2009年04月04日
どうしたフェデラー!?
マイアミ大会のSF準決勝、フェデラーvsジョコヴィッチ戦は、残念ながら外出のために第1セットを見逃してしまいました。帰宅したときは、丁度第2セットが始まる直前。スコアは6-3でフェデラーのリードです。いいぞ、フェデラー! 気持ちも軽くTVとtennistv.comの二面スクリーンで観戦態勢が整いました。今日はストリーミングの方が5秒早く放送しています。昨日は逆でTVのほうが早かったのですが、どうしてこういうことになるのか? 深く追求することはやめて、第2セット観戦です。
今日は風が強く、しかもくるくるとつむじ風のように回転して吹いてくるので、風対策がむずかしいそうです。インディアンウェルズのナダルvsマレーの決勝戦は、強風が吹き荒れ、ナダルの冷静で辛抱強いテニスが勝ちました。「風が強い日はラインぎりぎりは狙わない」このゴールデンルールを守ったナダルが優勝しました。今日は果たして、このルールをどちらが守り、ミスの少ないテニスで勝利を得るか?
第2セット
フェデラーのいつものエラーは?
ブレークポイントの山場がいろいろあったのか?
フェデラーのサーヴは?
第1セットを観ていないので分からないことばかりですが、6-3のスコアから察するに、ジョコヴィチのひどいミスがない限り、フェデラーはかなりいい感じだったはずです。
このフェデラーのいい感じを期待していましたが・・・
第2ゲーム(1-0)フェデラーのサーヴ
フェデラーはサーヴィスウィナーをとって, 15-0と快調な滑り出し。
しかしフォアがベースラインを超え15-15。
せっかくのドロップショットもジョコに追いつかれ15-30。
フェデラーのフォアハンドがとんでもないところに飛んで15-40。
最後はジョコヴィッチがリターンエースをとって、あっさりとブレークされてしまいました。
ジョコは、第3ゲームのサーヴィスゲームでは、ミスも多くなりブレークポイントを迎えますが、フェデラーのエラーに助けられてなんとかブレークを逃れます。それにしても気になるのが、フェデラーの打ち方です。強風のためにスピンを多くかけて打っていますが、どうしても自信のない打ち方をしています。ラケットスピードが打ったあとかなり減速してしまって、スピンが十分に効かないでベースラインを超してしまいます。ほんのわずかな、多分5cmくらいのロングだと思うのですが。この調整ができないで苦労しているようです。
しかしフェデラーは得意のバックハンドのスライスで、ネットぎりぎりのアプローチショットでジョコに角度をつけさせず、ジョコのパッシングショットのエラーを誘う妙技をみせてくれたのは、第5ゲーム(3-1)です。焦ったジョコはブレークポイントでダブルフォルト。フェデラーはブレークバックしてスコアをイーヴンに戻します。
二人が最悪のゲーム展開をみせたのが第6ゲーム(3-2)フェデラーのサーヴィスゲームです。せっかくジョコをブレークしたのもつかの間、フェデラーのエラーが続出して、あっという間の0-40でブレークポイント。何なのよ、これは!と驚いているうちに、どんどんジョコもミスを重ねてデュースへ。ここからがまたすごいというかひどいというか。アドの取り方がすべて相手側のミスによるフリーポイント。こんな試合は観たくない!最後はフェデラーのフォアがベースラインをオーヴァーするエラーによってブレークされてしまいました。最悪!
(ジョコは記者会見で「このゲームがキーだった。これ以降はよいプレーができるようになった。」と述べています。)
第8ゲーム(5-2)フェデラーのサーヴィスゲームは焼けっパチのフェデラーでした。もうメンタルなんてドバイかスイスに忘れてきたみたい。自分に怒りくるって、情けなくて、とてもコントロールできる状態ではなく、15-40のブレークポイントでは、勝ち急ぎの無理な姿勢でフォアを大きくワイドしてしまって、第2セットを逃してしまいました。
フェデラーがこの危ない心理状態から果たしてポジティヴになって第3セットにむかうことができるか? フェデラーならできる! 今まで黙って観戦していた多くのテニスファンが立ち上がりました。こんな負け方はしてほしくない! 割れんばかりにロジャーの名が会場にこだまします。
第3セット
いよいよ最終セット。このセットでフェデラーが立ち直ってくれるかどうか?
