2008年10月02日
錦織圭というプロダクト
ニック・ボレティエリのPRエージェント、Davidからメールをいただきました。この写真を日本の錦織ファンに伝えてくださいというものです。
最前列
(左)Glen Weiner グレン・ワイナー :Travelingコーチ(錦織選手と一緒にツアーに同行するコーチ)
(中央)Olivier van Lindonk オリヴァー・ヴァン・リンドンク:錦織選手のIMGのマネージャー
(右)Gabe Jaramillo :ボレティエリアカデミーディレクター兼ヘッドコーチ
(この写真はhttp://nickstennispicks.com/2008/10/01/nishikori-advances-to-tokyo-will-face-gasquet/のサイトにも掲載されています)
このNick's Picksのサイトは、ニック・ボレティエリのサイトですが、このサイトで錦織チームが成田に到着したビデオを見た時、さすが世界に誇るIMGとボレティエリのプロダクト(錦織選手のこと)と感心しました。一体何人の人が圭君と凱旋帰国を同伴したのでしょうか? 以前マネージャーのオリヴァーとのミーティングで、「僕たちは10年の長期展望にたって行動しているんだ」と言った彼の言葉を思い出します。つまり「圭が28才になったときの日本のテニス界」のブループリントが出来上がっているのです。
「日本から多くの世界的レベルの選手を生み出すこと」
「テニスを日本に復活させること」
なぜアメリカのテニス企業がそれほどまでに日本に熱い関心をよせるのか?
残念ながら日本のテニス界の現実は、世界のレベルからみてまだ発展途上国にあります。テニスマーケットがまだ成熟してない、しかも経済大国。この未知の分野に挑戦してきたのが、ボレティエリとIMGです。
「世界的プレーヤーをNBTA(ニック・ボレティエリ・テニスアカデミー)から輩出する」というボレテリのパッションと、「世界のスポーツビジネスを制覇する」という IMGの野望 の結婚によって錦織圭という子供が生まれました。この子供の成長がボレティエリとIMGの日本での成功のカギを握るだけでなく、日本のテニスの盛衰をも握ることになるわけですが、18才の圭君にはある意味では重すぎるプレッシャーになっているかもしれませんね。しかし彼は自分の世界をしっかりもった、いわゆるマイペースで進んでいける青年という印象を受けましたので、あまり周りの雑音には惑わされず、自分のテニスを貫き通してくれることを祈ります。
ガスケ戦に思う:
ガスケに意外とあっさりと負けてしまった錦織選手ですが、「相手を尊敬しすぎてしまった」というコメントは意味深いものがあります。「ちょっと疲れていた」とも言ってましたが、フェレールとの対戦の時は、もっと疲れていたはずです。何しろ炎天下30度以上で2試合やった後ですから。疲れていたというのは、身体というより、精神面で疲れがでてしまったのだと思います。外にも一歩も歩けないほど、日本では顔が売れてしまった別の自分が一人歩きしているような感じなのでしょう。「過大な期待」に疲れたしまうのは当然だと思います。
フェレールのときのように、ここまできたらのだから負けてもともとといった気楽な自由な自分がなかった。ガスケのプレーは錦織選手にも似たall-rounderですので、返ってやり辛かったと思います。作戦の裏の裏までが見えてしまうようで、そのやり辛いだろうなという想いが「尊敬しすぎてしまった」という言葉になったのだろうと思います。
錦織選手のテニスは自由奔放に「自己表現」していく、いわゆる芸術家肌のテニスですから、日本を離れた土俵の方がやりやすいでしょうね。ガスケとの試合は、とてもよい将来への栄養となったと思います。
最前列
(左)Glen Weiner グレン・ワイナー :Travelingコーチ(錦織選手と一緒にツアーに同行するコーチ)
(中央)Olivier van Lindonk オリヴァー・ヴァン・リンドンク:錦織選手のIMGのマネージャー
(右)Gabe Jaramillo :ボレティエリアカデミーディレクター兼ヘッドコーチ
(この写真はhttp://nickstennispicks.com/2008/10/01/nishikori-advances-to-tokyo-will-face-gasquet/のサイトにも掲載されています)
このNick's Picksのサイトは、ニック・ボレティエリのサイトですが、このサイトで錦織チームが成田に到着したビデオを見た時、さすが世界に誇るIMGとボレティエリのプロダクト(錦織選手のこと)と感心しました。一体何人の人が圭君と凱旋帰国を同伴したのでしょうか? 以前マネージャーのオリヴァーとのミーティングで、「僕たちは10年の長期展望にたって行動しているんだ」と言った彼の言葉を思い出します。つまり「圭が28才になったときの日本のテニス界」のブループリントが出来上がっているのです。
「日本から多くの世界的レベルの選手を生み出すこと」
「テニスを日本に復活させること」
なぜアメリカのテニス企業がそれほどまでに日本に熱い関心をよせるのか?
