2009年11月24日
ジョコヴィッチはダヴィデンコに辛勝
赤のシャツに赤のシューズ。威圧感はありませんが、キュートな感じでジョコヴィッチが登場。あの赤いシューズはサム・クエリーもはいてましたね。
「この数週間は好いプレーができ自信がある。このトーナメントは最も大切なのでぜひ優勝できるようがんばりたい。」
ダヴィデンコとは2勝2敗。上海でダヴィに負けてしまったジョコヴィッチは、いかにトッド・マーティンのテニスを活かしてダヴィデンコを倒すことができるか。
ジョコヴィッチ def ダヴィデンコ:3-6, 6-4, 7-5
ジョコヴィッチの技術、ショットの組み立ては申し分ないのですが、やはり感情的になりすぎる傾向があり、集中力に波があります。長い時間集中力を保てないのが彼の欠陥でしたが、向上しているとはいえ、ナダルのようなインテンシヴな集中力が持続できないようです。熱いセルビアの血が騒ぐのでしょうか、冷静にコントロールするトレーニングが必要。ジョコにはヨガのトレーニングが効果的かもしれません。
どこでジョコの集中が切れるのか。また固くなってしまうか。ジョコは昔から集中力のアップダウンの移り変わりが激しいのですが、今回はその移り変わりが以下の実況解説でよくお分かりいただけると思います。
ダヴィデンコはジョコヴィッチと反対に表情を変えることなく、もくもくと仕事を片付ける職人といった感じ。残念ながら試合の中盤で具合が悪くなったようで(医者を呼ぶ)、ベストのテニスができなかったようですが、それにしても機械のように正確なショットは目を見張るものがあります。ヴァラエティーに富んだテニスではなく、シンプルなテニスですが、オンザライズライズのテンポの速いテニスは魅力があります。
ロンドンファイナルズの第2日。ジョコヴィッチvsダヴィデンコの試合の内容を実況解説風に書いてみました。ジョコヴィッチをジョコ、ダヴィデンコをダヴィと呼ぶ事にします。ダヴィはニックネームです。
第1セット:
第1ゲーム(0-0)ジョコのサーヴ:
最初からダヴィを左右に振り子のように走らせるジョコ。第2コーチのマーティンの姿も見えます。ジョコチームは全員が赤。なかなか団結しています。ジョコの当たりもクリーンで問題なくサーヴィスゲームをホールドしました。
第2ゲーム(1-0)ダヴィのサーヴ:
ジョコのバックハンドのダウンザラインのウィナーがでました!これは彼の最強の武器。またバックハンドでジョコのウィナーです。ジョコがネットダッシュ失敗しましたが、アグレッシヴな攻めはよい感じ。
第3ゲーム(1-1)ジョコのサーヴ:
ダヴィがオンザライズライズの超特急フォアでジョコは返せず。ジョコはフォアでライン上のきわどいショットを狙いましたがエラー。ライン上を狙いすぎ。ダヴィがネットダッシュしましたがヴォレーミス。
第5ゲム(2-2)ジョコのサーヴ:
ダブルフォルト。ジョコは勝ちたいという意識が強い印象。勝ち急ぎのプレーでエラーが増えています。040のブレークポイントに。またもやジョコのエラーでブレークされてしまいました。アグレッシヴになると荒くなるジョコの悪い癖が出てきています。
第6ゲーム(2-3)ダヴィのサーヴ:
冷静さを取り戻したジョコは、辛抱強くラリーを続けます。ダヴィのテニスは単純。ヴァラエティーに欠けますが、マシーンのような正確さが特色。2度もブレークポイントとなりますがジョコはブレークできず。まだまだジョコのショットが荒い。
第7ゲーム(2-4)ジョコのサーヴ:
ジョコがすばらしローヴォレー。ネットプレーの練習のおかげでヴォレーがうまくなりました。40-0でジョコのサーヴィスゲームはゆるがず。しかしダヴィのサーヴィスゲームは危なっかしく、いつブレークされるかもわからない不安定さがあります。
第8ゲーム(3-4)ダヴィのサーヴ:
ダヴィのワイドサーヴが効果的。ジョコはコートに外に追い出されて返せない。ダヴィの見事なバックハンドのダウンザラインが決まりました!パーフェクトな組み立て方。ダヴィのサーヴがよくなり40-15でゲームをホールドしました。