フェデラーのサーヴが第2ゲーム(1-0)から始まりました。
ネットダッシュしましたがヴォレーのミス・・・
ウィナーを狙ったファオのインサイドアウトがワイドに・・・
フォアをミスヒットして空中高く・・・
15-40のブレークポイントではバックハンドが大きくそれてしまって、あっさりブレークされてしまいました。
この相変わらずのミスの連続をどう解釈すればよいのか?
解説者たちが大騒ぎです。「もう絶対にフェデラーはコーチなしでは駄目だ。それも一刻もはやく信頼できるコーチを雇って徹底的に解剖修復をはからなければ、この状態から切り抜けられない!」 私も全く同感です。これは技術以前の問題で、気の病(自分が信じられない病気)にかかっているとしか思えません。彼一人では治せない!
第3ゲーム(2-0)では、フェデラーがフォアハンドのショットをネットにかけたイージーミスをみて、解説者がまた叫びました。「こんなひどい試合は初めてです!」
フェデラーも怒りが沸騰点に達してか、ラケットをコートに思い切り投げつけました!グニャグニャに壊れてしまったラケットは、フェデラーの怒りといらだちと情けなさと、あらゆる感情を象徴しているようで、もう観ていられません! 会場も「カモーン!ロジャー!」の合唱です。しかしミスを続けるフェデラーは真逆さまに自滅の特攻隊となって、すべてのポイントをミスでジョコに寄付してしまいました。
第4ゲーム(3-0)はフェデラーのサーヴです。
会場のファンは絶叫に近い叫びで「ロジャー! ロジャー!」のエールがこだまします。しかし・・・ダブルフォルト・・・ああ・・・もう涙。次はロジャーの足が球についていけずネット。それでも必死に挽回をはかるロジャーは(ここから気持ちが入ってロジャーになります)ネットダッシュを。しかしジョコはロブで対応。このロブがとれない! これでロジャーはプッツン。デュースも2度にわたるロジャーの大きくはずれたファオのミスでブレークされてしまいました。
その後はロジャーはジョコのミスが手伝ってブレークしなおしますが、このような不安定なショットを打っていては、ブレークすることがむずかしく、最後のマッチポイントでは、ロジャーのバックのスライスがロングとなって敗北してしまいました。
試合の結果は
ジョコヴィッチ def フェデラー: 3-6, 6-2, 6-3
ではこれからフェデラーはどうすればよいのか? これは多分フェデラー自身が模索して回答をさがしていかなければならない深刻な問題だと思います。答えは残酷なようですが、Nobody knows.
記者会見での二人のコメントをひろってみました。
フェデラーのコメントです:
「今日の試合は風のためにタフな試合となった。しかし風の障害は二人にとって同じこと。ジョコは第1セットで苦労した。今日の試合は自分が落ちかけた状況から這い上がるだけでなく、風とも戦わなければならなかった。しかしジョコの方がうまく対応したことは結果が物語っている。」
「腰の障害があってから、フォームをまた見いだしていかなければならなくなった。残念なことだけど。でもハードコートのシーズンが終わってほっとしたよ。クレーを楽しみにしている。新しいチャプターの始まりだからね。」
新しくコーチが必要かという質問に「過去2年間に5人くらいのコーチをもったよ。」という答え。これはコーチは助けとならないと言っているように聞こえます。
ジョコヴィッチは勝因について以下のように分析しています。
「僕はロジャーと対戦するときは、いつも勝とうとしてアグレッシヴになりすぎるけらいがあるんだ。だから第1セットも僕の勝ち急ぎでミスが多かった。しかし2セット目からもっと辛抱強くチャンスを待つことにしたんだ。1本余分に打たせてチャンスをつかむ。これが成功したのだと思う。」
「今日のロジャーは特別なことはしなかった。いつものようにうまいゲーム展開でペースをかえ、ショートスライスを僕のバックハンド側に打ってきてチャンスをつくるテニスだった。しかし後半からは僕のほうがゲーム展開を彼よりうまくやったと思う。」
まさにその通り。ジョコヴィッチの冷静な判断に拍手です。
今日は風が強く、しかもくるくるとつむじ風のように回転して吹いてくるので、風対策がむずかしいそうです。インディアンウェルズのナダルvsマレーの決勝戦は、強風が吹き荒れ、ナダルの冷静で辛抱強いテニスが勝ちました。「風が強い日はラインぎりぎりは狙わない」このゴールデンルールを守ったナダルが優勝しました。今日は果たして、このルールをどちらが守り、ミスの少ないテニスで勝利を得るか?
第2セット
フェデラーのいつものエラーは?
ブレークポイントの山場がいろいろあったのか?
フェデラーのサーヴは?
