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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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ボールがボールに開眼

Carsten Ball

ballcarsten



8月2日のロサンジェルスATP250の決勝は、地元同士のカリフォルニアンボーイの対決となりました。クウォリー(予選者)のカーステン・ボールCarsten Ball 22歳が健闘して、クェリーに第2セットを奪いましたが、 6-4, 3-6, 6-1 で最後はガス欠で敗退。しかし予選から戦い抜いて決勝まで進出したボールの快挙は、一年前デルレービーチでブレイクを破って優勝した錦織選手を思い出します。

ボールとクェリーの二人はいずれも南カリフォルニア生まれ。1984年にジミー・コナーズがエリオット・テルシャーを倒して優勝していますが、彼らもカリフォルニア出身。今年は25年ぶりの all-Southern California マッチとなり、ローカル選手の対決で大いに盛り上がりました。

ボールという名は聞き慣れないと思ったら、LAのトーナメントに出るときのランキングは205位のオーストラリア人。ほとんどフューチャーズとチャレンジャーのトーナメントで戦ってきた選手ですので、どうりで浮上してこなかったわけです。

ボールの名前は球のボールと一緒でややこしいのですが、とにかく左利きのサーヴがすばらしい。彼のフォームは理想的で美しく、強烈なキックサーヴが対戦相手を苦しめてきました。「ここのサーフェスは速くていい感じだ。僕の球が高くスピンしてくれて、その間にネットダッシュできるからね。」と自信満々。恐ろしい新人です。

Los Angeles Final - Sam Querrey vs Carsten Ball (Second set)




ボールは南カリフォルニアのニューポートビーチ生まれ育っています。多分二重国籍だと思いますが、なぜ国籍をアメリカ人としないでオーストラリア人で登録しているのか?  

父親はオーストラリアのプロ選手、シド・ボールですが、それにしてもトレーニングは生まれたときからカリフォルニアです。今もベースは変わらずニューポートビーチなのに、国籍をアメリカにしないでオーストラリアにしているのは不思議です。

これはあくまでも私の想像ですが、アメリカ人枠よりもオーストラリア人の方が、デ杯やオリンピックのチャンスが大きいと考慮したのかもしれません。しかもオーストラリアでは父親のコネもありますし。

「父親と一緒にいるのはタフなときもあるけど、父がコーチでずうっと僕についていてくるのでフォーカスできる点がプラス。」

「僕にとってはこの試合が転機になった。違うレベルでやっていける自信がついた。」

ボールはまだATPツアーレベルの優勝はありませんが、今年はこのLAの大会で3回連続の決勝戦に進出するという快進撃です。この記録は2004年のロディック以来だそうで、ボールは突然ボールに開眼したようです。(つまらないダジャレですみません)


投稿者 Tennisnakama  00:49 | コメント(5)| トラックバック(0)
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コメント
LAの大会はライブスコアをちょこちょこ観ていた程度だったので、今回の記事を読んで、もっとしっかり観ておくんだった、と後悔しています。また一人、新星登場ですね。ボールは身長も高く(ATPサイトのプロフィールでは190センチ、最新ランキングは60upで145位になってます)、しかも左利き。トップ選手になれる要素は十分でよね。私もしっかり注目していきたいと思います。ちなみに同時期に行われていたスイスの大会でも、予選から勝ち上がってきたブラジルのベルッチ(身長188センチ、左利き、21歳、武器はフォアの強打。最新ランキングは53upで66位に浮上。ちなみに顔以外はジョコビッチに激似)が優勝しました!まさにデルレイビーチの錦織を彷彿とさせるふたりに拍手喝采ですね。
投稿者 mito 2009/08/07 06:28
tennisnakama さん! 早速のリクエストありがとうございます。
錦織選手の話題に飢えていたので、関連ある(?)ボールの活躍に期待を込めて、見守っていきたいと思います。この頃は、(皆さんのおかげで)選手の内面や状況も知り得て、テニス観戦も前以上に面白いものになっています。
投稿者 bluetti 2009/08/07 07:07
tennisnakamaさん初めまして
いきなりで悪いんですが、3回連続で決勝進出はボールではなくてクェリーじゃないでしょうか?
同じ米国出身のロディック、2つ下のヤングに隠れてなかなか話題に上がってこなかった選手ですが彼もまだ21歳、個人的にはかなり期待してるんですがどうでしょうか。
投稿者 kna 2009/08/07 15:17
mitoさん、 bluettiさん、
さっそくコメントをありがとうございました。
スポーツナビのおかげで数日助かりました。書き手としてはせっかく書いたのに、何日も更新できないのは辛いです。読む方も記事が一度に掲載されるとしんどいですよね。

knaさん、
ATP ツアーにはATP World Tour (250, 500, Masters, Grand Slam, Masters Cup)と
ATP Challengerとがあります。ボールは今年はチャレンジャーの5月のSaratosa、
6月のYuba、そして今回のワールドツアー250のLAのトーナメントの決勝戦に出場しましたので3回となります。一方クェリーの決勝進出は、Auckland, newport, Indianapolis, LAの4回となります。
クェリーの応援隊、サムライについて面白い話があります。その話も含めてくェリーのストーリーを書こうと思っています。彼はもっと伸びていく選手だと思いますので。
投稿者 tennisnakama 2009/08/07 21:06
>クェリーの応援隊、サムライについて面白い話
またまた 楽しみが増えました。 今話題の彼ら(裸のお腹にSAMURAI)ですね。
少し嫌がられている感もある、SAMURAIですが、クェリーは「テニスがもっとメジャーにするため」と言ったとか。
私自身はクェリーよりも、トミー・ハースの方が落ち着いていて紳士なので、好きなんですが、彼も何かトピックがあれば掲載してください。いつでも構いませんので、待っています。
投稿者 bluetti 2009/08/07 21:30
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