2009年06月05日
フェデラーを語る by Monfils
Federer def Monfils: 76, 62, 64
準々決勝でフェデラーにストレートセットで敗退したモンフィスが面白いコメントを述べています。フェデラーのテニスを理解するために、ときには対戦相手に語ってもらうのも興味深いものです。
6月3日の記者会見を要約してみました。
「ロジャーはもっとミスするかと思っていたのに案外すくなかったんだよね。」
(tennisnakama: やっぱり選手たちもロジャーがもっとミスすると思っている。これって昔のロジャーからは想像もできないコメント。)
「2セット目でフォーカスできてなかったので、ロジャーに僕が怒っている(自身に対して)というメッセージを送ってしまった。これはまずかったよね。そうなるとロジャーがますますリラックスしてしまって、これは気に入らないよなあ。」
( tennisnakama: ロジャーはモンフィスが途中で崩れると回復がむずかしいことを知っているので、気持ちよく打ってましたね。これがますますモンフィスの勘にさわった。)
「第1セットは作戦がどうのこうのというより、誰がコートの中に入って大胆なショットをするかだったよ。セットポイントはそれをやったロジャーがとったということ。」
( tennisnakama:decisive momentでガッツのあるアグレッシヴなテニスをすることによって、モメンタムがシフトします。まさにロジャーは勝負師で打って出ました。)
「トレーナーを呼んだのは、ちょっと胃が痛くて元気がなくなってきたんだ。だから元気をつけてくれるようなビタミンとかシュガーをもらって、エネルギーをブーストしたかったんだ」
(tennisnakama: 膝が悪かったわけではないようで安心しました。でもこのブレークの取り方は感心できない。)
「一番残念だったのは、第2セットで集中力が落ちてしまったこと。僕のメンタルの問題なんだよ。」
( tennisnakama:これはモンフィスだけの問題ではないですが、特にモンフィスはガタッと落ちることが多い。)
「何が嫌かって、ロジャーのショットのチェンジだ。いろんな球を打ってくる。ときどきアグレッシヴになったり、突然オンザライズで打ったり。彼くらいなもんだよ。僕があまりスライディングしない相手は。つまりどちらに動いてよいか分からないから躊躇してしまうんだ。だからwrong-footed(球と逆の方向に走る)になってしまう。
「ロジャーはアタックするときは、本当にアタックしてくる。それがフェデラーなんだ。そして次もアタックしてくるかと思うと、ショートチップス。実に嫌なショットだ。そして最後には、どうしてよいか分からなくなってしまうんだ。そういうことを何度もやられていると神経にさわって、よし、今度は打ってやるぞ、と気張ってしまってエラーをしてしまうのさ。」
( tennisnakama:フェデラーのテニスの核心を語ってくれてます。)
「フランス人はロジャーをすごく尊敬している。だから僕を応援してよいのかロジャーを応援してよいのか迷ったと思うよ。だから僕への応援が多かったわけではないのは、僕たち二人を応援してたからだと思う。でもね。フランス人は今年はロジャーに優勝してもらいたいと思っているから、ロジャーの対戦相手は不利だよね。もうちょっと僕を応援してくれていたら、僕の助けになっていたかもしれない。」
(tennisnakama:これってモンフィスがちょっとかわいそう。それにしても不思議なフランス人のメンタリティーです。)
「試合が終わって握手するときに、僕はロジャーに、今年は優勝してください、と励ましの言葉をかけたんだ。」
( tennisnakama:モンフィスはいいこと言いましたね。 Gael bien fait! )
「これからロンドンに向かうけど、ロジャーがウィンブルドンに勝てるレシピーをあげると言ってくれたから、楽しみにしてるんだ。」
(tennisnakama:知りたいですね。彼のいうWinning Recipe. Bonne chance!)
