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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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ますます強くなったシモン

シモン(8位) def アンデュヤール(98位) 6-4, 6-1, 6-1

アグレッシヴさが加わった今年のシモンはますます強くなりました。

昨年と同じく相変わらず走りまくっていますが、どんなに振られても確実にコートに入れるだけでなく、コーナーに入れることができる技は目を見張るものがあります。なぜ私がシモンのテニスに魅かれるか、その答えをこの試合でみせてくれたような気がします。

非常に高い精度のショットをどんな場所からも打てる力
綿密に計算されたシナリオにもとづいたショットの組み立て
相手のショットを読む力に長け、そのため対応が早い
テニスのIQが大変高く、絶えず頭を使ったテニスをするインテリジェントテニス

以前はミスが少なく安全なディフェンステニスをしていましたが、昨年の後半からミスを恐れないオフェンステニスに変わりました。今日は1stサーヴの確率が48%と低いにもかかわらず、サーヴィスゲームが強かったのは、2ndサーヴのレベルの高さにあります。しかもエースが8本とれるサーヴは強みです。しかし圧倒的に強さを見せたのは、フォアハンドのウィナーです。42にものぼるウィナーを打てる爆発的なショットを持つシモンは、エラーも少なくほとんど弱点がなくなってきました。

テニスにリズムがあって、躍動的で、ダイナミックなシモンのテニスはますますファンを増やすことになると思います。

(追加です)
シモンの記者会見から:

暑さは大丈夫?
「20度くらいならいいんだけど。でも簡単じゃないけど猛暑のなかでも長い間プレイは出来る自信はある。」(よかった。何しろ彼は走りまくりますから)

オフシーズンでは何に的を当てて練習していたの?
「もっとアグレッシヴになること。今日は第1セットでは3mもベースラインから下がって打ってたけれど、やっと第3セットで調子がでてきて攻撃的になれたと思う。」

フランス選手の同世代のついて一言。
「皆仲のよい友達だよ。ツォンガはいつも自信に溢れている。それが彼の強いところだ。モンフィスはアメイジング(笑う) ガスケは皆がいつも彼に信じられないことをやってもらおうと期待しているから、プレッシャーが大きくて大変だと思う。でも彼はとてもナイスガイだ。」

じゃシモン、あなたについては?
「僕については、分かんないよ。それはあなたたちが決める事じゃないの(笑)」

私が記者だったら、誰が一番モテるの?と聞いてみたかったですね。これはそれぞれ好みの問題でしょうが。




投稿者 Tennisnakama  15:18 | コメント(3) | トラックバック(0)

錦織、勝ち急いで敗退

メルツァー def 錦織 7-5, 6-2, 6-1
最初からノートをとりながらストリーミングで観戦していましたが、そのノートを捨てることにしました。

というのは選手にはUps and Downsの日が必ずあり、ここが悪い、あそこがおかしいとメモっている自分の原稿に疑問が出てきたのです。調子が悪いときの試合を事細かく書いても仕方がないのではないか。

調子の悪い理由はいろいろあるのでしょうが、今日の試合は最悪の部類に入る試合展開でした。これは私の想像ですが、腕の怪我のために十分な準備ができていなかったのが最大の敗因ではないかと思います。とにかく彼の武器であるフォアハンドがオーヴァーヒットではなく、ネットにかかってしまうのが気になりました。これは右腕の怪我と関係あるのでは。ときどき当たりはずれのバカ打ちを打ってましたが、タイミングが合わないのかもしれません。

しかし圭君のサーヴはかなり好い線をいっていたと思います。1stも2nd サーヴもなかなかプレースメントがよく、特にボディサーヴはとても有効でした。

US Openでデルポトロと戦ったときは、どのように攻めてよいのか分からなくて途方にくれてしまった、といったようなコメントを残していましたが、今日の試合もそのような感じがしました。メルツァーのサーヴとネットダッシュは圭君にリズムを与えませんでした。そしてサウスポーのメルツァーに慣れず、圭君がエラーを重ねているうちに、メルツァーはギアアップをして圭君をノックアウトしてしまいました。焦れば焦るほどエラーが続出してしまった圭君のメンタルのエリアの問題なのかもしれません。

自分の武器が弱点になってしまったときはどうしたらよいのか? ボレテリ氏も言ってましたが、武器は多ければ多いほど勝てる確率は高くなります。今回はその意味でもバックハンドでもっとウィナーをとれれば、フォアに頼らなくでも済んだかもしれません。

さぞかし圭君はがっかりしたことと思いますが、これを踏み台にさらに大きく成長してくれると思います。

ここで圭君の記者会見が発表されましたので、概要をお伝えします。

今日の試合は勝たねばならないというプレッシャーが大きかったですか?
「いいえ、そんなプレッシャーはなかったです。彼は強い選手でしかもシードのついたプレーヤーですから。ちょっと風もきつかったし。今日は自分がうまくプレイできなかっただけです。」