第1セットを観ていないので分からないことばかりですが、6-3のスコアから察するに、ジョコヴィチのひどいミスがない限り、フェデラーはかなりいい感じだったはずです。
このフェデラーのいい感じを期待していましたが・・・
第2ゲーム(1-0)フェデラーのサーヴ
フェデラーはサーヴィスウィナーをとって, 15-0と快調な滑り出し。
しかしフォアがベースラインを超え15-15。
せっかくのドロップショットもジョコに追いつかれ15-30。
フェデラーのフォアハンドがとんでもないところに飛んで15-40。
最後はジョコヴィッチがリターンエースをとって、あっさりとブレークされてしまいました。
ジョコは、第3ゲームのサーヴィスゲームでは、ミスも多くなりブレークポイントを迎えますが、フェデラーのエラーに助けられてなんとかブレークを逃れます。それにしても気になるのが、フェデラーの打ち方です。強風のためにスピンを多くかけて打っていますが、どうしても自信のない打ち方をしています。ラケットスピードが打ったあとかなり減速してしまって、スピンが十分に効かないでベースラインを超してしまいます。ほんのわずかな、多分5cmくらいのロングだと思うのですが。この調整ができないで苦労しているようです。
しかしフェデラーは得意のバックハンドのスライスで、ネットぎりぎりのアプローチショットでジョコに角度をつけさせず、ジョコのパッシングショットのエラーを誘う妙技をみせてくれたのは、第5ゲーム(3-1)です。焦ったジョコはブレークポイントでダブルフォルト。フェデラーはブレークバックしてスコアをイーヴンに戻します。
二人が最悪のゲーム展開をみせたのが第6ゲーム(3-2)フェデラーのサーヴィスゲームです。せっかくジョコをブレークしたのもつかの間、フェデラーのエラーが続出して、あっという間の0-40でブレークポイント。何なのよ、これは!と驚いているうちに、どんどんジョコもミスを重ねてデュースへ。ここからがまたすごいというかひどいというか。アドの取り方がすべて相手側のミスによるフリーポイント。こんな試合は観たくない!最後はフェデラーのフォアがベースラインをオーヴァーするエラーによってブレークされてしまいました。最悪!
(ジョコは記者会見で「このゲームがキーだった。これ以降はよいプレーができるようになった。」と述べています。)
第8ゲーム(5-2)フェデラーのサーヴィスゲームは焼けっパチのフェデラーでした。もうメンタルなんてドバイかスイスに忘れてきたみたい。自分に怒りくるって、情けなくて、とてもコントロールできる状態ではなく、15-40のブレークポイントでは、勝ち急ぎの無理な姿勢でフォアを大きくワイドしてしまって、第2セットを逃してしまいました。
フェデラーがこの危ない心理状態から果たしてポジティヴになって第3セットにむかうことができるか? フェデラーならできる! 今まで黙って観戦していた多くのテニスファンが立ち上がりました。こんな負け方はしてほしくない! 割れんばかりにロジャーの名が会場にこだまします。
第3セット
いよいよ最終セット。このセットでフェデラーが立ち直ってくれるかどうか?
フェデラーのサーヴが第2ゲーム(1-0)から始まりました。
ネットダッシュしましたがヴォレーのミス・・・
ウィナーを狙ったファオのインサイドアウトがワイドに・・・
フォアをミスヒットして空中高く・・・
15-40のブレークポイントではバックハンドが大きくそれてしまって、あっさりブレークされてしまいました。
この相変わらずのミスの連続をどう解釈すればよいのか?
解説者たちが大騒ぎです。「もう絶対にフェデラーはコーチなしでは駄目だ。それも一刻もはやく信頼できるコーチを雇って徹底的に解剖修復をはからなければ、この状態から切り抜けられない!」 私も全く同感です。これは技術以前の問題で、気の病(自分が信じられない病気)にかかっているとしか思えません。彼一人では治せない!
