2009年02月20日
スター誕生、17歳のクールなディミトロフ
2月は毎週3つのATPワールドツアーが世界の各地で行われていますので、テニスファンとしては嬉しいのですがフォローが大変です。特に今日は花金で、準々決勝の日。以下のトップ選手たちが一斉に優勝をめざして戦います。
以下の試合スケジュールはこのサイトでチェックしてください。http://www.atpworldtour.com:80/tennis/1/en/scores/
メンフィス Regions Morgan Keegan Championships
セラ def クニツィン 46 64 62
ステパネック def デルポトロ 76(7) 64
ロディック vs クェリー 64 36 63
ヒューイット vs ローカス 62 63
マルセイユ Open 13
ジョコヴィッチ def ツヴェレフ 63 63
ロードラ def ユーズニー 76(4) 76(3)
ツォンガ def Fロペス 62 67(1) 64
シモン def ベネトー 62 64
ブエノスアイレス Copa Telmex
ロブレド def フェレイロ 64 76(4)
アカスーソ def エルナンデス 61 62
モナコ def M.ゴンサレス 62 63
ナルバンディアン vs フェレロ 63 30 (リタイア)
ティーンセンセーションを起こしたディミトロフ
この写真をみてください。ツルスノフのとなり、右側がディミトロフです。ハンサム度もあがり男らしくなりました。
昨年の12月10日の記事で17歳のディミトロフGrigor Dimitrovを特集しましたのでまずご覧ください。 私の予言が的中して、未来のスターが誕生しました。
http://newyork.blog.tennis365.net/archives/article/151206.html
まず、ディミトロフは先週のロッテルダム大会において、1回戦でバーディッチを4-6 6-3 6-4で破りました。
2回戦はナダルでしたが、5-7 6-3 2-6と第2セットを奪っています。もしディミトロフの足の引きつりがなければナダルを倒したかもしれません。(状況を後に説明します)そして今週のマルセイユでは、1回戦でシモンに敗退しましたが、8位のシモンからも6-4, 3-6, 5-7と第1セットを奪っています。
若きフェデラーを彷彿させる片手バックハンドの華麗なテニスをみせるディミトロフ。ナダルとの試合をストリーミングで観戦しました。以下が試合状況です。
2009年2月12日 ロッテルダム2回戦です。
ディミトロフ vs ナダル
第1セットは8ゲーム目で(Dimitrof vs Nadal 3-4)ナダルをブレークしてスコアをイーヴンに戻しました。5-5までサーヴィスゲームをキープしましたがナダルにブレークされ、5-7で第1セットを落としました。しかしナダルに対してビビることなく、堂々とした17歳のテニスには目を見張りました。
第2セットの1ゲーム目から2回サーヴィスエースをとったディミトロフは、快調な滑り出しで、サーヴィスゲームを問題なくキープしていきます。恐ろしいのはすでに身長が187cmもあること。多分成長ざかりなので今では190cmを超えていると思います。この高さからくるサーヴはやっぱり圧倒的にパワフルです。
8ゲーム目(4-3)で、ナダルは2度ネットダッシュを試みますがいずれも失敗。ディミトロフのストロークは安定していて、しかもディープに入ってナダルがリズムをつかめません。30-30でディミトロフは大胆なフォアのウィナーを決め、ナダルのエラーも手伝って、ナダルをブレークしました。スコアを5-3にしてから、ナダルはブレークできずに、6-3でディミトロフが第2セットをとりました。
第3セットはディミトロフのサーヴもストロークもよく快調でしたが、6ゲーム目(2-3)で急にフットワークが鈍くなり、チャンスボールでもネットダッシュせず、ナダルにブレークを許してしまいました。
7ゲーム目(2-4)ナダルのサーヴです。ディミトロフが右太ももを押さえながら戦っています。しかしブレークポイントまでこぎつけましたが、足が引きつってデュースへ。ここでディミトロフはトレーナーを呼ぶ様子がありません。トレーナーを呼ばなくても、コートチェンジでマッサージを受けることができますが、そのリクエストもしません。
