2009年03月27日
フェデラーがダブルウィナー
2008 ATP World Tour Awardsが発表されました。
HTTP://WWW.ATPWORLDTOUR.COM/TENNIS/1/EN/AWARDS/2008WINNERS.ASP
この賞についての詳しい情報(投票の仕組みなど)を調べましたが、まだリサーチ段階です。分かっていることは、スポーツマンシップ賞はATPの選手が投票、選手の人気投票はファンがATPのサイトに投票。その二つのカテゴリーで、フェデラーが見事にダブルウィナーとなりました。
「二つの受賞を与えられて嬉しい。スポーツマンシップは僕にとって大切なことで、いつもコートではよきスポーツマンでありたいと努力してきましたので、他の選手の模範になれば幸いです。それに次の世代に少しでもインスピレーションとなれば嬉しい。」
それにしてもフェデラーの調子にかかわらず、ナダルを倒した根強いフェデラーの人気には驚かされます。
「6年続けてFavorite Playerに選ばれたことに感激しています。世界中のテニスファンからこのようなサポートを受けて、モチベーションがあがり頑張りたいと思います。」
ランキングでは2位になってしまったフェデラーですが、人気投票ではまだまだ王者の貫禄を示してくれました。この投票結果がフェデラーカムバックの最良のメディシンになってくれますように。
Player Of The Year: Nadal
これは誰もが予期していたナダルの受賞となりました。No.1ランキングだけでなく、オリンピックゴールド、ウィンブルドンとフレンチオープンの2タイトルの獲得など、2008年のナダルの快挙はセンセーションを呼びました。
Doubles Player Of The Year: Zimonjic & Nestor
ブライアン兄弟を押さえて、ジモンジックとネスターの新しいダブルスチームが栄誉に輝きました。ハンブルグ、ロンドン、ウィンブルドン、トロントの4タイトルにフレンチオープンの準優勝の快挙。2008年度の最終ランキングは、ジモンジックが1位、ネスターが2位で不滅のブライアン兄弟の壁が崩れ去りましたが、今年はめでたく1位にカムバックしています。
Stefan Edberg Sportsmanship Award: Federer
5回連続してスポーツマンシップ賞をとったエドバーグを記念してこの名がつきましたが、フェデラーはこれで5年連続受賞となりました。もしフェデラーがエドバーグをこして6度目の受賞をすれば、Roger Federer Sportsmanship Awardと名付けてほしいですね。今のテニスファンの中でどれほどの人たちがエドバーグを覚えているのか疑問ですので、この大切な賞はアップデートする必要があると思います。チームスポーツと違って、テニスはスポーツマンシップが重視される貴重なスポーツ。Winning is everythingの風潮のプロスポーツの中で、絶滅寸前のスポーツマンシップのスピリットの救世主、フェデラーの貢献は計り知れないものがあります。
ナダルもスポーツマンシップに溢れた選手といえますが、ときどきウォーニング(サーヴに時間がかかりすぎ)を受けるのが玉にきず。これさえなくなればフェデラーの後継者となること間違いなし。
Most Improved: Tsonga
右膝の手術で3ヶ月のブランクがありながら、ランキングを43位から6位へアップさせた実力が買われたもの。オーストラリアン・オープンでは決勝進出、9月のバンコック優勝、10月のパリマスターズ優勝と大活躍の2008年でした。
Newcomer of the Year: Nishikori
ランキングが281位から63位へジャイアンツジャンプ。しかもトップ100入りを果たした最年少選手として評価されたもの。この輝かしい栄誉が圭君のモチベーションとなっていることは疑いもありません。プレッシャーとならず元気な圭君のカムバックを期待しましょう。
Comeback Player of the Year: Schuettler
2007年の155位から30位へ。シュトラーの過去最高のランキング5位(2004年)には及びませんが、もうすぐ33歳になるテニス高齢者のカムバックは、おおくの中堅選手にインスピレーションを与えました。テニスの若年化が進むなか、30歳以上の選手にこの賞が与えられたことは嬉しい限りです。
シュトラーは膝の怪我とフェデラーのかかったモノの後遺症で3年以上のスランプが続きました。引退の噂を吹っ飛ばす、すばらしいカムバックです。
Arthur Ashe Humanitarian Of The Year: Blake
