2009年09月15日
セリーナの暴言とは?
セリーナの件で、まず私のデフォルトの情報が間違っていたことをお詫びします。昨日の時点でデフォルトだと言っていた解説者がいたのでそうだと思っていました。
セリーナはコード・ヴァイオレーションの、ラケットアビューズとバーバルアビューズでポイントを取られて、フットフォルトのダブルフォルトも加えて、マッチポイントをとられたわけで、デフォルト(アンパイアが選手の違反行為を認めて、その選手の出場権利を剥奪すること)で負けたのではないのです。
もしあれが2、3ポイント前であったら、そしてセリーナが続けて暴言をはいていたら、彼女は第4のコードヴァイオレーションを受けることになり、多分デフォルトになっていたと思います。そうすると出場権利をあの時点で剥奪されていますので、このダブルス決勝には出れないことになります。ある意味では、あの時点でシングルスに負けたセリーナはラッキーでした。
今ダブルス決勝が始まっていますが、会場からはセリーナに対して、ブーイングが聞こえませんが、特に大きな拍手もなく、観客もどう対応してよいのか分からないといったところでしょうか。
(しばらくして)
ウィリアムズ姉妹が優勝しました。トロフィーの授賞式で、司会のパトリック・マッケンローが、「何かここでいいたいことはないの?」とセリーナに発言する機会を与えましたが、姉のヴィーナスが横から助け船をだして、観客はmove onっていってるわよ、とうまくこの場を逃れました。
つまりこの受賞式で、セリーナが「昨日は冷静を欠く行動をとって後悔している。皆のローモデルとしてこれからは心機一転してがんばります。」とか何とか言ってくれればとマッケンローはマイクを向けたのだと思いますが、謝罪の言葉がなくて残念でした。
この場でも謝罪がなかったということで、反省の色が足りないということになり、判決が不利に動くことは避けられないでしょうね。
メディアは昨日の時点では、一斉に彼女のとった行動を厳しく批判していますし、特にラインジャッジに謝罪しなかったことが、(記者会見でも、後に発表されたセリーナのステートメントでも)輪をかけてアメリカの怒りを買いました。しかし今日は新しいステートメントを発表して、自分のとった行動が、どんなラインジャッジの判定であろうと、スポーツ選手としてあるまじきことで深く反省している、という反省色の強いトーンに変わってきましたので、メディアも攻撃の手をゆるめているようです。
では彼女は一体何を言ったのか?(これは大勢の人が聞いていて、ほぼ以下のことを言ったことが正しいようです。)
I swear to God, I'm going to take this fxxking ball and shove it down your fxxking throat."
「この球をあんたの喉につっこんでやるからね!」
これはやわらかく翻訳したものですが、本当はもっとすごい言葉になります。もしこの言葉が本当だとすれば、どうなるのか?
グランドスラム・ルールブックに条項5に、グランドスラムを傷つけ害を与えるような劣悪な行動は、major offenceとして一時出場停止、または永久停止となります。もしmajor offenceと決まれば、1万ドルの罰金だけでは済まず、2千5百万以上という罰金の可能性もあります。
元選手で現在解説者のマリー・カレロは、「セリーナのあの態度は4000回くらいみたことがあるわよ。即出場停止とするべきで、決勝に出るなんておかしい。」という鷹派の一人です。
昔ウィリアムズ姉妹をコーチしてきたボレテリは、セリーナを弁護しています。
「あのときは、感情が爆発してセリーナはまるで人が変わってしまったようだった。彼女は昔からよく知っているが、決してミーンガールではないよ。あの行為は言い訳できるものじゃないけど、許せないものではない。」
今朝ヴィーナスと父親が練習コートに現れてプラクティスを始めたようですが、セリーナの姿はなかったとか。報道陣に囲まれながら、黙って練習を続ける父娘の姿が目に浮かびます。厳しいですね。
もし私がセリーナだったとしたら・・・? 激怒した私が吐き捨てる言葉とすれば、
「あんた目がちゃんと見えてんの!? そんな安もんのメガネかけてるから見えないのよ!」これぐらいでもひっかかりますかね? でもこれにfxxkなどを付け加えれば、即アウトです。
あと数週間で処分の決定がなされるということで、ひょっとしたら、セリーナの姿が長期間にわたってみれなくなる可能性もあり、その動向を見守っていきたいと思います。
(追記)