第9ゲーム(3-5)ジョコのサーヴ:
ダブルフォルト。浮いたダヴィのリターンをジョコは叩きアウトしてしまう。こんな簡単なミスを。どうした?ジョコがパニック状態?ダヴィはジョコをワイドに振ってネットダッシュ。ヴォレーで決めました。アグレッシヴに攻めるダヴィは最後はコーナーをつくフォアのウィナーで第1セット勝利
第2セット:
第1ゲーム(0-0)ダヴィのサーヴ:
ダヴィの極端にオンザライズライズでフラットなショットはジョコに時間を与えません。ショットにあまり変化はありませんが、ボールマシーンのようにポンポン返ってくるダヴィのテニスを崩すには? スライスやスピンなどの違ったショットで、ダヴィにリズムを与えないこと。
第3ゲーム(1-1)ダヴィのサーヴ:
ダヴィがまたネットダッシュでドライヴヴォレー。このショットはダヴィの十八番。ジョコはネットダッシュで見事なハーフヴォレー。ソフトなタッチがすばらしい。ジョコはエラーが続きフラストレーションでラケットを投げました。完全にダヴィのペースです。
第4ゲーム(1-2)ジョコのサーヴ:
おや?ロディックが客席に!今年は欠場で残念でした。会場は大騒ぎ。すごい人気です。ジョコの問題はペースを変えると変えた自分のペースに狂いが生じ、エラーをおかしてしまうこと。無理に方向チェンジをしないで落ち着きが必要。
第5ゲーム(2-2)ダヴィのサーヴ:
ダヴィはネットダッシュをしてヴォレーミス。今日はヴォレーのミスが続きます。2度目は落ち着いて両手でバックハンドヴォレーで確実に決めました。ジョコのスライスが効いてダヴィがエラー。1540ブレークポイント。しかしジョコはファオのミスが4回。集中が途切れてチャンスを失ってしまいます。惜しいチャンスでした。
第6ゲーム(2-3)ジョコのサーヴ:
ジョコにはメンタルの波があるのが難点。今回のサーヴィスゲームは集中力満点で400でホールドしました。しかしなかなかこのレベルの集中力がキープできないようです。
第7ゲーム(3-3)ダヴィのサーヴ:
猛烈な27本のラリー。二人ともミスがない緊張したラリーの応酬。あの小柄な体のダヴィのサーヴはジョコに負けない威力をもっています。ジョコを左右に振り回してフォアのウィナーを決めました。ダヴィは全くショットに変化なしのマシーンテニスです。
第8ゲーム(3-4)ジョコのサーヴ:
チャンスボールをロングしてしまうジョコ。プレッシャーが襲ってきています。またもやロングしてしまいました。力みすぎ。ジョコがエースだと思ったサーヴはレットでやり直し。ジョコは信じられないという顔。ここでプッツンにならずジョコはサーヴィスウィナーをとることができました。
第9ゲーム(4-4)ダフィのサーヴ:
ダヴィのサーヴがよくなる一方。2ndサーヴがライン上にお落ちるアグレッシヴなサーヴ。ジョコはリターンできず。ジョコの集中力がアップしてミスがなくなりました。しかもガッツのあるショットでダヴィのエラーを誘いジョコはブレークに成功。
第10ゲーム(5-4)ジョコのサーヴ:
ダヴィデンコは医者を呼んでなにやらごにょごにょ。多分痛み止め? トッド・マーティン(ジョコの第2コーチ)は鉛筆をくるくる回しています。やはりジョコのためにメモをとっている様子。またジョコのルースなブレーが。2度のエラーにダブルフォルト。しかし注意力を取り戻し、セットポイントをとって第2セットを取得。
第3セット:
第1ゲーム(0-0)ダヴィのサーヴ:
集中力が散漫になりやすいジョコ。ネットにかけ、リターンミスとまたルースなプレー。しかしダヴィも疲れが出てきているためかエラーが増え、ブレークされてしまいました。
第2ゲーム(1-0)ジョコのサーヴ:
すでにブレークされてしまったダヴィ。フォアが入らなくなってきています。動きも鈍く、医者を呼んだということはどこかが悪い証拠。急にパーフォーマンスが落ちてきたダヴィが持ちこたえられるかどうか?