5-3でリードしていたのに、その後は何が起こった?
「ちょっと早く勝とうと焦りすぎた。エラーも多かったし。チャンスを逃してしまった。」

暑さが原因の一つでもあった?
「少しはそれもあると思うけど、何しろあっという間だったので」

最初のセットで負けてしまったから、メンタル的にもダウンしてしまった? あと3セットもとらなくてはならないと思ったから?
「それも少しはあると思うけど、それほどダウンしたわけではなかった。」

今日の試合から得ることが出来る点は?
「第1セットでは5-3, 5-4勝てるチャンスがあった。もしこのチャンスをいかしていたら、違った結果になっていたかもしれない。」

プロジェクト45はプレッシャーになってますか?
「いや、あれは僕のゴールの一つだけれど、でも僕の最終ゴールじゃないです。だからプレッシャーにはなってないですよ。」

日本ではメディアが大騒ぎして大変なプレッシャーじゃない?
「そんなに多くの選手がそういうチャンスに恵まれることがないので、結構楽しんでます。」



投稿者 Tennisnakama  12:31 | コメント(8) | トラックバック(0)

伊達選手のこむらがえりの謎

TNミニ情報:Day1
日本のメディアでは報道されなかった面白そうなコメントや情報を集めて、オーストラリアン・オープンを追ってみたいと思います。名付けて TN(Tennis Nakama)ミニ情報です。

伊達選手にこむらがえりの謎
記者会見で、「トレーナーがきてトリートメントを受けたけれど、足の具合は大丈夫?」の質問に、
「右足のふくらはぎにこむらがえりをおこしたのでトレーナーを呼びました。でも今日だけじゃないんです。予選からこむらがえりはあったんです。予選の1回戦と3回戦で。毎日トレーナーと話をしてますし、日本にも電話をして聞いているんですがよくわからなんですよ。なぜ起こるのか。アーモンドやタンパク質をとったり、またバナナやミルクをとったりしてるんですが。どうもミネラルカルシウムのバランスがよくないみたいですね。だからいろんなことを試みているんです。でも今日のは、熱さや本戦ということで、ちょっと事情が違うようですが。」

ゼロ
ヴァヴリンカとカーロヴィッチはベースラインが居心地よすぎて、ネットへのアプローチの回数はゼロでした。

「引退のことについては聞かないでくれ」
ナヴァロをストレートセットで破ったサフィンは調子がよかったです。あのバカ打ちもなくなり、コースをついたショットがよく決まりました。記者会見で、「それでも引退するの?」と聞かれたサフィンは、うんざりして「もうその質問にはあきあきしたからこれからは答えないことにしたよ。」私もうんざりしていますので、当分はそっとしておいてあげましょう。

「プレッシャーは楽しい」
16才のオーストラリア選手、トミックが初勝利をとげたことはお伝えしましたが、トミックの記者会見で未来のスターは豪語しました。

「今日の観衆はすごい応援でしたね。あれほどすごい応援だとプレッシャーに感じませんか?」との質問に、
「オーストラリアが僕に期待していることには、それほどプレッシャーには感じていないよ。今日も、もし僕を応援してくれる彼らがいなかったら、最後は勝てたかどうか分からない。次の試合はもっと応援してほしいね。このようなプレッシャーは楽しいから。」とは恐れいりました。

10年ぶりにカムバックしたドキッチ
いろいろ父親の件で苦しんだドキッチでしたが、パスゼックを倒して初勝利。見事なカムバックをとげました。

ロディックの課題はネットプレイ
「新しいコーチのもとでロディックのテニスに変化がおこるとしたら?」この質問は世界のテニスファンがもっとも聞きたいところ。でも何度も同じ質問をされるロディックは少々辟易した様子です。
「新コーチのステファンキは、ロディックはネットのアプローチの際に、もっとバランスのとれた動きをする必要がある。ヴォレーももっと効果的に打てるようになる必要がある。と言ってますが、それについてどう思いますか?」の質問に、
「まあね。ボスは彼だから。」の一言で終わりでした。

デルポトロはあと数ヶ月でトップ4の仲間入り?
「現在6位でビッグ4(ナダルフェデラー、ジョコヴィッチ、マレー)のすぐ後に現在いるわけですが、このグループに参加できる実力があると思いますか?」の問いに、
「いや、まだいける段階じゃない。サーヴとヴォレーを向上させなくてはまだ無理。でも数ヶ月でいけるかもしれないよ。」

「じゃ、今はその方向に向かって進んでいると思いますか?」
「もちろんだよ。去年は強い選手を倒したからね。先週もオークランドで優勝したし。好い線をいっていると思うよ。」
ということは、US Openごろにはトップ4の誰かを抜いて、彼がトップ4の仲間いりになってる? いよいよランキングの予想がつかなくなってきました。

投稿者 Tennisnakama  03:30 | コメント(0) | トラックバック(0)