2009年03月23日
フェデラーのメンタルは何処へ?
インディアンウェルズの準決勝でフェデラーがアンディー・マレーに敗退しました。3-6, 6-4, 1-6の敗北の結果は、フェデラーの今後に暗い影を残すことになったと思います。
それにしても不思議な試合でした。あれほどメンタルのフェデラーと言われた彼でしたが、肝心のメンタルはロッカールームに忘れてきたような試合となりました。この準決勝で、フェデラーは、やってはいけないテニスのお手本を示してくれました。一体どうしちゃったのでしょう。赤ちゃん誕生の新しい出来事で、フォーカスがどこかに飛んで行ってしまったのでしょうか。
過去8試合のうち、マレーに6試合も負けてしまったフェデラーは、昨日の試合を振り返って以下のように述べています。
「今日の試合はエラーが多すぎた。第1セットで何とかよいプレーをしたかったが出来なかった。」
「今日はリズムがとれなかった。第3セットが特にそうだ。第3セットのアンディーはすばらしいテニスだった。僕はミスが多すぎた。」
「過去の負けた続けた3試合では、試合が進むにつれてアンディーはだんだん強くなってくるテニスだったが、今日のテニスは違っていた。僕は第2セットでよいプレーをできたので、このまま勝てるテニスを続けていこうとして、ショッキングな3セット目になってしまった。」
「今日の試合は、僕もアンディーも多くのアップ&ダウンがあった。結果的はよいプレーをした選手が勝った試合だった。」
フェデラーが言うように、マレーも何かぎくしゃくした浮き沈みのあるパーフォーマンスでした。
しかしフェデラーとの差は、ブレークポイントの取り方です。フェデラーは10回もブレークポイントをとりながら8回もブレークチャンスを逃しています。マレーは6回のうち逃したのは1回のみ。「ここぞという時にみせる集中力」はフェデラーの看板だったはず?
マレー戦の敗因は、フェデラーも言っているように、一言で言ってエラー(unforced error)が多すぎたことです。
マレーのエラーの19に比べて、フェデラーのエラーの数は何と46もあります。これでは27ポイントもマレーにプレゼントしていることになります。特に第3セットの後半は、やけくそのようなところもみられ、全く冷静なフェデラーが観られませんでした。
今までメンタルのフェデラーと言われたフェデラーの姿はありません。リズムにのれないときはすぐにイライラしてフォーカスがプッツンです。昔の粘りもなくなりました。
フェデラーにぜひがんばってほしいと、今まで打倒ナダルの作戦記事を書いてきましたが、ナダル作戦の以前の根本的問題があるような気がしてきました。
フェデラーは本当に勝ちたいのか?
燃えるような「勝つ」ことへの執念があるのか?
この私の疑問は以下のフェデラーの「やってはいけないテニス」でお分かりいただけると思います。
絶好のブレークチャンスを逃してしまう
第1セット4ゲーム目(フェデラーvsマレー:2-1)でマレーのサーヴィスゲームの時です。フェデラーは早くも40-0と3ポイントブレークチャンスを迎えます。以下のように5回のフェデラーのエラーの連続で、このゴールデン・ブレークチャンスを失ってしまいました。(unforced errorは長い言葉ですので、ここではエラーとします)
40-0 Fのエラー
40-15 Fのパッシングショットのエラー
40-30 長いラリーのあと、Fのバックハンドのエラー
40-40 Fのバックハンドがネットする
40-Ad Fのファオがアウト
簡単にブレークされてしまう
続いて5ゲーム目(フェデラーvsマレー:2-2)、フェデラーはエラーに続くエラーで、15-40で簡単にブレークされてしまいました。
失った流れを取り戻せない
第2セットはフェデラーらしい試合展開で、アグレッシヴなショットメイキングでマレーをディフェンシヴにとどめます。フェデラーはネットダッシュを積極的に繰り返して16回のうち12回成功。(マレーは3回のうち1回のみ。)ウィナーを決めたときは、フェデラーは拳を握りながらカモーンと叫び、熱がこもってきました。上がり調子で6-4で第2セットを勝ち取りました。このままいけば第3セットはフェデラー優勢で勝利です。しかしマレーの転倒で勝利の流れを失った後は、流れをとりもどすことができず、あせりまくってエラーの連続で第3セットを失ってしまいました。
対戦相手の怪我に動揺してしまう(?)