第3ゲーム(2-0)では、フェデラーがフォアハンドのショットをネットにかけたイージーミスをみて、解説者がまた叫びました。「こんなひどい試合は初めてです!」
フェデラーも怒りが沸騰点に達してか、ラケットをコートに思い切り投げつけました!グニャグニャに壊れてしまったラケットは、フェデラーの怒りといらだちと情けなさと、あらゆる感情を象徴しているようで、もう観ていられません! 会場も「カモーン!ロジャー!」の合唱です。しかしミスを続けるフェデラーは真逆さまに自滅の特攻隊となって、すべてのポイントをミスでジョコに寄付してしまいました。
第4ゲーム(3-0)はフェデラーのサーヴです。
会場のファンは絶叫に近い叫びで「ロジャー! ロジャー!」のエールがこだまします。しかし・・・ダブルフォルト・・・ああ・・・もう涙。次はロジャーの足が球についていけずネット。それでも必死に挽回をはかるロジャーは(ここから気持ちが入ってロジャーになります)ネットダッシュを。しかしジョコはロブで対応。このロブがとれない! これでロジャーはプッツン。デュースも2度にわたるロジャーの大きくはずれたファオのミスでブレークされてしまいました。
その後はロジャーはジョコのミスが手伝ってブレークしなおしますが、このような不安定なショットを打っていては、ブレークすることがむずかしく、最後のマッチポイントでは、ロジャーのバックのスライスがロングとなって敗北してしまいました。
試合の結果は
ジョコヴィッチ def フェデラー: 3-6, 6-2, 6-3
ではこれからフェデラーはどうすればよいのか? これは多分フェデラー自身が模索して回答をさがしていかなければならない深刻な問題だと思います。答えは残酷なようですが、Nobody knows.
記者会見での二人のコメントをひろってみました。
フェデラーのコメントです:
「今日の試合は風のためにタフな試合となった。しかし風の障害は二人にとって同じこと。ジョコは第1セットで苦労した。今日の試合は自分が落ちかけた状況から這い上がるだけでなく、風とも戦わなければならなかった。しかしジョコの方がうまく対応したことは結果が物語っている。」
「腰の障害があってから、フォームをまた見いだしていかなければならなくなった。残念なことだけど。でもハードコートのシーズンが終わってほっとしたよ。クレーを楽しみにしている。新しいチャプターの始まりだからね。」
新しくコーチが必要かという質問に「過去2年間に5人くらいのコーチをもったよ。」という答え。これはコーチは助けとならないと言っているように聞こえます。
ジョコヴィッチは勝因について以下のように分析しています。
「僕はロジャーと対戦するときは、いつも勝とうとしてアグレッシヴになりすぎるけらいがあるんだ。だから第1セットも僕の勝ち急ぎでミスが多かった。しかし2セット目からもっと辛抱強くチャンスを待つことにしたんだ。1本余分に打たせてチャンスをつかむ。これが成功したのだと思う。」
「今日のロジャーは特別なことはしなかった。いつものようにうまいゲーム展開でペースをかえ、ショートスライスを僕のバックハンド側に打ってきてチャンスをつくるテニスだった。しかし後半からは僕のほうがゲーム展開を彼よりうまくやったと思う。」
まさにその通り。ジョコヴィッチの冷静な判断に拍手です。
投稿者 Tennisnakama 08:02 | コメント(40)| トラックバック(0)
テニスIQについてのコメントありがとうございました。マレーは今日のデルポトロの試合で、3セット目をまさにこのテニスIQで勝ちました。相手のミスを誘うショットを辛抱強く続けていくと、面白いように呪文にかかったように相手がミスをおかしていきます。デルポは第2セットで盛り返し、第3セットはマレーに勝るパーフォーマンスでしたが、最後はミスを重ねて自滅でした。
holyさん、
テニスの実況放送はいろいろ不法な方法で観ることができますが、ここでは紹介できません。しかしお金を払えば、一年間の主な世界のトーナメントをコンピューターのストリーミングで観ることができます。詳しくは2月17日の記事『tennistv.comの登録の仕方』を参考にしてください。
http://newyork.blog.tennis365.net/archives/article/163314.html#comment
firstset第6ゲームまでは明らかにフェデラーのテニスでした。正直、usopenを彷彿させる見事なスタートダッシュでした。しかし、次のゲームから試合終盤まで悪夢が...
僕の管見ではありますが、今のフェデラー再生のkeyはストロークよりサーブにある気がします。
[もちろん、メンタルは言うまでもなく]
僕は今日の試合よりもマレーに4連敗しているところに注目しています。すべて1stセット取ってからの逆転負け[今日のジョッコビッチ戦も同じ]これは、フェデラーのテニスが一度つかまれたら、負けやすいということだと思います。このような試合では、フェデラーってストローク負けが多くありませんか?[試合序盤に決まっていたストロークが終盤決まらないといったような]
つまり、ストロ-クは試合全体を通して大きな修正なく、ある特定のリズムで臨んでいるということではないでしょうか?それがフェデラーの試合展開だと仮定すると、自分から打つことができるサービスポイントの重要性は増してきませんか?どうでしょう?
