2008年02月12日
選手名を正しく読もう(1)
おはようございます。テニス仲間.comのウェブマスターです。
今日は、テニス365に提案です。
日本のことを海外から書くと、たたかれることがありますが、(ブログ”ご意見をお待ちしています”) 敢えて前々から気になっていた選手の呼び方について、以下の提案をしたいと思います。これは、日本人同士で使っている分にはよいのですが、世界に通用しないので、正しく選手名を呼ぶ運動をテニス365から起こしていきませんか? 皆でATP, WTAで使っている呼び方を採用していきましょう。
選手名鑑の選手名について提案:
まず、外国人選手の名前をabcのアルファベット順に載せていただきたいと思います。チェコのバーディッチ選手のことを、日本のデータで調べたかったのですが、ついにどこも(テニス365含めて)掲載されていませんでした。それで気がついたのですが、日本では違った呼び方をしているので、見つからなかったのです。
Berdych は、ATPではベルディフではなく、バーディッチと呼んでいます。(あるチェコ人に聞いたのですが、彼女はバーディッヒと呼んでました。でもバーディッチと呼んでいるチェコ人もいると聞きました。チェコ大使館にも問い合わせましたが、担当者は彼のことを知りませんでした。あんた本当にチェコ人なの?)
Sharapova, Vaidisova など、 ロシア・東ヨーロッパ系の名前でVのつく名前:なぜだかすべて、日本ではVの発音ではなく、ワになっています。これは大きな誤り。正しくは、シャラポヴァ、ヴァイディソヴァと呼びます。すべてVの発音は、ヴです。
間違い選手名のリストが延々とつづきそうなので、パートに分けて提案し続けていきたいと思います。
(余計なおせっかいと思われる方に:せっかくグランドスラムに行っても、選手名が通じないので困ったという話をよく聞きます。そういう方に少しでもお役に立てばと提案しました)
今日は、テニス365に提案です。
日本のことを海外から書くと、たたかれることがありますが、(ブログ”ご意見をお待ちしています”) 敢えて前々から気になっていた選手の呼び方について、以下の提案をしたいと思います。これは、日本人同士で使っている分にはよいのですが、世界に通用しないので、正しく選手名を呼ぶ運動をテニス365から起こしていきませんか? 皆でATP, WTAで使っている呼び方を採用していきましょう。
選手名鑑の選手名について提案:
まず、外国人選手の名前をabcのアルファベット順に載せていただきたいと思います。チェコのバーディッチ選手のことを、日本のデータで調べたかったのですが、ついにどこも(テニス365含めて)掲載されていませんでした。それで気がついたのですが、日本では違った呼び方をしているので、見つからなかったのです。
Berdych は、ATPではベルディフではなく、バーディッチと呼んでいます。(あるチェコ人に聞いたのですが、彼女はバーディッヒと呼んでました。でもバーディッチと呼んでいるチェコ人もいると聞きました。チェコ大使館にも問い合わせましたが、担当者は彼のことを知りませんでした。あんた本当にチェコ人なの?)
Sharapova, Vaidisova など、 ロシア・東ヨーロッパ系の名前でVのつく名前:なぜだかすべて、日本ではVの発音ではなく、ワになっています。これは大きな誤り。正しくは、シャラポヴァ、ヴァイディソヴァと呼びます。すべてVの発音は、ヴです。
間違い選手名のリストが延々とつづきそうなので、パートに分けて提案し続けていきたいと思います。
(余計なおせっかいと思われる方に:せっかくグランドスラムに行っても、選手名が通じないので困ったという話をよく聞きます。そういう方に少しでもお役に立てばと提案しました)
投稿者 Tennisnakama 00:17 | コメント(12)| トラックバック(0)
さて、BERDYCHという名前はbrdxと発音されます。チェコ人の方が「バーディッヒ」と言っているように聞こえたそうですが結構近いと思います。チェコ語の「r」は英語の「r」と違い巻き舌で息を吐きながら発音するので、のばしている「-」のように聞こえたかもしれませんが、母音にフォローされない子音の「ル」が確かにあるのです。最後の「x」もその前の「i」の口の形で発音されるので消え入るような「ヒ」になります。
なので、brdxをカタカナで書き表すことは不可能ですが、「バーディッチ」は完全に英語風発音に基づいたカタカナ表記ですよね。
シャラポワにしても、tennisnakamaさんのご指摘どおり、ロシア語の発音に忠実にと考えれば、シャラポヴァの方が近いかもしれませんが、「ヴ」は1991年に国語審議会が容認するまでは「バ」が代わりに使われていたという背景があった事をご考慮ください。
お返事が遅くなってすみませんでした。(この記事をさがすのに時間がかかったものですから)まず、こんなに古い記事を読んでいただき、しかもきちんとしたコメントをいただいて本当に感謝しています。
この読み方の問題は私が起こしていきたい運動の一つなのです。このブログを始めた動機は、日本がさらにグローバル化していく上で、取り残されるという危機感からきています。テニスの情報があまり日本に入ってきません。ですから間違った情報が横行しています。この名前の呼び方は氷山の一角です。もし時代に合わなければ改革していく、その意気込みと勇気がメディアにはもっと必要だと思っています。この問題は、私のブログの基本ともなっておりますので、オリンピックの後にでも、取り上げてみたいと思います。
>正しく選手名を呼ぶ運動をテニス365から起こしていきませんか?
