2009年08月14日
Day 3 ロジャーズカップ
モントリオール・ハイライト Day 3 8月12日
ナイトゲームのニ試合とも選手のリタイアで、寂しい Day 3となりました。
選手の肉体の酷使とコンディションについて、ふたたびスケジュールに疑問をなげかけることとなったモントリオール Day 3のハイライトです。
順番はビデオの順番です。
ツォンガ def シュトラー: 4-6, 6-3, 6-4
「シード7のツォンガは第1セットではリズムが見いだせなく苦闘。しかし第2セットの第5ゲーム(2-2)で、0-40のブレークされる危機一髪を乗り越えて自信を回復。あとは順調に第2セットと3セットを勝ち取って勝利を決めた。3rdラウンドでは、ツォンガは仲のよい友だちのシモンと対戦することになるが、問題はなさそう。」
これはフランスのスポーツ紙のレキップを要約したものですが、最後のシモンとの対戦について「問題はなさそう」のところがシモンファンにとってはどういう意味?と聞きたい。
(原文) Au troisi〓me tour, il ne devrait pas avoir de probl〓me... 〓 un bon copain, Gilles Simon…
フェレーロ def モンフィス:6-3, 7-6(7)
予選から這い上がってきた元No.1のフェレーロの活躍ぶりはすばらしいものがあります。モンフィスはいつもの悪い癖が出て、チンタラしたディフェンスゲームで、第1セットはフェレーロが快勝。しかし第2セットでフォーカス度を増したモンフィスは、タイブレークでneck and neckの接戦となりましたが、7-9で惜しくも敗退し、フェレーロは3rdラウンドを決めました。
フェレーロは2004年から、手首、肋骨、チキンポックス、
滑液包炎、足・・・と続け様に病気と怪我に見舞われ、ランキングも今年は最悪115位にまで転落。この彼のカムバックは怪我で苦しむ多くの選手にとって大きな励ましです。
デルポトロ def ハーンニッチ:6-2, 7-5
ワシントン大会で優勝したデルポは、疲れと暑さのせいか、モントリオールの初戦は苦戦を強いられましたが、サーフェスにも慣れ、予選から本戦入りを果たしたチェコのハーンニッチに勝利を決めました。 第1セットで1-2とリードを許したデルポは、7ポイント連続取得するやリズムを得て、ハーンニッチの追い上げも許さず第3戦に進出を決めました。
ロディック def アンドレーヴ: 6-1, 7-6(3)
ウィンブルドンでフェデラーに惜しくも優勝を逃し、またもやワシントンでデルポトロを破れ、再び優勝を勝ち取ることができなかったロディックに、観客は大きな声援を送りました。
第1セットはロディックが何もしなくても、アンドレーヴがエラーを繰り返してくれたため第1セットを楽勝しましたが、問題は第2セット。第1セットでみせたアグレッシヴな攻撃を止めてしまって、ディフェンスにまわってしまったロディックに対して、アンドレーヴがリズムを得てウィナーが決まり始まりました。しかしタイブレークでは圧倒的に強いロディックは、辛うじて勝利を得ましたが、守りに入ってしまえば、勝てないロディックを今後どうコーチのステファンキが指導していくか。次戦は強打のべルダスコですので油断は禁物です。
ナダル def フェレール: 4-3 (retired)
5月から公式戦から姿を消していたナダルの久々の登場に会場は大喜び。私としてはダブルスで着ていたあのスリーヴレスで登場してもらいたかったのですが、工場ですでに生産してしまっていると思うので、途中で変えることはできないのでしょうね。色は美しいブルーとゴールドですが、暑苦しいそう。契約ではダブルスで指定されたテニスウェアはないはずですので、あのスリーヴレスで登場したと思うのですが、やっぱりナダルもあのスリーヴレスに愛着が?
