2008年12月31日
530の重み
A Happy New Year!
そしてありがとう!
驚きと感動の一年でした!
今年も今日でいよいよ最後の日となってしまいました。テニスのブログを始めて一年。夢中で書いているうちに、数えてみると今日で530の記事となります。ページ数にすれば、1000枚以上にものぼる膨大な量に、本当によくお付き合いくださいました。心から感謝いたします。
毎日、書く前に資料集めから始めますが、インターネットのおかげで世界の情報が即手に入るのは、今さらながら驚かされます。グーグルの魔力とでもいいましょうか。ドイツ語を入れると、言語を識別してドイツ語の資料がリストに出てきます。むかし資料集めに走りまわっていた頃がウソのようです。コンピューターのキーを叩けば、ポンと出てくる無限の世界の情報に、感動的な喜びを味わうことができるのも、テニスのブログのおかげです。
世界に住むいろんな方々と「e-friend」になれる、これも感動的な出来事です。日本はもちろんのこと、イギリス,カナダ、インド、ニュージーランド、メキシコ、シンガポールに住むテニスファンからコメントが届いたときは、インターネットのパワーに驚愕しました。コンピューターがあれば、誰でも記事を書くことができ、誰でも読め、誰でもコメントが残せる。これはもう人民革命です。皆がメディアになれる。これほどのパワーを個人が持てる時代は且つてなかっただけに、同時にその恐ろしさも感じます。
過去に試しにYahooでtennisnakamaを検索してみたことがありました。どんなところにtennisnakamaの名が使われているかを知るためです。エエッ!こんなところにも? もうひっくり返ってしまうことばかりです。一例をご紹介しますと、tennisnakamaが日本テニス協会公式サイトに載っているのです!
そんなアホな、といわず以下の順序でウィンドーを開いていってください。
日本テニス協会公式サイト
普及指導
中牟田杯教育プログラム
「一流と二流を分ける思考スキル」
ジュニア指導のコーナーで、この「一流と二流を分ける思考スキル」の論文を書かれたのは、福岡大学スポーツ科学部の山口幸生氏です。3ページ目にtennisnakamaのブログの例をとりながら「仮説検証力の重要性」について書かれています。
もし検索しなければ、JTFのサイトに自分の記事が載っているなど、夢にも思いませんから永久にわからなかったと思います。オリジナルの記事がかなり簡略化されてしまっていますが、私の「インジャリー・タイムアウトに対する提議」とそれに対してのコメントが載せられています。つまり仮説検証の例としてtennisnakamaがあげられているのです。(これには本当にびっくりしました)
JTFに掲載となった私の記事:
http://124.40.17.208/img/pdf/ikkan/skill_divide_twomethods%20.pdf
私の記事:
http://newyork.blog.tennis365.net/archives/article/114294.html#comment
(5月19日付け『ナダルのインジャリー・タイムアウト』)
今日の記事のために、試しにtennisnakamaをYahooの検索にかけてみました。そうすると出て来た件数はなんと3万2千件。一年前には検索ゼロだった数字がもう私の手に負えないお化けになっています。私の知らないところで、tennisnakamaが一人歩きし始めてる「想像もつかないインターネットの世界」。ちょっとこわいですね。
今年一年の出来事の中でベストは、何といってもこのtennisnakamaを読んでいただいてる方々との出会いでした。知性にあふれ、好奇心に満ち、感受性に溢れた豊かな心との触れ合いは、私の書く原動力にとなっています。
皆さんのコメントによってどれだけ励まされたことか!
そしてすばらしい記事を送ってくださった特派員の皆様にどれだけ助けられたか!