第2セットまでは、ちぐはぐなテニスをしていた両選手でしたが、第3セットに入るとスコアもタイトな接戦となり、両選手ともサーヴィスゲームをホールドしていきます。4ゲーム目(フェデラーvsマレー:1-2)、フェデラーのサーヴィスゲームのときです。 マレーが逆方向に走ろうとして足をくじいたようなモーションで転倒しました。一瞬ドキッとする転び方でしたので、フェデラーはネットにかけよって心配そうにマレーの様子を伺います。しかしマレーはメディカル・タイムアウトをとらないで試合を続行しました。
そこから不思議なことがフェデラーに起こりました。
マレーの足の怪我が頭から離れないのか、フェデラーのフォーカスがプッツンになってしまったのです。考えられないようなイージーミスの連続で、フェデラーは15-40で簡単にブレークされてしまったのです。
このフェデラーの急激な変化は D〓j〓 vuでした。昨年のナダルとの死闘のハンブルグの決勝がダブってきます。第1セットでフェデラーは5-2とセット獲得を目前にしたときです。ナダルはメディカル・タイムアウトをとりました。ナダルの足にマメができていることは今までの試合で紹介されていましたので、トニーコーチも心配でナダルにリタイアせよというサインを送っています。このタイムアウトのすぐ後にフェデラーのテニスがガラッと変わってしまったのです。しかもナダルは故障があるなど全く想像もさせない快適なフットワークでフェデラーを攻めていきます。一度フォーカスを失ったフェデラーはナダルの流れを変えることが出来ず優勝を逃してしまいました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
以上のように、フェデラーにとって情けない試合となってしまいましたが、フェデラーにはぜひ14個のGSタイトルを獲得してもらうために、応援しつづけようと思います。
そこでぜひとも以下の二点を強調したいと思います。
気持ちの切り替えることの大切さ
勝負の世界は「勝つ」か「負ける」かのどちらかです。前のセットを完勝したとしても、タイになれば試合を決定する第3セットのみがカウントされます。過去のセットは存在しないのです。ナダルとの全豪の決勝でも、このdeciding setの第5セットで、フェデラーがもろく崩れさってしまいました。フェデラーの頭の中はいろんな情報が混じりすぎているような気がします。長い試合の中では必ずups & downsがつきものです。でもそれに引きずられてしまってはなりません。毎回頭と気持ちを真っ白にして、ゼロからスタートする気持ちの切り替えができるかどうか? 考えすぎるフェデラー、こだわりすぎるフェデラーから卒業です。
最後まで粘る気持ちの強さ
最後の粘りに必要なのは、ナダルのように「最後まで自分を信じ続けられる自信」です。それが負け続けている相手にはなかなか持てず、苦手意識が先走って勝てる試合でもまた負けてしまうフェデラー。
フェデラーの傷が深まらないうちに、まずはマイアミでナダルに勝つことが先決問題。自分を信じられるテニスができて初めてGS14個が達成です。
最近「ナダルを倒す」記事が増えて、ナダルファンには申し訳ないと思っています。私はナダルのファンですし、もちろん彼には勝ってほしいと思いますが、フェデラーには引退まであと数年しか残されていません。ですから今のうちに早く14個をとって、後はゆっくりナダルの応援をしたいと願っているのです。このへんの微妙なファン心理をご理解お願いします。
それにしても不思議な試合でした。あれほどメンタルのフェデラーと言われた彼でしたが、肝心のメンタルはロッカールームに忘れてきたような試合となりました。この準決勝で、フェデラーは、やってはいけないテニスのお手本を示してくれました。一体どうしちゃったのでしょう。赤ちゃん誕生の新しい出来事で、フォーカスがどこかに飛んで行ってしまったのでしょうか。