何となくフェレールとのラリーを観戦しているうちに、あっと言う間にリタイアです。料理をつくりながら観戦しておりましたので、最初はナダルがリタイアだと勘違いして慌てました。でもフェレールだったのですね。彼の膝の方が悪かったとは・・・ナダルが退場するフェレールに拍手で送っていたのを見て、なんて心のやさしいラファ!と嬉しくなってしまいました。それにしても、久々にボックス席で見るガールフレンドのジスカは本当に美しいですね。ピュアな感じがします。
たったの8ゲームからナダルのテニスを語るのはむずかしいですが、記者会見では膝は大丈夫と言っておりましたので、これから期待していきたいと思います。
ゴンザレス def ハース: 7-6(2), retired
フェレールがリタイアした丁度同じころ、となりのコートでもリタイアが。第1セットで5-5まで接戦をしてきたハースでしたが、右の親指の付け根の皮がペロリ。トレーナーを呼んで皮をメスで切り取ってもらいましたが、どうしても痛みで試合を続行することができず、第1セットを終えてリタイアしました。
しかしこの負傷したハースに、会場はブーイング。早く退場してしまったフェレールには拍手で送ったとなりの会場とは対照的な観客の反応は、興味深いものがありました。これはハースがF%#Kの言葉を吐き捨てたりした態度にも、原因があると思いますが、ナダルがフェレールを思いやる態度が会場の雰囲気を決定したのだと思います。
以下はビデオには含まれておりません。
シモン def ファヤ:4-6, 6-2, 6-2
シモンがデ杯に負けて以来、ずーっと芳しくないテニスを続けていますので、誰も彼の試合を放送しない、メディアも書かないと苦難の道を歩んできました。フェデラー、ナダル、ジョコなどトップの選手を軒並み倒した選手とはとても思えない、自信のないテニスを繰り返してきた原因に、彼の武器であるフォアハンドのミサイル弾丸ショットが決まらなかったことがあげられますが、久しぶりに第2セットから猛然とネットダッシュし始めたシモンはアグレッシヴなテニスを展開し始めました。
ちょっとしたきっかけでモメンタムが変わるのが試合の面白さですが、ファヤのサーヴがよくて後ろに下がってしまっていたシモンでしたが、ようやく攻撃の態勢に入りました。するとどんどんあの華麗なフォアのウィナー、ダウンザラインのバックハンドが入り出し、6-2, 6-2で快勝。
この調子でいくと、ツォンガとの試合では、あの超特急ひよこ号がコート狭しと走りまくるかもしれません。(ひよことはシモンのニックネーム)
ナイトゲームのニ試合とも選手のリタイアで、寂しい Day 3となりました。
選手の肉体の酷使とコンディションについて、ふたたびスケジュールに疑問をなげかけることとなったモントリオール Day 3のハイライトです。
順番はビデオの順番です。
ツォンガ def シュトラー: 4-6, 6-3, 6-4
「シード7のツォンガは第1セットではリズムが見いだせなく苦闘。しかし第2セットの第5ゲーム(2-2)で、0-40のブレークされる危機一髪を乗り越えて自信を回復。あとは順調に第2セットと3セットを勝ち取って勝利を決めた。3rdラウンドでは、ツォンガは仲のよい友だちのシモンと対戦することになるが、問題はなさそう。」
これはフランスのスポーツ紙のレキップを要約したものですが、最後のシモンとの対戦について「問題はなさそう」のところがシモンファンにとってはどういう意味?と聞きたい。
(原文) Au troisi〓me tour, il ne devrait pas avoir de probl〓me... 〓 un bon copain, Gilles Simon…
フェレーロ def モンフィス:6-3, 7-6(7)
予選から這い上がってきた元No.1のフェレーロの活躍ぶりはすばらしいものがあります。モンフィスはいつもの悪い癖が出て、チンタラしたディフェンスゲームで、第1セットはフェレーロが快勝。しかし第2セットでフォーカス度を増したモンフィスは、タイブレークでneck and neckの接戦となりましたが、7-9で惜しくも敗退し、フェレーロは3rdラウンドを決めました。
フェレーロは2004年から、手首、肋骨、チキンポックス、
滑液包炎、足・・・と続け様に病気と怪我に見舞われ、ランキングも今年は最悪115位にまで転落。この彼のカムバックは怪我で苦しむ多くの選手にとって大きな励ましです。
デルポトロ def ハーンニッチ:6-2, 7-5
ワシントン大会で優勝したデルポは、疲れと暑さのせいか、モントリオールの初戦は苦戦を強いられましたが、サーフェスにも慣れ、予選から本戦入りを果たしたチェコのハーンニッチに勝利を決めました。 第1セットで1-2とリードを許したデルポは、7ポイント連続取得するやリズムを得て、ハーンニッチの追い上げも許さず第3戦に進出を決めました。
ロディック def アンドレーヴ: 6-1, 7-6(3)
ウィンブルドンでフェデラーに惜しくも優勝を逃し、またもやワシントンでデルポトロを破れ、再び優勝を勝ち取ることができなかったロディックに、観客は大きな声援を送りました。
第1セットはロディックが何もしなくても、アンドレーヴがエラーを繰り返してくれたため第1セットを楽勝しましたが、問題は第2セット。第1セットでみせたアグレッシヴな攻撃を止めてしまって、ディフェンスにまわってしまったロディックに対して、アンドレーヴがリズムを得てウィナーが決まり始まりました。しかしタイブレークでは圧倒的に強いロディックは、辛うじて勝利を得ましたが、守りに入ってしまえば、勝てないロディックを今後どうコーチのステファンキが指導していくか。次戦は強打のべルダスコですので油断は禁物です。
ナダル def フェレール: 4-3 (retired)
5月から公式戦から姿を消していたナダルの久々の登場に会場は大喜び。私としてはダブルスで着ていたあのスリーヴレスで登場してもらいたかったのですが、工場ですでに生産してしまっていると思うので、途中で変えることはできないのでしょうね。色は美しいブルーとゴールドですが、暑苦しいそう。契約ではダブルスで指定されたテニスウェアはないはずですので、あのスリーヴレスで登場したと思うのですが、やっぱりナダルもあのスリーヴレスに愛着が?
