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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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Who is Lu?  

無名のルーがナルバンディアンをノックアウトしました!
ルー def ナルバンディアン  6-4 5-7 4-6 6-4 6-2

オーストラリアン・オープン Day3のビッグニュースは、イェンスーン・ルーのナルバンディアン打倒です。ルーは台湾出身。とても25才には見えない童顔でセンセーションを起こしました。アジア近辺のチャレンジャーでポイントをかせいで61位となった典型的なアジアの選手ですが、好調のナルバンディアンをノックアウトして、世界をアッと驚かせました。

ナルバンディアンは先週シドニーで優勝したばかりで、コンディションはトップレベルにあったにも拘らず、猛暑のメルボルンではやはりフィットネスが足を引っぱったようです。ロディックは6kg減量してフォットワークが軽く、スタミナもついてきました。ナルバンディアンもやはりGSで戦っていくには、減量が第1の課題ではないかと思います。特に痩せているルーとの対戦では、ナルのふくらみが気になりました。

ルーは1月初旬のホップマンカップで怪我をしており、コンディションが万全ではないにも拘らず、サーヴは実によく決まっていました。それに冷静な判断でナルバンディアンの予想の裏をついた作戦で(バックハンド側にサーヴを入れる)、ブレークポイントを獲得するなど、あらゆる点でナルを上回った試合でした。

以下はルーのインターヴューの概要です。

Q:サーヴがよく決まってましたね。
ナルバンディアンのバックハンドはベストだというのは皆が知っているから、彼はフォアハンドにサーヴがくるのを予想していたと思う。だから僕は彼のバックハンドにサーヴを入れてみたんだ。バックハンドに6回入れたかな。それが全部ポイントになった。」

Q:普段はどこで練習しているの?
「ドイツでシュトラーのコーチのホルドルフのもとでトレーニングをしています。2003年にプロになってから彼に助けてもらってます。今日もボックス席にいて観てくれてますので、この後彼に会ってミーティングを開きます。」

Q:どうして皆 Randyって呼んでるの?
「学校の英語の授業で、英語の名前をつけることになったとき、選んだ名前がランディーだったんです。外国では僕の名前のイェンスーンが言い辛いので、ニックネームがランディーになっちゃった。」

Q:じゃこれから君のことをランディーと呼んでいいの?
「Yes」

ランディーはいよいよ3回戦に挑戦です。次の対戦相手は21位のロブレド。錦織選手の敗退でアジアの選手がルー一人となってしまったオーストラリアン・オープンですが、ぜひともエイジアンパワーを発揮してがんばってほしいと思います。


投稿者 Tennisnakama  23:56 | コメント(7) | トラックバック(0)

We Are One

オバマ大統領が誕生しました!

アメリカが生まれ変わろうとしています! 
世界が待ちにまった平和への新しい動きが生まれようとしています!

人種を超えた私たち。肌の色を超えた私たち。文化と宗教を超えた私たち。

We Are One 私たちはひとつ



大統領就任式のテーマとなったWe Are Oneは、アフリカ黒人と白人との混血児であり、インドネシアとハワイで育ったマルチカルチャーの落とし子、オバマ新政権のふさわしいスローガンとして、世界にメッセージを送りました。

We Are One 世界はひとつ



20年前、子供が苦手な私たち夫婦が子供をもうけた大きな理由に、世界平和を願う強い願いがありました。

「もし世界の子供たちが様々な国の混血児であれば・・・国家間の戦争は起こらない。」

この単純な願いのもとで生まれた息子は3カ国籍をもち、ヨーロッパ、アメリカそして日本の立場から、文化の違い、政治の違い、人々の考え方の違いを理解できる青年に成長しました。高校ではTeen Political Coalitionを結成し、若者に政治に関心をもつように呼びかける運動をはじめたことも、オバマに通ずるものがあったと思います。

「あなたの母国は地球なのよ」と育てられてきた息子は混血児としての宿命を負っています。

We Are One  世界はひとつ



人種・宗教の対立が絶えない世界にむかってオバマが就任式でうたったWe Are Oneは、まさにオバマの、そして息子の、そして世界を背負って立つネクスト・ジェネレーションの悲願でもあるのです。

投稿者 Tennisnakama  12:08 | コメント(9) | トラックバック(0)

熱暑はマレーに有利

マレー def パヴェル 6-2, 3-1 (retire)

初戦のマレーの対戦相手、パヴェルが2セット目に腰の痛みでリタイアしてしまいましたので、マレーにとっては拍子抜けの初戦となってしまいました。私は錦織選手を観戦していましたので、マレーの試合は観ていませんが、パヴェルがマレーついて大変興味深いコメントを残しています。

Q:今日のマレーは4年前に US Openで対戦したときとどう違ってましたか?
パヴェル「(2005年US Openの初戦で5セットを戦いマレーが勝利した試合)あの時の方が上手だったかな。なぜかっていうと、マレーは僕がこの大会が最後(パヴェルは35才)となることを知っているし、怪我でほとんど練習ができてないことも知っていたし・・・しかし今日の僕たちはひどいテニスだったよ。