クマ太郎さん、メッセージありがとうございます。
1セット目を見逃したとのことですが、ジョコビッチのミスにも助けられた部分はありましたが出だしはも文句なしでした。フォアのウィナーがきれいにきまっていましたし。サーブは1stからスピンをかけて確率重視という感じでした。ただ1セット目の終盤からフォアのオーバーとミスヒットが出てくるようになりました。そこから、流れはジョコビッチに傾いたのですが、それまでの貯金のおかげで1セット目はとれたという印象です。2セット目からはご存知のとおりフェデラーのエラーが止まらなくなり、イライラがつのる最近のパターン→敗北となりました。(メモはしていませんのであくまで印象です)
試合内容はわるかったですし、ラケットは壊すしでフェデラーファンにとっても大変な試合でしたが、私の違う見解ももっています。以前からフラストレーションをためて試合をあきらめるよりも、感情を爆発させてそれを試合にぶつけるほうがよいと思っていました。全豪はIWでは最後はあきらめて試合終了でしたが、マイアミは0-4の最悪の状況で、やっとボレーがきまってブレイク。その次のサービスゲームではひさしぶりに目の覚めるようなウィンナーもきまりキープ。その後は5分5分の試合だったと思います。もちろんジョコビッチのゲームをブレイクできるような状況ではなかっため試合は負けましたが、最後まで戦ったという点では先の試合よりもよい負け方(次につなげられる負け方)だったと思います。本来なら、この試合のあとに、「あのプレイはなんだ!!!」と叱咤できるコーチがいればよかったのですが。。。
フェデラーにコーチが必要というのはもはや議論の余地はなく、この試合でフェデラー自信も認めたくはないもののわかった気がします。今回の試合はそういう意味でもキーになるがします。このままズルズルとおちるフェデラーではないと、私は祈っています(-人-) 長文になってしまいすみません。
Tenninakamaさんの記事の通りに、怒ったり、悲しんだり、励ましたりしながら試合を観ました。試合が何時間かかったのかもよくわかりません。まったくフェデラーの負けパターンとなってしまいましたが、yamaさんがおっしゃるように、0-4の状況から少しフェデラーが落ち着いて自分を取り戻したと思いました。5セットマッチだったら、この後立ち直ったんだろうか・・。と、いや今のロジャーには勝てるところまでは立ち直れなかっただろう・・。という気持ちが交錯しました。1セット目を観たら、どう考えても逃げ切りのストレート勝ちに見えたんですけどね。フェデラーの現実は厳しいです。でも見守っていくしかないですね。ファンってえらいなぁ~と思う今日この頃です。
ラケットかわいそうです。試合後は審判にそっぽを向いてましたし。
http://www.youtube.com/watch?v=ENdw9ezginM
おっしゃる通りサーヴはキーですね。ポイントにはServe Point Won(SPW) とReturn Point Won(RPW)の二通りがありますが、トップレベルではServe Point がまず高い%でないとサーヴィスゲームをホールドできませんね。フェデラーのSPW%は悪くないと思います。ある解説者が言っていましたが、「ポイントで一番重要なのは、2ndリターン・ポイントをいかに多くとるかだ」と言っていましたが同感です。ブレークするには、相手の2ndサーヴを破らなければなりません。フェデラーの2ndRPWをみてみますと45%でジョコの59%にくらべて14%も低くなっています。これはジョコの2ndサーヴがよいこともあげられますが、今までのフェデラーの平均は52%でしたので、フェデラーの2ndサーヴが以前ほど威力を持たなくなってきているのではないかと思います。
それと、昨日のフェデラーは明らかにフットワークがありませんでした。デルポに負けたナダルも普段のフットワークが見られませんでしたが、足がついていっていないとリズムが生まれません。ナダルがある試合の勝因について「絶えず足を動かしていたのがよかった」と答えていましたが、フェデラーにはやるべきことが山積していると思いますが、まずは基本に戻って徹底したフットワークのトレーニングをやってほしいと思います。
フェデラーのラケットスマッシュ事件は全世界のメディアで取り上げられました。記者会見で「すっきりしましたか?」の問いに「ラケットを投げて気分がよくなることなんてありえない」といってました。感情の表現ですがおっしゃる通りぶつけるのはよいと思いますが、それをポジティヴな感情に結びつけられることが大切だと思います。ナダルのようにショットが成功してむずかしいポイントがとれたときに、ガッツポーズをしてVamos!と叫んでますね。ネガティヴなポイントは忘れて、ひたすらポジティヴなポイントに感情を表現する。フェデラーからはもっと「カモーン!」という言葉が聞ければ嬉しいです。
