2009年11月29日
僕はサフィンじゃないよ
ダヴィデンコが3セットのフルセットで、ついにフェデラーを破りました!過去の対戦成績が0勝12敗。すべてのトップ選手を打破してきたダヴィデンコに、どうしても勝てない選手が一人だけいたのです。それがフェデラー。宿願のフェデラー打倒を果たしたのですから、ダヴィの喜びはグランドスラムのタイトルをとったように大きなものに違いありません。
普段はあまり笑顔をみせないダヴィですが、勝利のあとの記者会見では終始にこにこ顔。けっさくなコメントがありましたので紹介したいと思います。
( )は私のコメントです。
2009年11月28日
ロンドンファイナルズの準決勝:
Davydenko def Federer: 6-2, 4-6, 7-5
ダヴィデンコ: (部屋に入るなり)WOW! 今日はこんなに一杯集まってすごいね!(彼は地味ですので、今まではインタービュー室に来る記者はそれほどいなかったのです)
Q:ついにやりましたね!どうやって勝てたんですか?
ダヴィデンコ:皆がその答えをしりたがるだろうね。僕の家族、友人、チームの皆がこの瞬間を待っていたからね。僕はトップ10の選手には皆勝っているんだよ。フェデラーを除いてはね。でも彼に勝つのは来年か再来年かなと思っていたから、今年に実現したことは本当に嬉しいよ。
Q:今日の試合で、これからラケットのスポンサーがつくと思いますか?(えっ?プリンスじゃなかったっけ?)
ダヴィデンコ:ラケットのスポンサーを見つけるのは問題ないよ。問題はラケットなんだ。決められたラケットだけしかプレーできないことが問題なんだ。時には違ったラケットの方がいい場合がある。お金の問題じゃないよ。
Q:今までフェデラーに12回も負けていたわけですが、コートに入るまでどんなことを考えていましたか?
ダヴィデンコ:別に何も考えていなかったよ。負けたら家に帰ろうと思っていたから。絶対勝ってやろうなんて気はなかった。だからプレッシャーはなかった。
ただ今までよいプレーをしてきたから、特に昨日はソダーリングに勝っているし、この調子を出せばよいと思っていただけだ。
Q:今日の試合は今までの12試合と違った作戦をつかいましたか?
ダヴィデンコ:いや別に。フェデラーのスライスはむずかしいからね。彼はスライスのあとトップスピンのハードヒットを打ってくるし。僕がやったのは、ときどきヴォレーやサーヴ、そしてリターンのエースをうつこと。(笑)
Q:とても嬉しそうですね。この大会に優勝するよりもフェデラーに勝った方が嬉しいですか?
ダヴィデンコ:多分ね。何しろロジャーだけだったんだから。勝てなかったのは。
No.1に勝てたのだから、これからはNo.2やNo.3にも勝てるかもしれないという自信ができるからね。10%のチャンスで勝てるかも、という気持ちで試合に出るのとは違う。
Q:決勝はデルポトロですが、どんな試合になると思いますか?
ダヴィデンコ:彼はいい奴だよ。僕たちはよく話をするしプラクティスも一緒にすることがある。彼はベースライナーだけれど、球が速くなってるし、サーヴもよくなっている。デルポと明日決勝戦で戦いたいと思っているけれど、これはどちらが勝つか分からないから何ともいえない。(ということは、勝ったソダーリングよりもデルポの方がよい?)
Q:ソダーリングもいい奴ですか?(この質問には私は大笑い。ソダーリングは最近は態度がよくなったものの、選手の間であまり人気のない選手ですので、記者がダヴィをからかった質問)
ダヴィデンコ:たぶんね。僕は話をしたことがないから知らない。(うまい逃げ方)彼を恐がっているかけではないけど、彼との試合はいつもむずかしい。
Q:昨日と今日の試合の間に15時間しかありませんでしたが、疲れましたか?
ダヴィデンコ:本当に疲れたよ。すべてのポイントに集中できたわけではないけれど、決勝までには少し時間があるので100%疲労回復できれば嬉しいけど。
Q:昨夜は何時に寝ましたか?
ダヴィデンコ:夜中の3時。試合を終わって出て来たのが1時。マッサージを1時間半やってもらったし。でも7時間くらい寝てるから大丈夫だった。
Q:寝るときは一人なんですか?(おお!何という質問!でも聞いてみたい。)
ダヴィデンコ:カモーン!(爆笑)僕は妻がいるんだよ。カモーン!僕が二人、いや3人の女性と寝てるって思ってるの?
Q:でもロシア人だし。(この記者、めっちゃに面白い!座布団あげて!)
ダヴィデンコ:僕はロシアに帰化したけれど、サフィンじゃないよ。(爆笑)
(サフィンはトーナメント中にナイトクラブ通いをして、よく数人の女の子をひっかけてくるのです。トーナメントにはサフィンのボックスにセクシーな女性がずらりと並んでいるので有名でした。このようなサフィンのグルーピーをSafinette サフィネットと呼んでました。)
普段はあまり笑顔をみせないダヴィですが、勝利のあとの記者会見では終始にこにこ顔。けっさくなコメントがありましたので紹介したいと思います。
( )は私のコメントです。
2009年11月28日
ロンドンファイナルズの準決勝:
Davydenko def Federer: 6-2, 4-6, 7-5
ダヴィデンコ: (部屋に入るなり)WOW! 今日はこんなに一杯集まってすごいね!(彼は地味ですので、今まではインタービュー室に来る記者はそれほどいなかったのです)
Q:ついにやりましたね!どうやって勝てたんですか?
ダヴィデンコ:皆がその答えをしりたがるだろうね。僕の家族、友人、チームの皆がこの瞬間を待っていたからね。僕はトップ10の選手には皆勝っているんだよ。フェデラーを除いてはね。でも彼に勝つのは来年か再来年かなと思っていたから、今年に実現したことは本当に嬉しいよ。
Q:今日の試合で、これからラケットのスポンサーがつくと思いますか?(えっ?プリンスじゃなかったっけ?)
ダヴィデンコ:ラケットのスポンサーを見つけるのは問題ないよ。問題はラケットなんだ。決められたラケットだけしかプレーできないことが問題なんだ。時には違ったラケットの方がいい場合がある。お金の問題じゃないよ。
Q:今までフェデラーに12回も負けていたわけですが、コートに入るまでどんなことを考えていましたか?