準々決勝でフェデラーにストレートセットで敗退したモンフィスが面白いコメントを述べています。フェデラーのテニスを理解するために、ときには対戦相手に語ってもらうのも興味深いものです。
6月3日の記者会見を要約してみました。
「ロジャーはもっとミスするかと思っていたのに案外すくなかったんだよね。」
(tennisnakama: やっぱり選手たちもロジャーがもっとミスすると思っている。これって昔のロジャーからは想像もできないコメント。)
「2セット目でフォーカスできてなかったので、ロジャーに僕が怒っている(自身に対して)というメッセージを送ってしまった。これはまずかったよね。そうなるとロジャーがますますリラックスしてしまって、これは気に入らないよなあ。」
( tennisnakama: ロジャーはモンフィスが途中で崩れると回復がむずかしいことを知っているので、気持ちよく打ってましたね。これがますますモンフィスの勘にさわった。)
「第1セットは作戦がどうのこうのというより、誰がコートの中に入って大胆なショットをするかだったよ。セットポイントはそれをやったロジャーがとったということ。」
( tennisnakama:decisive momentでガッツのあるアグレッシヴなテニスをすることによって、モメンタムがシフトします。まさにロジャーは勝負師で打って出ました。)
「トレーナーを呼んだのは、ちょっと胃が痛くて元気がなくなってきたんだ。だから元気をつけてくれるようなビタミンとかシュガーをもらって、エネルギーをブーストしたかったんだ」
(tennisnakama: 膝が悪かったわけではないようで安心しました。でもこのブレークの取り方は感心できない。)
「一番残念だったのは、第2セットで集中力が落ちてしまったこと。僕のメンタルの問題なんだよ。」
( tennisnakama:これはモンフィスだけの問題ではないですが、特にモンフィスはガタッと落ちることが多い。)
「何が嫌かって、ロジャーのショットのチェンジだ。いろんな球を打ってくる。ときどきアグレッシヴになったり、突然オンザライズで打ったり。彼くらいなもんだよ。僕があまりスライディングしない相手は。つまりどちらに動いてよいか分からないから躊躇してしまうんだ。だからwrong-footed(球と逆の方向に走る)になってしまう。
「ロジャーはアタックするときは、本当にアタックしてくる。それがフェデラーなんだ。そして次もアタックしてくるかと思うと、ショートチップス。実に嫌なショットだ。そして最後には、どうしてよいか分からなくなってしまうんだ。そういうことを何度もやられていると神経にさわって、よし、今度は打ってやるぞ、と気張ってしまってエラーをしてしまうのさ。」
( tennisnakama:フェデラーのテニスの核心を語ってくれてます。)
「フランス人はロジャーをすごく尊敬している。だから僕を応援してよいのかロジャーを応援してよいのか迷ったと思うよ。だから僕への応援が多かったわけではないのは、僕たち二人を応援してたからだと思う。でもね。フランス人は今年はロジャーに優勝してもらいたいと思っているから、ロジャーの対戦相手は不利だよね。もうちょっと僕を応援してくれていたら、僕の助けになっていたかもしれない。」
(tennisnakama:これってモンフィスがちょっとかわいそう。それにしても不思議なフランス人のメンタリティーです。)
「試合が終わって握手するときに、僕はロジャーに、今年は優勝してください、と励ましの言葉をかけたんだ。」
( tennisnakama:モンフィスはいいこと言いましたね。 Gael bien fait! )
「これからロンドンに向かうけど、ロジャーがウィンブルドンに勝てるレシピーをあげると言ってくれたから、楽しみにしてるんだ。」
(tennisnakama:知りたいですね。彼のいうWinning Recipe. Bonne chance!)
投稿者 Tennisnakama 01:21 | コメント(6)| トラックバック(0)
私は丁度放送時間にテニスが入っていて観戦は録画になってしまいます(涙)
ロジャーとゴンゾ(ゴンザレスのニックネーム)に勝ってほしいですね。でもナダルの憎っくき敵ソダリングをコテンパテンにやっつけるところも観たいのですが、でもやっぱり無難なところで応援はゴンゾにしておきます。
それにしてもメディアはどこもゴンゾの準決勝を予想しておりませんでしたので、彼の予想をした私はとても自分を誇らしく思っています。(これくらいは自慢させてください)
プレースタイルが派手でイキってる人というのがこれまでの私の中のイメージでした。
(モンフィスファンの皆さんごめんなさい。)
こういうプレーヤーたちのちょっとした横顔をうかがい知ることができるので、
このブログは大好きです。
昼休み中に読んでいたのですが、思わず涙腺がゆるみかけて、あぁあぶない。
やはりプレーヤーたちもフェデラーに優勝してほしいって思ってるんですね。
括弧書きのtennisnakamaさんのコメントも面白かったです。
ナダルやフェデラーをはじめ、優等生的なプレーヤーが多い中で、
ソダーリングみたいに変り種もいてもいいか、と思い始めています。
しかし、ラファに対する無礼は承知しないわよ!(笑)
関係ないですが、試合後、ラファはどの相手にもフレンドリーにねぎらいというのか、
たたえる感じで握手したりするのに、ソダーリングに対してそっけなく見えたのは私だけでしょうか?
今日 フレンチオープンの結果をみてたら、 ジュニアで 日本人の男の子のペアがベスト8にはいってました。 将来楽しみですね。 それと 明日は 昔 プロだった人たちの ダブルスの試合あるようです。 もちろん これは 真剣じゃなくて、半分 お遊びみないなものだと 思いますが。 おもしろそう。 なんとか セミファイナルからでも ダブルスの試合を 放送してほしいものです。 フレンチオープンも あと わずか。 いい試合が みれると いいですね。