ある読者のコメントで、ご指摘があったことなのですが、私は、マッケンローや他の解説者の、フットフォルトやアンパイアのオーヴァールールに対してのコメントをいつも聞いています。しかし彼らの言うことを聞いていない人たちとの間に、大きなギャップがあるということです。彼らはよくこれらのコールに対してコメントを残していますが、日本でとりあげることがなければ、いくら私の視点を理解してもらおうとがんばっても、同じ土壌でないのですから限界があります。以前のインジャリー・タイムアウトでもそうでした。コミュニケーションのむずかしさをあらためて認識するこのごろです。
(お詫び)
今後のコメントは恐れ入りますが、以下の理由で今後しばらく非公開となりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
ここは討論の場ではありません。私の意見の発表の場です。しかし私の意見に反対される方のために、自由に意見の発表の場もコメント欄で提供してきましたが、どうも意見の違いを認めないような環境になってきているようです。これは私の望んでいるものではありません。
Twitterもやっていますので、記事を書くだけで精一杯の生活です。特にこのフットフォルトの問題に関しては、コメントしていただいた方全員に返信コメントをしていたら、一日中コンピューターの前に座らなくてはならず、すでに平常の生活に支障をきたしています。ですから「コメントに答えられるときは答える」というスタンスをとってきましたが、このスタンスも「なぜ答えない」との突き上げが起きますと、対応が不可能になってきています。
ですからしばらくの間は、残念なのですが、コメントをすべて「許可しない」設定にさせていただくことにしました。
しかしテニス365では、「許可しない」に設定しても、すべてが自動アップなり掲載されてしまうので、一度アップになったコメントをこちらでコーピーして保存しながら、ブログのページにはコメントを残さないという形をとっていきたいと思っています。
今までコメントで励ましていただいた方々に心から感謝をいいます。私への個人的なメッセージはTwitterで自由にできるようになっておりますので、そちらを利用していただければ嬉しいです。
これからはコメント欄が静かになりますが、コメントに左右されることなく、記事を楽しんでいただければ幸いです。
セリーナはコード・ヴァイオレーションの、ラケットアビューズとバーバルアビューズでポイントを取られて、フットフォルトのダブルフォルトも加えて、マッチポイントをとられたわけで、デフォルト(アンパイアが選手の違反行為を認めて、その選手の出場権利を剥奪すること)で負けたのではないのです。
もしあれが2、3ポイント前であったら、そしてセリーナが続けて暴言をはいていたら、彼女は第4のコードヴァイオレーションを受けることになり、多分デフォルトになっていたと思います。そうすると出場権利をあの時点で剥奪されていますので、このダブルス決勝には出れないことになります。ある意味では、あの時点でシングルスに負けたセリーナはラッキーでした。
今ダブルス決勝が始まっていますが、会場からはセリーナに対して、ブーイングが聞こえませんが、特に大きな拍手もなく、観客もどう対応してよいのか分からないといったところでしょうか。
(しばらくして)
ウィリアムズ姉妹が優勝しました。トロフィーの授賞式で、司会のパトリック・マッケンローが、「何かここでいいたいことはないの?」とセリーナに発言する機会を与えましたが、姉のヴィーナスが横から助け船をだして、観客はmove onっていってるわよ、とうまくこの場を逃れました。
つまりこの受賞式で、セリーナが「昨日は冷静を欠く行動をとって後悔している。皆のローモデルとしてこれからは心機一転してがんばります。」とか何とか言ってくれればとマッケンローはマイクを向けたのだと思いますが、謝罪の言葉がなくて残念でした。
この場でも謝罪がなかったということで、反省の色が足りないということになり、判決が不利に動くことは避けられないでしょうね。
メディアは昨日の時点では、一斉に彼女のとった行動を厳しく批判していますし、特にラインジャッジに謝罪しなかったことが、(記者会見でも、後に発表されたセリーナのステートメントでも)輪をかけてアメリカの怒りを買いました。しかし今日は新しいステートメントを発表して、自分のとった行動が、どんなラインジャッジの判定であろうと、スポーツ選手としてあるまじきことで深く反省している、という反省色の強いトーンに変わってきましたので、メディアも攻撃の手をゆるめているようです。
では彼女は一体何を言ったのか?(これは大勢の人が聞いていて、ほぼ以下のことを言ったことが正しいようです。)
I swear to God, I'm going to take this fxxking ball and shove it down your fxxking throat."
