2009年04月11日
モンテカルロの謎
フェデラーがモンテカルロにWCで出場します。ドローには2WCとなっていて何か変な感じがしますが。
モンテカルロはマスターズシリーズの一つです。ポイントも優勝者には1000が与えられます。ATPルールではトップ30の選手は、グランドスラムとマスターズシリーズに出場する義務があります。ではなぜフェデラーはモンテカルロ欠場を公表してルール違反にならなかったのか?(後にWCで出場することになりましたが)この質問にお答えするために、モンテカルロの特殊性から説明したいと思います。
マスターズシリーズには以下の9大会があります。
3月:インディアンウェルズ
3月:マイアミ
4月:モンテカルロ
4月:ローマ
5月:マドリッド
8月:カナダ(今年はモントリオール、来年はトロントです。毎年交替で開催されます。)
8月:シンシナティ
10月:上海
11月:パリ
2009年のルール改正と大会開催日変更にむけて、ATPはリストラ案を2007年に発表しましたが、そのなかにモンテカルロのマスターズ格下げ案があったのです。これにプロテストするため、モンテカルロはATPを訴えました。同じようなことが以前、ハンブルグ大会でもおこり、ハンブルグはATPを訴えましたが、敗訴となりマスターズ(1000ポイント)から500ポイントのシリーズに格下げとなってしまいました。この裁判には多額のlegal feeがかかり、両者にとっても苦いケースとなったことから、ATPとしては何とか裁判沙汰をさけたいと努力を重ねてきました。
そこで両者が歩み寄ったのは、「モンテカルロはマスターズのタイトルは保持するが、トップ30の選手の出場義務はなし」という奇妙な和解案です。
モンテカルロの立場:
トップ30の選手の全員出場が見込めない(フェデラーの欠場のように)リスクを負いますが、マスターズのタイトルは保持できることになりました。
ATPの立場:
フレンチオープンまでに3つのマスターズが押せ押せに詰まったスケジュールに対して、選手から2つに減らすべきだというプレッシャーがありましたので、この和解案で何とかATPのメンツを保つことができました。
モンテカルロのドローが発表されましたね。この予想は次回にしたいと思います。いよいよあの美しいモンテカルロが始まります。
モンテカルロはマスターズシリーズの一つです。ポイントも優勝者には1000が与えられます。ATPルールではトップ30の選手は、グランドスラムとマスターズシリーズに出場する義務があります。ではなぜフェデラーはモンテカルロ欠場を公表してルール違反にならなかったのか?(後にWCで出場することになりましたが)この質問にお答えするために、モンテカルロの特殊性から説明したいと思います。
マスターズシリーズには以下の9大会があります。
3月:インディアンウェルズ
3月:マイアミ
4月:モンテカルロ
4月:ローマ
5月:マドリッド
8月:カナダ(今年はモントリオール、来年はトロントです。毎年交替で開催されます。)
8月:シンシナティ
10月:上海
11月:パリ
2009年のルール改正と大会開催日変更にむけて、ATPはリストラ案を2007年に発表しましたが、そのなかにモンテカルロのマスターズ格下げ案があったのです。これにプロテストするため、モンテカルロはATPを訴えました。同じようなことが以前、ハンブルグ大会でもおこり、ハンブルグはATPを訴えましたが、敗訴となりマスターズ(1000ポイント)から500ポイントのシリーズに格下げとなってしまいました。この裁判には多額のlegal feeがかかり、両者にとっても苦いケースとなったことから、ATPとしては何とか裁判沙汰をさけたいと努力を重ねてきました。
そこで両者が歩み寄ったのは、「モンテカルロはマスターズのタイトルは保持するが、トップ30の選手の出場義務はなし」という奇妙な和解案です。
モンテカルロの立場:
トップ30の選手の全員出場が見込めない(フェデラーの欠場のように)リスクを負いますが、マスターズのタイトルは保持できることになりました。
ATPの立場:
フレンチオープンまでに3つのマスターズが押せ押せに詰まったスケジュールに対して、選手から2つに減らすべきだというプレッシャーがありましたので、この和解案で何とかATPのメンツを保つことができました。
モンテカルロのドローが発表されましたね。この予想は次回にしたいと思います。いよいよあの美しいモンテカルロが始まります。
投稿者 Tennisnakama 22:33 | コメント(1)| トラックバック(0)
でも、モンテカルロだけがそのような種類のマスターズ1000なんですか?