福祉事業や世界平和への貢献度が最も高かった選手に与えられる栄誉です。
ブレイクは父を胃ガンで亡くして、ガンの研究に役立つよう Thomas Blake Sr. Memorial Research Fundを設立しました。1億円のゴールを設定してその基金をニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング・ガンセンターに寄付することになりました。
Fans' Favourite: Federer
ATPWorldTour.comで行われた人気投票で6年連続1位にフェデラーが輝きました。
フェデラーは26.6%、 ナダル22.8% 、 ジョコヴィッチ7.8% 、 ゴンザレス6.2%
ホットなスーパースターのナダルを引き離しての堂々1位です。マレーの人気ランキングは分かりませんが、それにしても3位のジョコヴィッチと4位のマレーにもう少し人気を上げてもらわねば。
余談ですが、中国の最大新聞のオンライン、sina.comが行った2008年の人気投票で1位になったのは、なんとロディックです。Why? 彼は昨年の北京のチャイナオープンで優勝していますが、これだけが原因ではなさそう。ロディックは中国の大地震で壊滅してしまったテニスコートを再建するために、中国テニス協会に500万円も寄付しているのです。このような人道的貢献が評価された結果だと思いますが、ロディックは偉い!(アメリカにおいても、彼はいろんな慈善事業のためにエグジビションに出ています。)
HTTP://WWW.ATPWORLDTOUR.COM/TENNIS/1/EN/AWARDS/2008WINNERS.ASP
この賞についての詳しい情報(投票の仕組みなど)を調べましたが、まだリサーチ段階です。分かっていることは、スポーツマンシップ賞はATPの選手が投票、選手の人気投票はファンがATPのサイトに投票。その二つのカテゴリーで、フェデラーが見事にダブルウィナーとなりました。
「二つの受賞を与えられて嬉しい。スポーツマンシップは僕にとって大切なことで、いつもコートではよきスポーツマンでありたいと努力してきましたので、他の選手の模範になれば幸いです。それに次の世代に少しでもインスピレーションとなれば嬉しい。」
それにしてもフェデラーの調子にかかわらず、ナダルを倒した根強いフェデラーの人気には驚かされます。
「6年続けてFavorite Playerに選ばれたことに感激しています。世界中のテニスファンからこのようなサポートを受けて、モチベーションがあがり頑張りたいと思います。」
ランキングでは2位になってしまったフェデラーですが、人気投票ではまだまだ王者の貫禄を示してくれました。この投票結果がフェデラーカムバックの最良のメディシンになってくれますように。
Player Of The Year: Nadal
これは誰もが予期していたナダルの受賞となりました。No.1ランキングだけでなく、オリンピックゴールド、ウィンブルドンとフレンチオープンの2タイトルの獲得など、2008年のナダルの快挙はセンセーションを呼びました。
Doubles Player Of The Year: Zimonjic & Nestor
ブライアン兄弟を押さえて、ジモンジックとネスターの新しいダブルスチームが栄誉に輝きました。ハンブルグ、ロンドン、ウィンブルドン、トロントの4タイトルにフレンチオープンの準優勝の快挙。2008年度の最終ランキングは、ジモンジックが1位、ネスターが2位で不滅のブライアン兄弟の壁が崩れ去りましたが、今年はめでたく1位にカムバックしています。
Stefan Edberg Sportsmanship Award: Federer
5回連続してスポーツマンシップ賞をとったエドバーグを記念してこの名がつきましたが、フェデラーはこれで5年連続受賞となりました。もしフェデラーがエドバーグをこして6度目の受賞をすれば、Roger Federer Sportsmanship Awardと名付けてほしいですね。今のテニスファンの中でどれほどの人たちがエドバーグを覚えているのか疑問ですので、この大切な賞はアップデートする必要があると思います。チームスポーツと違って、テニスはスポーツマンシップが重視される貴重なスポーツ。Winning is everythingの風潮のプロスポーツの中で、絶滅寸前のスポーツマンシップのスピリットの救世主、フェデラーの貢献は計り知れないものがあります。
ナダルもスポーツマンシップに溢れた選手といえますが、ときどきウォーニング(サーヴに時間がかかりすぎ)を受けるのが玉にきず。これさえなくなればフェデラーの後継者となること間違いなし。