子育ても終わり、心にぽっかりと穴があいてしまった私に、大袈裟でなく生きる喜びを与えてくださった読者の皆様に心から感謝いたします。
投稿者 Tennisnakama 03:22 | コメント(27)| トラックバック(0)
毎日たのしいreportありがとうございました
日本にいながら世界を感じる事ができるのは、本当にこの不思議な” 箱 ”のおかげですね(笑)
そして臨場感たっぷりのTennisnakamaさんの文章がまた
テニスへの深い愛情につながっていくのは、決して自分だけではなかったはずです
ありがとうございました
また来年も楽しみに拝見しますね
きっと来年はもっともっと エキサイティングな一年になりそうですね
良いお年を、、
この記事群をきっかけにいろいろなことを知りましたし、またいろいろなことを知ろうとしました。
錦織の台頭、伊達の復帰をはじめとして日本のテニス界も刺激的なことのあった一年でした。
来年はこれをきっかけに、男子では添田、三橋、女子では森田、奈良などがもっともっと活躍の場をひろげ、「テニス仲間」の輪を広げていってほしいものだと思います。
来年もよろしくお願いします。
来年もよろしくお願いします。
http://tennisjp.cocolog-nifty.com/tennis/2008/12/post-9f21.html
のTYさんのコメントからの情報
私も、いまは世界ツアーでポイント稼ぐ、に賛成だなぁ~。。。
今まで気の利いたタイムリーなコメントをいただきながらも、なかなか返事ができないでおりました。その失礼にも暖かく見守ってくださってありがとうございました。来年も風当たりが強くなっても、自分に正直なブログでありたいと思っています。よろしくお付き合いください。
デ杯は世界一斉に3月6日から3日間にわたって行われますので、世界のほとんどの選手(フェデラーはアメリカでデ杯です)がコミットしている訳で、「怪我をしないかぎり錦織選手はデ杯に出る義務がある」というのがJTFを代表する日本の考え方だと思います。2月23日デルレイビーチ、3月6日大阪、3月12日インディアンウェルズの日米トンボ返りは確かにきついですが、私は彼はこのすべてをこなすと思いますよ。デルレイビーチは優勝しているので、スキップはしないと思います。デ杯は日本のプレッシャーがあります。フェデラーはデ杯にでなかったため、スイスの風当たりが強くなりました。母国を敵にまわすのは、賢明な判断とはいえないでしょうね。相手の国がどこであろうと、デ杯をスキップするのは、若輩19才でしかもランキング60くらいでは危険なチョイスだと思います。まだ自分のキャリアを母国より優先する時期ではないからです。デ杯は形骸化されつつあるとはいえ、日本にとってはアジアのリーダーとなって、日本のテニスを向上させていく上でも重要なイヴェントです。もしデ杯をスキップしても、その後の結果が出せないでいたら、それこそ叩かれますね。肉体の疲労も大変ですが、メンタルの疲労のほうが回復に時間がかかるので要注意です。私はデ杯に出場して、日本チームのリーダーとして経験を積むことも、きっと彼の将来に大きなプラスになると思います。
ラファのファンになり、Tennisnakamaさんのブログを知って最初は読むだけでしたが、勇気を振り絞って初コメントし自分もこの仲間の一人になれたことがすごくうれしいです。
今では、沢山の選手を知ることができましたし、Tennisnakamaさんの世界中に視点を向けた記事はいつも楽しみでワクワクします。いろいろな人の意見を聞けたり、交換しあったり、、、
私にとって、この場所はなくてはならない存在となりました。本当にありがとうございました。
テニスの技術面では初心者のコメントしかできず、そしてラファの事には熱くなりすぎる私ですが、
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
Tennisnakamaさんと仲間の皆さんにとって、2009年が良い一年になりますように。。。
mskhtmさん、デ杯観戦とは羨ましいです。息子さんもきっと感激するとおもいますよ。しっかりと大声を出して応援してきてください。スカッとしてストレス解消にもなります。
できたら、特派員として簡単なレポートを書いてみませんか? 具体的な試合の運びは入りません。mskhtmさんの視点で感じられたことのほうが興味があります。堅苦しいものでなくても、デ杯の雑感みたいなもので結構ですのでお願いしちゃいます。
皆さんのコメントを読むのも楽しいので、スポーツナビも見ています。いろいろな考えの人がいるなあと痛感させられます。
知識不足で、なかなか自分からコメントできませんが、来年も楽しみに読ませていただきます。
デ杯に限らず、錦織選手には自分が日本をひっぱって行くという自覚がすでにあるようにみえます。
Tennisnakamaさんが以前おっしゃっていたように、彼の選択を尊重して、いつも応援していきたいと思っています。
私は、恥ずかしながら自分の意見というのがあまりないようで、
TYさんのコメント読んでは「そうだそうだ」と思い、
今回Tennisnakamaさんのコメントを読んではなるほどなぁ~と思いました。
これからも勉強させてくださいね!!