ダヴィデンコ:別に何も考えていなかったよ。負けたら家に帰ろうと思っていたから。絶対勝ってやろうなんて気はなかった。だからプレッシャーはなかった。
ただ今までよいプレーをしてきたから、特に昨日はソダーリングに勝っているし、この調子を出せばよいと思っていただけだ。
Q:今日の試合は今までの12試合と違った作戦をつかいましたか?
ダヴィデンコ:いや別に。フェデラーのスライスはむずかしいからね。彼はスライスのあとトップスピンのハードヒットを打ってくるし。僕がやったのは、ときどきヴォレーやサーヴ、そしてリターンのエースをうつこと。(笑)
Q:とても嬉しそうですね。この大会に優勝するよりもフェデラーに勝った方が嬉しいですか?
ダヴィデンコ:多分ね。何しろロジャーだけだったんだから。勝てなかったのは。
No.1に勝てたのだから、これからはNo.2やNo.3にも勝てるかもしれないという自信ができるからね。10%のチャンスで勝てるかも、という気持ちで試合に出るのとは違う。
Q:決勝はデルポトロですが、どんな試合になると思いますか?
ダヴィデンコ:彼はいい奴だよ。僕たちはよく話をするしプラクティスも一緒にすることがある。彼はベースライナーだけれど、球が速くなってるし、サーヴもよくなっている。デルポと明日決勝戦で戦いたいと思っているけれど、これはどちらが勝つか分からないから何ともいえない。(ということは、勝ったソダーリングよりもデルポの方がよい?)
Q:ソダーリングもいい奴ですか?(この質問には私は大笑い。ソダーリングは最近は態度がよくなったものの、選手の間であまり人気のない選手ですので、記者がダヴィをからかった質問)
ダヴィデンコ:たぶんね。僕は話をしたことがないから知らない。(うまい逃げ方)彼を恐がっているかけではないけど、彼との試合はいつもむずかしい。
Q:昨日と今日の試合の間に15時間しかありませんでしたが、疲れましたか?
ダヴィデンコ:本当に疲れたよ。すべてのポイントに集中できたわけではないけれど、決勝までには少し時間があるので100%疲労回復できれば嬉しいけど。
Q:昨夜は何時に寝ましたか?
ダヴィデンコ:夜中の3時。試合を終わって出て来たのが1時。マッサージを1時間半やってもらったし。でも7時間くらい寝てるから大丈夫だった。
Q:寝るときは一人なんですか?(おお!何という質問!でも聞いてみたい。)
ダヴィデンコ:カモーン!(爆笑)僕は妻がいるんだよ。カモーン!僕が二人、いや3人の女性と寝てるって思ってるの?
Q:でもロシア人だし。(この記者、めっちゃに面白い!座布団あげて!)
ダヴィデンコ:僕はロシアに帰化したけれど、サフィンじゃないよ。(爆笑)
(サフィンはトーナメント中にナイトクラブ通いをして、よく数人の女の子をひっかけてくるのです。トーナメントにはサフィンのボックスにセクシーな女性がずらりと並んでいるので有名でした。このようなサフィンのグルーピーをSafinette サフィネットと呼んでました。)
2009年11月29日
ダヴィデンコが念願の打倒フェデラー
Twitter実況 Davydenko def Federer: 6-2, 4-6, 7-5
いよいよフェデラーvsダヴィデンコが始まります。彼らの過去の対戦成績は12勝0敗でフェデラーの勝ち。しかもハードコートのセット数ではフェデラーは19セット勝4セット敗の圧倒的な強さ。足を痛めているダヴィがフェデラーを下す可能性は低いですが、ダヴィデンコに健闘してほしいと思います。
フェデラーがいつものように第1セットを落としてしまうと、ショットの安定したダヴィデンコに勝つのはむずかしい。フェデラーが勝つにはサーヴが鍵。サーヴがよいとフォアのストロークにリズムが出て、ダヴィデンコにプレッシャーを与えることができる。
ストリーミングとテレビの2台で観戦していますが、今日はストリーミングが5分以上早く放送!(普段は30秒くらい)なぜ??これだけ離れてしまえば混乱してしまいそう。ライスコではもう第3ゲーム。TVはまだウォーミングアップ中
かなり遅れた放送を聞きながらか実況していますので、実況になりませんがお許しを。
第1セット
第1ゲームはフェデのサーヴで40-0でホールド。
第2ゲーム(1-0)ダヴィS(Sはサーヴの略):
昨日のソダーリングとのマッチの疲れがまだ残っているのか、ダヴィはすでに15-40のBP(ブレークポイント)しかしフェデのルースなフォアがネットに。ダヴィがエラーなしのショットでフェデを攻めブレークから逃れました。
第3ゲーム(1-1)フェデS:
フェデが簡単なヴォレーミス。これは最後にショット選択を変えたため?またフェデのフォアがロング。30-40BP フェデのフォアのエラーが続く。どうしてもリズムが得られないフェデ。ダヴィはラリーを辛抱強く続けるだけでフェデが自滅してくれる。フェデがブレークされました。
第4ゲーム(1-2)ダヴィS:
エラーをするのはフェデだけでなく、ダヴィもめずらしくエラーが多い二人の緊張したゲーム。しかしようやくダヴィがゲームをホールド。
第5ゲーム(1-3)フェデS:
フェデの1stサーヴはまだ40% フェデのサーヴがよくならなければ、フォアもよくならない。ダヴィのリターンがさえ、またフェデをブレーク。どうしたフェデラー!?
第6ゲーム(1-4)ダヴィS:
ダヴィがネットダッシュ。アングルヴォレーを決めアグレッシヴにフェデを攻めます。ダヴィに余裕がでてきたので、ショットもライン上を狙うガッツのあるショット。しかしフェデは落ち着いてエラーをなくし、ダヴィをブレークバックしました。
第7ゲーム(2-4)フェデS:
ブレークバックしたフェデが、フォアのエラーを少なくすることができるか? この一年半フォアがランダムでなかなかタイミングがとれないフェデです。30-40でBP 今度はバックハンドがワイドにそれてまたブレークされてしまいました!