p.composeさん、
ファンは一心同体なのですから傷も深いのです。ですからときには私たちのフラストレーションもフェデラーのラケットのように爆発させてもよいと思います。
shockcannonさん、
ラケットを投げたことにびっくりしましたが、もっとびっくりしたのは審判に握手をしなかったことです。この二つの行為は追いつめられたフェデラーを凝縮していたと思います。
非常に熱のこもった Federer 応援解説を有難うございます。
ATP Tour に、彼の破壊されたラケットを持った姿が載っていました。
とにかくファンとしても悔しいのひとことです。
しかし、彼はかつての No. 1 player ではなく、もはや the former No. 1 どころか、top 4 plyayers (semi-finalist 有力候補) の一人に過ぎない存在となりさがったという印象です。
彼にも強烈なプライドがあるでしょうが、ここは初心に戻って、mental care の専門家を雇いなおして、本気で取り組んで欲しいというのが私の願いです。
更に、当ブログでもしばしば話題に上る、コーチの選任です。
この二つが今 Federer にお願いしたいことです。今はこれが精一杯です。
二度と Nail-biter と呼ばれる試合をしない為に。
コメントを30分以上前にもらっているのになぜ掲載されないのでしょうね。のちほど出てくると思いますが。
さて「審判に握手をしなかったフェデラーについて」ですが、ラケット破壊については、「よくやった」と言う意見もいろいろあってファンの反応はさまざまですが、握手をしなかったことには失望したという声もあります。しかしそれほど問題にはしていないようで、それより何とかフェデラーをしなければ、という危機感の方が大きいですね。
master?meister?maestro? さん、
全くおっしゃる通りだと思います。しかしフェデラーは頑固で通ってますので、人の意見をガンと受け付けないところがあります。あのラケットの破壊で今までの殻を破ってもっと自分の心を解放して、回復手術を受けてほしいですね。
デルポトロのバックハンドのローボールヒット何か気になります。australian openでもフェデラーが集中的にあそこを狙っていましたね。
第1セットは、デルポトロのwinnnerを取りにいくショットが多すぎたような
第2セット、デルポトロの今大会の勢いを象徴するようなテニスでしたね。ロングラリーをしっかりとスピンをかけて入れるショットとwinnerを取りにいくショットで組み立て、その相乗効果でサービスのpercentageがぐんぐん上がり、すごい迫力でした。
第3セット、デルポトロはガンガン攻めていました。しかし、[相手はマレーなので]2ndセットよりさらなる攻撃力を必要とします。そのため、ネットプレーへ。しかし、大事な場面では、やはり2人の差がでましたね。ジョコビッチもtryしていましたが、デルポトロもネットは課題ですね。良い試合でした。
私はマレーvsデルポ戦は途中からしかみていませんでしたが、久しぶりにいい試合をみれてよかったです。その前(フェデラーとジョコ)があまりにもひどかったので、なおさらよくみえたのかもしれませんが。デルポはガス欠と足の故障?にもかかわらずよく戦いました。でもネットプレーがうまいにもかかわらず本当にネットダッシュが少ないですね。しかし最後はやっぱりマレーでした。プッシャーの神様のような彼はすべてリターンしてしまい、ころころとペースを変えてくる。こういう相手とは絶対試合をしたくないですね。
だけど、今は我慢の時期だと思ってます。コーチがつきそうでつかなかったり、ミルカさんが出産でテニスの仕事から離れたり、いろいろとフェデラーの心にもざわつきがある時期であることには違いないと思うんです‥ だからといって昨日のような試合はもう絶対やってほしくないけれど、もう少し時間が必要なのかな、とも思うんです。 そんな気長なことを言ってる場合ではないのは分かってるんですけどね(>_<)
ファンとしては、辛いけど何とか気持ちを落ち着かせて、力強いサポートをし続けることしかできませんよね。。
Tennisnakamaさんも皆さんもコーチの必要性をおっしゃってましたよね。ぜひそこら辺りの意見を聞きたいです。どないでしょうか。
頑固なフェデラーですが、頑固な人って特別に尊敬する人や、心から信頼できると認めた人の言葉は聞くような気がするんですが.....
