2009年05月28日
サントロが来日します!
サントロは37歳。残念ながら今年で引退しますが、10月に東京にやってきます。WOWOWのインターヴューでも語っていたそうですが、今日の記者会見ではっきり彼のスケジュールは、東京(10月)、メッツ(フランス9月)、リオン(フランス10月)、バーシー(11月パリマスターズ)と発表しました。
I want to go to Tokyo this year, because I never played in Japan.
もしや昨年の私の強引な説得が少しでも彼の来日に影響を与えたとしたら? そう考えただけでも嬉しくなってしまいます。
実は私が昨年の7月にニューポート大会でサントロに会ったとき、レストランと記者会見で何度もサントロに来日してくれるようお願いしたのです。というのは彼には引退する噂がたってましたし、今年の機会を逃すと、もう日本の皆さんにはサントロのマジックをみてもらえないと、脅かし気味に記者会見で迫りました。
その状況は『サントロ優勝です!』で詳しく書いていますが、以下がその一部です。
・・・・・・・・・・・・
金曜日の記者会見席での話です。
私「昨日は(レストランで)東京に行くかもしれないとおっしゃってましたけど、あれは真面目な話ですか?もう日本の皆さんに伝えちゃいましたよ。」
サントロ「エッ?もう書いちゃったの!? アハハ、困ったナ」
私「そうですよ。こういう嬉しいニュースはすぐ伝えるのが私の役目ですからね。」
サントロ「じゃ、よく考えてみるよ。実はね、世界中行ってるんだけど、日本だけはまだ行ったことがないんだ。」
私「Shame on you! (「恥しらず!」これはもちろん冗談)それでは尚更来てもらわねば。あなたのマジックを観たいファンのためにもね」
サントロ「OK, 考えておくよ。ファンの皆さんによろしくね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
実はこの後もまた会って話をする機会があったのですが、しつこく最後は、See you at Japan Open! と言って別れたのです。
サントロをよくしらない方は、翌日の記事『サントロのマジック』
に説明していますのでご覧ください。
フェデラーも来ると言ってますし、錦織選手も、サントロも、となれば、楽天オープンはすっごく盛り上がるでしょうね!
今日の全仏インターヴューから
サントロが最初にローランギャロスでプレーしたのは20年前。 残念ながらローカスに3-6, 1-6, 6-3, 4-6で敗退し、今日がサントロのローランギャロスの最後の日となってしまいました。彼がインターヴューでとても興味深いことを語っていますので、一部を要約して紹介します。
Q:歴史に残る偉大な選手と長年にわたって対戦したわけですが、振り返ってみて感想を。
サントロ:アガシ(3勝3敗)、サンプラス(3勝4敗)、フェデラー(2勝9敗)、ナダル(0勝1敗)など偉大なチャンピオンと対戦してきたが、全盛期のフェデラーはすごかった。フェデラーにやられては、毎回「 Wow!」の声をあげていたよ。「こんなショットが打つことできるなんて!」と感嘆しっぱなしだった。
アガシとは6回対戦しているけれど、毎回スペシャルなものだった。アガシとの試合はいつもエンジョイできる特別なものだったよ。
Q:多くの人が今日のテニスが標準化してしまって、サントロはヴァラエティーに富んだテニスをできる最後の選手だと言っていますが、そのことについては?
サントロ:そうだね。今のトップの選手たちは僕のようなテニスをする者がいないね。でももし僕がフェデラーのようにプレーできたとしたら、僕はフェデラーを選ぶけれどね。
時代とともに選手の体格がよくなってパワフルになってきている。僕は身長も高くないし、それほどがっしりもしていない。だから自分の持っているものをフルに使って戦うしかないんだ。
僕のプレースタイルは僕がツアーに参加したときから、すでに時代遅れだったよ。1990年代にツアーに出始めたけど、僕のテニスは1970年代のテニスだったから、20年もすでに遅れていたんだ。だからすでにものすごく大変だったけど、このチャレンジが僕のキャリアのよさだったと思っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サントロは身長177cm、体重74kg。ちょうど錦織選手の体型です。この小柄な体型で37歳まで現役でシングルス(現在41位、ベスト17位)とダブルス(現在165位、ベスト6位)で活躍してこれたことは奇跡的といえます。この奇跡を可能にしたのは彼のテニスに対する情熱です。
「I wanted to live my passion。テニスをエンジョイし、できるだけ長く楽しみたいと願っていた。でもそうするためには、いろんな問題や障害を乗り越えていかなくてはならない。でもね、解決の道はあるんだよ。努力すればいつも解決の道は見つけることができるんだ。」
20年も過酷な勝負の世界にトッププレーヤーとして君臨してきたサントロ。彼の言葉は私たちインスピレーションを与えてくれます。
(追記)サントロは過去以下の17人の元No.1を破っています。まさに生きるテニス歴史です。
コナーズ、ウィランダー、ベッカー、エドバーグ、クーリエ、アガシ、サンプラス、ムスター、リオス、キルテン、モヤ、ラフター、フェレロ、サフィン、ヒューイット、ロディック、フェデラー
I want to go to Tokyo this year, because I never played in Japan.