「この球をあんたの喉につっこんでやるからね!」
これはやわらかく翻訳したものですが、本当はもっとすごい言葉になります。もしこの言葉が本当だとすれば、どうなるのか?
グランドスラム・ルールブックに条項5に、グランドスラムを傷つけ害を与えるような劣悪な行動は、major offenceとして一時出場停止、または永久停止となります。もしmajor offenceと決まれば、1万ドルの罰金だけでは済まず、2千5百万以上という罰金の可能性もあります。
元選手で現在解説者のマリー・カレロは、「セリーナのあの態度は4000回くらいみたことがあるわよ。即出場停止とするべきで、決勝に出るなんておかしい。」という鷹派の一人です。
昔ウィリアムズ姉妹をコーチしてきたボレテリは、セリーナを弁護しています。
「あのときは、感情が爆発してセリーナはまるで人が変わってしまったようだった。彼女は昔からよく知っているが、決してミーンガールではないよ。あの行為は言い訳できるものじゃないけど、許せないものではない。」
今朝ヴィーナスと父親が練習コートに現れてプラクティスを始めたようですが、セリーナの姿はなかったとか。報道陣に囲まれながら、黙って練習を続ける父娘の姿が目に浮かびます。厳しいですね。
もし私がセリーナだったとしたら・・・? 激怒した私が吐き捨てる言葉とすれば、
「あんた目がちゃんと見えてんの!? そんな安もんのメガネかけてるから見えないのよ!」これぐらいでもひっかかりますかね? でもこれにfxxkなどを付け加えれば、即アウトです。
あと数週間で処分の決定がなされるということで、ひょっとしたら、セリーナの姿が長期間にわたってみれなくなる可能性もあり、その動向を見守っていきたいと思います。
(追記)
ある読者のコメントで、ご指摘があったことなのですが、私は、マッケンローや他の解説者の、フットフォルトやアンパイアのオーヴァールールに対してのコメントをいつも聞いています。しかし彼らの言うことを聞いていない人たちとの間に、大きなギャップがあるということです。彼らはよくこれらのコールに対してコメントを残していますが、日本でとりあげることがなければ、いくら私の視点を理解してもらおうとがんばっても、同じ土壌でないのですから限界があります。以前のインジャリー・タイムアウトでもそうでした。コミュニケーションのむずかしさをあらためて認識するこのごろです。
(お詫び)
今後のコメントは恐れ入りますが、以下の理由で今後しばらく非公開となりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
ここは討論の場ではありません。私の意見の発表の場です。しかし私の意見に反対される方のために、自由に意見の発表の場もコメント欄で提供してきましたが、どうも意見の違いを認めないような環境になってきているようです。これは私の望んでいるものではありません。
Twitterもやっていますので、記事を書くだけで精一杯の生活です。特にこのフットフォルトの問題に関しては、コメントしていただいた方全員に返信コメントをしていたら、一日中コンピューターの前に座らなくてはならず、すでに平常の生活に支障をきたしています。ですから「コメントに答えられるときは答える」というスタンスをとってきましたが、このスタンスも「なぜ答えない」との突き上げが起きますと、対応が不可能になってきています。
ですからしばらくの間は、残念なのですが、コメントをすべて「許可しない」設定にさせていただくことにしました。
しかしテニス365では、「許可しない」に設定しても、すべてが自動アップなり掲載されてしまうので、一度アップになったコメントをこちらでコーピーして保存しながら、ブログのページにはコメントを残さないという形をとっていきたいと思っています。
今までコメントで励ましていただいた方々に心から感謝をいいます。私への個人的なメッセージはTwitterで自由にできるようになっておりますので、そちらを利用していただければ嬉しいです。
これからはコメント欄が静かになりますが、コメントに左右されることなく、記事を楽しんでいただければ幸いです。
投稿者 Tennisnakama 03:42 | コメント(0)| トラックバック(0)
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