マレーはすばらしいグレイトプレーヤーだ。4年前に戦ったときそう思ったよ。5セットもやったので、そ試合中はごちゃごちゃと言っていたけれど(笑い)、本当はすごい好い奴だよ。今年は彼の年になるかもしれないね。」

このパヴェルの発言は、「引退する僕に手加減をしてくれたかも」というニュアンスがあります。果たしてそうでしょうか?ナダルが記者会見で「いつ試合が逆転するかもしれないので、グランドスラムは一時も集中をきらすことなど不可能なことだ」と言っていましたね。いくら相手が引退をするからって、パヴェルの発言はちょっと甘いかも。

マレーはパヴェルとの試合についてこのように答えています。

「今日は少し風がきつくて油断できないコンディションだったよ。二人ともボールをいろいろミスってしまった。サーヴのときに太陽の光線がバーンと入ってくるし・・・本当はもうちょっと長くプレイができるとよかったんだけど。パヴェルの腰があんなに具合が悪かったとは知らなかったよ。」

つまり手加減ではなくて、マレーはすごくミスが多かったのです。

さて、マレーは35度以上にものぼる「猛暑は僕に有利だと」と断言しました。

Q:いつも暑い気候のもとではよいプレーをしているようだけど、暑いのが好きなの?
「多分僕のスタイルが暑い土地での試合に向いているからだと思う。球のペースを変えたり、ドロップショットをやったり、相手をネットにおびき寄せたり、いろいろやるから相手がイライラするのかもしれない。暑ければ暑いほど相手の動きを制止しやすいし、疲れてきたときは、ゲームを短縮することができるから有利だと思うよ。」

Q:ちょっと前まで夜も曇りの日も野球帽をかぶっていたのに、今はこんなに日が照っているのに、帽子をかぶらなくなったのはなぜ?
「帽子をかぶったからって、太陽の光は入ってくるからね。あんまり関係ないんだ。髪が長いときは、目に髪がはいらない利点があったけど。別に深い意味はないよ。どうしてやめたか覚えていないけど、かぶらなくなってから、勝ち出したからね。そのほうが調子がいいみたい。」

投稿者 Tennisnakama  08:19 | コメント(2) | トラックバック(0)

ナダルが理想的なスタート

ナダル def ローカス 6-0, 6-2, 6-2

もう子供とテニスをやっているようなものでした。ローカスは小柄ながらも、よく走りいろんなショットを使って選手を惑わせることのできるオールランダーですが、ナダルの炸裂するフォアハンドに全く手も足もできず、ちょっとかわそうなくらい一方的な試合となりました。試合のあとに、ぼろ負けしたローカスは冗談で、「もう職業を変えるよ」と言ってましたが。でもこれ結構本音が混じってるかもしれません。テニス残酷物語の一話となりました。

それにしても、『ナダル改造論』にも書きましたが、彼のフォアハンドが着実に進化をみせています。スピンが減った分、スピードが増しました。トラジェクトリー(球の軌道)も、以前のように山なりになることがなく、適度なスピンでパーフェクトなショットを打ってました。特にウィナーを狙うショットは、ショートアングルが多いのですが、スピンが減ったにも拘らず、ショットは実に正確で人間業ではないような気がします。

ビッグ4(ナダルフェデラー、ジョコヴィッチ、マレー)の予想を、パトリックマッケンロー、ギルバート、カヒールの解説者たちがやってましたが、全員がナダルを第1候補にあげるほど彼のテニスをほめちぎってました。ジョコは残念ながらこのレースからすでに抜けてしまったようです。やはりラケットのチェンジが原因で、慣れるまでにはかなりの時間がかかるのではと悲観的でした。

リュビチッチが昔のレベルに戻れなくなったのは、2007年にバボラからヘッドにラケットを変えてからと言われていますが、ランキングがそのころから4位から現在の55位に落下してしまったことは事実です。ラケットを変えるというのは、心臓手術のように大手術だと思いますが、ぜひとも早くアジャストして自信を回復してほしいと思います。ジョコのキャラクターはテニス界にとって貴重なのですから。

ではナダルのインターヴューの概略です。(省略している部分もありますのでご了解ください)

Q:初戦としては、今日よりベターな試合はなかったのでは?
「今日はとてもよくプレイできたと思う。サーヴもファオハンドもよかった。フォーカスもできたし、ボールもコート中におさめることができたからね。」

Q:サーヴはさらに上達したと思いますか?
「よいときもあればよくないときもあるからね。今日のサーヴはよかった。肝心なときによいサーヴが打てることが大切なんだ。だからもっと練習を重ねるつもりだ。」

Q:こんなにやさしい試合だと集中が途切れませんか?
「もし集中力が途切れてしまったら危ないね。グランドスラムでフォーカスが途切れるなんて不可能だよ。No?」
Q:袖無しのシャツはもう着ないの?
「今のところはこの袖付きのシャツでいくよ。着た感じはいいよ。でも将来はどうなるか分からないけれど。今のところはこのウェアでfeel fine」

Q:膝のテープは?
「これは予防のために昔からやってることだから。今はfeeling goodだよ」


投稿者 Tennisnakama  01:06 | コメント(5) | トラックバック(0)