デルポのコメントはお疲れ様でしたという賞賛を贈りたいです。
「疲れたぁ~。昨日のナダルとの試合があったでしょ、よく眠れないもの。また今日は今日でたくさん走って、フィジカル的にいい感じじゃなかったんだ。でもハッピーだよ。自分のゲームに自信が持てたし、素晴らしいトーナメントだったもの。だから家へ帰って楽しい週末を過ごすことにするよ」
20歳の彼にとって得るものが大きいトーナメントだったんだなあ。なんかすがすがしさと、次はこうしようという目標への自信がにじみ出るコメントに拍手でした。
そうです!何事も忍耐!ファンであるためには、彼を信じ続けなければならないのです。
しかし・・・記者会見でフェデラーはまた泣きました。オーストラリアン・オープンまではまだsensitiveで微笑ましかったのですが、記者会見での涙はいけません。心の箍(タガ)が外れてきている最近のフェデラーは、ネジを絞め直さなければ。
勝利の涙はよいですが、敗北の涙はいけません。英語でsore loserと言いますが、いさぎよく負けをみとめることのできない敗北者のことをいいます。彼にこのような表現をときどき使われてきておりますので、どんなに口惜しくても、負けたときは泣かないでおくれ!
ライブスコア観てたのだけど、どんな試合だったのでしょうか。
tennisnskamaさん、皆さん、観てた人がいたらどんなんだったのか教えてください。
デルポのコメントの訳ありがとうございました。昨年のUS Openで錦織選手との試合を観て、いたく感動してデルポのことを記事にしましたが、あのときの直感が当たりました。ビッグ4の大いなる脅威として今後の活躍が楽しみですね。
さて、フェデラーのコーチの件ですが、いろいろ解説者もいってましたけど、フェデラーにコーチをできる人材はもう出尽くしてしまったのでは。パートタイムでは無理。今はスイスのデ杯キャプテンがアドヴァイザーみたいなことをやっていますが、このあたりの身辺も整理したほうがよいかも。ドバイがトレーニングの基地で孤立してしまっているのも気になります。
ミルカが退くのを機会に、心機一転をはかってアガシのような思い切った手段をとってみるのもよいかもしれません。(アガシはコーチとしては全くの素人の現役選手のギルバートをコーチにしてGSタイトルを獲得しています)
え~と、Tennisnakamaさんかどなたかおっしゃってた「十代の頃のワイルドなフェデラーを思い出して」、「本当の自分を表現しきれていない」というコメントは共感します。フェデラーが私たちに見せてくれた数々の名勝負、またそのチャンピオンとしての立居振る舞いなど、ファンは感謝してますもの。もし彼が必要なら本当の彼自身に戻って変わったとしてもファンはきっと今まで以上に応援しますよ。You can do it! Roger!!
私思うに、メンタルと技術とフィジカルがギクシャクしてるいま、女性のコーチって可能性はないのでしょうか。なんというかちょっとした心・技・体の継ぎ目がちとズレてるだけで、フェデラーはもっと強くなる可能性を秘めているのでは? ファンのひいき目なんですけど。コーチングってすごくその選手の過去から未来を遠近感をもって冷静に観て、ベターな方向に導いてあげるわけだから、選手としての実績よりも人間としての実績をみてコーチを選ぶというか、フェデラーにはそういう新しい人間的な出会いが必要なのでは?
技術的なことよりもメンタルでサポートしてくれる、ぶっちゃけ全然違うスポーツのコーチでも面白いかなぁ...なんて、暴言ですね。すんません(>_<)
でも、なんかメンタルは女性のほうが強いと思うのです。
クマ太郎さんとTennisnakamaさんの会話を読ませていただいて、私もどこかで「ナルヴァティロヴァ(うわぁ本当はこう書くんだ・・)をコーチに」と誰かが書いていたのを見た気がします。彼女なら確かにミルカが妬く事もないし・・(笑) 私はしつこくアガシって言ってますが、アガシはベルダスコにアドバイスしてるんでしたっけ?ケーヒルさんとともに。
Tennisnakamaさん、よかったらどういう状況で泣いちゃったか教えてください 何を話してる時に?
コーチのことも、記者に聞かれて「僕はここ2年で5人のコーチにきてもらったよ」みたいなことを言ってたみたいなんだけど(訳が間違ってたらごめんなさい)それって、どういう意味なんろう?
いくらまわりがコーチが要だってうるさく言っても本人にその気がなければいつまでも実現しませんよね。。。
あと12時間で決勝戦ですね。マレーvsジョコビッチ絶対良い試合になるでしょう。フェデラーがモンテカルロの欠場など大会数を減らしてbigtournamentに集中すると言っているので、両者とも今年中には2位と3位になると思います。最近では、両者はシンシナティであたってます。あの時は、マレーのスライスに手こずっていたような...