これ、本当に大賛成です。
大賛成なんですが、絶対に賛成できないのが、
>ATP, WTAで使っている呼び方を採用していきましょう。
これです。
アメリカにいればアメリカのルール、言語が世界のスタンダードと考えるようになるのかもしれませんが、世界中の多種多様なスタンダードを無視して、一つのスタンダードでもって「正しい表記」というものを実現することはできません。ATPとWTAは、単に英語をスタンダードとすることで独自の「間違った表記」を押し付けているだけですので、それを持って正しい表記とするのは間違っています。
本当の意味での正しい表記、発音というのは一つのスタンダードで決めるのではなく、より柔軟に世界各国のそれぞれの言語のスタンダードを取り入れる形でしか実現できません。
テニスはアメリカの国技ではなく、世界中で行われている世界スポーツですから、野球やアメフトに関するアメリカ国内での話ならともかく、世界を舞台にしたときになんでもアメリカのルールでというのはおかしいです。たとえば、もし日本語が英語とリプレースされたとしましょう。アメリカでも世界中どこに行っても日本語のつづりを正当化できるでしょうか。
結局のところ、私は「正しく選手名を呼ぶための唯一の道」は、「各選手の出身国の言語での発音に照らし合わせて表記する」という方法だけだと思います。
テニスはアメリカの国技ではなく、世界中で行われている世界スポーツですから、野球やアメフトに関するアメリカ国内での話ならともかく、世界を舞台にしたときになんでもアメリカのルールでというのはおかしいです。たとえば、もし日本語が英語とリプレースされたとしましょう。アメリカでも世界中どこに行っても日本語のつづりを正当化できるでしょうか。
結局のところ、私は「正しく選手名を呼ぶための唯一の道」は、「各選手の出身国の言語での発音に照らし合わせて表記する」という方法だけだと思います。
正しく言えば、Sharapova は英語読みの「シャラポーゥヴァ」ではなく、
シャラーポヴァです。
英語ではアクセントの位置を間違ってます。
VとWの差はさほど大きくなく誤差程度なので、ワでの表記は正しいといって間違いないです。
また、Vaidisova は ヴァイディソヴァ ではなく、ヴァイディショヴァーです。
言いたいところはよく分かります。選手名を正確に表記する以前に、VとBの違いを正しく認識できない日本人の問題があるというのは私も常日頃から悩まされているところです。
一度テニス大会主催運営者に質問したところ、「東欧出身者の名前のVAはバで、ロシア出身者だとVAはワだと思っていました。」という超意味不明で妙ちくりんな理論の回答が返ってきました。日本人の一般的な言語認識レベルと言うのはその程度です。私もなんとかそういうおかしな日本の外国語認識を正したいと思っていますし、その努力はしているつもりです。ただ、たとえば報道などメディア全般、出版なども含めた全体で言うとなかなかそういう間違った流れは簡単には直りません。
それに加えてVとWなど細かいところをいうとキリがなくなってきたり、「ヴ」という表記を嫌ったり、正確な表記を心がけるのを避ける日本人の怠惰化傾向など複雑な問題も多くありますので、
ある程度のところで妥協が必要というシーンは出てくるでしょう。
(VとWに関して私がヴァをワで置き換えても問題ないとしているのはその辺の絡みも少しあります。
この場合は「ワ」でも正しくないと言うほどたいして大きな差ではないので。)
私は世界における英語の優位性、便利性等に関して議論するつもりは毛頭ありません。あくまで「正しいか、間違っているか」という議論をする場合に、英語のルールだけで世界各国多種多様な言語のルールを無視してその正否を断言するのは、「正しくない」ということを言いたいのです。
アメリカ国内での生活のやり方を否定するつもりはありませんが、舞台が世界に移ったとき、アメリカ中心のやり方を多種多様なスタンダードを持ったヨーロッパやアジア、その他世界中に無理やりに当てはめるような(ATPやWTAもしかり)やりかたは正当化できないものだと思います。
そこまできちんと正す気がないのであれば、日本のジャーナリズムのレベルよりはかなりましだとしても、やはり結局は「正しく選手名を呼ぶ」ということにならないと思います。
私も基本的には「正しく選手名を呼ぶ」という考えに100%賛成です。
私は英語以外にメインのロシア語に加えて、東欧諸国語、フランス語スペイン語等の知識は多少なりとも持っていますので、お力になれるかもしれません。もちろん、ご迷惑でなければですが。
程度の差こそあれ、基本的考えにそれほど大きな差はないと思いますが、私はどちらかというとヨーロッパ寄りの、独りよがりアメリカアレルギーでして。
やはり多種多様なスタンダードに対応するのは大変ですが、私は本物志向というか、基本的にいつも疑問を持ったら本当に正しい発音表記が判明するまで追及しています。
ATPやWTAのエゴイスティックなやり方には、選手も少なからず不快感や不満を持っていますので、あまりその辺を参考にするのはよろしくないかというのも私の危惧するところです。
参考になるかは分かりませんが。