過去8試合のうち、マレーに6試合も負けてしまったフェデラーは、昨日の試合を振り返って以下のように述べています。
「今日の試合はエラーが多すぎた。第1セットで何とかよいプレーをしたかったが出来なかった。」
「今日はリズムがとれなかった。第3セットが特にそうだ。第3セットのアンディーはすばらしいテニスだった。僕はミスが多すぎた。」
「過去の負けた続けた3試合では、試合が進むにつれてアンディーはだんだん強くなってくるテニスだったが、今日のテニスは違っていた。僕は第2セットでよいプレーをできたので、このまま勝てるテニスを続けていこうとして、ショッキングな3セット目になってしまった。」
「今日の試合は、僕もアンディーも多くのアップ&ダウンがあった。結果的はよいプレーをした選手が勝った試合だった。」
フェデラーが言うように、マレーも何かぎくしゃくした浮き沈みのあるパーフォーマンスでした。
しかしフェデラーとの差は、ブレークポイントの取り方です。フェデラーは10回もブレークポイントをとりながら8回もブレークチャンスを逃しています。マレーは6回のうち逃したのは1回のみ。「ここぞという時にみせる集中力」はフェデラーの看板だったはず?
マレー戦の敗因は、フェデラーも言っているように、一言で言ってエラー(unforced error)が多すぎたことです。
マレーのエラーの19に比べて、フェデラーのエラーの数は何と46もあります。これでは27ポイントもマレーにプレゼントしていることになります。特に第3セットの後半は、やけくそのようなところもみられ、全く冷静なフェデラーが観られませんでした。
今までメンタルのフェデラーと言われたフェデラーの姿はありません。リズムにのれないときはすぐにイライラしてフォーカスがプッツンです。昔の粘りもなくなりました。
フェデラーにぜひがんばってほしいと、今まで打倒ナダルの作戦記事を書いてきましたが、ナダル作戦の以前の根本的問題があるような気がしてきました。
フェデラーは本当に勝ちたいのか?
燃えるような「勝つ」ことへの執念があるのか?
この私の疑問は以下のフェデラーの「やってはいけないテニス」でお分かりいただけると思います。
絶好のブレークチャンスを逃してしまう
第1セット4ゲーム目(フェデラーvsマレー:2-1)でマレーのサーヴィスゲームの時です。フェデラーは早くも40-0と3ポイントブレークチャンスを迎えます。以下のように5回のフェデラーのエラーの連続で、このゴールデン・ブレークチャンスを失ってしまいました。(unforced errorは長い言葉ですので、ここではエラーとします)
40-0 Fのエラー
40-15 Fのパッシングショットのエラー
40-30 長いラリーのあと、Fのバックハンドのエラー
40-40 Fのバックハンドがネットする
40-Ad Fのファオがアウト
簡単にブレークされてしまう
続いて5ゲーム目(フェデラーvsマレー:2-2)、フェデラーはエラーに続くエラーで、15-40で簡単にブレークされてしまいました。
失った流れを取り戻せない
第2セットはフェデラーらしい試合展開で、アグレッシヴなショットメイキングでマレーをディフェンシヴにとどめます。フェデラーはネットダッシュを積極的に繰り返して16回のうち12回成功。(マレーは3回のうち1回のみ。)ウィナーを決めたときは、フェデラーは拳を握りながらカモーンと叫び、熱がこもってきました。上がり調子で6-4で第2セットを勝ち取りました。このままいけば第3セットはフェデラー優勢で勝利です。しかしマレーの転倒で勝利の流れを失った後は、流れをとりもどすことができず、あせりまくってエラーの連続で第3セットを失ってしまいました。
対戦相手の怪我に動揺してしまう(?)