第8ゲーム(2-5)ダヴィS:
ダヴィのサーヴのプレースメントがよくフェデはリターンできない。40-0 ダヴィの2ndサーヴを狙ってフェデがバックのリターンウィナー。しかしまたもやダヴィのサーヴィスウィナー。普段のフェデならリターンできそうなのに? ダヴィデンコが第1セットをとりました。
フェデはすでに12のアンフォーストエラー。ダヴィは4のみ。ダヴィはラリーを続けるだけで、フェデが自滅のテニスをやってくれています。やっと57%までサーヴを上げてきたフェデはいつものパターンで上げ調子を続けることができるか?
第2セット:
第3ゲーム(1-1)フェデS:
フェデのストロークがクリーンになってきました。これからがダヴィがどのようにフェデを攻めていくか? フェデのギアが上がるとともに、ダヴィのギアも上げなくてはなりません。ダヴィのパーフェクト・アングルヴォレーが決まりました!ソフトハンドで見事にウィナーです。
第4ゲーム(2-1)ダヴィS:
ダヴィがヴォレーの選択を誤ってアウト。普段のダヴィはドライヴ・ヴォレーで決めるところをハーフヴォレーでタイミングを失いました。ダヴィの甘いヴォレーをフェデは叩かず逆に叩かれてチャンスを失ってしまいます。フェデらしくない。ダヴィはエラーを続けて苦戦。
第5ゲーム(2-2)フェデS:
何度もデュースを繰り返しながらブレークできなかったフェデですが、エラーが減りフォアも安定してきたようです。400の強いサーヴィスゲーム。それにくらべてダヴィのサーヴィスゲームはデュースが続きホールドするのがやっと。
第6ゲーム(3-2)ダヴィS:
ダヴィが両手バックハンドのヴォレーでウィナー。ダヴィはパワー負けしまうので、両手を使いますが、ラケットフェースを固定して確実に入れることができるメリットもあり。私もときどき使います。しかしダヴィはいつも両手のバックハンドですので、リーチが狭いのが難点。
第7ゲーム(3-3)フェデS:
やっと出ました!フェデのフォアのアングルクロスのウィナーです!フラットで完璧なウィナー。また40-0で圧倒的に強いフェデのサーヴィスゲーム。
第8ゲーム(4-3)ダヴィS:
フェデの強いサーヴィスゲームが続き、ダヴィに大きなプレッシャーがかかってきました。勝ち急ぎをしてはならない。ダヴィの見事なフォアのパッシング。スライスでクロスが決まります。最後はダヴィはワイドサーヴでエースを決めました。
第9ゲーム(4-4)フェデS:
リズムを得始め、クリーンに打ち始めたフェデに対して、ダヴィはディープとショートのショットをミックスしながら、フェデのリズムを崩そうとしています。今までのようにフェデの40-0の圧倒的なゲームではなくデュースに。しかしフェデは無事ゲームをホールドしました。
第10ゲーム(5-4)ダヴィS:
ストロークが安定してきたフェデは、ダヴィを左右に振り回します。ダヴィの俊足でもとれない。ダヴィにプレッシャーが増えエラーが出てきました。ロング、ネットと2ポイントを失って15-40のBP ダヴィのフォアが大きくワイドに!フェデが第2セット勝利
第3セット:
フェデの典型的な勝利のパターンに近づいてきました。徐々にピッチをあげてくるフェデ。ダヴィは焦りがでてエラーが増える。あとはメンタルの勝負です。
第1ゲーム(0-0)フェデS:
二人の不可能なショットの応酬。フェデに自信がうまれ自由にスウィングしています。このフェデを倒すことが果たしてダヴィにできるかどうか?
第2ゲーム(1-0)ダヴィS:
第2セットのフェデのコート内のポジションが41%で、アグレッシヴになってきました。(第1セットは31%)ダヴィがバックのスライスを混ぜてフェデがネットにかけてしまいます。なかなかダヴィのうまい作戦。
第3ゲーム(1-1)フェデS:
フェデはドロップショット、ネットダッシュをミックスしながら、40-0で問題なくサーヴィスゲームをホールドしました。なかなかいい感じのフェデのゲーム展開です。
第4ゲーム(2-1)ダヴィS:
ダヴィのエース。ダヴィの変わった両手のバックハンドヴォレーがネット。やっぱり片手も使えるようになったほうがよいのでは? ダヴィの1stサーヴは54%ですが、2ndサーヴがよく68%もポイントを得ています。それにくらべてフェデは42%。ダヴィの2ndサーヴをもっとアグレッシヴに狙ってもよいかも。
第7ゲーム(3-3)フェデS:
二人のサーヴィスゲームは強くブレークされる気配がありません。このまま続けばタイブレークかも。フェデラーファンの夫が側で話かけるのでなかなか集中して書けない!
第8ゲーム(4-3)ダヴィS:
ダヴィのサーヴィスゲームが強く40-0でホールドしました。二人のサーヴがよいのでゲームの展開が速い。
第9ゲーム(4-4)フェデS:
エース7本目。ラリーがほとんど続かず、ワン・ツー・パンチのサーヴィスゲーム。サーヴが二人ともよいのでブレークチャンスをつかめない。
第10ゲーム(5-4)ダヴィS:
フェデのラッキーネット・コード。信じられないフェデのラニング・オーヴァーヘッドのウィナー!いかにアスリートとしてフェデがすぐれているか。会場は大拍手。しかしダヴィは冷静にフェデを左右に振り回し、フェデはネットにかけてしまう。
第11ゲーム(5-5)フェデS:
緊張した長いラリー。ダヴィのマシーンのような正確なショットでフェデを攻めます。ダヴィのすばらしいフォアのディフェンスのスライスクロス。フェデがとれない。フェデがネットして初めてのピンチのBP 2ndサーヴをダヴィはアタック!ダヴィがフェデをブレークしました!
