人の友情に乾杯!』です。
二晩経ってもまだあの決勝の余韻から抜けきれない私です。
新しいウェアのことを聞かれて、「本当に心配だったよ」というラファ、おかしいですね。本人もバンバンに意識していたのかと思うと微笑ましい。(そりゃ、しますよね)
私はあのウェアに関しては、シャツの色を一色にしてくれればずいぶん良いのではないかと思います。(もちろんスリーヴレスが一番似合うと思うけど)それと、あのパンツの水玉模様ならぬ、「毛玉模様」だけは何とかして欲しいな…。
昨日のメルボルン市内での撮影でラファが着ていたシャツ、ベルダスコ戦でトニおじが着ていたのと同じで、「ふたりで着まわしだったりして~」と微笑ましく見ております。(お洗濯のタイミング的にもバッチリだし!)本当のところはどうだか知りませんが、そんなことを想像させてしまう自然児ラファが大好きです。(あ、それから私もロッテルダム、ラファは出ないかも…と思っている派です)
うちの娘は、残念ながら非常にだらしないタイプなんです。
学校から帰って来ると、ランドセルのフタがベローっと開いたまま、
そこからいつも教科書類がなだれ現象を起こしてて・・・。
自分とは正反対な人、という感じでナダルを見ていたんでしょうか?
いつの間にか、娘はナダルを応援していましたが
もしかすると「自分とは正反対な人と結婚するタイプ」なのかも??
ちなみにわたし自身は、「ナダルを愛するフェデラーファン」です。
燃え尽きてしまったフェデラーが引退を考えないか、心配でしかたありません。
大丈夫ですよね???
それと、
ナダルはペットボトルを地面に置くときも、
細心の注意を払って並べてますが
あの神経質さは試合の間だけなんでしょうか??
tennisnakamaさん、ご存知なら教えてくださ~い!
(いつもくだらない内容ですみません!)