残念ながら日本のテニス界の現実は、世界のレベルからみてまだ発展途上国にあります。テニスマーケットがまだ成熟してない、しかも経済大国。この未知の分野に挑戦してきたのが、ボレティエリとIMGです。
「世界的プレーヤーをNBTA(ニック・ボレティエリ・テニスアカデミー)から輩出する」というボレテリのパッションと、「世界のスポーツビジネスを制覇する」という IMGの野望 の結婚によって錦織圭という子供が生まれました。この子供の成長がボレティエリとIMGの日本での成功のカギを握るだけでなく、日本のテニスの盛衰をも握ることになるわけですが、18才の圭君にはある意味では重すぎるプレッシャーになっているかもしれませんね。しかし彼は自分の世界をしっかりもった、いわゆるマイペースで進んでいける青年という印象を受けましたので、あまり周りの雑音には惑わされず、自分のテニスを貫き通してくれることを祈ります。
ガスケ戦に思う:
ガスケに意外とあっさりと負けてしまった錦織選手ですが、「相手を尊敬しすぎてしまった」というコメントは意味深いものがあります。「ちょっと疲れていた」とも言ってましたが、フェレールとの対戦の時は、もっと疲れていたはずです。何しろ炎天下30度以上で2試合やった後ですから。疲れていたというのは、身体というより、精神面で疲れがでてしまったのだと思います。外にも一歩も歩けないほど、日本では顔が売れてしまった別の自分が一人歩きしているような感じなのでしょう。「過大な期待」に疲れたしまうのは当然だと思います。
フェレールのときのように、ここまできたらのだから負けてもともとといった気楽な自由な自分がなかった。ガスケのプレーは錦織選手にも似たall-rounderですので、返ってやり辛かったと思います。作戦の裏の裏までが見えてしまうようで、そのやり辛いだろうなという想いが「尊敬しすぎてしまった」という言葉になったのだろうと思います。
錦織選手のテニスは自由奔放に「自己表現」していく、いわゆる芸術家肌のテニスですから、日本を離れた土俵の方がやりやすいでしょうね。ガスケとの試合は、とてもよい将来への栄養となったと思います。
2008年10月02日
AIG Open Day 3
AIG Openは盛り沢山で、TV観戦、生観戦と日本はテニスで盛り上がってますね。でも不思議なのは、どうして海外に放送権利を売らないのか?ということです。本当に残念です。これほど豪華な試合が観れるのなら、世界のテニスファンもきっと観たかったと思います。英語のブログで、どうすれば観れるのか?という質問があいついでいるのです。
日本テニス協会は大会の宣伝が下手ですね。AIGが経営難つづきで来年のスポンサーがあやしくなった現在、スポンサー探しの上でも、もっと世界にアピールするべきでした。東レはちゃんとテニスチャンネルで観れたのに、なぜAIG Openが観れないのか理解に苦しみます?