もしや昨年の私の強引な説得が少しでも彼の来日に影響を与えたとしたら? そう考えただけでも嬉しくなってしまいます。
実は私が昨年の7月にニューポート大会でサントロに会ったとき、レストランと記者会見で何度もサントロに来日してくれるようお願いしたのです。というのは彼には引退する噂がたってましたし、今年の機会を逃すと、もう日本の皆さんにはサントロのマジックをみてもらえないと、脅かし気味に記者会見で迫りました。
その状況は『サントロ優勝です!』で詳しく書いていますが、以下がその一部です。
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金曜日の記者会見席での話です。
私「昨日は(レストランで)東京に行くかもしれないとおっしゃってましたけど、あれは真面目な話ですか?もう日本の皆さんに伝えちゃいましたよ。」
サントロ「エッ?もう書いちゃったの!? アハハ、困ったナ」
私「そうですよ。こういう嬉しいニュースはすぐ伝えるのが私の役目ですからね。」
サントロ「じゃ、よく考えてみるよ。実はね、世界中行ってるんだけど、日本だけはまだ行ったことがないんだ。」
私「Shame on you! (「恥しらず!」これはもちろん冗談)それでは尚更来てもらわねば。あなたのマジックを観たいファンのためにもね」
サントロ「OK, 考えておくよ。ファンの皆さんによろしくね。」
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実はこの後もまた会って話をする機会があったのですが、しつこく最後は、See you at Japan Open! と言って別れたのです。
サントロをよくしらない方は、翌日の記事『サントロのマジック』
に説明していますのでご覧ください。
フェデラーも来ると言ってますし、錦織選手も、サントロも、となれば、楽天オープンはすっごく盛り上がるでしょうね!
今日の全仏インターヴューから
サントロが最初にローランギャロスでプレーしたのは20年前。 残念ながらローカスに3-6, 1-6, 6-3, 4-6で敗退し、今日がサントロのローランギャロスの最後の日となってしまいました。彼がインターヴューでとても興味深いことを語っていますので、一部を要約して紹介します。
Q:歴史に残る偉大な選手と長年にわたって対戦したわけですが、振り返ってみて感想を。
サントロ:アガシ(3勝3敗)、サンプラス(3勝4敗)、フェデラー(2勝9敗)、ナダル(0勝1敗)など偉大なチャンピオンと対戦してきたが、全盛期のフェデラーはすごかった。フェデラーにやられては、毎回「 Wow!」の声をあげていたよ。「こんなショットが打つことできるなんて!」と感嘆しっぱなしだった。
アガシとは6回対戦しているけれど、毎回スペシャルなものだった。アガシとの試合はいつもエンジョイできる特別なものだったよ。
Q:多くの人が今日のテニスが標準化してしまって、サントロはヴァラエティーに富んだテニスをできる最後の選手だと言っていますが、そのことについては?
サントロ:そうだね。今のトップの選手たちは僕のようなテニスをする者がいないね。でももし僕がフェデラーのようにプレーできたとしたら、僕はフェデラーを選ぶけれどね。
時代とともに選手の体格がよくなってパワフルになってきている。僕は身長も高くないし、それほどがっしりもしていない。だから自分の持っているものをフルに使って戦うしかないんだ。
僕のプレースタイルは僕がツアーに参加したときから、すでに時代遅れだったよ。1990年代にツアーに出始めたけど、僕のテニスは1970年代のテニスだったから、20年もすでに遅れていたんだ。だからすでにものすごく大変だったけど、このチャレンジが僕のキャリアのよさだったと思っている。
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サントロは身長177cm、体重74kg。ちょうど錦織選手の体型です。この小柄な体型で37歳まで現役でシングルス(現在41位、ベスト17位)とダブルス(現在165位、ベスト6位)で活躍してこれたことは奇跡的といえます。この奇跡を可能にしたのは彼のテニスに対する情熱です。
「I wanted to live my passion。テニスをエンジョイし、できるだけ長く楽しみたいと願っていた。でもそうするためには、いろんな問題や障害を乗り越えていかなくてはならない。でもね、解決の道はあるんだよ。努力すればいつも解決の道は見つけることができるんだ。」
20年も過酷な勝負の世界にトッププレーヤーとして君臨してきたサントロ。彼の言葉は私たちインスピレーションを与えてくれます。
Live my passion
(追記)サントロは過去以下の17人の元No.1を破っています。まさに生きるテニス歴史です。
コナーズ、ウィランダー、ベッカー、エドバーグ、クーリエ、アガシ、サンプラス、ムスター、リオス、キルテン、モヤ、ラフター、フェレロ、サフィン、ヒューイット、ロディック、フェデラー
投稿者 Tennisnakama 07:35 | コメント(6)| トラックバック(0)
出来れば圭君と当って欲しいなぁ・・・勉強になるよ、きっと。
その前に治すモン治さないとね。
うちのクラブにも日本のサントロとよばれている(勝手に呼んでいるだけですが)ベテラン選手が
います。ぜひジャパンオープンで練習させてみたいです。
サントロって177センチもあるんですね。てっきり170未満だと思っていました。
それにしてもこれだけ長い間世界のトップクラスにいるのは凄いことですね。
これだけ熱心に日本へ誘って実現した、ということは当然tennisnakamaさんは楽天オープンにはいかれるのですよね?
楽天オープンに行きたいのはやまやまですが、モモ猫ちゃんの世話がありますし・・・サントロによろしくお伝えください。
フェデラーを観たい!という理由で初めて取ったジャパンオープンのチケットだけど、日を追うごとに他の選手を観れるワクワク感も増大中です! いろんな選手が日本に興味を持って来てもらえればいいな。tennisnakamaさん、サントロさんに迫ってくれてありがとー!