第3ゲーム(2-0)ダヴィのサーヴ:
体調がすぐれないためかダヴィがダブルフォルト。ポイントを早く終わらせようと、左右に方向チェンジするがアウトしてしまいます。観客がアウトコール。最悪。しかし注意をそらすことなく、最後までダヴィはがんばってゲームをホールドしました。
第4ゲーム(2-1)ジョコのサーヴ:
どうしてもダヴィはここでブレークしたいところ。ネットダッシュしましたが、ジョコのパッシングショットに抜かれてしまいます。出ました!ダヴィのドライヴヴォレーのウィナー。しかしまだダヴィのフォアが不安定でジョコをブレークバックできません。
第5ゲーム(3-1)ダヴィのサーヴ:
ジョコのテニスは変わらりませんが、ダヴィのレベルが落ちてきました。今までは振られても打てたショットが、同じポジションにまで行けない。フットワークがかなり落ちてきている。ガス欠なのか、ダヴィはsecond windを得なければ負けてしまう。
第6ゲーム(3-2)ジョコのサーヴ:
ジョコはまたもやダブルフォルト。ジョコの両親は今日は静かに観戦。ジョコとダヴィは激しいラリーを続けます。二人ともアンフォースト・エラーがありません。ダヴィのガッツのあるコーナーショットが決まりました。ダヴィにエネルギーが戻ってきたようです。ジョコはまだ固さがとれません。
幾度もデュースを繰り返します。なかなかジョコがゲームをホールドできない。ジョコのモメンタムがダヴィにシフトしたのか、ダヴィが蘇り、軽快なフットワークを取り戻しました。どうしてもジョコがとれない。ジョコが大声で叫びます。反対にダヴィは全く無表情。面白い対比です。苦戦の末やっとジョコがゲームをホールドすることができました。
第7ゲーム(4-2)ダヴィのサーヴ:
エース2本をダヴィが打ち8本目のエースを記録しました。あの小柄な体型ですばらしいサーヴを放つダヴィに解説者も感心しています。
第8ゲーム(4-3)ジョコのサーヴ:
ダヴィは今までなかったフォアのイージーエラーをおかします。そしてめずらしいダヴィのドロップショット。しかしをジョコは追いつき逆に叩かれて失敗。ジョコのカウンターがよいのでダヴィは無理なショットを強いられエラーが増えてきています。ジョコも集中力が増しエラーが減りました。
第9ゲーム(5-3)ダヴィのサーヴ:
ネットダッシュしたダヴィにジョコはトップスピンロブ。ダヴィは背が低いのでそれほど高いロブでなくても抜かれてしまう。しかしダヴィのサーヴがよく40-15でホールド。
第10ゲーム(5-4)ジョコのサーヴ:
ダヴィはこのゲームをブレークできるか?最後のチャンスです。ダヴィがアグレッシヴにジョコを左右に振っています。ジョコのバカ打ちでブレークポイント。ジョコは勝利を意識しすぎて力みすぎ。出ました!ダヴィのスーパバックハンドのインサイドアウトのウィナー!ブレークしました!
