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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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US Open初日です

今からでかけるところですので、まだこの記事はブランクですが、帰宅後この空白を埋めていきます。

今日はTwitterで実験をやってみたいと思います。やっと日本語の入力も教えていただいて分かり、iPhoneからの写真もTwitterに載せることをおぼえましたので、やってみたいと思います。iPhoneの写真もよく映るようにアプリケーションをインストールしましたが、どうでしょうね。写真の質はあまり期待できませんが、雰囲気だけでもお伝えできればと思います。

試合の結果やスコアはATPのサイトでみれますので、私は生観戦している者にしか提供できない情報を狙っています。

Twitterに登録していない方でも、以下で読めますのでフォローしてみてください。

http://twitter.com/tennisnakama

では出陣!

投稿者 Tennisnakama  23:06 | コメント(3) | トラックバック(0)

アーサー・アッシュ・キッズデイ

子供たちにテニスの面白さを分かってもらおうと、入場料10ドルのアーサー・アッシュ・キッズデイが毎年US Openのキックオフのイヴェントとして、スタジアムで行われます。

スター選手を迎えてエグジビションをやったり、ゲームをやったり。私が息子を連れて行ったときは、サンプラスとラフターが出てました。ラフターは今でいうサフィンクラスのイケメンNo.1。特にポニーテール時代は、一見サムライのごとく見え、その凛々しく甘いマスクは世界中の女性を惹き付けたものでした。

ラフターのセクシーな写真はこちら: http://bit.ly/YkvAu

このイヴェントに参加したのは、フェデラーロディック、マレー、ブレイク、シャラポヴァ、セリーナ、イヴァノヴィッチ、そしてカムバックをとげたクライスターズ、と豪華メンバーでした。

ここで注目してもらいたいのは、ミックスダブルスでイヴァノヴィッチとペアを組んだブリトンという青年。彼はいわゆる全米インカレの今年の優勝者です。実は彼がフェデラーの初戦の相手なのです。プロになる前にすでにフェデラーと対戦できるなんてラッキーな大学生です。

TVのスクリーンをビデオにしたものですので画質がよくないですが、雰囲気だけでも味わってください。最後の方でものすごく面白くなってきますので、くれぐれもお見逃しのないように。



いよいよ明日は朝9時半出発。夜の12時に帰宅の予定です。(試合が長引けば夜中の1時かも。)この過酷なスケジュールが3日間続きますので、アップの方は余り期待しないでください。何しろ昨年撮った写真3000枚が一度にあっという間に消えてしまいましたので、また一からやり直しをするつもりです。(もうショックで寝込んでしまいました)ですから選手の写真撮影に奔走すると思います。

いずれにしても最初の2、3ラウンドはそれほど見応えのある試合は期待できませんので、会場の雰囲気などをご報告できればと思っています。

投稿者 Tennisnakama  09:51 | コメント(7) | トラックバック(0)

小柄な選手の将来は?ニューコム氏に聞く

8月7日の記事『伝説のニューコム氏が答えてくれます!』の記事で皆さんからいろいろ彼に対してご質問をいただきました。

Tennisassist.comはオーストラリアのサイトですが、ジュニアの養成を目的として、マイケルとピーターによって運営されています。今回はジョン・ニューコムとトニー・ローチの両氏にインターヴューをするので、質問があったら聞いてあげるよ、ということで参加させていただきました。

ジョン・ニューコム John Newcombeとは、オーストラリア人でグランドスラムのタイトルは、シングルス7個(全豪2個、ウィンブルドン3個、全米2個) 、ダブルスでは何と17個、計24個のタイトルをとっています。ですからダブルスを含めればフェデラーも足下にも及ばないタイトルの数です。

元世界No.1で、パワフルなサーヴを生かしたサーヴ&ヴォレーがプレースタイル。同じオーストラリア人のトニー・ローチ(元フェデラーのコーチ)と組んで、ダブルスでGS12個のタイトルの記録は今だに破られておりません。特に世界でもベストに数えられるほどパワフルな2ndサーヴは有名です。

現在ニューコム氏は、テキサスで、テニス牧場 The Johne Newcombe Tennis Ranchを経営しています。ここはテニスをしながら、いろんなアドヴェンチャーもできる、アクティヴィティが盛りだくさんのテニス好きな人にとっては最高のヴァケーションスポットとなっています。