第2セットまでは、ちぐはぐなテニスをしていた両選手でしたが、第3セットに入るとスコアもタイトな接戦となり、両選手ともサーヴィスゲームをホールドしていきます。4ゲーム目(フェデラーvsマレー:1-2)、フェデラーのサーヴィスゲームのときです。 マレーが逆方向に走ろうとして足をくじいたようなモーションで転倒しました。一瞬ドキッとする転び方でしたので、フェデラーはネットにかけよって心配そうにマレーの様子を伺います。しかしマレーはメディカル・タイムアウトをとらないで試合を続行しました。
そこから不思議なことがフェデラーに起こりました。
マレーの足の怪我が頭から離れないのか、フェデラーのフォーカスがプッツンになってしまったのです。考えられないようなイージーミスの連続で、フェデラーは15-40で簡単にブレークされてしまったのです。
このフェデラーの急激な変化は D〓j〓 vuでした。昨年のナダルとの死闘のハンブルグの決勝がダブってきます。第1セットでフェデラーは5-2とセット獲得を目前にしたときです。ナダルはメディカル・タイムアウトをとりました。ナダルの足にマメができていることは今までの試合で紹介されていましたので、トニーコーチも心配でナダルにリタイアせよというサインを送っています。このタイムアウトのすぐ後にフェデラーのテニスがガラッと変わってしまったのです。しかもナダルは故障があるなど全く想像もさせない快適なフットワークでフェデラーを攻めていきます。一度フォーカスを失ったフェデラーはナダルの流れを変えることが出来ず優勝を逃してしまいました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
以上のように、フェデラーにとって情けない試合となってしまいましたが、フェデラーにはぜひ14個のGSタイトルを獲得してもらうために、応援しつづけようと思います。
そこでぜひとも以下の二点を強調したいと思います。
気持ちの切り替えることの大切さ
勝負の世界は「勝つ」か「負ける」かのどちらかです。前のセットを完勝したとしても、タイになれば試合を決定する第3セットのみがカウントされます。過去のセットは存在しないのです。ナダルとの全豪の決勝でも、このdeciding setの第5セットで、フェデラーがもろく崩れさってしまいました。フェデラーの頭の中はいろんな情報が混じりすぎているような気がします。長い試合の中では必ずups & downsがつきものです。でもそれに引きずられてしまってはなりません。毎回頭と気持ちを真っ白にして、ゼロからスタートする気持ちの切り替えができるかどうか? 考えすぎるフェデラー、こだわりすぎるフェデラーから卒業です。
最後まで粘る気持ちの強さ
最後の粘りに必要なのは、ナダルのように「最後まで自分を信じ続けられる自信」です。それが負け続けている相手にはなかなか持てず、苦手意識が先走って勝てる試合でもまた負けてしまうフェデラー。
フェデラーの傷が深まらないうちに、まずはマイアミでナダルに勝つことが先決問題。自分を信じられるテニスができて初めてGS14個が達成です。
最近「ナダルを倒す」記事が増えて、ナダルファンには申し訳ないと思っています。私はナダルのファンですし、もちろん彼には勝ってほしいと思いますが、フェデラーには引退まであと数年しか残されていません。ですから今のうちに早く14個をとって、後はゆっくりナダルの応援をしたいと願っているのです。このへんの微妙なファン心理をご理解お願いします。
投稿者 Tennisnakama 02:19 | コメント(22)| トラックバック(0)
彼にはやはり coach が必要ではないでしょうか。
同感です。私は Live Scoreboard で見ていましたが、何が起こっているのか、映像を見たいと思っていました。tennisnakama さんの実況ポイント解説のお陰で状況は理解出来たような気がします。毎度ありがとうございます。
残念です。私は試合終了時感じたことは、Federer は即日引退宣言でもするのではないかと疑いました。彼の incentive は tennis ではなく、tennis 後の家族との人生となってしまったような印象を持ったのです(ちょっと安易な発想ですが)。ここ最近の負け方を見ていると…、充分に勝ち過ぎた為、燃え尽きてしまった印象です。
彼は若い頃の彼に戻っているようです。tennis player 版 Benjamin Button て感じです。
tennisnakama さんが指摘された点を強く指導してくれる coach を見つけ出して欲しいものです。