ディミトロフは足をかばいながら、4回のデュースまで粘りました。しかし最後はナダルのネットダッシュでポイントを失ってブレークチャンスを逃してしまいました。あの甘いマスクから想像もできないファイティングスピリットに観客も大きな拍手を送りました。
ここでディミトロフはタイムアウトをとってマッサージを受けることもできたのですが、それをやりませんでした。これは世界ナンバーワンのナダルを尊敬したためだと思います。とても畏れ多くて、といったところでしょうか。(フェデラーが、世界1位になってから対戦相手のタイムアウトの回数が激減した、といってましたので。)
ディミトロフの足が痛くなければナダルを倒せたかもしれない、と思わせるほどの実力を17歳のディミトロフを世界に証明しました。9つのエースがとれるビッグサーヴァーです。ベースライナーですが、ドロップショットを使ってナダルからポイントをいくつかとりました。しかも片手バックハンドのスライスとディープな強力トップスピンで相手にリズムを与えず、ナダルは苦戦しました。
今後の課題はサーヴィスリターンを向上させ、リターンのポイントを増やせば、未来のトップ3は間違いない選手だと思います。とにかくクールで性格がよさそうです。バカ打ちをしてしまったときは、自分で「バカみたい」という顔をして、ニコニコしていました。ナダルとの試合が楽しくて仕方がない、といった態度はとても新鮮できっと多くのファンをつかんだと思います。
どんどんこのような大型選手が錦織選手を追っかけているので目が離せません。
以下の試合スケジュールはこのサイトでチェックしてください。http://www.atpworldtour.com:80/tennis/1/en/scores/
メンフィス Regions Morgan Keegan Championships
セラ def クニツィン 46 64 62
ステパネック def デルポトロ 76(7) 64
ロディック vs クェリー 64 36 63
ヒューイット vs ローカス 62 63
マルセイユ Open 13
ジョコヴィッチ def ツヴェレフ 63 63
ロードラ def ユーズニー 76(4) 76(3)
ツォンガ def Fロペス 62 67(1) 64
シモン def ベネトー 62 64
ブエノスアイレス Copa Telmex
ロブレド def フェレイロ 64 76(4)
アカスーソ def エルナンデス 61 62
モナコ def M.ゴンサレス 62 63
ナルバンディアン vs フェレロ 63 30 (リタイア)
ティーンセンセーションを起こしたディミトロフ
この写真をみてください。ツルスノフのとなり、右側がディミトロフです。ハンサム度もあがり男らしくなりました。
昨年の12月10日の記事で17歳のディミトロフGrigor Dimitrovを特集しましたのでまずご覧ください。 私の予言が的中して、未来のスターが誕生しました。
http://newyork.blog.tennis365.net/archives/article/151206.html
まず、ディミトロフは先週のロッテルダム大会において、1回戦でバーディッチを4-6 6-3 6-4で破りました。
2回戦はナダルでしたが、5-7 6-3 2-6と第2セットを奪っています。もしディミトロフの足の引きつりがなければナダルを倒したかもしれません。(状況を後に説明します)そして今週のマルセイユでは、1回戦でシモンに敗退しましたが、8位のシモンからも6-4, 3-6, 5-7と第1セットを奪っています。
若きフェデラーを彷彿させる片手バックハンドの華麗なテニスをみせるディミトロフ。ナダルとの試合をストリーミングで観戦しました。以下が試合状況です。
2009年2月12日 ロッテルダム2回戦です。
ディミトロフ vs ナダル