1年間ほんとうにありがとうございました。内容豊富な、時には考えさせられる記事だったり、私自身の知識もおのずと広がりました。ほんとに感謝です。
これからも どうぞよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。そして来る2009年がTennisnakamaさんにとっても、このブログの仲間の皆さんにとっても 素晴らしい年となります様に!。
デ杯の件は私も同感です。スケジュールはきつくても彼自身がやり遂げると思います。
Tennさんトコのこのブログからコメントを始めさせて貰ったのは正解でしたね。最初は「テニス・ブログ」の類にコメントがあまりに少なく、これではブロガーさんの士気や、ひいてはテニスそのものの人気が落ちるのではないかと心配して勇気を持ってコメのカキコをしました。(自分ごときがコメント書いたくらいでどーにかなるとは思ってませんが・・・汗) ネット上のマナーやルールは良く判らないまま(PC初心者の為)でしたが、他の読者さんに色々と教わりながらなんとかこの1年乗り越えることができました。 穏やかな時も嵐の夜もありましたね。 もともと短気な人間だったのですがテニスを始めてからは徐々に温厚(?)になり(ただの歳??)ました。でも嵐の日には乱暴な言葉でコメントを入れては消しをくり返し、結局静観のスタンスをとって家で悶々としてた時期が今や懐かしいですねw お友達(と、呼ばせていただきますね、皆さんw そう、皆さんのコトですよ♪)もたくさん出来ました。Tennさんから来る情報と暖かい皆さんからのコメントを読むのが本当に毎日楽しみでしたよ。 ありがとうございました。 ペコリ 来年もTennさんやお友達の皆さんと楽しい空間を共有出来ればと願っております。 それでは皆さん、良いお年をお迎えください。 種丸
今年の夏位からすっかりお世話になりました!
(7月末に Tennisnakama さんを ”発見” した時はひっくり返るほどビックリしましたが・・・笑)
こちらで色々な意見や情報を拝見し、ちょっぴり、いえいえ、大分賢くなりました。
ありがとうございました。
(・・・と言いながら、相変わらず難しいテーマには対応できませんが・・・)
なんだか急激にドヨヨ~ンと暗くなってしまった2008年でしたが、
来年 2009年は Tennisnakama さん、みなさん、そしてテニス界にとって
キラキラ輝く1年になりますように!
2009年もどうぞよろしくお願い致します!
自分は、選手や、技術的なことや、テニス世界に詳しくないのでコメントとかすることもほとんどないんですけど、tennisnakamaさんのサイト・ブログはレア情報満載なのでこれからも楽しみにしてます。
あの~、最初のコメントでこういうこと聞くのも気が引けるんですけど。
12月30日の tennistalk.com の記事に錦織選手の記事があります。オークランドのWCのこととか書かれています。大会ディレークターさんのコメントで " he's a very dangerous floater " とあります。彼は錦織選手のことだと思うんですけど、デンジャラス・フローター はどういう意味なんでしょうか。
時間があるときでいいので教えていただければうれしいです。
長々と失礼しました。
今年はtennisnakamaさんのブログを通じて、ほんとによくプロテニスの世界を勉強させて頂きました。来年もまた素人が大変ご迷惑かけると思いますが、よろしくお願いします。(低頭)
それでは来年が、tannisnakamaさん、ご家族さま、そして多くのテニス仲間の皆さんにとって、いい年でありますように…
スポーツナビでかなり痛めつけられておりましたが、突然救世主のような方が現れました。その方は私のほとんどの記事に丁寧にコメント(善意のある)を残していただいて、とても感激しました。コメントによって記事の印象がこれほど違ってくるのは、面白いですね。スポーツナビは修行だと思って頑張っています。
種丸さん、
種さんには本当にお世話になりましたね!感謝に気持ち一杯です。ぶっちゃけた話、私が総攻撃の嵐の中にいるときに、姿を消してしまった種さんに少し失望の想いがあったことを正直に告白します。でも何度もコメントを書こうとなさっていたのですね。多分余計なことを書くと私にマイナスになるかもしれないという配慮から距離をおかれたと思います。その話を聞いて胸のつかえがおりました。やっぱり種さんは私の思っていた方だったので嬉しいです。私の言っている意味は、決していつも私の味方になってくださいという意味ではありませんので、くれぐれも誤解のないように。これからは遠慮されず、どんどん意見を述べてください。楽しみにしています。
(続く)
もし圭君がどの大会を選ぶとしても、彼と彼のチームの判断でベストだと決断したことですので、それをよしとしましょう。私は圭君のことはテニス以外のこと(例えば試合前のトイレットブレークをとることなど)については、意見を述べてきましたが、彼自身のテニスについては、距離をおいて応援をしていきたいと思います。他の選手との取り扱いとは違いますが、これは彼にできるだけ自由にのびのびとテニスをやってもらいたい、そして日本のテニス向上に貢献してもらいたいと願っているからです。
日の丸の旗を日本でみるとぎょっとしますよね。でも外国では堂々と振る事ができるその辺の違いはおもしろいと思います。観客の心理などお伝えしていただけたら、嬉しいですね。つまり特派員とはその場にいた者しか書けない感想を書いていただければベストです。よろしく。
うるらふぁさん、
昨年にテニスのブログを読んだときに、記者の立場(情報を客観的に伝える)だけでなく、テニスファンとしての立場(個人の意見を述べる)も含めたいわゆる「テニスコラム」が書けないだろうかと思ったのがきっかけです。情報屋だけに終わりたくないので、このスタンスは続けていきたいと思います。いつも自分に正直でありたいと思っていますので、独断的な意見になるときもありますが、それもこのブログのキャラクターとして受けとってください。
cojicoji さん、
いえいえどうして、なかなか面白くて興味深いコメントをいろいろありがとうございました。これからも期待していますよ!