第12ゲーム(5-6)ダヴィS:
ネットしてブレークされてしまったフェデがダヴィをブレークバックできるか? ワイドサーヴでフェデをコート外に。エース。しかし3つのエラーがつづき30-30 1stサーヴが入らないダヴィ。フェデのバッククロスが美しく決まってBP
ダヴィのファオのクロスがウィナーとなりました。強気のダヴィ。そしてサーヴィスウィナーでマッチポイント!フェデがネットしてしまいました。ダヴィが勝ちました!13対戦で初めてフェでを破ったダヴィ。アグレッシヴでしかも冷静なすばらしいテニスをみせてくれました。
最後の2セットはフェデの調子がよかったにもかかわらず勝てなかったのは、重要なポイントをとれなかったことが大きな原因。6のBPでとれたのは2ポイントのみ。反対にダヴィは5BPのうち4ポイントをとっています。この差はメンタルの差かもしれません。ダヴィは絶対にあきらめなかった。どうしてもフェデを倒したかったダヴィの念願の勝利でした。
いよいよフェデラーvsダヴィデンコが始まります。彼らの過去の対戦成績は12勝0敗でフェデラーの勝ち。しかもハードコートのセット数ではフェデラーは19セット勝4セット敗の圧倒的な強さ。足を痛めているダヴィがフェデラーを下す可能性は低いですが、ダヴィデンコに健闘してほしいと思います。
フェデラーがいつものように第1セットを落としてしまうと、ショットの安定したダヴィデンコに勝つのはむずかしい。フェデラーが勝つにはサーヴが鍵。サーヴがよいとフォアのストロークにリズムが出て、ダヴィデンコにプレッシャーを与えることができる。
ストリーミングとテレビの2台で観戦していますが、今日はストリーミングが5分以上早く放送!(普段は30秒くらい)なぜ??これだけ離れてしまえば混乱してしまいそう。ライスコではもう第3ゲーム。TVはまだウォーミングアップ中
かなり遅れた放送を聞きながらか実況していますので、実況になりませんがお許しを。
第1セット
第1ゲームはフェデのサーヴで40-0でホールド。
第2ゲーム(1-0)ダヴィS(Sはサーヴの略):
昨日のソダーリングとのマッチの疲れがまだ残っているのか、ダヴィはすでに15-40のBP(ブレークポイント)しかしフェデのルースなフォアがネットに。ダヴィがエラーなしのショットでフェデを攻めブレークから逃れました。
第3ゲーム(1-1)フェデS:
フェデが簡単なヴォレーミス。これは最後にショット選択を変えたため?またフェデのフォアがロング。30-40BP フェデのフォアのエラーが続く。どうしてもリズムが得られないフェデ。ダヴィはラリーを辛抱強く続けるだけでフェデが自滅してくれる。フェデがブレークされました。
第4ゲーム(1-2)ダヴィS:
エラーをするのはフェデだけでなく、ダヴィもめずらしくエラーが多い二人の緊張したゲーム。しかしようやくダヴィがゲームをホールド。
第5ゲーム(1-3)フェデS:
フェデの1stサーヴはまだ40% フェデのサーヴがよくならなければ、フォアもよくならない。ダヴィのリターンがさえ、またフェデをブレーク。どうしたフェデラー!?
第6ゲーム(1-4)ダヴィS:
ダヴィがネットダッシュ。アングルヴォレーを決めアグレッシヴにフェデを攻めます。ダヴィに余裕がでてきたので、ショットもライン上を狙うガッツのあるショット。しかしフェデは落ち着いてエラーをなくし、ダヴィをブレークバックしました。
第7ゲーム(2-4)フェデS:
ブレークバックしたフェデが、フォアのエラーを少なくすることができるか? この一年半フォアがランダムでなかなかタイミングがとれないフェデです。30-40でBP 今度はバックハンドがワイドにそれてまたブレークされてしまいました!
第8ゲーム(2-5)ダヴィS:
ダヴィのサーヴのプレースメントがよくフェデはリターンできない。40-0 ダヴィの2ndサーヴを狙ってフェデがバックのリターンウィナー。しかしまたもやダヴィのサーヴィスウィナー。普段のフェデならリターンできそうなのに? ダヴィデンコが第1セットをとりました。
フェデはすでに12のアンフォーストエラー。ダヴィは4のみ。ダヴィはラリーを続けるだけで、フェデが自滅のテニスをやってくれています。やっと57%までサーヴを上げてきたフェデはいつものパターンで上げ調子を続けることができるか?
第2セット:
第3ゲーム(1-1)フェデS:
フェデのストロークがクリーンになってきました。これからがダヴィがどのようにフェデを攻めていくか? フェデのギアが上がるとともに、ダヴィのギアも上げなくてはなりません。ダヴィのパーフェクト・アングルヴォレーが決まりました!ソフトハンドで見事にウィナーです。
第4ゲーム(2-1)ダヴィS:
ダヴィがヴォレーの選択を誤ってアウト。普段のダヴィはドライヴ・ヴォレーで決めるところをハーフヴォレーでタイミングを失いました。ダヴィの甘いヴォレーをフェデは叩かず逆に叩かれてチャンスを失ってしまいます。フェデらしくない。ダヴィはエラーを続けて苦戦。
第5ゲーム(2-2)フェデS:
何度もデュースを繰り返しながらブレークできなかったフェデですが、エラーが減りフォアも安定してきたようです。400の強いサーヴィスゲーム。それにくらべてダヴィのサーヴィスゲームはデュースが続きホールドするのがやっと。
第6ゲーム(3-2)ダヴィS:
ダヴィが両手バックハンドのヴォレーでウィナー。ダヴィはパワー負けしまうので、両手を使いますが、ラケットフェースを固定して確実に入れることができるメリットもあり。私もときどき使います。しかしダヴィはいつも両手のバックハンドですので、リーチが狭いのが難点。
第7ゲーム(3-3)フェデS:
やっと出ました!フェデのフォアのアングルクロスのウィナーです!フラットで完璧なウィナー。また40-0で圧倒的に強いフェデのサーヴィスゲーム。
第8ゲーム(4-3)ダヴィS:
フェデの強いサーヴィスゲームが続き、ダヴィに大きなプレッシャーがかかってきました。勝ち急ぎをしてはならない。ダヴィの見事なフォアのパッシング。スライスでクロスが決まります。最後はダヴィはワイドサーヴでエースを決めました。
第9ゲーム(4-4)フェデS:
リズムを得始め、クリーンに打ち始めたフェデに対して、ダヴィはディープとショートのショットをミックスしながら、フェデのリズムを崩そうとしています。今までのようにフェデの40-0の圧倒的なゲームではなくデュースに。しかしフェデは無事ゲームをホールドしました。
第10ゲーム(5-4)ダヴィS:
ストロークが安定してきたフェデは、ダヴィを左右に振り回します。ダヴィの俊足でもとれない。ダヴィにプレッシャーが増えエラーが出てきました。ロング、ネットと2ポイントを失って15-40のBP ダヴィのフォアが大きくワイドに!フェデが第2セット勝利
第3セット:
フェデの典型的な勝利のパターンに近づいてきました。徐々にピッチをあげてくるフェデ。ダヴィは焦りがでてエラーが増える。あとはメンタルの勝負です。
第1ゲーム(0-0)フェデS:
二人の不可能なショットの応酬。フェデに自信がうまれ自由にスウィングしています。このフェデを倒すことが果たしてダヴィにできるかどうか?