とはいえ、このご指摘を Federer が改めて気づいて、改善してくれることを強く祈って応援したいと思います。
Roger Federer 復活優勝!!! G14 達成!!! の日を夢見て。
ナダルが完勝しましたね。今日のナダルを観ていると、昔のフェデラーを思い出します。無敵のフェデラーのことを、ロディックが「彼は別の惑星に住んでいる」とコメントしましたが、今のナダルはまさにナダル星に住んでいますね。ナダルはマチュアで、スマートで、ダイナミックなテニスをみせ、王者にますますふさわしくなっていくようです。
地元のバーゼル紙は、赤ちゃん誕生でフェデラーはスローダウンするかもしれないと予想していますが、どうも回りの雑音が多くて、テニスに集中できてない感じがあります。まだ結婚もしていませんし。いつもサンプラスと比較してしまうのですが、彼の場合はスランプが始まった直後に結婚しています。妻は女優業を捨て、ツアーを一緒にまわり負け続けるサンプラスを励まし続けました。そして2年後に妊娠。その2年間の恩返しと新しく生まれる子供のために、サンプラスはあの歴史に残るアガシとの決勝戦で優勝を勝ち得たのです。あのときのサンプラスはプレッシャーで頭の毛がどんどん薄くなる一方でした。記者会見のたびにいつ引退するのか?という質問を受け、本当に気の毒で試合も観ていられなかったのを覚えています。
それでも最後は14個目のタイトルを母国のUS Openで勝ち取ったのですから、フェデラーもできないことはありません。はやくミルカと結婚をして、二人の心を一つにして猛進してほしいと思います。
ナダル強かったですね。進化のスピードが予想を上回っている感じですね。ナダル時代を感じさせます。
フェデラーがあのような負け方をしたので、Tennisnakamaさんからの(愛情溢れる?)厳しい記事を予想していました。ファンから見てもマレーのアクシデントの後のフェデラーの崩れ方はショックでしたし、現実を見た気がしましたから・・・。
「自分の子供にプレーを自分の見せたいとずっと思っていた」と言っているフェデラーは今引退する事は無いと思います。Tennisnakamaさんのおっしゃる引退までの数年が少しでも長い事を願っています。
フェデラーファンは泣いたり笑ったり大変忙しいのですが、頑張って応援していきましょう!
ファーストセットの最初のブレイクチャンスを0から逃し、次のセットを簡単に逆にブレイクされた時、思わず「これがフェデラー?」と思ってしまうほどでした。マリーは、ここで今日の勝機を感じたに違いありません。第2セットは、見違えるような攻撃の態勢で、勢いを感じたのに・・。第3セットのマリーの一瞬の叫び声とともに崩れ落ちたアクシデントに、私はフェデラーに勝機が来たな!と思ったのに・・・。
tennisnakamaさんのコメントで前にも、ナダル戦で同じような事があったと知りましたが、マリーを心配そうに見つめていたフェデラーの背中が印象的ではありましたが・・・、まさかそこでフェデラーが調子を落とすとは、観ていて本当にビックリでした。マリーは足を引きずっていたわけでもなかったですし・・・。
フェデラーのウィンブルドンやの決勝戦や、最近の敗戦の内容、出だし悪くて真ん中で頑張り、しかしファイナルで自滅に近い、力尽きるパターン・・が多いように感じます。
ガオラの解説者たちがその後のフェデラーのミスだらけの流れに「フェデラーの優しさ。ある意味人間らしさ」と表現していましたが・・・。
かなり素人の表現、発言で恐縮ですが、マリーと、とフェデラーのバックハンドのクロスのボールの軌道の角度には、明らかに差がありました。それが今日の試合を通じて印象的でした。
今日のマリーは今日のナダルの前ではなすすべなし、な感じではありましたが、本当に強いですね。細身の体だけど、最近特に膝から下の足がかなり太くなったと思います。ナダルはロッテルダムのお返しを早々に出来ましたね。
来週のフロリダも楽しみ。個人的には最近超お気に入りのシモン、2年目のジンクス乗り越えて頑張って欲しいと思っています。シモンの解説、tennisinakamaさんの記事を毎回心より楽しみにしていまーす!に強いですね。細身の体だけど、最近特に膝から下の足がかなり太くなったと思います。ナダルはロッテルダムのお返しを早々に出来ましたね。
来週のフロリダも楽しみ。個人的には最近超お気に入りのシモン、2年目のジンクス乗り越えて頑張って欲しいと思っています。シモンの解説、tennisinakamaさんの記事を毎回心より楽しみにしていまーす!