何となくフェレールとのラリーを観戦しているうちに、あっと言う間にリタイアです。料理をつくりながら観戦しておりましたので、最初はナダルがリタイアだと勘違いして慌てました。でもフェレールだったのですね。彼の膝の方が悪かったとは・・・ナダルが退場するフェレールに拍手で送っていたのを見て、なんて心のやさしいラファ!と嬉しくなってしまいました。それにしても、久々にボックス席で見るガールフレンドのジスカは本当に美しいですね。ピュアな感じがします。
たったの8ゲームからナダルのテニスを語るのはむずかしいですが、記者会見では膝は大丈夫と言っておりましたので、これから期待していきたいと思います。
ゴンザレス def ハース: 7-6(2), retired
フェレールがリタイアした丁度同じころ、となりのコートでもリタイアが。第1セットで5-5まで接戦をしてきたハースでしたが、右の親指の付け根の皮がペロリ。トレーナーを呼んで皮をメスで切り取ってもらいましたが、どうしても痛みで試合を続行することができず、第1セットを終えてリタイアしました。
しかしこの負傷したハースに、会場はブーイング。早く退場してしまったフェレールには拍手で送ったとなりの会場とは対照的な観客の反応は、興味深いものがありました。これはハースがF%#Kの言葉を吐き捨てたりした態度にも、原因があると思いますが、ナダルがフェレールを思いやる態度が会場の雰囲気を決定したのだと思います。
以下はビデオには含まれておりません。
シモン def ファヤ:4-6, 6-2, 6-2
シモンがデ杯に負けて以来、ずーっと芳しくないテニスを続けていますので、誰も彼の試合を放送しない、メディアも書かないと苦難の道を歩んできました。フェデラー、ナダル、ジョコなどトップの選手を軒並み倒した選手とはとても思えない、自信のないテニスを繰り返してきた原因に、彼の武器であるフォアハンドのミサイル弾丸ショットが決まらなかったことがあげられますが、久しぶりに第2セットから猛然とネットダッシュし始めたシモンはアグレッシヴなテニスを展開し始めました。
ちょっとしたきっかけでモメンタムが変わるのが試合の面白さですが、ファヤのサーヴがよくて後ろに下がってしまっていたシモンでしたが、ようやく攻撃の態勢に入りました。するとどんどんあの華麗なフォアのウィナー、ダウンザラインのバックハンドが入り出し、6-2, 6-2で快勝。
この調子でいくと、ツォンガとの試合では、あの超特急ひよこ号がコート狭しと走りまくるかもしれません。(ひよことはシモンのニックネーム)
投稿者 Tennisnakama 02:36 | コメント(3)| トラックバック(0)
(前の記事にいただきましたので、みどりさんの名前でこちらに転載させていただきました)
フェレーロはスコア的にもマレーに完敗状態でしたが、要所要所で素晴らしいウィナーとガッツを見せてくれてましたので、これからも頑張ってくれそうです。ただし、転戦、連戦中なので全米前に息切れをしてしまわないか心配です。
それから、twitterでもこの記事でもシモンのニックネームについて触れてくださってありがとうございました。「超特急ひよこ号」(←笑いました)の活躍すっごく楽しみですが、今日も仕事中で見られそうにありません。ハイライトとTennisnakamaさんの記事を楽しみにしています。
毎日の記事更新、本当に感謝しています。