第2ゲーム(1-0)ダヴィS:
第2セットのフェデのコート内のポジションが41%で、アグレッシヴになってきました。(第1セットは31%)ダヴィがバックのスライスを混ぜてフェデがネットにかけてしまいます。なかなかダヴィのうまい作戦。
第3ゲーム(1-1)フェデS:
フェデはドロップショット、ネットダッシュをミックスしながら、40-0で問題なくサーヴィスゲームをホールドしました。なかなかいい感じのフェデのゲーム展開です。
第4ゲーム(2-1)ダヴィS:
ダヴィのエース。ダヴィの変わった両手のバックハンドヴォレーがネット。やっぱり片手も使えるようになったほうがよいのでは? ダヴィの1stサーヴは54%ですが、2ndサーヴがよく68%もポイントを得ています。それにくらべてフェデは42%。ダヴィの2ndサーヴをもっとアグレッシヴに狙ってもよいかも。
第7ゲーム(3-3)フェデS:
二人のサーヴィスゲームは強くブレークされる気配がありません。このまま続けばタイブレークかも。フェデラーファンの夫が側で話かけるのでなかなか集中して書けない!
第8ゲーム(4-3)ダヴィS:
ダヴィのサーヴィスゲームが強く40-0でホールドしました。二人のサーヴがよいのでゲームの展開が速い。
第9ゲーム(4-4)フェデS:
エース7本目。ラリーがほとんど続かず、ワン・ツー・パンチのサーヴィスゲーム。サーヴが二人ともよいのでブレークチャンスをつかめない。
第10ゲーム(5-4)ダヴィS:
フェデのラッキーネット・コード。信じられないフェデのラニング・オーヴァーヘッドのウィナー!いかにアスリートとしてフェデがすぐれているか。会場は大拍手。しかしダヴィは冷静にフェデを左右に振り回し、フェデはネットにかけてしまう。
第11ゲーム(5-5)フェデS:
緊張した長いラリー。ダヴィのマシーンのような正確なショットでフェデを攻めます。ダヴィのすばらしいフォアのディフェンスのスライスクロス。フェデがとれない。フェデがネットして初めてのピンチのBP 2ndサーヴをダヴィはアタック!ダヴィがフェデをブレークしました!
第12ゲーム(5-6)ダヴィS:
ネットしてブレークされてしまったフェデがダヴィをブレークバックできるか? ワイドサーヴでフェデをコート外に。エース。しかし3つのエラーがつづき30-30 1stサーヴが入らないダヴィ。フェデのバッククロスが美しく決まってBP
ダヴィのファオのクロスがウィナーとなりました。強気のダヴィ。そしてサーヴィスウィナーでマッチポイント!フェデがネットしてしまいました。ダヴィが勝ちました!13対戦で初めてフェでを破ったダヴィ。アグレッシヴでしかも冷静なすばらしいテニスをみせてくれました。
最後の2セットはフェデの調子がよかったにもかかわらず勝てなかったのは、重要なポイントをとれなかったことが大きな原因。6のBPでとれたのは2ポイントのみ。反対にダヴィは5BPのうち4ポイントをとっています。この差はメンタルの差かもしれません。ダヴィは絶対にあきらめなかった。どうしてもフェデを倒したかったダヴィの念願の勝利でした。
2009年11月29日
巨人の対決:デルポトロvsソダーリング
二人の巨人の対決は期待とおりすざましく見応え十分でした。サーヴの強い二人は、サーヴィスゲームの展開が早く、ラリーの応酬というよりはサーヴの応酬。
デルポトロvsソダーリングは日本では早朝の放送で見逃した方のために、Twitterの実況解説をまとめてみました。読みづらいと思いますが、雰囲気だけでもどうぞ。
デルポ(デルポトロ)とソダ(ソダーリング)の過去対戦は引き分けの1勝1敗。今年はデルポがオークランドで勝っています。昨日のダヴィデンコで負けたとはいえ、ソダはインドアのチャンピオンです。デルポはフェデラーを倒して自信満々。どちらも大男でビッグサーヴ、ビッグフォアハンド。果たして今日はどのような試合をみせてくれるでしょうか?