Most Improved: Tsonga
右膝の手術で3ヶ月のブランクがありながら、ランキングを43位から6位へアップさせた実力が買われたもの。オーストラリアン・オープンでは決勝進出、9月のバンコック優勝、10月のパリマスターズ優勝と大活躍の2008年でした。
Newcomer of the Year: Nishikori
ランキングが281位から63位へジャイアンツジャンプ。しかもトップ100入りを果たした最年少選手として評価されたもの。この輝かしい栄誉が圭君のモチベーションとなっていることは疑いもありません。プレッシャーとならず元気な圭君のカムバックを期待しましょう。
Comeback Player of the Year: Schuettler
2007年の155位から30位へ。シュトラーの過去最高のランキング5位(2004年)には及びませんが、もうすぐ33歳になるテニス高齢者のカムバックは、おおくの中堅選手にインスピレーションを与えました。テニスの若年化が進むなか、30歳以上の選手にこの賞が与えられたことは嬉しい限りです。
シュトラーは膝の怪我とフェデラーのかかったモノの後遺症で3年以上のスランプが続きました。引退の噂を吹っ飛ばす、すばらしいカムバックです。
Arthur Ashe Humanitarian Of The Year: Blake
福祉事業や世界平和への貢献度が最も高かった選手に与えられる栄誉です。
ブレイクは父を胃ガンで亡くして、ガンの研究に役立つよう Thomas Blake Sr. Memorial Research Fundを設立しました。1億円のゴールを設定してその基金をニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング・ガンセンターに寄付することになりました。
Fans' Favourite: Federer
ATPWorldTour.comで行われた人気投票で6年連続1位にフェデラーが輝きました。
フェデラーは26.6%、 ナダル22.8% 、 ジョコヴィッチ7.8% 、 ゴンザレス6.2%
ホットなスーパースターのナダルを引き離しての堂々1位です。マレーの人気ランキングは分かりませんが、それにしても3位のジョコヴィッチと4位のマレーにもう少し人気を上げてもらわねば。
余談ですが、中国の最大新聞のオンライン、sina.comが行った2008年の人気投票で1位になったのは、なんとロディックです。Why? 彼は昨年の北京のチャイナオープンで優勝していますが、これだけが原因ではなさそう。ロディックは中国の大地震で壊滅してしまったテニスコートを再建するために、中国テニス協会に500万円も寄付しているのです。このような人道的貢献が評価された結果だと思いますが、ロディックは偉い!(アメリカにおいても、彼はいろんな慈善事業のためにエグジビションに出ています。)
投稿者 Tennisnakama 00:09 | コメント(8)| トラックバック(0)
ドバイのトーナメントで、 イスラエルの選手がプレイできないのに抗議して、 自分に勝つチャンスがあるのに 参加しなかったり、 中国のテニスコートの再建のために 寄付したりと、 ほんと 偉いですね。 テニス選手のなかには、 自分はテニスをするだけ、 という選手もいるようですが、 わたしは 彼のように 自分の信念をもって、行動する選手を 応援します。
昨年の錦織いじめで嫌な印象をもってしまったロディックでしたが、最近は婚約して新しいコーチのもとでどんどん成果も出て男を上げてきました。あとはもう一つGSタイトルがとれると嬉しいのですが、それにしてもフェデラーとナダル時代を共有する選手はかわいそうですね。
ところで、フェデラーのStefan Edberg Sportsmanship Award受賞は4年ではなく5年連続ではないでしょか?
誤りのご指摘ありがとうございました。フェデラーの連続年数がスポーツマンシップは5年連続でした。本文のほうを訂正しておきます。
変質的なトラックバックが入っておりますが、除去できないでおります。私のトラックバック管理には記録がないのです。これは一体どういうことなんでしょうか? どこから侵入してくるのか分かりませんが、こういう人たちがネガティヴなことに費やすエネルギーをいつもとてももったいないと思います。
ご迷惑をおかけしていますが、早速テニス365に連絡をとって除去してもらうようお願いしました。
さぁ これからマイアミのフェデラーの初戦が始まります。この賞に見合う活躍を期待します!!GO ROGER!!