第1セットは8ゲーム目で(Dimitrof vs Nadal 3-4)ナダルをブレークしてスコアをイーヴンに戻しました。5-5までサーヴィスゲームをキープしましたがナダルにブレークされ、5-7で第1セットを落としました。しかしナダルに対してビビることなく、堂々とした17歳のテニスには目を見張りました。
第2セットの1ゲーム目から2回サーヴィスエースをとったディミトロフは、快調な滑り出しで、サーヴィスゲームを問題なくキープしていきます。恐ろしいのはすでに身長が187cmもあること。多分成長ざかりなので今では190cmを超えていると思います。この高さからくるサーヴはやっぱり圧倒的にパワフルです。
8ゲーム目(4-3)で、ナダルは2度ネットダッシュを試みますがいずれも失敗。ディミトロフのストロークは安定していて、しかもディープに入ってナダルがリズムをつかめません。30-30でディミトロフは大胆なフォアのウィナーを決め、ナダルのエラーも手伝って、ナダルをブレークしました。スコアを5-3にしてから、ナダルはブレークできずに、6-3でディミトロフが第2セットをとりました。
第3セットはディミトロフのサーヴもストロークもよく快調でしたが、6ゲーム目(2-3)で急にフットワークが鈍くなり、チャンスボールでもネットダッシュせず、ナダルにブレークを許してしまいました。
7ゲーム目(2-4)ナダルのサーヴです。ディミトロフが右太ももを押さえながら戦っています。しかしブレークポイントまでこぎつけましたが、足が引きつってデュースへ。ここでディミトロフはトレーナーを呼ぶ様子がありません。トレーナーを呼ばなくても、コートチェンジでマッサージを受けることができますが、そのリクエストもしません。
ディミトロフは足をかばいながら、4回のデュースまで粘りました。しかし最後はナダルのネットダッシュでポイントを失ってブレークチャンスを逃してしまいました。あの甘いマスクから想像もできないファイティングスピリットに観客も大きな拍手を送りました。
ここでディミトロフはタイムアウトをとってマッサージを受けることもできたのですが、それをやりませんでした。これは世界ナンバーワンのナダルを尊敬したためだと思います。とても畏れ多くて、といったところでしょうか。(フェデラーが、世界1位になってから対戦相手のタイムアウトの回数が激減した、といってましたので。)
ディミトロフの足が痛くなければナダルを倒せたかもしれない、と思わせるほどの実力を17歳のディミトロフを世界に証明しました。9つのエースがとれるビッグサーヴァーです。ベースライナーですが、ドロップショットを使ってナダルからポイントをいくつかとりました。しかも片手バックハンドのスライスとディープな強力トップスピンで相手にリズムを与えず、ナダルは苦戦しました。
今後の課題はサーヴィスリターンを向上させ、リターンのポイントを増やせば、未来のトップ3は間違いない選手だと思います。とにかくクールで性格がよさそうです。バカ打ちをしてしまったときは、自分で「バカみたい」という顔をして、ニコニコしていました。ナダルとの試合が楽しくて仕方がない、といった態度はとても新鮮できっと多くのファンをつかんだと思います。
どんどんこのような大型選手が錦織選手を追っかけているので目が離せません。
第2セットのディミトロフのダイヴィングハーフヴォレーが見ものです。
投稿者 Tennisnakama 23:27 | コメント(12)| トラックバック(0)
あ、Tennさん、みなさん、お久し振りですw
一応、生きておりました。ええ、ただ最近忙しいだけでして。 しくしく
ナダル・フェデラーにジョコ・マレーが間近に迫って花の競演ってことになることだけが
楽しみじゃないぞっ!!俺達の台頭も観てくれっ!!ってなもんですかネ♪
いやぁ、次から次にと・・・楽しませてくれますね~テニス界。
寝てるのが勿体無いですよね、Tennさんじゃないけど・・・。(Tennさん凄すぎww)
時々起きてるのが勿体無いと思える試合もあるけど(笑)それはご愛嬌♪
圭君も大変だぁ、こんなのがゴロゴロ出てくる世界なんだものね。
長くトップに君臨してれば色々悪い箇所もでますよね、フェデも例外なく・・・。
ベテラン、第2波群、中堅所、そして新人群が混沌とした時代を築いていきそうな
この先3~5年が本当に楽しみでしょうがないスね!!