錦織の自信
テニスは自信、つまりメンタルなスポーツであることを証明してくれたのが2回戦の錦織選手でした。US Openで得た自信、つまりトップ選手に勝てるという自信は、今までの危なっかしい試合の展開から、落ち着いていながらもアグレッシヴなテニスの展開ができうようになり、彼のテニスは一段とレベルアップしたのではないでしょうか。デルポトロにも感じたのですが、勝っている選手はオーラが違います。
まず最初から22分にわたる第1ゲームには度肝を抜かれました。こんな長いデュースをみるのは久しぶりです。確かデュースの数は14~15回くらいあったと思います。「諦めようかとも思った」と彼は言っていたようですが、苦しいデュース戦だったにもかかわらず、粘り通してブレークを勝ち得たメンタルの強さは、今までになかったものです。デュースが長く続くと勝つチャンスをよく逃がしていましたので。
錦織選手のゲームが凝縮されたこの第1ゲームから、彼の数々のショットと作戦を紹介してみたいと思います。
リターンダッシュ
まず、最初のガルシアロペス(GL)のサーヴィスに対して、 錦織選手はリターンダッシュして、ネットプレーでポイントをとりました。この意外な速攻作戦にガルシアロペス(GL)はびっくり。このあともGLは得点を落とし続け、ダブルフォルトで0-40のブレークポイントの大ピンチに陥りました。しかしさすがツアーでもまれてきた中堅の選手だけあって、連続3ポイントを取り返してデュースに。
BHDLW
Back Hand Down-the-line Winner
ラリーは普通、フォアハンドのクロスが基本となりますが、ここでバックハンドのダウンザラインが打てれば、ウィナーにならなくとも、相手を左右にふることができる大切なショットです。さっそく錦織選手は3度目のデュースでこのバックハンドウィナーをとりました。
FHDLW
Fore Hand Down-the-line Winner
せっかくバックハンドのウィナーでブレークポイントをつかんだ錦織選手ですが、
GLにサーヴィスエースをとられ、デュースに戻ってしまいました。そこから長いラリー戦が始まり、辛抱強くクロスラリーを続けたあと、チャンスを待って錦織選手はサイドライン上にダウンザラインのウィナーを打ち放しました。
Air-K
そのあといくつかのデュースの応酬があった後、Air-Kが炸裂。これはデュースになった時点で使用。フェレール戦では肝心なポイントをこのAir-Kのミスで失っていましたから、いい意味で慎重になってきているようです。でもこのショットが出るということは、気分的に余裕があった証拠でしょうね。いつみてもクールでダイナミックなショットに観客は大喜びでした。
このように盛り沢山なウィナーをみせてくれて、第1ゲームをブレークした錦織選手は、GLにリズムを与えず、第1セットを「相手に自分のゲームをさせない」作戦で6-4で勝ち取りました。
第2セットに入ると、GLは徐々にコートサフェスにも慣れてきたようで、得意のFHIO (Fore Hand Inside-Out)が決まり出しました。しかし肝心のサーヴが入らず、1セットですでに6つのダブルフォートを出したGLは、サーヴィスゲームをホールドするのがやっと。ようやく第2セットの4-4で錦織選手がGLをブレークしたところで、寝てしまいました。夜中の3時半ですからもう体がもちません。でも観なくてもあの調子なら、6-4で勝ってくれるという自信がありましたので、気持ちよく眠れました。
木曜のセンターコートのOOP(試合スケジュール)です
今、フェレールと鈴木選手が戦っていますが、鈴木選手がブレークしてますね。キャッ! 鈴木選手が6-4で第1セットを取りましたよ!!!
第1試合:森田あゆみ vs ウォズニアキ
第2試合:フェレール vs 鈴木貴男
第3試合:錦織圭 vs ガスケ
第4試合:ゴンザレス vs デリック
第5試合:ソンガ vs トロイッキ
残念ながらこれからは、AIGをコンピューターで観ることができなくなってしまったので、ライヴスコアでの応援となります。
AIGに行かれた方、じゃんじゃん情報をお待ちしてますよ♪
日本テニス協会は大会の宣伝が下手ですね。AIGが経営難つづきで来年のスポンサーがあやしくなった現在、スポンサー探しの上でも、もっと世界にアピールするべきでした。東レはちゃんとテニスチャンネルで観れたのに、なぜAIG Openが観れないのか理解に苦しみます?