昨年のナダル戦をすぐに思い出しました。 そして案の定・・・。 最後のマレーのサーヴィング・フォー・マッチのゲームでもマッチ・ポイントを逃れて見せたかと思うとブレーク・ポイントを握っても「嬉しくなさそう」なプレーでまたポイントを並べて・・・そして押し切られるというか、自分から土俵を割るというか・・・まさにチグハグそのものでしたね。 今日のナダル対マレー戦ではアノ強風の中、集中しまくってたナダルが当然のように優勝しました。 バトンタッチは完全に終わったように感じましたね。
だが、しかーーーーーーし! まだまだフェデはやってくれると信じてます!! 芝は貰うかんねww
よ==し、フェデ、気を取り直してトレーニングだ! オイラも付き合ってトレーニングがんば・・って・・無理ww 観てるだけです、ごめんなさいww
ところで挙げ足を取るようで申し訳ないのですが、19の3倍は57なので、46だとエラー3倍とは言えないのでは・・・。2.5倍くらいですね。(このコメントは確認後、消してください)
今回のフェデラーのあの勝つことへの淡白さは、「GSに勝てばよい」という思いがあるからかもしれません。でもGS偏重の考えかたは危ない。マイアミで私たちの疑問に答えてくれるかもしれません。悪い予感を裏切って、ガンガン勝ってほしいですね。
chell さん、
最近のシモンは昔のpusherの悪い癖が出てきていますね。どうもディフェンシヴになってしまっています。一日も早く彼の華麗なフォアハンドの炸裂するインサイドアウトを観たいと思います。4月4日封切りの『トワイライト』の映画もお忘れなく。(主演男優と似てるのですよ。雰囲気が。ああいう陰のある感じが私の好きなタイプなのです。)
種さん、
一緒に泣きたい気持ちです。これからフェデラーの道はもっと険しくなっていくと思いますが、皆で団結して最後まで応援していきましょうね。
netdash さん、
いつもご丁寧に誤りを指摘してくださってありがとうございます。19の番号を16と勘違いしていたのです。(エラーの数の46の6が記憶に残って16に)そして16の3倍の48なら46に近いからと思い込んでしまったのです。念のためにこれでも2回も計算したのですよ。2度目も19を16と読んでいたのです。ああこういうことを学校で息子がいつもやって数学ができなかったのね、と何となく納得してしまいました。(3倍は削除させていただきます。)
なんでフェデラーの時だけ問題視するのか????
優しさ、人間らしさねぇ~どうなんでしょ(爆)
普通に走っているように見える=何処も傷めていない、たいしたことないって簡単に判断しない方がいいと思うけどな・・・
具合悪くても、故障してても勝てる人はいくらでもいる。
勝利への執念、集中力などなどで乗り越えられる人はいるのです!
よく偉そうに批判する人がいるけど、トッププレーヤーの何がわかるんでしょ?
一般人には無理だと思うけどなぁー
ナダルファンは相手がフェデラーじゃあない方がいいのかな?