僕は、決勝戦のkeyはジョコビッチのネットプレーと両者のリターン[特に、ジョコビッチの2ndサーブリターン]この2つにあるのではないかと思います。スコアは7-6[5]、6-4のマレー優勝。アーーーすんごく楽しみです!
ワーと泣いたのではなく、目を赤くはらして涙をふいたとあります。「一生懸命トライしてみたけど駄目だった・・・」というところだったようです。かわいそうですね。
ねぎらいのお言葉ありがとうございます。
今日は夫の誕生日。バースデイディナーをつくったり、息子がスケボーのうまい友達を連れて帰ってますので、一緒にセントラルパークでスケボーして遊んだりと、ヒジョーにいそがしい一日でした。
皆様へ、
ナダルとフェデラーが抜けてしまって少々気が抜けております。マレーとジョコヴィッチの決勝は多分観戦するとは思いますが、皆さんもご覧になれるとおもいますので、記事は簡単にしたいと思います。そのかわり皆さんのコメントで盛り上げください。よろしく~♪
それは、あまりにすごい取り合わせです。プラスかマイナスかは別として、驚きすぎて、ついコメントしてしまいました。マッケンローは昨年のWBで負けたフェデラーにインタビューのあと、慈愛のハグをしていましたね。あれは印象的でした。
すごいでしょ!フェデラーとマッケンロー。まだ実現してませんが、実現したらほんとに夢のようです。
それと、もう一つ僕にはうれしいnewsが[個人的ですが]僕の幼馴染の友達が「プロになりたい」と言ってくれたのです!最初は、僕と公園で打っていた友達が今では180~190㌔のサービスを打てるプレーヤーになったのです。昔は、打ち合えていたのに...今では、ドロップショットを打たれ、返してもロブをあげられるパターン。完全に遊ばれてます。もちろんウィンブルドンやフレンチでは見られないでしょうが、それでもいいのです。僕の勧めでテニスを一緒に始めた彼が............いやーーーうれしい。
すごいお友達をお持ちですね。でも、その彼がテニスを始めたきっかけはbibinbaさんというのは素晴らしい事です!もう、それは自慢ですよ!! その彼も感謝されているでしょうね。
今日のマレーvsジョコヴィッチを楽しみにされているんですよね。いい試合になるといいですね。
フェデラーの泣き顔の写真はAOの表彰式の時のだと思います。
襟が青いですし、背景も記者会見場ではなさそうだし。
いづれにせよ、今回の記者会見中に涙をぬぐったのは記事にもありますし、
私もショックです。
タイトルから遠ざかっていて、誰も僕が優勝するとは思ってないから
プレッシャーじゃなかった、みたいに言っているのも…どこまで本気なのか。
ただ、一昼夜たって、ちょっと冷静になってきて思うのですが、
ラケットを折ったり、主審と握手しなかったりは、
フェデラーがするから驚きますが、他の選手はしていることありますよね。
彼が今、置かれている状況を考えれば無理からぬことですが、
ちょっと騒ぎ過ぎなのかもしれません。
ニュース読んでいたら、彼が前回、試合中にラケットを折ったのは
2005年の同じマイアミでのナダルとの対戦中以来とありました。
それが本当なら、その時は、どう報道されたのでしょう。
少なくても、それで彼のメンタルはもうずたずただ、とか
彼の輝かしいキャリアの汚点になる、
みたいな話にはならなかったのではないかと。
元来、気性の激しい人のようですし、
そのフラストレーションの発露が次につながってくれれば、と願います。
ギリギリまで追い詰めれたのを逆転して勝ったので、そちらの方が衝撃的だったのでは?
今ほど神格化してなかったし、気性が激しいのは知ってる人も多かったしね。
でもフェデラーって1位の時でも、年に1、2度は悪態ついてましたよ。
ただそこまでイライラすることが今まで少なかっただけでしょ?
2006年MSシンシでまだひよっこマレーに負けた時もひどかったですよ。
動画にもupされてかなり話題になりました!すぐ削除されましたが(笑)
私は生で見てました。
2007年WB決勝も暴言吐いてましたよね?
他にもいろいろとありましたが、ここまでひどいのは初めてだからじゃないですかね?
全豪で泣いたことも影響してるんだと思いますよ。
naimeiさん、
そうですね。写真はどうみてもオーストラリアンっぽいですね。
あんさん、
ジュニアはかなりワイルドだったときいてますので、最近はスイスの紳士のイメージが固まってしまった感がありますね。ジョコファミリーにShut up!とどなったことがありましたが、あれぐらいの元気があってもよいかなと思いますが。
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