Del Potro def Soderling: 6-7(1), 6-3, 7-6(3)
第1セット:
第1ゲーム(0-0)ソダS(Sはサーヴ):
コイントスでソダがサーヴを選びました。ソダが有利に試合を展開するには、サーヴの確率を高くし、ラリーを続けない。デルポの方がショットが安定していますのでラリーを続けるとソダにエラーが生じます。ソダは早くも40-0の強いサーヴィスゲーム。緊張しているとは思えない落ち着きです。
第2ゲーム(1-0)デルポS:
40-30 サーヴィスもよく。今のところはデルポも問題なしのサーヴィスゲーム。
第3ゲーム(1-1)ソダS:
ソダのエラーですでに0-40のBP(ブレークポイント) デルポがかなりセーヴしたフォアで今のところロケット弾は出ていない。ソダのエース2本。サーヴィスウィナーでブレークを免れたソダのサーヴは強し。
第4ゲーム(2-1)デルポS:
デルポのウィナーを返したソダの足の速さにびっくり。こんなに速かった? デルポはあくまでもエラーを少なくラリーを長引かせてソダのエラーを狙う作戦。出ました!デルポのロケット弾!今まで観たことのない速さでフォアがコーナーを突き刺さりました。解説者が思わず、「あのファオは光の速度よりも速い!」と表現した解説者の気持ちが分かります。
第5ゲーム(2-2)ソダS:
デルポがクリーンにヒットしています。フォアもバックもスムーズ。ソダのエースです。このサーヴが続くかぎりソダをブレークするのはむずかしい。
第6ゲーム(3-2)デルポS:
デルポが膝をしっかり曲げてバックハンドのインサイドアウトのウィナー。このショットが出て来るとデルポは強い。400 デルポはエースをとってゲームをホールド。
第7ゲーム(3-3)ソダS:
すでに4本のエースでチープポイントを取り続けるソダ。4030最後もサーヴィスウィナー(日本ではノータッチ・エースと呼んでるようですが)
第10ゲーム(5-4)デルポS:
二人のサーヴがよいのでゲームの展開が速い。ソダの得意のフォアのインサイドアウトのウィナーをとりますが、デルポのサーヴが返せません。デルポの1stサーヴの確率はなんと84%にアップ。
第11ゲーム(5-5)ソダS:
エラーを恐れて、二人ともウィナーを狙わないのがちょっと物足りない。セーヴした力で確実性を重要視したショットで安全ラリーが続く。ソダのワイドサーヴは効果がありデルポはとれない。
第12ゲーム(6-5)デルポS:
デルポの2ndサーヴが高くキックしてワイドに。デルポの2ndサーヴはサーヴィスラインぎりぎりを狙うことができ、クウォリティーの点でプロの中でもベストの一人といわれています。あれ?ソダが急にギアアップしてきました。バックのダウンザラインでウィナー。それでは僕もとデルポも全く同じバックのダウンザラインでウィナーをお返ししました!
タイブレーク(6-6):デルポがダブルフォルト。勝ち急いでネットにかけ、0-3とソダにリードを許してしまう。デルポのまたネット。0-4 デルポがまたフォアのエラー。めずらしいエラーの連続。集中力が抜けてしまったデルポ。0-5であぶない
。
デルポが急に気の緩んだフォアのショットでエラー。1-6。セットポイントをソダがエースでとりました。デルポがタイブレークでみせた理解のできないダウンはどういうわけなのか?元気が最初からなかったが、エネルギー度を高めなければ第2セットもあぶない。
第2セット:
第1ゲーム(0-0)デルポS:
デルポの不可解なエラーの連続でタイブレークをプレゼントしてもらったソダは、集中力が欠けてきたのかエラーの連発。400でデルポはゲームをホールド。
第2ゲーム(0-1)ソダS:
エースで40-0。圧倒的に強いサーヴィスゲーム。しかしソダにフォアのエラーが増えてきました。
第3ゲーム(1-1)デルポS:
ソダは繰り返しデルポのボディーめがけてリターン。体の大きな選手にはこのショットは有効。デルポはジャムって返球できない。しかし最後はデルポがエースで決め、サーヴィスゲームをホールド。
第4ゲーム(1-2)ソダS:
デルポがフォアをネットにかけてぶつぶつ。フォアをロングしてぶつぶつと文句。どうもネガティヴな感じ。なかなか思うようにゲーム展開ができないことへのフラストレーションからか。フェデラーに見せたあの確固と戦うデルポの気迫がない。
第5ゲーム(2-2)デルポS:
デルポは無理をしなくても、ソダのショットに波があるので、エラーをさそうショットを打てばよし。落ち着きがでてきたデルポは、ここで必要なのはギアアップ。
第6ゲーム(2-3)ソダS:
ソダのサーヴはT字や、スライスでワイドに。デルポはソダのサーヴがなかなか読めない。出ました!デルポの十八番、フォアのロケットウィナーです。40-40 ソダはエースとサーヴィスウィナーを打ってデルポにブレークの機会を与えず。
第7ゲーム(3-3)デルポS:
デルポの得意のフォアのインサイドアウトのウィナー。40-15 ソダのリターンがアウト。お互いにサーヴがよいのでブレークできない。
第8ゲーム(3-4)ソダS:
ソダがエース2本。これで13本のエース。まったく崩れる様子がない。14本目のエース。デルポがめずらしくドロップショットを、そしてロブ。リターンエース。アグレッシヴになったデルポはソダをブレーク。
第9ゲーム(3-5)デルポS:
やっとデルポに火がつきました!しかしソダをブレークしたデルポに対して、ソダも負けじとリターンエースとフォアのウィナーを2本。しかしデルポがアグレッシヴにソダを攻め、ソダはデルポのパワーに押されてアウト。デルポが第2セットをとりました!
第3セット:
第1ゲーム(0-0)ソダS:
TVのスタッツではデルポは今までにたったの2つのエラーしていない?この数は少なすぎると思うけれど。それにくらべてソダは12のエラー。この数は当たっている感じ。ともかくデルポのエラーがすくないことは確か。このままエラーの少ない、しかしアグレッシヴな攻めのテニスをつづければ勝利はデルポに。
第2ゲーム(1-0)デルポS:
デルポのスーパバックハンドの返球。ネットダッシュしたソダにバックのクロスのパッシングショット。すばらしいウィナーです。デルポのショットにヘヴィーでスピードがでてきました。ソダが返球できず。
第3ゲーム(1-1)ソダS:
ソダもショットにパワーが。二人のパワフルなラリーが続きます。ダブルフォルトをしても次のサーヴはエースをとれるソダ。ソダの1stサーヴの確率は71%、デルポは73%。デルポのサーヴが落ちてきましたが、それでも7割台をキープ。
第4ゲーム(2-1)デルポS:
デルポの驚異的なバックハンドのアングルクロスのウィナー!そしてまた驚異的なバックハンドのダウンザラインのウィナー。まるで昔のナダルのように走りまくって、不可能なポジションからコートへ打ち込みます!会場も大喜び。デルポも両手をあげてばんざい!このウィナーの連打でモメンタムがデルポに。
あれほどの巨大なからだから、どこからくるのかあの俊足。
第6ゲーム(3-2)デルポS:
ソダのリターンがよくなりました。しかしリターンできても、ラリーでポイントを失ってしまう。ソダはフォアとバックでエラー。しかしアグレッシヴな攻めをやめず、ついにフォアのクロスでウィナーを取りました。40-40 ソダがデルポの2ndサーヴをアタック。デルポがちょっと油断している間に、ソダが一発勝負のリターンでデルポをブレークしてしまいました。
第7ゲーム(4-2)ソダS:
しかしこのブレークでデルポが目を覚ましたました。インテンシヴにソダにカウンターチャンスを与えずブレークバックに成功!