このテニスランチでは、ジュニアの養成にも力を入れていて、私たちもこのテニスアカデミーのアダルトキャンプに入ることができます。詳しいことは以下のサイトをご覧ください。
http://www.newktennis.com/tennis-academy-38.html

このインターヴューはオーストラリアで実際テニスのジュニアの指導にあたっているピーター・トラマッチが行っていますので、大変よくできたインターヴューとなっています。その一部を紹介したいと思います。
http://tennisassist.com/john-newcombe-interview-aug-2009-part-1/

ジョン・ニューコムに聞く
Q:tennisnakamaからの質問です。「現代のテニスは昔と違ってパワーテニスに変化してきています。錦織圭は怪我で長い間休戦しています。パワーテニスの中で175cmくらいの体格の選手が、怪我をせずトップになれる可能性はあるのでしょうか?」

ニューコム:今のテニスは確かにビッグマンゲームとなってきている。(ニューカム氏は183cm) 今の選手はほとんどが6フィート(183cm)以上だ。長身だとサーヴを中心としたゲームができるからね。しかし小柄な選手にとっては、彼らに対抗するのはむずかしいが、不可能なことではないと思う。

実際レイトン・ヒューイットは6フィートもない(180cm)が、世界No.1になっている。小柄な選手はサーヴが一般に弱い。サーヴはパワーだけではないので、効果的なサーヴを打てることが大切となる。

Q:では小柄な選手はどのような武器をもてばよいのでしょうか?

ニューコム:(1)小柄な選手の長所はクイックであるということ。今日のテニスは体のサイズに拘らず、クイック(速い動き)でなければならない。

(2)好いサーヴが打てることも必要だ。

(3) taking the ball early(早めにボールを打つ)ということも重要。今はトップスピンが多くかかったショットなので、早めに打たなければボールが高く跳ね上がってしまい、ヒッティングゾーンからはずれてしまうからだ。

そのためには、前方にステップインする。ボールをカンフォートゾーンで打つ。俊敏なフットワーク。優れたhand-eye-coordination。これなどが必須条件となる。

何メートルもベースラインから下がってしまうと、コートが空いてしまうので、相手にゲームをコントロールされてしまう。例をあげれば、アガシのようにオンザライズ(on the rise)で打つテニスだ。

Q:またベルギーのローカス兄弟やイスラエルのセラなどは、前方に出てきますね。

ニューコム:興味深いのは彼らはすべて片手バックハンドであること。小柄な選手のほとんどはパワーを出すために両手だが、これはワールドクラスになると、片手は出来ないことはないということを証明している。

Q:ジュニアの選手にとって最も大切なのは?

ニューコム:すべてのストーロークをマスターする必要があるが、その中でも最も大切なのはサーヴだ。これは小さいときに基礎を身につけていないと、後になってマスターするのが非常にむずかしいからだ。もちろんパワーはないが正しいアクションを体で覚える必要がある。パワーは後についてくるので、効果的なサーヴは大きくなったときに習得すればよい。

1970年代初期に日本へ行ったときのことだ。石黒修選手とテニスキャンプを開いたことがあったが、このサイズの質問が出てきてね。「日本人の体格では、偉大なテニスプレーヤーになるには背たけがたりないので無理だ。」というんだ。

でもケン・ローズウォール、ロッド・レイヴァーは二人とも173cmくらいだ。彼らはとても腕相撲で勝てるようなパワフルな選手でないけれど、テニス史上でベスト8に入るくらい優れた選手たちだ。

小柄な選手の長所は、左右の動きが速いということ。大きな選手よりも左右の動作のスピードが速いので、その長所を生かして左右に相手を振るゲームをする必要がある。

ジュスティン・エナンがパーフェクトな例だ。小柄な彼女はウィリアムズ姉妹のパワーゲームに勝つために、膝から上の筋肉を強化して、パワフルなショットを打てるために激しいトレーニングを重ねてきた。そして世界NO.1に君臨することができた。このように、ある部分の筋肉を強化することによって、パワーショットに対抗することができる。つまりフットワークを生かしたゲーム展開の中で、自分がコントロールできる作戦を組み立てる必要がある。

(次回はyamaさんからいただいた「片手バックハンドの将来は?」というご質問に対する彼の意見を紹介したいと思います。お楽しみに。)

投稿者 Tennisnakama  00:26 | コメント(3) | トラックバック(0)