笑顔でいられるし、素直に喜こべるもんね。楽しそうな表彰式でよかったね。
何も悪いことしてないのに、いつも申し訳なさそうにしている姿は、特にファンじゃあなくても悲しくなる・・・
tennisinakamaさん、私、3セット目入った直後はもしかして勝てるかもって思っていたので、その後のマレーの転倒、あっという間の幕切れ‥その展開に着いていけず、試合後はショックで涙が出てしまいました。 tennisinakamaさんの意見、もっともだと思います。そういう意見を受け止めないと、次の段階には行けないのだと思います。
でも私は、少し甘いので(^^;)ベスト4まで残ってくれたロジャーには感謝もしています。コーチの件や(ケイヒルさんは結局ベルダスコのコーチなのですか‥?)赤ちゃん誕生の事、ミルカさんも近くでは応援できなくなったし、彼の中で何か今までとは大きく変わっていく時期なんだと思います。周りからの雑音もいっぱいで、よくSFまで集中して来れたなと、それはある意味メンタルの強さでもあるのかなと‥ だからまだまだやってくれるって思うんです。
私の勝手な気持ちを言わせてもらえれば、もし「フェデラーをどうやったら倒せるか」なんて記事を書いてもらったら、ファンとしては誇らしくて嬉しいです。だから、今「ナダル攻略法」を書かれているくらい強いナダル、私からは太陽のように輝いていてとってもまぶしく見えます。今のロジャーは私にとっては太陽ですが(エヘへ☆)、みんなからそう言ってもらえるように、頑張ってくれるって信じてます。引退なんて、しませんよね?(>_<)
テニスの楽しみ方は、プレーをする、試合を観戦する、そして観た試合をいろいろ分析してみる、などいろんな楽しみ方があっていいと思います。プロの立場にたって、自分だったらああするのに、こうすればよかったのに、というのはファンに許された楽しみの一つで、彼らはそういうファンがあってこそ、生活できているのですから。プロのスポーツはファンがあってこそ成り立つもの。圭君も最近はプロらしく、試合を楽しんでもらえれば嬉しいという言葉がでるようになりました。お気に入りの選手と一喜一憂する。一生懸命応援するからときには苛立たしくなって批判もしたくなる。こういう熱のこもったファンこそがテニスをひっぱっていく原動力だと思います。
私は第3セット目の途中で崩れはじめたフェデラーを観て、泣きたくなる感情よりもどなっておりました。「しっかりしろや!」これだけ世界のファンが一生懸命応援しているのだから、ちゃんとやれ!というきびしい感情です。フェデラーにはナダル実力があるのに、なぜしっかりと両足で大地を踏ん張れないのか。ごめんなさいね。あの記事は相当コントロールして押さえて書いたのです。もちろんこれからは、もっと声を大にして応援していきますが、ときには叱咤するファンがいてもよいと思います。
フェデラーに勝ったときのナダルの申し訳なさそうな表情ですが、ナダルにとってはフェデラーの存在は特別な存在。今まで目標にしてきた選手であるだけに、弟子が師を乗り越えるときの複雑な気持ちだと思います。同世代のジョコやマレーは単なるライバル。勝って嬉しいのは当然だと思います。
フェデラーに勝ったときの表彰式でのナダルの件ですが、フェデラーファンとしてはナダル&ナダルファンに気の毒だと思って心苦しいばかりですが、ナダルファンはそんなラファが好きなのではないでしょうか。思いっきり喜ぶラファも、申し訳なさそうに控えめに喜ぶラファも私は素敵だと思います。
昨年夏以降、ハードコートで、カウンターショットを持ったプレイヤー達に、どれだけ苦しめられたことでしょう!!NO.1にはなったけれども、今どきのフォアをもたないラファに危機感さえ感じていました。けれど、フラット気味のフォアの強打に、アングルへのショット、バックの強打、そして、ネットポイントと、どんどん進化しつづけ、今日の試合は、私にとっては、ハードコートでのラファのBest gameでした。(技術的な面で。net pointが12/16・・。)
常に攻撃的なテニスで、本当に強さを感じさせてくれました。
今日勝ったとはいえ、マレーは、強風とメンタル面と体調?で、いつものようなカウンターショットが見られませんでした。次の対戦では、また厳しい戦いになると思います。
pandiniさん、
tennisnakamaさんのおっしゃるとおりだと思います。ナダルが申し訳なさそうにしていても、気にすることないと思いますよ。それだけ、尊敬しているということであり、優勝セレモニーでは、申し訳ない気持ちで喜べないとしても、フェデラーに勝利した、という事実は、ナダルの心で、とても大切な宝物となっていると思います。フェデラー復活を祈ってます!