第11ゲーム(5-5)ダヴィのサーヴ:
どちらに転んでもおかしくないゲームとなりました。ちょっとしたエラーで勝敗が決まります。しかしアグレッシヴに攻めなければポイントをとられてしまう緊張したゲーム。せっかくブレークしたにもかかわらず、固くなったダヴィのエラーがつづき0-40。 またもやダヴィのフォアのエラーでジョコがブレーク。
第12ゲーム(6-5)ジョコのサーヴ:
ジョコのブレークに赤色のチームは総立ちで拳を上げて大喜び。ダヴィはフォアをネットにかけてしまいました。落ち着いた方が勝ち。しかしダヴィのエラーも手伝って40-15マッチポイントです。しかしダヴィはガッツのあるバックハンドのウィナーでまだ諦めません。マッチポイント#2。 ジョコはサーヴィスウィナーを決め勝利。
ネットで握手したあと、二人は仲良くシャツを交換しました。とてもいい感じです。これがファイナルズの楽しさですね。
「この数週間は好いプレーができ自信がある。このトーナメントは最も大切なのでぜひ優勝できるようがんばりたい。」
ダヴィデンコとは2勝2敗。上海でダヴィに負けてしまったジョコヴィッチは、いかにトッド・マーティンのテニスを活かしてダヴィデンコを倒すことができるか。
ジョコヴィッチ def ダヴィデンコ:3-6, 6-4, 7-5
ジョコヴィッチの技術、ショットの組み立ては申し分ないのですが、やはり感情的になりすぎる傾向があり、集中力に波があります。長い時間集中力を保てないのが彼の欠陥でしたが、向上しているとはいえ、ナダルのようなインテンシヴな集中力が持続できないようです。熱いセルビアの血が騒ぐのでしょうか、冷静にコントロールするトレーニングが必要。ジョコにはヨガのトレーニングが効果的かもしれません。
どこでジョコの集中が切れるのか。また固くなってしまうか。ジョコは昔から集中力のアップダウンの移り変わりが激しいのですが、今回はその移り変わりが以下の実況解説でよくお分かりいただけると思います。
ダヴィデンコはジョコヴィッチと反対に表情を変えることなく、もくもくと仕事を片付ける職人といった感じ。残念ながら試合の中盤で具合が悪くなったようで(医者を呼ぶ)、ベストのテニスができなかったようですが、それにしても機械のように正確なショットは目を見張るものがあります。ヴァラエティーに富んだテニスではなく、シンプルなテニスですが、オンザライズライズのテンポの速いテニスは魅力があります。
ロンドンファイナルズの第2日。ジョコヴィッチvsダヴィデンコの試合の内容を実況解説風に書いてみました。ジョコヴィッチをジョコ、ダヴィデンコをダヴィと呼ぶ事にします。ダヴィはニックネームです。
第1セット:
第1ゲーム(0-0)ジョコのサーヴ:
最初からダヴィを左右に振り子のように走らせるジョコ。第2コーチのマーティンの姿も見えます。ジョコチームは全員が赤。なかなか団結しています。ジョコの当たりもクリーンで問題なくサーヴィスゲームをホールドしました。
第2ゲーム(1-0)ダヴィのサーヴ:
ジョコのバックハンドのダウンザラインのウィナーがでました!これは彼の最強の武器。またバックハンドでジョコのウィナーです。ジョコがネットダッシュ失敗しましたが、アグレッシヴな攻めはよい感じ。
第3ゲーム(1-1)ジョコのサーヴ:
ダヴィがオンザライズライズの超特急フォアでジョコは返せず。ジョコはフォアでライン上のきわどいショットを狙いましたがエラー。ライン上を狙いすぎ。ダヴィがネットダッシュしましたがヴォレーミス。
第5ゲム(2-2)ジョコのサーヴ:
ダブルフォルト。ジョコは勝ちたいという意識が強い印象。勝ち急ぎのプレーでエラーが増えています。040のブレークポイントに。またもやジョコのエラーでブレークされてしまいました。アグレッシヴになると荒くなるジョコの悪い癖が出てきています。
第6ゲーム(2-3)ダヴィのサーヴ:
冷静さを取り戻したジョコは、辛抱強くラリーを続けます。ダヴィのテニスは単純。ヴァラエティーに欠けますが、マシーンのような正確さが特色。2度もブレークポイントとなりますがジョコはブレークできず。まだまだジョコのショットが荒い。
第7ゲーム(2-4)ジョコのサーヴ:
ジョコがすばらしローヴォレー。ネットプレーの練習のおかげでヴォレーがうまくなりました。40-0でジョコのサーヴィスゲームはゆるがず。しかしダヴィのサーヴィスゲームは危なっかしく、いつブレークされるかもわからない不安定さがあります。