錦織の自信
テニスは自信、つまりメンタルなスポーツであることを証明してくれたのが2回戦の錦織選手でした。US Openで得た自信、つまりトップ選手に勝てるという自信は、今までの危なっかしい試合の展開から、落ち着いていながらもアグレッシヴなテニスの展開ができうようになり、彼のテニスは一段とレベルアップしたのではないでしょうか。デルポトロにも感じたのですが、勝っている選手はオーラが違います。
まず最初から22分にわたる第1ゲームには度肝を抜かれました。こんな長いデュースをみるのは久しぶりです。確かデュースの数は14~15回くらいあったと思います。「諦めようかとも思った」と彼は言っていたようですが、苦しいデュース戦だったにもかかわらず、粘り通してブレークを勝ち得たメンタルの強さは、今までになかったものです。デュースが長く続くと勝つチャンスをよく逃がしていましたので。
錦織選手のゲームが凝縮されたこの第1ゲームから、彼の数々のショットと作戦を紹介してみたいと思います。
リターンダッシュ
まず、最初のガルシアロペス(GL)のサーヴィスに対して、 錦織選手はリターンダッシュして、ネットプレーでポイントをとりました。この意外な速攻作戦にガルシアロペス(GL)はびっくり。このあともGLは得点を落とし続け、ダブルフォルトで0-40のブレークポイントの大ピンチに陥りました。しかしさすがツアーでもまれてきた中堅の選手だけあって、連続3ポイントを取り返してデュースに。
BHDLW
Back Hand Down-the-line Winner
ラリーは普通、フォアハンドのクロスが基本となりますが、ここでバックハンドのダウンザラインが打てれば、ウィナーにならなくとも、相手を左右にふることができる大切なショットです。さっそく錦織選手は3度目のデュースでこのバックハンドウィナーをとりました。
FHDLW
Fore Hand Down-the-line Winner
せっかくバックハンドのウィナーでブレークポイントをつかんだ錦織選手ですが、
GLにサーヴィスエースをとられ、デュースに戻ってしまいました。そこから長いラリー戦が始まり、辛抱強くクロスラリーを続けたあと、チャンスを待って錦織選手はサイドライン上にダウンザラインのウィナーを打ち放しました。
Air-K
そのあといくつかのデュースの応酬があった後、Air-Kが炸裂。これはデュースになった時点で使用。フェレール戦では肝心なポイントをこのAir-Kのミスで失っていましたから、いい意味で慎重になってきているようです。でもこのショットが出るということは、気分的に余裕があった証拠でしょうね。いつみてもクールでダイナミックなショットに観客は大喜びでした。
このように盛り沢山なウィナーをみせてくれて、第1ゲームをブレークした錦織選手は、GLにリズムを与えず、第1セットを「相手に自分のゲームをさせない」作戦で6-4で勝ち取りました。
第2セットに入ると、GLは徐々にコートサフェスにも慣れてきたようで、得意のFHIO (Fore Hand Inside-Out)が決まり出しました。しかし肝心のサーヴが入らず、1セットですでに6つのダブルフォートを出したGLは、サーヴィスゲームをホールドするのがやっと。ようやく第2セットの4-4で錦織選手がGLをブレークしたところで、寝てしまいました。夜中の3時半ですからもう体がもちません。でも観なくてもあの調子なら、6-4で勝ってくれるという自信がありましたので、気持ちよく眠れました。
木曜のセンターコートのOOP(試合スケジュール)です
今、フェレールと鈴木選手が戦っていますが、鈴木選手がブレークしてますね。キャッ! 鈴木選手が6-4で第1セットを取りましたよ!!!
第1試合:森田あゆみ vs ウォズニアキ
第2試合:フェレール vs 鈴木貴男
第3試合:錦織圭 vs ガスケ
第4試合:ゴンザレス vs デリック
第5試合:ソンガ vs トロイッキ
残念ながらこれからは、AIGをコンピューターで観ることができなくなってしまったので、ライヴスコアでの応援となります。
AIGに行かれた方、じゃんじゃん情報をお待ちしてますよ♪
2008年10月02日
第2日目、現地レポです
コメントで旦八特派員から現地レポをいただきましたが、もったいないので、記事にしました。すばらしいレポありがとうございます。
Report by 旦八
フェレール戦のファーストセット3-2ぐらいで会場入りしました。なんともう三階席の一番上しかあいていないという状況。これはみたことがありません!まさにKEI君効果か。
以前にレポートした「お偉いさん席」もさすがに半分以上埋まっています。外でも試合やっているのでこれだけ埋まれば最高の状態でしょう.