はじめまして!コメントを初めて書くには勇気がいりますよね。でも思い切って書いてくださった方々に深く感謝しています。どんどんそのような方が気楽に参加できる広場づくりを目指したいと思っています。私は情報の量よりも一つの話題を深く追っていきたと思っておりますので、遅筆になりがちですが燃え尽きないように時には亀さんで行こうと思っています。 Floaterについては、あたらしいコメント欄で書かせていただきます。
うめぞーさん、
タヌキの話、大笑いをしてしまいました。セントラルパークにもタヌキの一種、アライクマが住んでいるのですよ。マンハッタンのど真ん中で、七面鳥やいろんな動物が迷い込んでくるのです。ヒッチハイクしてくるんでしょうかね?
テニスはプロ以外はすべて素人です。私は素人万歳、素人のど根性でブログを書いてますので、どしどしコメント頼みます。
日本は2009年になりましたね。
明けましておめでとうございます!
今年もよろしく!
インドも新しい年に突入しました。
わけあって、しばらく参加できませんでしたが、
2009年も始まり、また新たな気持ちで、できるときにできることをしていけたらと思います。
でもとりあえず、チャンスは逃すな!です。
・・・というのも、昨日(31日)、息子のテニスの練習の帰りに、
ゴルフクラブを2本持った帰宅途中のYuki君を見つけ、
数日前見かけたときは追いかけるのを躊躇したためそのままになってしまいましたが、
昨日は勇気を出して「Yuki!」と声をかけてみました。
第一声はもちろんオレンジボール、優勝おめでとう!!
http://www.usta.com/USTA/Home/LeaguesAndTournaments/DunlopOrangeBowl.aspx
(あのオレンジは本物で、食べちゃったかどうかは聞きませんでした。息子にしかられるので。)
そして、彼、今日(1日)チェンナイへ向かうそうです。また、ゴルフも時々するとのこと。
通っているテニスコートにはゴルフ・プール・バスケ・サッカー・クリケット・射撃etc.
いろんなことができるし、Yukiくんのうちはそこから歩ける距離。うらやましい限りです。
圭くんももちろんですが、日本人ではないけど、私はやはりYukiくんを応援します!
では、どうぞこれからもよろしくお願いします。
古い話に壺の奥から飛び出すjijiです。tennisnakamaさん、種丸さん、昨年はじいさんの昔話におつきあいいただき、ありがとうございました。
ついこの間まではテニスの記事を探すのに、まずは新聞のスポーツ欄の端っこの方から目を追いかけ、小さな記事から探さなければならなかったのが、圭君の登場で1面に写真付きで記事が掲載される・・・隔世の感を覚えます。
デ杯については応援には2度ほどしか足を運んだことはありませんが、対ニュージーランド戦で山本育史選手の応援中、場内の声援に年甲斐もなく、涙がぼろぼろ吹き出したことを思い出します。国を挙げての応援ってすばらしいですね。しかし、やはりデ杯の形骸化、マンネリ化はtennisnakamaさんのご指摘のとおりであるとも思います。この際、開催をサッカーのワールドカップやオリンピックのように4年に1度にし、これに対してはATPも全面協力するといった形にしたら、大いに盛り上がるのではないかと前々から思っています。
なにはともあれ、今年も圭君の応援を中心にtennisnakamaさんの記事を楽しみにさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
jijiさんが涙ぽろぽろですか、ジーンとくる話をありがとうございます。日本では素直に日の丸を振れない雰囲気がありますがドイツも同じです。戦争の傷があとどれだけ尾をひいていくのか。特にドイツ人はかわいそうです。ユダヤ人虐殺のホロコストは毎年といってよいくらい映画化されてます。そのたびにドイツの友人はアメリカから逃げてしまいたい気持ちになるといってました。(ニューヨークはユダヤ人が実に多いのです)
元旦にユダヤ人の逃走をテーマにした映画、『Defiance』(007のダニエルクレイグ主演)をみましたが、観客はほとんどユダヤ人ですので、逃走したユダヤ人がドイツ兵を皆殺しにするシーンでは拍手喝采でした。複雑な気持ちを抱えた元旦となりました。