第8ゲーム(3-4)ダヴィのサーヴ:
ダヴィのワイドサーヴが効果的。ジョコはコートに外に追い出されて返せない。ダヴィの見事なバックハンドのダウンザラインが決まりました!パーフェクトな組み立て方。ダヴィのサーヴがよくなり40-15でゲームをホールドしました。
第9ゲーム(3-5)ジョコのサーヴ:
ダブルフォルト。浮いたダヴィのリターンをジョコは叩きアウトしてしまう。こんな簡単なミスを。どうした?ジョコがパニック状態?ダヴィはジョコをワイドに振ってネットダッシュ。ヴォレーで決めました。アグレッシヴに攻めるダヴィは最後はコーナーをつくフォアのウィナーで第1セット勝利
第2セット:
第1ゲーム(0-0)ダヴィのサーヴ:
ダヴィの極端にオンザライズライズでフラットなショットはジョコに時間を与えません。ショットにあまり変化はありませんが、ボールマシーンのようにポンポン返ってくるダヴィのテニスを崩すには? スライスやスピンなどの違ったショットで、ダヴィにリズムを与えないこと。
第3ゲーム(1-1)ダヴィのサーヴ:
ダヴィがまたネットダッシュでドライヴヴォレー。このショットはダヴィの十八番。ジョコはネットダッシュで見事なハーフヴォレー。ソフトなタッチがすばらしい。ジョコはエラーが続きフラストレーションでラケットを投げました。完全にダヴィのペースです。
第4ゲーム(1-2)ジョコのサーヴ:
おや?ロディックが客席に!今年は欠場で残念でした。会場は大騒ぎ。すごい人気です。ジョコの問題はペースを変えると変えた自分のペースに狂いが生じ、エラーをおかしてしまうこと。無理に方向チェンジをしないで落ち着きが必要。
第5ゲーム(2-2)ダヴィのサーヴ:
ダヴィはネットダッシュをしてヴォレーミス。今日はヴォレーのミスが続きます。2度目は落ち着いて両手でバックハンドヴォレーで確実に決めました。ジョコのスライスが効いてダヴィがエラー。1540ブレークポイント。しかしジョコはファオのミスが4回。集中が途切れてチャンスを失ってしまいます。惜しいチャンスでした。
第6ゲーム(2-3)ジョコのサーヴ:
ジョコにはメンタルの波があるのが難点。今回のサーヴィスゲームは集中力満点で400でホールドしました。しかしなかなかこのレベルの集中力がキープできないようです。
第7ゲーム(3-3)ダヴィのサーヴ:
猛烈な27本のラリー。二人ともミスがない緊張したラリーの応酬。あの小柄な体のダヴィのサーヴはジョコに負けない威力をもっています。ジョコを左右に振り回してフォアのウィナーを決めました。ダヴィは全くショットに変化なしのマシーンテニスです。
第8ゲーム(3-4)ジョコのサーヴ:
チャンスボールをロングしてしまうジョコ。プレッシャーが襲ってきています。またもやロングしてしまいました。力みすぎ。ジョコがエースだと思ったサーヴはレットでやり直し。ジョコは信じられないという顔。ここでプッツンにならずジョコはサーヴィスウィナーをとることができました。
第9ゲーム(4-4)ダフィのサーヴ:
ダヴィのサーヴがよくなる一方。2ndサーヴがライン上にお落ちるアグレッシヴなサーヴ。ジョコはリターンできず。ジョコの集中力がアップしてミスがなくなりました。しかもガッツのあるショットでダヴィのエラーを誘いジョコはブレークに成功。
第10ゲーム(5-4)ジョコのサーヴ:
ダヴィデンコは医者を呼んでなにやらごにょごにょ。多分痛み止め? トッド・マーティン(ジョコの第2コーチ)は鉛筆をくるくる回しています。やはりジョコのためにメモをとっている様子。またジョコのルースなブレーが。2度のエラーにダブルフォルト。しかし注意力を取り戻し、セットポイントをとって第2セットを取得。
第3セット:
第1ゲーム(0-0)ダヴィのサーヴ:
集中力が散漫になりやすいジョコ。ネットにかけ、リターンミスとまたルースなプレー。しかしダヴィも疲れが出てきているためかエラーが増え、ブレークされてしまいました。
第2ゲーム(1-0)ジョコのサーヴ:
すでにブレークされてしまったダヴィ。フォアが入らなくなってきています。動きも鈍く、医者を呼んだということはどこかが悪い証拠。急にパーフォーマンスが落ちてきたダヴィが持ちこたえられるかどうか?
