2008年02月17日
ジョコヴィッチの秘密(最終回)
「女性コーチからトレーニングを受けた選手はどこが違うのか?」
「コーチ・エレナゲンチッチは、何をジョコヴィッチに教えたのか?」
ジョコヴィッチが、「今の僕があるのは、エレナのおかげ」と公言しているように、彼女が彼に与えた影響は、計り知れないものがあります。厳しい自己コントロールのもとで、精密に組み立てられたテニス。硬軟、長短、遅速のあらゆるヴァリエーションを自由自在に駆使されたテニス。ジミー・コナーズがインタービューで自分のテニスについて興味深いことを語っています。
「母親が長い間コーチだったけど、シンプルなテニスをまずたたきこまれたね。コンパクトなスウィングで、確実にプレースメントを決める。そしてオープンコートをつくり、ポイントをとる。つまり男の体で女の試合をするってことかな。"It's a women's game inside a man's body."」
このコナーズのコメントこそ、ジョコヴィッチのテニスの秘密が隠されているのではないかと思うのです。どんなに振られても、まずは無理のない返球でつなぎ、チャンスがくるのを待つ。受け身のテニスもできるが、攻撃のテニスも展開できる。パワーテニスもできるが、それだけに頼らない。フェデラーの華麗テニスでもなければ、ナダルの熱血テニスでもない。どんなに点を離され窮地に陥っていても、相手がファインプレーをすれば拍手を惜しまないクールなマナー。シャラポヴァやナダルの真似をしてファンを湧かせるジョーカー。さまざまなピースから成り立ったジョコヴィッチのテニスは限りなく広がっていくモザイクのような不思議な魅力があります。
「ナダルとジョコヴィチのどちらが手強い相手ですか?」という質問に、フェデラーが次のように答えています。
「それはナダルだよ。ジョコヴィッチはそれほど手強い相手だと思わない。彼の作戦はかなり予想できるからね。」
これは昨年の8月ジョコヴィッチが、ロディック、ナダルを倒し、決勝でフェデラーを下してタイトルを勝ちとったときのコメントです。全豪オープンで再び破れてしまった今のフェデラーに、同じ質問をすればどういう答えが返ってくるか、興味津々です。
「この調子でいけば、今シーズン中にもナンバーワンになりえる」
ジョコヴィッチの現在のコーチ、マリアン・ヴァーダは、チェコの新聞に豪語しました。
「僕は世界でナンバーワンのテニスプレーヤーになるんだ!」4才から抱き続けた夢は、あともう少しで手の届くところにきているのです。
「コーチ・エレナゲンチッチは、何をジョコヴィッチに教えたのか?」
ジョコヴィッチが、「今の僕があるのは、エレナのおかげ」と公言しているように、彼女が彼に与えた影響は、計り知れないものがあります。厳しい自己コントロールのもとで、精密に組み立てられたテニス。硬軟、長短、遅速のあらゆるヴァリエーションを自由自在に駆使されたテニス。ジミー・コナーズがインタービューで自分のテニスについて興味深いことを語っています。
「母親が長い間コーチだったけど、シンプルなテニスをまずたたきこまれたね。コンパクトなスウィングで、確実にプレースメントを決める。そしてオープンコートをつくり、ポイントをとる。つまり男の体で女の試合をするってことかな。"It's a women's game inside a man's body."」
このコナーズのコメントこそ、ジョコヴィッチのテニスの秘密が隠されているのではないかと思うのです。どんなに振られても、まずは無理のない返球でつなぎ、チャンスがくるのを待つ。受け身のテニスもできるが、攻撃のテニスも展開できる。パワーテニスもできるが、それだけに頼らない。フェデラーの華麗テニスでもなければ、ナダルの熱血テニスでもない。どんなに点を離され窮地に陥っていても、相手がファインプレーをすれば拍手を惜しまないクールなマナー。シャラポヴァやナダルの真似をしてファンを湧かせるジョーカー。さまざまなピースから成り立ったジョコヴィッチのテニスは限りなく広がっていくモザイクのような不思議な魅力があります。
「ナダルとジョコヴィチのどちらが手強い相手ですか?」という質問に、フェデラーが次のように答えています。
「それはナダルだよ。ジョコヴィッチはそれほど手強い相手だと思わない。彼の作戦はかなり予想できるからね。」
これは昨年の8月ジョコヴィッチが、ロディック、ナダルを倒し、決勝でフェデラーを下してタイトルを勝ちとったときのコメントです。全豪オープンで再び破れてしまった今のフェデラーに、同じ質問をすればどういう答えが返ってくるか、興味津々です。
「この調子でいけば、今シーズン中にもナンバーワンになりえる」
ジョコヴィッチの現在のコーチ、マリアン・ヴァーダは、チェコの新聞に豪語しました。
「僕は世界でナンバーワンのテニスプレーヤーになるんだ!」4才から抱き続けた夢は、あともう少しで手の届くところにきているのです。
投稿者 Tennisnakama 15:13 | コメント(2)| トラックバック(0)
エナンのテニスを思い出しました。実は、私も、シングルスの試合・練習をする時は、まさに、こういうテニスを目指しています。(大げさな! でも、目標や夢はデッカイ方がいい!)
気をつけていることは(私のレベルでは)、レシーブサーブ、ノーダブルフォルト、とにかく、ボールを返して、相手のオープンスペースを作り(チャンスを待って)、守備から攻撃へ。。
あと、苦手なダブルスゲームで、ネット際のボレー攻撃を上達すること、、意識だけは高いんですけどねえ~~、、頭では分かっていても、体がついていかない。。
(何せ、テニス始めるのが遅過ぎました。。50歳になる直前ですから。。トホホ)
最後に、「ジョコビッチの秘密」、毎日、とても楽しみに読みました。ありがとうございます。
NY便りさんのプログを覗くのが、日課の一つになっています。
これからも、どうかお願いします。
いつか、、東海岸か、西海岸で、一緒にテニスできると嬉しいですねえ。
私も、自分速度で、テニス頑張ります!
NYにいらっしゃることがあれば、ぜひテニスをご一緒しましょう!