第8ゲーム(4-3)デルポS:
デルポがこのままエネルギーレベルを維持できるかどうか?ソダはデルポのボディーにリターンしてデルポがとれない。030 しかしデルポはガッツのあるバックのダウンザラインを打ち放しソダはとれない。極端な角度のワイドのサーヴィスエース。デルポのテンションがアップしてきました!
第9ゲーム(4-4)ソダS:
ソダのサーヴがさらによくなりデルポはとれない。400
第10ゲーム(5-4)デルポS:
それにしてもほとんどの1stサーヴをリターンしてしまうソダのリターン力はすごい。しかしラリーが続かないのが欠点。400でデルポはゲームをホールド。
第11ゲーム(5-5)ソダS:
ソダは2度のダブルフォルト。ぼちぼち固くなってきたソダ。デルポもショットにコミットできない感じ。固い。フォアでアウトしてしまいます。
第12ゲーム(6-5)デルポS:
フォアとバックにエラーが出始めたデルポ。自分を信じて振り切らなければ。ソダはアグレッシヴにエラーを恐れずデルポを攻撃。しかしブレークできない。
タイブレーク(6-6):最初にデルポの見事なバックのダウンザラインのウィナーが決まりました。実にスムーズで美しい。そしてデルポのサーヴィスウィナーで2-0とリード。ガッツのあるデルポのワイドの2ndサーヴのウィナーで3-0。ソダがフォアがウィナーを狙うがアウト。デルポが4-0のリード。
ソダのエースでやっとソダが1ポイントをとりました。デルポのウィナーがネットコードでわずかにアウト。デルポのエースで5-2。長いラリーでソダはウィナーを狙ったがネットにかけてしまいます。6-2でデルポがリード。マッチポイントです!ソダがエースを打って待ったをかけます。
マッチポイント。デルポがエースでマッチポイントをとりました!両手を広げて大声で吠えるデルポ! 一時メンタルのゆるみがありましたが、最後までよく戦い抜きました!
デルポトロvsソダーリングは日本では早朝の放送で見逃した方のために、Twitterの実況解説をまとめてみました。読みづらいと思いますが、雰囲気だけでもどうぞ。
デルポ(デルポトロ)とソダ(ソダーリング)の過去対戦は引き分けの1勝1敗。今年はデルポがオークランドで勝っています。昨日のダヴィデンコで負けたとはいえ、ソダはインドアのチャンピオンです。デルポはフェデラーを倒して自信満々。どちらも大男でビッグサーヴ、ビッグフォアハンド。果たして今日はどのような試合をみせてくれるでしょうか?
Del Potro def Soderling: 6-7(1), 6-3, 7-6(3)
第1セット:
第1ゲーム(0-0)ソダS(Sはサーヴ):
コイントスでソダがサーヴを選びました。ソダが有利に試合を展開するには、サーヴの確率を高くし、ラリーを続けない。デルポの方がショットが安定していますのでラリーを続けるとソダにエラーが生じます。ソダは早くも40-0の強いサーヴィスゲーム。緊張しているとは思えない落ち着きです。
第2ゲーム(1-0)デルポS:
40-30 サーヴィスもよく。今のところはデルポも問題なしのサーヴィスゲーム。
第3ゲーム(1-1)ソダS:
ソダのエラーですでに0-40のBP(ブレークポイント) デルポがかなりセーヴしたフォアで今のところロケット弾は出ていない。ソダのエース2本。サーヴィスウィナーでブレークを免れたソダのサーヴは強し。
第4ゲーム(2-1)デルポS:
デルポのウィナーを返したソダの足の速さにびっくり。こんなに速かった? デルポはあくまでもエラーを少なくラリーを長引かせてソダのエラーを狙う作戦。出ました!デルポのロケット弾!今まで観たことのない速さでフォアがコーナーを突き刺さりました。解説者が思わず、「あのファオは光の速度よりも速い!」と表現した解説者の気持ちが分かります。
第5ゲーム(2-2)ソダS:
デルポがクリーンにヒットしています。フォアもバックもスムーズ。ソダのエースです。このサーヴが続くかぎりソダをブレークするのはむずかしい。
第6ゲーム(3-2)デルポS:
デルポが膝をしっかり曲げてバックハンドのインサイドアウトのウィナー。このショットが出て来るとデルポは強い。400 デルポはエースをとってゲームをホールド。
第7ゲーム(3-3)ソダS:
すでに4本のエースでチープポイントを取り続けるソダ。4030最後もサーヴィスウィナー(日本ではノータッチ・エースと呼んでるようですが)
第10ゲーム(5-4)デルポS:
二人のサーヴがよいのでゲームの展開が速い。ソダの得意のフォアのインサイドアウトのウィナーをとりますが、デルポのサーヴが返せません。デルポの1stサーヴの確率はなんと84%にアップ。
第11ゲーム(5-5)ソダS:
エラーを恐れて、二人ともウィナーを狙わないのがちょっと物足りない。セーヴした力で確実性を重要視したショットで安全ラリーが続く。ソダのワイドサーヴは効果がありデルポはとれない。
第12ゲーム(6-5)デルポS:
デルポの2ndサーヴが高くキックしてワイドに。デルポの2ndサーヴはサーヴィスラインぎりぎりを狙うことができ、クウォリティーの点でプロの中でもベストの一人といわれています。あれ?ソダが急にギアアップしてきました。バックのダウンザラインでウィナー。それでは僕もとデルポも全く同じバックのダウンザラインでウィナーをお返ししました!