第3ゲーム(2-0)ダヴィのサーヴ:
体調がすぐれないためかダヴィがダブルフォルト。ポイントを早く終わらせようと、左右に方向チェンジするがアウトしてしまいます。観客がアウトコール。最悪。しかし注意をそらすことなく、最後までダヴィはがんばってゲームをホールドしました。
第4ゲーム(2-1)ジョコのサーヴ:
どうしてもダヴィはここでブレークしたいところ。ネットダッシュしましたが、ジョコのパッシングショットに抜かれてしまいます。出ました!ダヴィのドライヴヴォレーのウィナー。しかしまだダヴィのフォアが不安定でジョコをブレークバックできません。
第5ゲーム(3-1)ダヴィのサーヴ:
ジョコのテニスは変わらりませんが、ダヴィのレベルが落ちてきました。今までは振られても打てたショットが、同じポジションにまで行けない。フットワークがかなり落ちてきている。ガス欠なのか、ダヴィはsecond windを得なければ負けてしまう。
第6ゲーム(3-2)ジョコのサーヴ:
ジョコはまたもやダブルフォルト。ジョコの両親は今日は静かに観戦。ジョコとダヴィは激しいラリーを続けます。二人ともアンフォースト・エラーがありません。ダヴィのガッツのあるコーナーショットが決まりました。ダヴィにエネルギーが戻ってきたようです。ジョコはまだ固さがとれません。
幾度もデュースを繰り返します。なかなかジョコがゲームをホールドできない。ジョコのモメンタムがダヴィにシフトしたのか、ダヴィが蘇り、軽快なフットワークを取り戻しました。どうしてもジョコがとれない。ジョコが大声で叫びます。反対にダヴィは全く無表情。面白い対比です。苦戦の末やっとジョコがゲームをホールドすることができました。
第7ゲーム(4-2)ダヴィのサーヴ:
エース2本をダヴィが打ち8本目のエースを記録しました。あの小柄な体型ですばらしいサーヴを放つダヴィに解説者も感心しています。
第8ゲーム(4-3)ジョコのサーヴ:
ダヴィは今までなかったフォアのイージーエラーをおかします。そしてめずらしいダヴィのドロップショット。しかしをジョコは追いつき逆に叩かれて失敗。ジョコのカウンターがよいのでダヴィは無理なショットを強いられエラーが増えてきています。ジョコも集中力が増しエラーが減りました。
第9ゲーム(5-3)ダヴィのサーヴ:
ネットダッシュしたダヴィにジョコはトップスピンロブ。ダヴィは背が低いのでそれほど高いロブでなくても抜かれてしまう。しかしダヴィのサーヴがよく40-15でホールド。
第10ゲーム(5-4)ジョコのサーヴ:
ダヴィはこのゲームをブレークできるか?最後のチャンスです。ダヴィがアグレッシヴにジョコを左右に振っています。ジョコのバカ打ちでブレークポイント。ジョコは勝利を意識しすぎて力みすぎ。出ました!ダヴィのスーパバックハンドのインサイドアウトのウィナー!ブレークしました!
第11ゲーム(5-5)ダヴィのサーヴ:
どちらに転んでもおかしくないゲームとなりました。ちょっとしたエラーで勝敗が決まります。しかしアグレッシヴに攻めなければポイントをとられてしまう緊張したゲーム。せっかくブレークしたにもかかわらず、固くなったダヴィのエラーがつづき0-40。 またもやダヴィのフォアのエラーでジョコがブレーク。
第12ゲーム(6-5)ジョコのサーヴ:
ジョコのブレークに赤色のチームは総立ちで拳を上げて大喜び。ダヴィはフォアをネットにかけてしまいました。落ち着いた方が勝ち。しかしダヴィのエラーも手伝って40-15マッチポイントです。しかしダヴィはガッツのあるバックハンドのウィナーでまだ諦めません。マッチポイント#2。 ジョコはサーヴィスウィナーを決め勝利。
ネットで握手したあと、二人は仲良くシャツを交換しました。とてもいい感じです。これがファイナルズの楽しさですね。
投稿者 Tennisnakama 16:54 | コメント(0)| トラックバック(0)
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