幸せな時代に居るのかもしれないなぁ・・・しみじみ ではまた。
ときどきこのようにコメントをいただかないと皆さんが心配してますよ。私はどうしても面食いなもんですから、美顔の方につい力が入ってしまいます。このディミトロフ君は、ブルガリア人ですが、顔はハーフっぽいですね。一度アルバニア人(ブルガリアの近所)から、私が彼のいとこにそっくりといわれたことがあるので、ああいう半分アジアっぽい感じのマスクの人も多いのかも。そういえばヤンコヴィッチもやたらとアジアっぽいし。いろんな意味でこれからが楽しみな選手です。
このディミ君とナダルの試合は注目していました。最後のほうしか見られなかったけど・・。ナダルに一歩も引かずに素晴らしかったです。頭角を現してきましたね。
この写真かっこいいですね。ロッテルダムの時よりかっこいいです(笑)さすが17歳、どんどん顔つきは変っていくでしょうね。
フェデラー2世といわれているのでどうしても応援したくなってしまいますが、やっぱり片手バックハンドは綺麗だな~・・・。頑張ってほしいですね
ちなみに ↑のPさんは私ではないですよね?時々種丸さんが私をPさんとお呼びになるので・・(^o^)
tennis365はスポーツナビと違って、テニスファンは品がよいので気に入っているのですが、ときどきエロのコメントの攻撃にあうので困っています。しかも一度に昔のいろんな記事に集中攻撃してきます。今回のPさんのコメントは、最近めったにみられなくなった悪質なコメントです。本当は黙って削除すればよいのですが、一応読者の方々にも知っていただきたいと思い、今回はPさんという省略で警告させていただきました。
実は種さんのコメントが大好きな私。今回も早速、「起きてるのが勿体ない試合」で笑わせてもらいました!お忙しいでしょうけど、時々コメント欄にお顔出してくださいね。Tennisnakamaさんもおっしゃるように、実は待っている「ファン」、いっぱいいると思います!
あ、すっかり種さんへの私信になってしまったけど、ディミ君、恐ろしい17歳。あんまりラファを困らせないで欲しいなあ。(でも、かっこいい…)
毎日は無理でも時々おじゃまさせていただきますね。
記事やコメは毎日なんとか流し読みさせていただいてますからね。
P.composeさん、今回はHN省略呼びのせいでご迷惑おかけしてすみませんでした(汗)
でも誰もP.composeさんがエロコメや悪質コメをココにカキコするなんて思ってないですから(笑)
では次回の呼びかけからは「ぴーちゃん」にしますねww(反省度0%やんか・・・嘘ですよw)
ちゃんとP.composeさんでイきますからこれからもヨロです!!
あー、やっぱカキコたのしいww ではまた。
もちろん、いいんですよ、Pさんでも(もちろんぴーちゃんもOKっす!)。 旦八さんの名付け親でもあるんですもんね!ちょっと嬉しかったくらいです。種丸さんに限りPさんを許可します(どんな許可だ?!p.com.さんもOKです(^o^)))
フェデラーも09年もいろいろありそうですからフェデ隊の隊長である種丸さんはたまにはコメントしていただかなくては困りますよ!!逃避行説が流れてしまいますよ(笑) 今後もよろしくです!
私も一応「P」が付きますので一瞬ひやりといたしました‥ みなさん私じゃないですから~!
ディミトロフ君、スター候補間違いなしって感じです!ATPのマルセイユの写真に映ってて、かっこいい!って思いましたー(^v^)ツルスノフ兄さんすっかり3枚目になってます☆
今回はドキッとさせてすみませんでした。削除したPの方は今までコメントをいただいたことがない初めての方です。そしてその方をブロックしましたので、これからは堂々と初めての方でもPを名乗っていただいて結構です。お騒がせしました。