はじめまして!
実はいつも楽しく拝見させて頂いてますが、勇気がなくて今回はじめての書き込みです。
私はフェデラーファンですが、マレー戦、勝てるはずの試合だった様な気がします。
でも勝てない。。。(;_;) 悲しいです。
去年のMONOから始まり、周りの進化ももちろんあるかと思いますが、
(ナダルやマレーはもちろん、他にも若くて素晴らしい選手がいっぱい出てきてますよね)
一旦勝つ”流れ”みたいなものを失ってしまうとカムバックは難しいのでしょうか?
実力はまだまだあるはずなのに、ととっても残念です。
tennisnakamaさんが以前書かれていた様に、Federerの事を信じて、つきっきりで
彼に「勝てる」って再び信じさせてくれる様なコーチがついてくれたらなって思います。
一人でメンタルの壁を乗り越えるのはなかなか大変そうですよね。。。
でもFedererの華麗なる復活を願って応援しつづけます!!
一年の最後の週が一位ですと、その年の一位ということになりますが、この一位の座に再び返り咲くことが出来た選手はレンデルのみだそうです。しかし短期間に一位にカムバックした選手は他にもいますが、アガシは一位から141位にまで落ちて、ふたたび一位にカムバックしています。アガシのカムバックは有名ですが、カムバックの立役者、ブラッド・ギルバートというコーチがあってこそ実現できた偉業で、今のフェデラーもGS14個目はやはりすぐれたコーチが必要なしでは無理かもしれませんね。
技術云々ではなく、まさしくメンタルでの敗北。特にマレー、ナダルを相手にすると最近はほんとに粘ることができず、今回は見ていて悔しくなりました。技術やエラー、コンディションももちろん勝敗に重要な要因なのでしょうが、実力が拮抗しているTOP4との試合は、やはりメンタルだなと改めて感じました。
最終セットまで集中して戦い抜けない状況を抜け出すきっかけ、自信を取り戻すのはやはりナダル(もしくはマレー)に勝利することな気がします。が、今のナダルは勝利するのが難しすぎる相手なので大変です!!
私はフェデラーの回復薬はナダル打倒しかないと思うのです。マレーはまだフェデラーの心のなかでは、ナダルほどの重きをおいていません。フェデラーが前にも言っているように、「問題はクレーではなく、ナダルだ!」なのです。サーフェスやその他のコンディションに関係なく、ナダルに勝たねば、真の自信回復はできないと思います。しかしナダルが膝を痛めたために、マレーが以前ナダルに勝ちましたが、あのような状況で勝っても駄目なのです。真剣勝負で互角に戦いながら勝ってこそ、フェデラーに真の自信が生まれると思います。その意味で、あの全豪の傷は想像以上にフェデラーに深く残ってしまったのでは。その後遺症がマレー戦に出てしまったような気がします。
ウィンブルドンに優勝するには、その前にナダルを倒さねばならないと思うのです。マイアミを期待しましょう!
(最後に負けるフェデラーを観たくなかったのか、ミルカは試合終了前に席を立ってしまったと夫が言っておりました。私は見逃したのですが、もしこれが本当なら少し複雑な気持ちです。負けているときこそ最後まで残って応援するのがサポーターの役目。それとも妊娠で気分が悪くなったのか。それにしても気になる二人です。)
マイアミのドローを見ると、フェデラーにはなかなか恵まれているように思われます。強いメンタルを持って、今回こそナダルもしくはマレーを破って優勝して欲しいものです!!
マイアミのドローから予想すれば、ロードラ、キーファー、ロブレド or アルマグロ、準決勝がロディック、決勝がナダルとなりますね。今回はイージードローなので、絶対フェデラーには頑張ってほしいと思います。
ドローは:http://www.sonyericssonopen.com/3/en/assets/pdfs/draws/09ATP_MDS1.pdf
checheさんも優しいお言葉ありがとうございます。。ちょっとホッとしました。
ささ、マイアミですね!!どうか、ロジャー、気持ちを入れ替えて頑張って!!