タイブレーク(6-6):デルポがダブルフォルト。勝ち急いでネットにかけ、0-3とソダにリードを許してしまう。デルポのまたネット。0-4 デルポがまたフォアのエラー。めずらしいエラーの連続。集中力が抜けてしまったデルポ。0-5であぶない
。
デルポが急に気の緩んだフォアのショットでエラー。1-6。セットポイントをソダがエースでとりました。デルポがタイブレークでみせた理解のできないダウンはどういうわけなのか?元気が最初からなかったが、エネルギー度を高めなければ第2セットもあぶない。
第2セット:
第1ゲーム(0-0)デルポS:
デルポの不可解なエラーの連続でタイブレークをプレゼントしてもらったソダは、集中力が欠けてきたのかエラーの連発。400でデルポはゲームをホールド。
第2ゲーム(0-1)ソダS:
エースで40-0。圧倒的に強いサーヴィスゲーム。しかしソダにフォアのエラーが増えてきました。
第3ゲーム(1-1)デルポS:
ソダは繰り返しデルポのボディーめがけてリターン。体の大きな選手にはこのショットは有効。デルポはジャムって返球できない。しかし最後はデルポがエースで決め、サーヴィスゲームをホールド。
第4ゲーム(1-2)ソダS:
デルポがフォアをネットにかけてぶつぶつ。フォアをロングしてぶつぶつと文句。どうもネガティヴな感じ。なかなか思うようにゲーム展開ができないことへのフラストレーションからか。フェデラーに見せたあの確固と戦うデルポの気迫がない。
第5ゲーム(2-2)デルポS:
デルポは無理をしなくても、ソダのショットに波があるので、エラーをさそうショットを打てばよし。落ち着きがでてきたデルポは、ここで必要なのはギアアップ。
第6ゲーム(2-3)ソダS:
ソダのサーヴはT字や、スライスでワイドに。デルポはソダのサーヴがなかなか読めない。出ました!デルポの十八番、フォアのロケットウィナーです。40-40 ソダはエースとサーヴィスウィナーを打ってデルポにブレークの機会を与えず。
第7ゲーム(3-3)デルポS:
デルポの得意のフォアのインサイドアウトのウィナー。40-15 ソダのリターンがアウト。お互いにサーヴがよいのでブレークできない。
第8ゲーム(3-4)ソダS:
ソダがエース2本。これで13本のエース。まったく崩れる様子がない。14本目のエース。デルポがめずらしくドロップショットを、そしてロブ。リターンエース。アグレッシヴになったデルポはソダをブレーク。
第9ゲーム(3-5)デルポS:
やっとデルポに火がつきました!しかしソダをブレークしたデルポに対して、ソダも負けじとリターンエースとフォアのウィナーを2本。しかしデルポがアグレッシヴにソダを攻め、ソダはデルポのパワーに押されてアウト。デルポが第2セットをとりました!
第3セット:
第1ゲーム(0-0)ソダS:
TVのスタッツではデルポは今までにたったの2つのエラーしていない?この数は少なすぎると思うけれど。それにくらべてソダは12のエラー。この数は当たっている感じ。ともかくデルポのエラーがすくないことは確か。このままエラーの少ない、しかしアグレッシヴな攻めのテニスをつづければ勝利はデルポに。
第2ゲーム(1-0)デルポS:
デルポのスーパバックハンドの返球。ネットダッシュしたソダにバックのクロスのパッシングショット。すばらしいウィナーです。デルポのショットにヘヴィーでスピードがでてきました。ソダが返球できず。
第3ゲーム(1-1)ソダS:
ソダもショットにパワーが。二人のパワフルなラリーが続きます。ダブルフォルトをしても次のサーヴはエースをとれるソダ。ソダの1stサーヴの確率は71%、デルポは73%。デルポのサーヴが落ちてきましたが、それでも7割台をキープ。
第4ゲーム(2-1)デルポS:
デルポの驚異的なバックハンドのアングルクロスのウィナー!そしてまた驚異的なバックハンドのダウンザラインのウィナー。まるで昔のナダルのように走りまくって、不可能なポジションからコートへ打ち込みます!会場も大喜び。デルポも両手をあげてばんざい!このウィナーの連打でモメンタムがデルポに。
あれほどの巨大なからだから、どこからくるのかあの俊足。
第6ゲーム(3-2)デルポS:
ソダのリターンがよくなりました。しかしリターンできても、ラリーでポイントを失ってしまう。ソダはフォアとバックでエラー。しかしアグレッシヴな攻めをやめず、ついにフォアのクロスでウィナーを取りました。40-40 ソダがデルポの2ndサーヴをアタック。デルポがちょっと油断している間に、ソダが一発勝負のリターンでデルポをブレークしてしまいました。
第7ゲーム(4-2)ソダS:
しかしこのブレークでデルポが目を覚ましたました。インテンシヴにソダにカウンターチャンスを与えずブレークバックに成功!
第8ゲーム(4-3)デルポS:
デルポがこのままエネルギーレベルを維持できるかどうか?ソダはデルポのボディーにリターンしてデルポがとれない。030 しかしデルポはガッツのあるバックのダウンザラインを打ち放しソダはとれない。極端な角度のワイドのサーヴィスエース。デルポのテンションがアップしてきました!
第9ゲーム(4-4)ソダS:
ソダのサーヴがさらによくなりデルポはとれない。400
第10ゲーム(5-4)デルポS:
それにしてもほとんどの1stサーヴをリターンしてしまうソダのリターン力はすごい。しかしラリーが続かないのが欠点。400でデルポはゲームをホールド。
第11ゲーム(5-5)ソダS:
ソダは2度のダブルフォルト。ぼちぼち固くなってきたソダ。デルポもショットにコミットできない感じ。固い。フォアでアウトしてしまいます。
第12ゲーム(6-5)デルポS:
フォアとバックにエラーが出始めたデルポ。自分を信じて振り切らなければ。ソダはアグレッシヴにエラーを恐れずデルポを攻撃。しかしブレークできない。
タイブレーク(6-6):最初にデルポの見事なバックのダウンザラインのウィナーが決まりました。実にスムーズで美しい。そしてデルポのサーヴィスウィナーで2-0とリード。ガッツのあるデルポのワイドの2ndサーヴのウィナーで3-0。ソダがフォアがウィナーを狙うがアウト。デルポが4-0のリード。
ソダのエースでやっとソダが1ポイントをとりました。デルポのウィナーがネットコードでわずかにアウト。デルポのエースで5-2。長いラリーでソダはウィナーを狙ったがネットにかけてしまいます。6-2でデルポがリード。マッチポイントです!ソダがエースを打って待ったをかけます。
マッチポイント。デルポがエースでマッチポイントをとりました!両手を広げて大声で吠えるデルポ! 一時メンタルのゆるみがありましたが、最後までよく戦い抜きました!