後で知ったのですが今日は「都民の日」ということで学校休みらしく子供たちもいっぱい来てました。
遠めだからかフェレールがいまひとつピリッとしないように思いました。このフェレールならKei君いけるかも。。。と考え決勝までのシナリオすら出てきます。
横に座ったご夫婦も初めての観戦らしく一球打つたびにあーとかうーとかひゃ-とか叫ぶのでGAORAの実況よりうるさかったのですが・・・
外でツォンガがあるらしいのですがKEI君の試合と重なるので涙を呑んでセンターコートです。
松岡修造がマイクパフォーマンスで沸かせます。観戦なれてる人にはちょっと熱すぎるきらいもありますが初めて観に来た人がとても多いだろうことを考えると素晴らしいと素直にほめるのが正解かと。
さて肝心のKEI君、ファーストゲームを22分間の大熱戦の末にブレークするとあとは終始冷静でした。ギアをあげるような感じも受けずそのまま勝ちきる姿はとても頼もしいものでした。
鳥肌がたったのは最終ポイント。hiroshiさんも言及されてますがあの状況(1ブレークUPの40-30のマッチポイントで満員のお客さんの期待の元であのローボールを)でドロップショットの選択をできることに類まれな素質を垣間見たような気がしました。
さて、あまりにもあーうー夫婦がうるさいので外コートを見ることに。残念ながら5時を過ぎて選手たちの練習風景をみることはできませんでした。
第一コートではクエリーが先日添田を破ったデリックに大苦戦。クエリーは試合に負けても丁寧にサインに応じているのが印象的でした。
同じラケットを持っているクエリーにちょっと親近感があったのですが・・・でもデリック強いぞ!
サーフェースに合っているんでしょう。今大会の台風の目になるかも
Report by 旦八
フェレール戦のファーストセット3-2ぐらいで会場入りしました。なんともう三階席の一番上しかあいていないという状況。これはみたことがありません!まさにKEI君効果か。
以前にレポートした「お偉いさん席」もさすがに半分以上埋まっています。外でも試合やっているのでこれだけ埋まれば最高の状態でしょう.
後で知ったのですが今日は「都民の日」ということで学校休みらしく子供たちもいっぱい来てました。
遠めだからかフェレールがいまひとつピリッとしないように思いました。このフェレールならKei君いけるかも。。。と考え決勝までのシナリオすら出てきます。
横に座ったご夫婦も初めての観戦らしく一球打つたびにあーとかうーとかひゃ-とか叫ぶのでGAORAの実況よりうるさかったのですが・・・
外でツォンガがあるらしいのですがKEI君の試合と重なるので涙を呑んでセンターコートです。
松岡修造がマイクパフォーマンスで沸かせます。観戦なれてる人にはちょっと熱すぎるきらいもありますが初めて観に来た人がとても多いだろうことを考えると素晴らしいと素直にほめるのが正解かと。
さて肝心のKEI君、ファーストゲームを22分間の大熱戦の末にブレークするとあとは終始冷静でした。ギアをあげるような感じも受けずそのまま勝ちきる姿はとても頼もしいものでした。
鳥肌がたったのは最終ポイント。hiroshiさんも言及されてますがあの状況(1ブレークUPの40-30のマッチポイントで満員のお客さんの期待の元であのローボールを)でドロップショットの選択をできることに類まれな素質を垣間見たような気がしました。
さて、あまりにもあーうー夫婦がうるさいので外コートを見ることに。残念ながら5時を過ぎて選手たちの練習風景をみることはできませんでした。
第一コートではクエリーが先日添田を破ったデリックに大苦戦。クエリーは試合に負けても丁寧にサインに応じているのが印象的でした。
同じラケットを持っているクエリーにちょっと親近感があったのですが・・・でもデリック強いぞ!
サーフェースに合っているんでしょう。今大会の台風の目になるかも